2021/10/16 - 2021/10/17
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willyさん
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こりもせず今度は中山道木曽路ウルトラ103キロ。
残念ながら天気予報は当たり、夜から朝方まで雨で、石畳がすべって大変だった。
距離が短いと舐めていたら、7割がた山道の上り下りばっかりで、富士山より3割増しだったけど、前の週末に谷川馬蹄日帰りをやっていたせいか、ダメージはほとんどなかった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
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-
予報では土日まるっと雨だったけど、幸い土曜日の日のあるうちは好転し、スタートはぴーかん。スタートから雨だったら相当萎える。
このルートは歴史好きも集まるのか、どうやらコアなファンもいるらしく、またも300人近いドマゾの集団ができあがっていた。 -
そしてスタートのカウントダウンはやっぱりよいのう~。
今回は5分おき3回のウェーブ。わたしは2回目の10:05
いくぜ!中山道 -
中山道は全69次
そのうちの53次加納宿から42次妻籠宿まで、下りながらつなぐ。
これをずっと歩いて行ったら浦和につくじゃん、と思いながら歩いた。
加納宿は普通の家並みだったが、ここではじめてそれらしい宿場町の様相に出会い、興奮する。 -
ここは鵜沼宿。
よいではないか~?? -
中山道は姫街道とよばれたそうで、京から降嫁するお姫様が通った道だそうだ。
途中和宮の泊地という石碑もあった -
この水路がものすごく澄み切った水で感動した
-
お腹もすいたころ、やっと19キロ地点第1エイドに13:40ごろ。
サンドイッチの配給をうける。結構あつくて水分もギリギリでありがたく補給を受ける。いつも思うけど、マラソンでもこういう大会でも、ボランティアの人はえらいなあ。なんの対価もないのにすごいと思う。
今回も途中で飴の箱を手に駆け寄ってくれた女の子二人のご家族が暖かい声援をくれたり、途中ですれちがった街歩きの団体さん、道端のお掃除しているお年寄りなど、たくさんの人から「がんばって~」と声援をいただいた。
こういうのほんとにうれしい。じわっとくる。 -
いよいよ中山道の石畳か!
いやいや、これは公園で新しく敷かれたもの。
確かにすべるね~と思ったが、ほんまもんの石畳はこんなもんじゃなく大変だった。
ちなみに当時から残る石畳は、このルートでは2か所だけだそうだ。 -
どこかのトイレ。中山道は要所要所に塩梅よく綺麗なトイレが整備されて、ちっとも困らなかった。
このあと木曽川沿いの日本ロマンティック街道(木曽川をライン川に見立てての命名だそうだ)を通ったり、難所だったという太田の渡し(今は立派な橋)を渡ったり、隠れキリシタンのマリア像や耳神社など、史跡を過ぎつつ日本史の復習をしながら楽しくあるく。 -
30㎞地点第2エイドのファミマ可児今渡店に5時ごろだったか
ここで夜間装備を装着する。そしてあっという間に真っ暗になる。
富士山のときは50㎞地点に7時でもまだ明るかったのに
その後8時ごろから雨が降り出して
50㎞地点第3エイド細久手公民館に8:30ごろ
カップ麺(きつねうどん・天ぷらそば)の配給
全然食べたくないが無理やり食べる
(加工部分はおばけではありません) -
石畳は全方向に不規則で表面もでこぼこで、踏みつけると滑り、隙間にはさまり、こけたりくじいたりしそうでえらく怖い。
それよりも漆黒の闇そのものが怖い。
おばけがうしろからついてきていてもおかしくない。
おいはぎや、人殺しや、ばけものや、もののけや・・・
いろんなことがあったはずの中山道。
不気味な廃屋やわけのわからない石碑やずらっと並ぶ石像など、それでなくても怖い。
このころには参加者はばらけて前後まったく人がいない。
自分のヘッデンの明かりの範囲しか見えない。
そして闇より怖いのは看板を見落とすこと。ここで迷子になったら胃に穴があいてしまいそうだ。 -
やっと町の灯が見えてほっとする。
恵那の街で70キロ地点第4エイドのファミマが1時。
ここでおにぎりと暖かいみそ汁の配給があるが全く受け付けない。
降りしきる雨の中、濡れた靴下を替えてエナジージェルを補給する。
その後中津川宿。ここは大きく立派な宿場だった。2時過ぎ眠くなってふらふらするが舗装道路でよかった。この舗装道路は桜の花びらをちらしたような舗装で、どうやらこれが中山道の目印らしい。 -
今回、真っ暗な山道ということで、山仲間と一緒に歩くことにしたが、もう無理、休みたいというのでベンチに座ってちょっと休む。
自分のペースではあるけなかったが、仲間がいると心強いこともある。 -
酒屋さん?綺麗な街並みで気分があがる。
-
寝静まった町を雨に濡れながらひたすら歩く。
-
2つ目の指定コンビニが5時ごろだったか。証拠写真をとる。
ここからが勝負だそうで、落合宿から馬籠まで急な上りがあるときいていた。
たしかに果てしなく続く上り坂。
我々は登りは得意なのでここで稼ぐ。 -
馬籠宿入り口。
ここであやうくミスコースしそうになるが、あまりロスなく気が付いて軌道修正する。GPSがあってよかった。雨だから紙地図取り出すのもめんどくさい。 -
そして美しい、坂にひらけた馬籠宿の夜明けを愛でながら進むと、やがて91キロ地点第5エイド。ここでやっと先行グループに出会う。春雨スープの配給があったがやはりうけつけない。
まだまだ続く滑る石畳を下りながらぼやていると、通り過ぎたおじい様が「まだずっと続くよ~」と教えてくださる。「何度か参加されてるんですか?」と聞くと「うん、ここは3回目。ウルトラウォークは今年8回目。暇だから徘徊の練習してんの」だって。
上には上がいるもんだ~~!!!
だってこの会社が主催しているウルトラウォークは今年これで8つ目。つまり皆勤ってこと。信じられない。。。。 -
丁寧に大事に手入れ維持されているのがわかる馬籠宿。
明治以降、当時の街並みはほぼ焼失した為、当時を復元したのだそうだ。
有名なところだから明るくなったら観光客であふれるのだろう。
だれもいない人気スポットを独り占めできるのもこのイベントならでは。 -
夜もあけてきた
昔のひとはひどい山道もわらじ1つ。雨がふっても蓑笠ひとつ。
ダウンもなければゴアもなく、クッションの効いた靴もない。
強かったなあと思う。69次全部あるいて何日くらいかかっていたんだろう。
すごい。 -
7時までにゴールしたかったがむりっぽいと思い始めたころ。
富士山の時の時間から割り出したのだが、後で調べたらそれはトップ10内に入れるタイムだった。そりゃむりだ。 -
そして馬籠から妻籠までがまたさらにのぼりくだりで長かった
美しい妻籠宿は、当時の雰囲気という意味では馬籠よりも上かも。
渋い。
早朝から三脚で撮影中のカメラマンさんもいた。
そうして無事ゴールの南木曽駅に到着したのが7時42分。
なんとか思ったような歩きができてよかった。
今回もきつい分、どすんと心と体に効いた経験となった。
次はどうしようかな?
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ちちぼーさん 2022/06/24 09:11:30
- 1日で100km!!
- こんにちは。
夫と中山道を歩いています。
とてもゆっくり歩いているので、6回目で67km歩いたことになります。
1日で100kmビックリの距離です。
しかも中山道で一番おいしいところを暗い中歩くのですね。
salsaladyさんのコメントご本人からのお返事がないようなので「一日中山道」は
「いちにちじゅう やまみち」と読んだということで伝えられていますが
どうやら真相は女子アナさんの読み間違えではなかったようです。
ちちぼー
- willyさん からの返信 2022/06/24 11:09:15
- Re: 1日で100km!!
- ちちぼーさんさん
こんにちは。かなり前の記事にご訪問と投票をいただきありがとうございます。
で、お伺いして納得。上りを歩いておられるのですね~。
「コレクター魂」に反応しました。そしてお写真もきれいだし面白い!
ちょいちょい立ち読みによらせていただきたいです。
わたしも「長距離を歩く」コレクションに昨年からはまり初めましたが、ちちぼーさんさんのような風流な心持には程遠い、単なるマゾ行にちょっと風景プラスみたいな感じですので恐縮です。四国お遍路は別枠でいつかやりたいんですが、なかなか心も時間も(資金も)準備が必要ですね。
馬籠は夜明けでしたが、早朝のまだ人のいない妻籠はなかなかよろしかったです。
そして知りたかったナゾ解きをありがとうございます!
そうなんですか~~~~。思わずにやり。「旧」も分解するとは、恐るべき女子アナさんですね~。
willy
-
- salsaladyさん 2021/12/12 11:16:05
- 正に「一日中山道」?
- ☆かつて、フジTV女子アナの草分け的アナが‼「旧中山道」の読みを間違えて~
☆しかし、案外本音はそんなところが命名の基本だったのでしょう~
☆木曽街道、嬬恋街道~は修学旅行生が大体行く場所ですが、卒業してからもゆっくり歩くべき街道ですね。ファイト!
- willyさん からの返信 2021/12/13 12:42:03
- RE: 正に「一日中山道」?
- salsaladyさん
ご訪問とコメントありがとうございます。
アナウンサーが読み間違えたのは「なかやまどう}と?
私の友人がそのように発音したのでびっくりした記憶があります。
そして本当に「木曽路はすべて山の中」でございました。
修学旅行生のメッカなんですね。
わたしは九州産で、関東の同行は馴染みがございませんので初めて知りました。
たしかに子供がいってもあんまりおもしろいとも思えませんね。
ずっと前にウズベキスタンの古都、ヒヴァを訪れた際、同じく中高生の団体がいましたが、お土産物の物色とソフトクリームにかぶりつきながらのおしゃべりに夢中でした。
洋の東西問わず、ですね。
willy
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