シニアのドイツ・スイス・イタリアの旅［17］　エールヴァルト、ホーエンシュバンガウ、バート・ヴァリスホーフェン

2016/08/17 - 2016/09/08

昨年は「フランスの美しい村」を中心にフランス全域を旅行しました。今年はドイツのシュバルツヴァルトやこれまであまり触手が動かなかったスイス、以前レンタカーの故障で十分に堪能したとは言えないドロミテなどを中心に旅程を組み立ててみました。今回の目的は二つ、一つはヨーロッパの有名な峠の幾つかを車で通ること、二つ目はできればドイツの田舎にある蒸留所が経営するガストホフに宿泊し美味しいビールを飲むこととしました。
本編は9/03日の記録です。

旅程
　8/17（水）　HND（11時30分発　NH223）→FRA（16時40分着）
　8/18（木）　フランクフルト→ミルテンベルク→ミヘェルシュタット
　8/19（金）　モースバッハ→バート・ヴィンプフェン→チュービンゲン
　8/20（土）　ホーエンツォレルン城→アルピルスバッハ→シルタッハ
　8/21（日）　ハスラッハ→ゲンゲンバッハ→シュロス・スタウフェンベ
ルク
　8/22（月）　トリベルク→ヒンターツアルテン→シャフハウゼン→シュ
　　　　　　　 タイン・アム・ライン
　8/23（火）　ザンクトガレン→アッペンツェル
　8/24（水）　ルンゲルナー湖→プリエンツ登山鉄道→マイリンゲン
　8/25（木）　グリムゼル峠→ヌフェネル峠→サンゴダール峠→フルカ峠
→ズステン峠→アンデルマット
　8/26（金）　ズステン峠→プリエンツ湖→ラウターブルンネン→ミュ
ーレン→アンデルマット
　8/27（土）　オーバーアルプ峠→トゥルン→（カートレイン）→
リヴィーニョ湖→ステルヴィオ峠→トラフォイ
　8/28（日）　メラーノ→カレッツア湖→サンチプリアーノ
　8/29（月）　ポルドイ峠→コッレ・サンタルチーア→ジアウ峠→
ファルツァレーゴ峠→コルヴァーラ
　8/30（火）　ガルディーナ峠→ポルドイ峠→セッラ峠→セルヴァディ・
ヴァル・ガルディーナ→フェダイア湖→コルヴァーラ
　8/31（水）　ミズリーナ湖→オウロンゾ小屋（トレチメ）→サンマッダ
レーナ
　9/01（木）　ガイスラー山群ハイキング
　9/02（金）　ブレッサノーネ→オーバーンベルク・アムブレンナー→
インスブルック→ゼーフェルト
　9/03（土）　エールヴァルト→ホーエンシュバンガウ→バート・ヴァリ
スホーフェン
　9/04（日）　ネルトリンゲン→ディンケルスビュール→エルヴァンゲン
　9/05（月）　シュウェービッシュ・ハル→バート・メルゲントハイム→
ヴァイカースハイム→クレクリンゲン→ズルツフェルトア
ムマイン
　9/06（火）　ヴュルツブルク→フランクフルト→マインツ　
　9/07（水）　FRA→ＨＮＤ
　9/08（木）　HND→KIX

エリア その他の都市(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

青色の線が旅行十八日目（9/3）の行程です。

旅行十八日目（9/03）です。
アパートメントをチェックアウトし、まずゼーフェルトのシンボルともいえる教会「Seekirchl」を訪れました。可愛らしいのですが、原っぱの中にポツンと一軒建っている感じで周辺はあまり雰囲気はありません。

ゼーフェルトからエールヴァルトに行く途中、羊の集団移動に出くわしました。道路を沢山の羊が歩きますのでしばらく交通はストップでした。

エールヴェルトは、以前の旅行で登ったドイツ最高峰の山ツークシュピッツエを丁度裏側から見る位置にあります。この道は屈指の景勝コースとあったのですが、うーん今一つだったなー。

途中179号線が渋滞しましたが、ホーエンシュヴァンガウ（Hohenschwangau）に到着しました。ここに車を置いてノイシュヴァンシュタイン城にバスで向かいます。やはり大観光地ですね。
僕自身は余りここには興味がなかったのですが、丁度旅程コースにあるので立ち寄ることにしました。

天気も良くマリエン橋からのお城の景観はやはり美しいです。ここでは日本の大学生に写真撮影を頼まれました。4回生でやっと就職も決まり、一人で旅をしているそうです。明日はダブリンで友人と会う予定だそうです。

前もって城内見学は予約しておくほうが良いとのことで、事前に日本で1時30分で予約をしておいたのに、予約確認書を忘れてしまいました。やっぱりあまり興味をひかないと集中力も落ちるのかなー。そのためお金だけは払っていますが中には入れずに終わってしまいました。間抜けですね！

ホーエンシュヴァンガウ城（Schloss Hohenschwangau）。

お城を後にして、フォルクゲン湖の眺めが素敵だとのブログを読んで、ヴィユーポイントに行ってみましたが、雲が出てきて今一つでした。でも綺麗な湖です。

牧草地の緑が広がる素晴らしい田舎の道を運転し、世界遺産の「ヴィースの巡礼教会」を目指しました。

随分と教会は辺鄙な所に立地しています。

ここも必ず団体旅行ではノイシュヴァンシュタイン城とセットで訪問する定番となっています。僕たちが訪れた時も、日本の団体の方々が沢山訪問しておられました。何か日本人ばかりという印象です。それでもここは年間何百万人という人が訪れるそうです。
教会の外観は極めてシンプル、入り口付近にお土産屋さんが二軒あるだけです。

中に入るとロココ様式の装飾の息をのむほどの豪華絢爛さに驚かされます。中央祭壇には「鞭打たれるキリスト」像が飾られています。

教会内のあらゆる場所がスタッコと呼ばれる化粧漆喰で装飾されています。

大天井画も美しいものです。

見学後、駐車場近くの「Gasthof Schweiger」というレストランで休憩をしました。屋外に大きな木のテーブルが置かれており、注文したカフェカプチーノがでっかいカップで出てきたのに驚きました。

今日の宿泊地バート・ヴェリスホーフェンに向かいます。宿泊ホテル「Löwenbräu Bad Wörishoten」です。この旅行の一つの目的である、ビール醸造所を持つホテルです。
後で分かったのですが、この町は温泉保養地でクナイプ療法の町として有名なのだそうです。

案内された部屋です。

バスタブも完備し、新しくはありませんが綺麗に維持され満足のいく部屋です。
旅行記作成で改めて調べると、現在は閉鎖されてしまったようで残念です。

荷物を整理し、何はともあれまずはビールです。1階のビエールガルテンで一杯やります。

注文を聞くウエイトレス。

飲んでいると、全身ピンク色の男性が他の客に何か売って歩いていました。ビールのようで、みんな何か楽しそうですよ。僕たちのテーブルにもやってきたので「日本語じゃないと買わないよ」と意地悪で言うと、困った顔をしてにこにこしていました。

夕食もここのレストランで食べました。こんな小さな町なのにお客さんで満席です。

やっぱりビールにはブルストは頼まないと。このレストランもどの料理も美味しかったです。

シュニッツエル。今回は何処でも余りはずれがないのでシュニッツエルをよく注文しました。

豚肉。
ビールもよく飲み、お腹いっぱいで後は寝るだけですね。