2013/09/15 - 2013/09/24
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kunyuさん
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2013年9月15日から9月24日の間にイタリアに行ってきました。
イタリア旅行は2度目です。前回は2012年で、ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ミラノ等、イタリアの北部を観光しました。
今回はナポリからカゼルタ、マテーラ、アルベロベッロ、ロコロトンド、マルティーナ・フランカ、アマルフィ、ラヴェッロ、ポジターノ、ポンペイ遺跡など、イタリア南部を中心に観光しました。
今回の旅行は友人との2人旅で、ツアーではなく個人手配です。
南イタリアのすばらしい景色とすばらしいグルメを思う存分堪能できたので、とてもすばらしい旅行になりました。
日程は以下の通りです。
2013年9月15日~2013年9月24日
9/15 成田→フランクフルト→ナポリ
9/16 ナポリ→カゼルタ
9/17 カゼルタ→マテーラ
9/18 マテーラ→アルベロベッロ
9/19 アルベロベッロ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→アルベロベッロ
9/20 アルベロベッロ→タラント→ナポリ→ソレント
9/21 ソレント→アマルフィ
9/22 アマルフィ→ラヴェッロ→ポジターノ→アマルフィ
9/23 アマルフィ→ソレント→ポンペイ遺跡→ナポリ→ミュンヘン→成田
9/24 成田着
※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。
ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。
『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
2013年スイス旅行記目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52354309.html
南イタリア旅行記の第10回です。
4日目の2013年9月18日。マテーラからタクシーでアルベロベッロにやってきました。
アルベロベッロはトゥルッリというとんがり屋根の建物が並び、世界遺産に指定されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
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■ 4日目 2013年9月18日
マテーラからプーリア州のアルベロベッロという町にやってきました。
アルベロベッロはトゥルッリという伝統家屋のある街として有名で、世界遺産にも指定されています。
時刻は16時。我々は70キロの道のりを1時間弱でかっ飛ばしてきたタクシーの運転手と握手して別れホテルにチェックインしました。
アルベロベッロのホテルはトゥルッリ・ホリデーというホテル。世界遺産のトゥルッリに泊まれるという大変人気のあるホテルです。
フロントの兄さんの愛想もよく、「ヨウコソ、アルベロベッロヘ」と日本語でにこやかに話しかけられました。
ホテルのレセプションは町の中心ですが、部屋は街中のトゥルッリを改装したもので、街の各所に散らばっています。我々は鍵を受け取り、兄さんに案内されてホテルの部屋へと向かいました。 -
トゥルッリとは白い壁に石造りのとんがり屋根を載せた家のことです。屋根を簡単に取り壊しできるようにした訳は、かつてこの地域を支配していた貴族がナポリ王国に対して税金逃れをするためだったと言われています。当時家屋ごとに税金が課されたため、徴税官が来ると屋根を壊して「屋根が無いから家じゃない!家じゃないから税金がかからない!」と言い張り、徴税官が帰ったら何事もなかったかのように屋根を作り直していたのです。なんともユーモラスな話ですが、実際は反抗的な農民を懲罰するためと言う理由もあったそうです。
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アルベロベッロの旧市街には2つの地区があります。1つは我々が今歩いているアイア・ピッコラ地区。400のトゥルッリが集まっています。実際にトゥルッリに暮らしている人も多く、静かな住宅街となっています。もうひとつはリオーネ・モンティ地区。こちらには1000ものトゥルッリが建ち、土産物屋などが連なっています。観光客でにぎわうのはどちらかといえばリオーネ・モンティ地区でしょう。
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トゥルッリ・ホリデーというホテルの一室として使われているトゥルッリに入りました。せっかく同行者がいるので、いつもの狭い部屋ではなく、一番いい部屋にしました。2泊で350ユーロ。4人部屋のアパートメントタイプです。かつては普通に住宅として使われていたようで、とっても広いです。玄関を入るとリビングがあり、奥にはこの写真のダイニングキッチンがあります。キッチンには調理器具やお皿があり、自炊可能。左手の扉からは庭に出られます。
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奥にはダブルベッドの寝室があります。寝室はあと2つあり、ダブルベッドの部屋と小さなシングルベッドのある部屋があります。そしてトイレとシャワールームが2個。
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トゥルッリに囲まれた庭。庭にはブドウがなっていました。すばらしい。まさに住むように滞在できるホテルです。やっぱりアルベロベッロに来からにはトゥルッリに泊まらないと。しかも予想以上に居心地がいいのでホテル選びは大成功です。
ずっとここにいてもいいですが、さすがにもったいないのでトゥルッリ地区の散策に行きましょう。 -
ホテルとなっているトゥルッリを出てアイア・ピッコラ地区の散策に向かいます。鍵がなかなか閉まらず苦労しました。周囲は静かな住宅街で、数人の観光客が思い思いに散策しています。
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トゥルッリが並ぶ道。おとぎの国のような、不思議な光景です。でも同じような建物が並ぶので迷ってしまいますね。ホテルの部屋のある場所を忘れないようにしましょう。
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トゥルッリの屋根。石造りで、かつては簡単に壊せるようになっていました。今は取り壊す必要がありませんから、しっかり固定されています。
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アイア・ピッコラ地区のトゥルッリ。実際に人が住んでいるトゥルッリと、ホテルの一室になっているトゥルッリがあります。余計な広告や看板が無いからとても美しいです。
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入口にカボチャが飾られたトゥルッリ。
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旧市街の中心にあるポポロ広場にやってきました。お祭りがありそうな雰囲気ですね。
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広場からはトゥルッリ街であるレオーネ・モンティ地区が見えます。とんがり屋根が連なる、とても不思議な光景です。
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坂を下り、レオーネ・モンティ地区へ。
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レオーネ・モンティ地区の入口の坂を登ります。お花がきれいです。
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夕暮れ時のせいか、観光客はそれほど多くありません。落ち着いて散策できそうです。
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屋根に書かれたマークの意味は良く分かっていません。家を見分けるためのしるしだとか。
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お土産屋が並ぶ一角。
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ちょっとした路地探訪が楽しい街です。
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ここでしか見られない景色があります。
やはりイタリアはすばらしい。ローマやベネチアなど主要都市以外にも見どころがたくさんあるのです。 -
素朴な土産物が並んでいます。
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トゥルッリの屋根が西日を浴びています。
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細い道を歩きます。このあたりは住宅街のようです。
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再びお土産屋。かわいらしい人形が売られています。
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この道はレストランやお土産屋が並んでいます。
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賑やかな一角に出ました。
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きれいなレースが並びます。レースはこの地方の特産なのだそうです。
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お店の2階が展望台になっていました。登ってみます。
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2階から見下ろすトゥルッリの街。
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さっき歩いてきた道です。
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おとぎ話のような光景、と言われる意味が分かりますね。
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ずらりと並ぶとんがり屋根。
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日暮れまで旧市街をぶらぶら歩きました。
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お土産屋が並んでいます。
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近年観光客が増えているというアルベロベッロですが、飾り気がなく、素朴な街並みです。
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緑がきれいな、立派なトゥルッリのお土産屋。
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ガイドブックや観光案内に良く出てくるトゥルッリの一角。屋根に描かれたマークがユーモラスです。
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そのうちの一軒はお土産屋になっています。
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店番のおばあさんが声をかけてきました。「ミルダケオーケー」「ナベツカミ11ユーロ」
日本語です。どうやらテレビ東京が取材に来たそうです。熱心な呼び込みに負け、店内に入ることに。 -
店内には壇れいとのツーショット写真が飾られていました。色とりどりのレースやお土産などが売られています。びっくりしたのは白川郷のちょうちん。おばあさんが言うには、なんとここアルベロベッロは白川郷と姉妹都市提携を結んでいるのだそうです。
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なるほど、だから白川郷と書かれたレース製品が売られているのですね。そしてテレビ東京によるテレビ番組の宣伝が貼られていました。鍋つかみを記念に購入します。
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お店の屋上に案内してもらいました。
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屋根がずらり。
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道の先にはサンタントニオ教会があります。珍しいトゥルッリの教会です。中は普通。ミサをやっていたので、入口の扉からのぞくだけにしました。
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だんだん暗くなってきました。トゥルッリに灯りが灯ります。
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幻想的な景色です。まるで夢のよう。
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民芸品の店。日本語の案内があります。ここはパリなどのようにまだ中国人が大挙して押し寄せていません。だから静かなのです。
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リオーネ・モンティ地区の入口まで戻ってきました。
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ポポロ。電飾の飾りつけは残念ながら光らないようです。
さて、今日の夕食です。これまではレストランで食べてきましたが、今日のホテルにはキッチンがありますから、せっかくなので自炊しましょう。
我々はホテルのレセプションで教えてもらったスーパーマーケットを目指しました。 -
カフェ・パスクチ!
千葉ロッテで一番好きな選手です。 -
新市街にある小さなスーパーマーケット。ここでモッツァレラチーズや生ハム、野菜、インスタントのリゾット、ワインを買いました。
インスタントのリゾットはお鍋でお湯を沸かし、リゾットの粉末を投入して数分煮ればできあがりです。
トゥルッリの部屋のキッチンで、ご飯を作って食卓を囲んで食べる。本当にアルベロベッロの住人になったような気分です。
リゾットもチーズもハムもおいしい!安ワインもおいしいです。この雰囲気で食べられるのなら何だっておいしいですよね。
旅の醍醐味を感じました。
時間がゆっくりと過ぎていくアルベロベッロの夜。明日はアルベロベッロとその周辺の小さな町を散策しようと思います。
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