2021秋の札幌　アートとグルメを楽しむ旅

2021/10/15 - 2021/10/15

秋の北海道旅です。
札幌近郊のアート関連施設を回りました。
もちろん秋の味覚も堪能します。

エリア 札幌(北海道)

• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ちらほら紅葉した樹木が見られる北海道の森。
もうすぐ新千歳空港に着陸です。

最初の目的地、ウポポイに電車で行くには南千歳で乗り換え。
新千歳からだと案外近く、電車の接続にもよるけれど１時間かからず行けます。

電車の中では、途中、動物の飛び出しによる急停止などがあるので気をつけてくださいとのアナウンスが流れ、車内が少しざわつく一幕も。
この数日前に新幹線に鹿がぶつかって運休した事故があったばかり。
北海道ならではですよね。

白老駅から徒歩で20分くらい。ウポポイです。
要事前予約ですが、空いていたせいか当日券でも入れるようでした。

ウポポイ (民族共生象徴空間) 美術館・博物館

とにかく広い敷地。
入り口から見て右手に国立のアイヌ民族博物館。
左手に、アイヌの踊りなどが披露される体験交流ホールや体験学習館の施設があります。

20年にオープン。テレビCMがオンエアされ、都内の駅にもポスターが貼られるほどの宣伝費をかけた肝入り施設です。

右手奥には、アイヌの建物を再現した集落、伝統的コタンがあります。

湖の辺りで、スタッフさんがアイヌの楽器ムックリの練習中。

伝統的コタンの家の中。
伝統的といっても、電気ついてますが…。
建物の中では、紙芝居会とかが開かれています。

ウポポイはアトラクションのある遊園地みたいな感覚の施設ですね。
その日のプログラムを前持って見て、計画を立てないと時間を持て余すかもしれません。

秋は日没が早いです。あっという間に夕暮れのポロト湖。

国立アイヌ民族博物館。大きな建物です。

湖が見渡せる２階のパノラミックロビー。

建物が巨大なので、さぞやたくさんの展示物が…と思いきや、２階の１部屋だけ。
小学生や中学生の社会科見学や修学旅行向けの内容です。意義はありますが、国立を名乗るなら（国内５番目の国立の博物館なら）、もう少し学術的に濃い展示が欲しいと思いました。

今後の拡充に期待しています。

別途300円を払って特別展の「ビーズ」展を見ました。さまざまな国のビーズを使った宝飾品や衣装が展示され。こちらの内容は素晴らしかったです。

大阪の国立民族学博物館の巡回展ですが、常設展示にもやはり、このレベルの内容を期待したいです。

アイヌの民族舞踊を見たり、博物館などで大体２時間半くらいのウポポイ滞在になりました。

17時には真っ暗。
白老駅に戻ってきました。

ここから特急電車で札幌まで１時間です。

白老駅 駅

ホテルはソラリア西鉄ホテル札幌。
今年の冬に開業したホテルなので、キレイで最新設備。
部屋の中にコンセントも多いし、バスルームとトイレが別。大浴場もあります。
しかも、駅から近い。
満足度が高いです。

ソラリア西鉄ホテル札幌 宿・ホテル

ホテルの近くの　うにむらかみさんで、夕飯。
うにバターをフランスパンに塗ってトーストしたカナッペ。美味。

函館うに むらかみ 日本生命札幌ビル店 グルメ・レストラン

うに専門店ですが、うに以外の北海道の旬の味覚も揃ってます。
まだ生きてる活ボタンエビ。身がプリプリで甘いです。

他にもザンギやら、ジャガバタやら…北海道の味をいただきました。
締めはうにの焼きおにぎり。

朝、カーテンを開けると、ホテルの窓から道庁の旧本庁館が見えます。

朝ごはんはビュッフェ形式。新型コロナ感染症対策はしっかりとられてます。

朝から鹿のシチュー。海鮮丼やスープカレー。ジンギスカンまであります。
甘いもの好きには、フレンチトーストなども。
パンに塗るバターに、海藻バターもあったのが、おしゃれでした。

モエレ沼公園に行くのに、バスセンターに徒歩移動。
いつ見ても絵になる北海道庁旧本庁舎には観光客の姿がちらほら。

北海道庁旧本庁舎 名所・史跡

モエレ沼に行くバスは、テレビ塔の近くにある大通バスセンターから出ます。

大通り公園、ぽつぽつと紅葉してますね。

大通公園 公園・植物園

バス１本で乗り換えなし。所要時間は45分程度。

モエレ沼公園につきました。
標高62.4メートルのモエレ山に登りましょう。

モエレ沼公園 公園・植物園

モエレ山山頂。眺めはいいのですが、風が強くて、すぐに退散しました。

広い公園は、今年東京で回顧展が開かれたイサムノグチによるデザイン。
元はゴミの集積場だったそうです。

もみの木が北国っぽい。ツリーのオーナメントを飾りたくなります。

テトラマウンドと名付けられた作品。もちろんイサム・ノグチ作。
宇宙っぽいデザインです。

広大な公園をサイクリングしている人も。
公園入り口にはレンタサイクルがあります。

モエレ沼でのお楽しみ。
ガラスのピラミッドの下にあるフレンチレストラン「ランファン・キ・レーヴ」でのランチです。

ランファン・キ・レーヴ グルメ・レストラン

札幌のミシュラン３つ星フレンチ、モリエールさんのグループレストラン。
暖炉のあるウェイティングルームは、系列のマッカリーナやビブレに雰囲気が似ています。

ランチは4,800円
かぼちゃのペーストとカナッペの前菜。

キノコのリゾット。

焼きたての熱々をフライパンごと厨房から運んでくる演出の鮭のムルエル。

肉料理はスペアリブでしたが、
付け合わせの真狩村のジャガイモのローストが、ほんのり甘くて美味しかったです。

デザート。チョコレートやベニエ、パンプディングなどが素敵なディスプレーでセット盛り。

結婚式で予約が取れないことも多い、こちらのレストラン。
この日も満席でした。

食後、ピラミッドの屋上に登ります。

ピラミッドの中には、アトリウムと、イサムノグチ関連資料を集めたギャラリー、ミュージアムショップがあります。
この日はアトリウムでコンサートがあるようで、多くの人があつまっていました。

札幌に戻り、夕飯は鮨ひでたかさんへ。
うにごはん、最強です。
うにが不漁な中、よくこれだけの物を調達できたな、と思わせる最高級の味わいです。

旬のいくらも味わいました。

札幌に来た目的は、ひでたか再訪問の意味合いが大きかったのです。

翌日は早めに帰京。
新千歳空港の雪印パーラーでアイスを食べて締めくくりです。

緊急事態宣言が明け、観光客が戻りつつある空港内。でもまだ、最盛期の人出の２割程度です。フードコートも空席がいっぱいあるので、アイスものんびり食べれます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

雪印パーラー 新千歳空港店 グルメ・レストラン