2021/10/06 - 2021/10/08
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tanupamさん
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JR秋の乗り放題切符を初めて使ってみました。
乗り放題だから少しでも多く乗らないと~~~なんて思うと、1日中乗りっぱなしになってしまい、それもまたいいと思いつつも、もう少し有効な活用方法はないものかな。
今回は三重県のナローゲージの鉄道に乗ることにしました。
鉄道の軌間(線路の幅)は日本の場合、ほとんどが狭軌1,067mmで、新幹線など一部路線が標準軌と言われる1,435mmです。それよりも狭いナローゲージ762mmの鉄道は日本では数少なく、その2つに乗ることが今回の主目的です。
ついでにJRの未乗路線にも乗ることに。
■スケジュール
10/6 東京-名古屋(泊)
10/7 名古屋-三岐鉄道・四日市あすなろう鉄道・名松線-松阪(泊)
10/8 松阪-参宮線-伊勢湾フェリーー豊橋鉄道-東京
■やど
10/6 名古屋 7hours
10/7 松阪 シティホテル
■使ったきっぷ
・秋の乗り放題きっぷ
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10/6(水)
通勤ラッシュ少し前の東海道線、小田原過ぎると乗客まばらになってきます。
1589E 東京16:18-熱海18:03 -
生まれて初めて例年10月に発売されているこのパスを使いました。
秋の乗り放題パス・・以前は鉄道の日なんたら、と言っていたような気もするが。
青春18と違うのは、3日連続かつ同一人しか使えない点が大きい。 -
465M 熱海18:07-沼津18:27
4383Mホームライナー 沼津18:31-浜松20:10
979M 浜松20:12-豊橋20:46
2135F 豊橋20:50-名古屋21:43
普通列車で東海道を下ると、どうしても静岡県区間がかったるい。
・直通列車が少ない、区間が途切れる
・ロングシート車両、トイレがない
などなど
それを解消してくれるのが、4383M~979Mで373系と一応は特急用の車両が沼津から浜松、そしてそのまま豊橋まで走る。さらに豊橋からはクロスシート車の313系が走る。熱海までは1,000円払えばグリーン車乗れるし、これは私の中では最強の東京-名古屋移動パターン。思いのほか乗り継ぎが良すぎて、飲み物くらいしか買う時間ありません。 -
10/7(木)
宿は今年の2月に寝過ごしでいや~~な思い出が残る7hours、いやなら泊らなければよいと思いつつも安いし、アメニティも付いているし寝るには快適。
じゃらんのクーポン使って1,430円 -
早起きして関西本線の電車に乗ります。
名古屋からの出発電車だし、ガラガラを予想していたところ、発車10分前に行ったらもうすでに各ドア10人以上の行列。途中駅からの乗車や下車もあり、今回の旅の中で一番混雑していました。まさかの2両編成、ってこともあると思います。
1309M 名古屋7:04-富田7:42 -
名古屋から30km圏内、それでも無人駅です。
関西本線、JR東海は線名に愛称みたいのをつけないからなじみも薄そう。西や東だったら、なにか路線愛称(伊勢志摩線とか、四日市線とか)つけそうだけどなぁ。 -
歩いて10分ほど、近鉄富田駅へ。
JRよりも近代的な駅。
ここに三岐鉄道が同居しています。
駅窓口で購入した乗車券は硬券でした。 -
高校生御用達の時間帯、途中駅までは座席がさらりと埋まるくらいの高校生乗っていました。しかし下車してしまうと、ガランとした車内。
近鉄富田8:13-新藤原9:07 -
元西武鉄道の電車が走っています。
-
終点の西藤原駅舎はSLを模した造りでした。
ゆっくりと見学している間もなく、移動します。 -
三岐鉄道は
・桑名-阿下喜
・富田-西藤原
の2路線を持っています。両線ともにJRや近鉄駅から内陸部に延びています。単純往復するのが簡単だけれども、なんとかうまく乗り継ぎできないか、と調べてみたら、伊勢治田と阿下喜を徒歩移動(30分程度)できるらしいしバスもあるとか。
そしてバスを調べていたら、西藤原と阿下喜を結ぶバスがありました。
今回は、そのバスに合わせた計画を作りました。 -
いなべ市福祉バス坂本線
西藤原駅9:14-阿下喜駅9:33
このバス、運賃無料なんですよ、すごい太っ腹。市民は無料でも、よそ者からは運賃徴収してもいいのにね。
残念なことに、この日乗客はわたし1人だけでした。
なお、バスは平日のみ運行です。 -
三岐鉄道ももう一つの路線北勢線は、元近鉄で2003年(平成15年)に三岐鉄道に移管された路線。
日本でも数少ないナローゲージ(762mm)と呼ばれる狭い軌間の鉄道です。 -
やっぱり小さいし、線路狭いです。
阿下喜9:41-西桑名10:27 -
車内も幅が狭いため、立席スペースが狭く、都営地下鉄大江戸線の車両のような雰囲気。
-
一方、営業的な面では、
ナローゲージの北勢線は、近鉄だったことも理由にあるのか、自動改札や券売機が設置してあります。
一方、西武のお古が走る三岐線は昔ながらのきっぷを手売りしていて、改札口も昔のままです。 -
西桑名駅は桑名駅に併設しています。
-
桑名駅は、三岐鉄道(西桑名駅)とJR、近鉄、養老鉄道が乗り入れ、交通の要のような駅。
-
乗り飽きた感のある、同じ電車に乗って移動します。
313G 桑名10:42-四日市11:00 -
JR四日市駅、横に長い大きな駅舎。
しかし駅前は商業施設もほとんどなく、もちろん飲食店などもなく、閑散としています。
これから乗車する四日市あすなろう鉄道は、近鉄四日市駅に近くから発着しています。桑名からも近鉄で移動すれば歩く時間節約できたんだけれども、JRの乗り放題切符があるがゆえに、運賃節約の観点からJR移動をした次第。 -
歩いて15分くらい、良い運動になります(と、言い訳がましく言ってみます)。
窓口で1日乗車券を購入します。 -
1dayフリーきっぷ550円。
初乗り200円、次は270円であり、今回全線乗ると3区間になるので、フリーきっぷの方がリーズナブルです。 -
四日市あすなろう鉄道もナローゲージ。
そして、元近鉄の路線。
四日市11:30-内部11:47 -
車窓風景はこれと言って特徴あるわけでもなく、面白みもありません。
でも、小さな電車に非日常の雰囲気は新鮮です。 -
終点の内部駅
-
車内は1人掛けのクロスシート車が3両。
固定式の座席は、1号車と3号車がそれぞれ運転手方向の固定座席、中間の2号車(画像)は半分ずつの座席方向で、どちらに向かうにも、座席の半分は前向き、半分は後ろ向きになり、良い塩梅に造ってあると思う。短時間の乗車だったら後ろ向きでも問題ないだろうし。 -
内部12:05-日永12:15
日永12:18-西日野12:21
途中駅の日永で乗り換え、1駅だけ西日野駅まで。 -
元々はこの先まで鉄道が延びていたようです。
ほとんどなじみのない地区、路線だけに全く知りませんでした。
付近の廃線跡めぐりも楽しそうです。 -
乗ってきた電車で折り返します。
西日野12:30-四日市12:39 -
また歩いてJR四日市まで。
途中のお店でランチ、時間もあまりないので、すぐに出てきそうな日替わりランチ(ハンバーグ)680円。
飲み物付きでお安い。 -
JR四日市駅は改札口を入ると目の前には駐車場、ホームは跨線橋を渡ってはるか先。かつてはこのスペースは構内で線路があったのだろうか。
-
2309M 四日市13:42-亀山14:09
関西本線から紀勢本線が分岐する亀山駅。
ここから先は非電化で、JR西日本の管轄になる関西本線は単行のDCが座席をほぼ満席にして発車を待っていました。 -
一方、JR東海の紀勢本線も非電化になり、DCが走ります。
顔つきは電車と同じようだけれども、パンタグラフはありません。
キハ25
どうしてローカル区間を走るのにロングシート車?
名古屋地区にはセミクロス車がたくさん走っているのに、乗客少ない閑散路線はクロスシート車にしてほしいな。
亀山14:16-松阪15:07 -
松阪では反対側ホームの列車に乗り換えます。
-
お初の名松線。
名=名張、松=松阪を取って名松線。
もともと国鉄の地方交通線に指定されていたものの、代替道路未整備で生き残った路線なので、今でも営業しているのが正直不思議な感じ。
419C 松阪15:11-伊勢奥津16:35 -
松阪発車時の乗客3人、途中駅で1人下車し、終着伊勢奥津駅まで全線乗車2人(うち1人は私)。たぶん同業者かと思う。途中駅からの乗車は0人。
結局、地元の人には利用されていないんだなぁ。 -
改札口(と言っても無人駅なので駅係員はいません)前には、名松線を守る会の掲示が掲げられています。少しでも乗客を増やす必要があるのかと、しかし私のようなチケットで乗ったのでは貢献できないです。
かと言って、片道運賃(松阪-伊勢奥津 地交線営業キロ43.5km 860円)を払うのもなぁ。 -
ローカルな駅舎ではありますが、行政的には津市であり、津市の出張所が駅舎に併設されています。
-
折り返しの間、駅周辺を歩いてみました。
昔ながらの商店のような、重文になりそうな建築物。
前を走る道路は、伊勢本街道だそうで、その昔は往来も多かったのではないでしょうか。 -
昔の写真が駅近くに掲示されていました。
-
ほぼ同じアングルから撮影してみました。
給水塔はほぼ原形で残されています。
一方、駅構内の線路はかなり簡素化され、1面1線の単純は駅ホームと線路が残されているだけです。 -
昔ながらの街道を散歩するのも時が止まったような時間を過ごせるのかもしれません。
-
同じ列車で折り返すことにします。
416C 伊勢奥津17:15-松阪18:41 -
あたりまえのように乗客2名で出発。
途中駅の家城から通学の高校生が乗り込んで車内は賑やかさを取り戻しました。とは言っても、30人程度で、この前後の列車含めて輸送できる人員しかいないのが厳しい現実なのかも。
1日8往復もダイヤ維持していることが奇跡的に感じます。 -
松阪だから牛肉なんだろうけれども、お一人さまですき焼きのお店もなんだか敷居が高く、ごくふつうのファミレスのようなカツ店で、チキンカツとから揚げの定食。
ペイペイ20%還元ののぼりが立っていたので、ペイペイで決済したのに0.5%しか返って来ない、これは一体なぜ・・・。 -
宿泊は駅近くの、松阪シティホテル。
朝食付で3,500円 -
まぁ、ふつうのビジネスホテル。
1つ残念だったのは、シャワーカーテンが短いこと、シャワーはどうしても飛び散るので気をつけていても外に水しぶきが出てしまう。 -
10/8(金)
塩分制限をドクターから言われているので、なるべく取り過ぎないようにしているんだけど・・
旅先ではあまり考えないようにしよう、なんて言い訳しつつ、それでも余分な塩分は取らないようにしています。
醬油かけない
漬物食べない
みそ汁飲まない
などなど -
朝から晴天。
ホテルをチェックアウトし出発します。 -
JR松阪駅
近鉄も同居しており、海側には近鉄駅があります。
中間改札はなく、こ線橋で両線が繋がっています。 -
913D 松阪8:40-伊勢市9:13
915D 伊勢市9:20-鳥羽9:39
913Dはまさかの4両編成、もちろんガラガラだった。亀山から松阪までの間に高校生の輸送でもあったのだろうか。
伊勢市からは、鳥羽で折り返し快速みえになるキハ75の運用で、車両がグレードアップします。 -
乗客は数えるほど。
遅ればせながら、私もJR全線完乗をめざすことにしました。
正直意識していなかったこともあり、微妙に乗り残している区間が多く、末端の数駅だけというのもけっこうあるんです。この日に乗車した、伊勢市-鳥羽間もそのうちの1つ。
伊勢市までは国鉄の時代に乗ったことがあり、伊勢市から観光したあとは近鉄に乗ってしまいました。 -
鳥羽まで乗って、参宮線おしまい。
伊勢神宮は特別なんだろう、参宮線という路線名を聞くとそう思います。
残念なことに、お伊勢参りへの役割は既に終えているのが実情かな。この日は鳥羽で下車したのは、私を含めて2人だけでした。長いホームに2両編成のDCが止まっています。
近年は短編成の列車が増え、かつ以前は長大編成の列車が走っていた線区では、長いホームに短い列車がちょこんと停まって、少しばかりさびしさを感じてしまいます。 -
建物は立派だけれども、駅は無人駅です。
指定席つきの快速みえが発着しているので、指定席券売機は設置されてはいます。 -
15分ほど歩いて伊勢湾フェリー乗り場へ。
なにげに陽ざし強くて、汗かきました。 -
フェリーとバス・電車で豊橋までの割引きっぷ。
伊勢湾フェリーもペイペイ20%還元のお店だったので、今回は失敗なく、しっかりQRコードを読み取り決済、2,500円のところ20%還元されて小さな喜び。
ペイペイ20%還元は、自分のスマホからお店設置のQRコード読み取りでの決済でないと対応しないらしい。前日のお店では、店側からスマホ表示のコードを読み取ってもらっていました。 -
伊良湖からのフェリーが着岸。
-
鳥羽港10:50-伊良湖港11:45
数年前、真夏に乗船した時は盛況だったフェリーも、この日は閑散としていました。
車なしの乗客は私を入れて3人、いずれも同じきっぷを持っていました。 -
遅ればせながら御船印、これで3社目です。
気合入れて乗らないと増えないなぁ。 -
のんびり揺られて伊良湖港へ。
フル運航していないので、1隻は港に停泊していました。 -
豊橋へ向かむバスは、フェリーターミナルの前から出発します。
昼間時間帯は直通バスはなく、途中で乗り換えが必要になります。 -
保美というところで乗り継ぎ、10分ほどの乗り継ぎ時間。
バスの時刻表では
伊良湖12:05-保美12:26
保美12:36-田原13:10 -
伊良湖-保美間のバスは鳥羽から乗り継いだ3人の他は、ほんの数名しか乗客ありませんでした。一方、保美からのバスは(車両は同じようなワンマンバス)、都市部が近づいたこともあり、通学の高校生やら座席は満席に近い状態でした。
バスは豊橋ゆきなので、そのまま乗っても行けますけれども、三河田原からは豊橋鉄道の電車に乗ります。 -
昼間でも15分間隔で運行しています。
単線なので、途中駅で反対方向の電車とすれ違います、上り下りともに15分間隔で走っているので、おおむね7~8分ごとにすれ違うことに。
三河田原13:17-新豊橋14:00 -
3両編成で、昼間だったからか乗客はそれほど多くはありませんでした。
でも、しっかり地元には根づいているようで、地元の足として利用している人も多そうです。 -
豊橋市内を走る市内電車、これも豊橋鉄道の電車。
全く乗ったことがなかったので、全線乗ることにしました。 -
豊橋駅前から運動公園駅まで。
終着駅の運動公園駅は路上にホームが設置してあるだけ。 -
市内電車は豊橋駅を起点に、豊橋-井原-運動公園・赤岩口で、井原駅から1駅だけ2方向に分かれます。地図上で見たところ、運動公園と赤岩口の間は歩けそうだったので、歩いて行くことにしました。
途中にあったジョイフルで昼食(もう15時近いけれど・・) -
2日続きのハンバーグ(チーズイン)。
ジョイフルはメニューに塩分が表示してあったので、なるべく少なそうなものをそれなりに選んだつもり。 -
画像だと見にくいけれども、この先に赤岩口駅があります。
軌道は末端部分は単線です。 -
赤岩口駅の横には車両基地があります。
外から眺めるだけですが~。 -
待っていると1編成しかないらしい超低床電車のT1000形電車がやってきました。時刻表を確認したところ、1時間に1本しか運行されていないのでラッキーでした。
-
車内もクロスシートが設置され、旧型の電車と比べると乗り心地もいい。
今回、新旧2種類の電車に乗れてよかった。
さて、豊橋に戻り、これから東海道区間を上ることにします。
前日起こった関東地方の地震で、熱海以遠がダイヤ滅茶苦茶らしく、どうなるか心配だったものの、夜には回復していて無事に帰れました。
968M 豊橋16:00-浜松16:36
454M 浜松16:37-熱海19:04
1664E 熱海19:27-平塚20:09
1938E 平塚20:17-高崎線直通
3日間の乗り放題もなかなかいい。
ただ、東京を起点にすると、どの方向へ向かっても関東圏を脱出するまでが億劫なのも事実で、ヒコーキ使って地方へビューンと飛んで、そこで使うといいのかな。
観光もほとんどなし旅行記でした。
お読みいただきありがとうございました。
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旅行記グループ 東海北陸小さな旅
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