2021/05/01 - 2021/05/01
23位(同エリア80件中)
RAINDANCEさん
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群馬県の真ん中北東寄り、利根郡の村である川場を訪れました。川場というと個人的にはスキー場と道の駅くらいしか印象がなかったのですが、訪れてみると花や庭園がきれいな古刹や、尾瀬・武尊の名水を用いた酒造など、みどころたっぷりでした。
★磨崖仏見学の後に花寺で知られる古刹「青龍山 吉祥寺」へ。
★川場を代表する2つの酒造「永井酒造」「土田酒造」を訪問。
★川場村観光の後は、隣の沼田市にある老神温泉に一泊。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎群馬の地酒
◎おきりこみ
◎刺身蒟蒻
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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栃木県の日光湯元から、国道120号で金精峠を経て群馬県へ。
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峠から湯ノ湖を見下ろしたところ。
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この金精トンネルを抜けると…
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…群馬県の片品村に入ります。
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ゴールデンウィークの金精峠は、バイクツーリングで何度か訪れており、必ず立ち寄るのが菅沼の前のこの休憩地点。
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今回はバイクでなくクルマです。冬季は閉鎖される金精道路は、4月末に開通するのですがGWでもこの残雪。
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こちらの「菅沼山小や」にて…
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…カフェをいただくというのがいつものルーチン。
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菅沼と丸沼を過ぎると、片品村のとうもろこし街道が始まり屋台が登場。夏には焼きとうもろこしの香ばしい匂いが漂うルート。
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国道401号とぶつかり「奥利根湯けむり街道(県道64号)」を経て川場村方面へ。
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川場村に入り、薄根川にかかる地点...
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...「仙の滝」がありました。
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さらに赤倉渓谷沿いを南下。”尾瀬の美味しい水”の工場発見。
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川場村の南西部、役場に近い集落エリアにやってきました。まず立ち寄ったのが「遠堂の岩観音」。畑の隅の山裾にあります。
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村指定の重要文化財となっている”磨崖仏群”です。仏群を見守っている祠。
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江戸中期の宝永8年(1711年)に、新田氏の末裔の僧が、南北朝時代の大友氏と新田氏の合戦での戦没者を弔うために建立した磨崖仏群とのこと。
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刻まれていた文字から、信州の石工による彫刻ということらしい。
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続いて向かったのは、磨崖仏から少し南にある古刹。その駐車場。
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南北朝時代の暦応2年(1339年)に創建された「青龍山 吉祥寺」。拝観料は500円と高め。
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あとでも紹介しますが、庭や池や小滝などが至る所に配された寺です。この小滝は「丈六の滝」。
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吉祥寺は、鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺とのこと。その「山門」。
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山門の仁王像。
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山門の楼上には、文殊菩薩を中尊に十六羅漢像が並んでいます。
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釈迦堂(宝泉殿)。寛政2年(1790年)に再建されたそうです。
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釈迦堂の釈迦如来坐像は、鎌倉時代後期の作と伝えられ村の重要文化財。
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静観音の向こうに見える本堂(普光殿)へ。
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本堂前には臥龍庭(がりゅうてい)と呼ばれる枯山水。
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本堂は延宝3年(1675年)に再建されたとのこと。
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回廊と欄間。
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回廊から望む臥龍庭。
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本堂の抹茶処では気軽に抹茶を味わえます。(有料)
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恋人の聖地にも認定されたそうです。多角的に取り組まれていますね。
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本堂の裏には池と青龍の滝。
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横には昇龍の滝。
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釈迦堂の奥には不動の滝。
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”花寺”としても知られるこの寺...
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春の花、ケマンソウでしょうか。
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ミズバショウも咲いていました。
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鐘楼。
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そして古月庵(宝物殿)を見て、吉祥寺を後にします。
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この近辺には川場を代表する酒蔵が二つあります。まずはそのひとつ「永井酒造」へ。
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蔵カフェ「古新館」。
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永井酒造は創業明治19年(1886年)、近年は”水芭蕉”ブランドで知られる酒蔵です。
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老舗酒造ですがモダンなインテリア。
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群馬のダルマもこうなるとかわいい。
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”水芭蕉”がズラリ。尾瀬の大地に包み込まれるかのようにゆっくりと濾過された大自然の水を使っているらしい。
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”谷川岳”に”とび辛”もこの蔵の日本酒。淡麗辛口を好む私たちは”とび辛”をゲット。
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続いて向かったのは「土田酒造」。
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創業は明治40年(1907年)の酒蔵、当主は現在6代目だそうです。
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こちらが”仕込み蔵”。
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誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で知られています。
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廊下ではディスプレイで酒造りの紹介...
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...窓越しに酒造りの設備が見学できました。
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蔵のあとは直売店へ。
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基本の”誉國光 白ラベル”を買い求めて土田酒蔵をあとにします。
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次に向かったのは、道の駅「川場田園プラザ」。関東屈指の人気を誇る道の駅です。
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全部は紹介しきれませんが、かなり広い道の駅。
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池のヌシたち。
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沢山ある店の紹介は公式サイトに任せるとして、目当てのここ「そば処 虚空蔵(こくぞう)」へ。
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広い店内。GW中ですが、時間が時間だけに(閉店間際)お客はまばら。
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まず薬味が出てきます。
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オーダーした”天ぷら付き せいろ蕎麦(1370円)”と”せいろ蕎麦(790円)”が登場。美味しいです...並ばずに食べられれば、このお値段でもよいかと。
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ファーマーズマーケットに少し寄って、川場田園プラザをあとにします。
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最後に、田園プラザから北へ500mほどの「川場村 歴史民俗資料館」へ。
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明治43年(1910年)築の旧川場尋常高等小学校の校舎を一部解体移築した建物は、国の登録有形文化財に指定されています。館内には歴史民俗の遺産や、生活苦により障害を持った兄を道連れに服毒自殺した薄幸の歌人「江口きち」の資料室などがあります。
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民俗資料館の横には「薬医門」、土地の豪農だった桑原吉右衛門が沼田城の解体時に譲り受けたものらしい。
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その桑原吉右衛門の館がこの「名主(なぬし)の館」。築200年の豪農を移築したという食事処。蕎麦を食べたばかりなのでここは入らず外観のみ、かなりリフォームされてる感じですね。
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さて、川場村をあとにして向かったのはお隣の沼田市。川場村にも温泉はあるのですが、温泉のコスパを求めて老神温泉へ。
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何度目かの老神ですが、今回はこちらの「ホテル 山口屋」。
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老神温泉らしく昭和な感じの建物設備ですが、頑張っているホテルだと思います。
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大きな客室。昨今の事情で布団は予め敷かれてます。
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客室インテリアはばっちりです。
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洗面台もリノベート。洋式トイレに温水洗浄があるとなお良いのですが。
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温泉は、単純硫化水素泉のいい感じのお湯。
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片品川が流れる渓谷沿いの露天風呂もナカナカ。
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さて、温泉の後は夕食です。
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献立は、”義民鍋”が付いた山郷会席。酒菜は、鮭もみじ和え・合鴨山吹・サザエ江戸煮。止肴に、鮎の南蛮漬け。
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お刺身は、沼田産くみあげ湯葉・武尊サーモン・青海苔蒟蒻。台の物は、みそ仕立ての”義民鍋”。圧政に苦しむ周辺の村民たちを救おうと立ち上がったこのホテルの先祖である山口六郎右衛門氏の功績を後世に伝えるため、当時の料理を現代風にアレンジした料理なのだそうです。
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日本酒は...”水芭蕉”がありましたのでもちろんチョイス。
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焼肴の、銀鱈西京焼き。
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凌ぎの、おきりこみ。中皿代りの、県産豚味噌漬けの陶板焼き。
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老神産のお米と、香の物は、小谷漬け・おみつけ。
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水菓子は、杏仁豆腐。義民鍋をはじめ、群馬の蒟蒻など、地の物を活かした山里料理を楽しめました。温泉に入り休みにつきます。
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翌朝...
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朝も温泉へ。
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朝食もご覧のように豪華。このホテル、温泉も料理も料金に見合うかそれ以上の印象です。スタッフの対応も丁寧でした。
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チェックアウト後、薗原湖に沿って帰途につきます。
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薗原ダム。
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最後は沼田になりましたが、川場の旅行記でした。川場というと個人的にはスキー場と道の駅くらいしか印象がなかったのですが、訪れてみると花や庭園がきれいな古刹や、尾瀬の名水を用いた酒造など、みどころたっぷりのエリアでした。
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