
2021/08/05 - 2021/08/05
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amstrobryさん
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2日目、富士山山頂で迎える朝。4時前のまだうす暗い中、山小屋の外へ。
山頂周辺は雲一つなく、待望のご来光を見ることができた。
その後、お鉢一周をしたのち、御殿場コースから下山した。
3:55頃起床。4:50頃ご来光、5:00~7:00頃お鉢一周
7:00~ 御殿場ルート下山…宝永山…御殿場口五合目
五合目12:00~御殿場駅12:30/12:35~須走浅間神社12:54/13:02~花の都公園入口13:25/【須走浅間神社】【紅富士の湯】【花の都公園】
花の都公園16:20~富士山駅16:49/16:59(富士回遊44号)→新宿18:59
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
翌日、頂上の山小屋は午前4時ちょっと前に一斉に起床となる。
眠りが浅く、寝られたかどうかもわからない状態での起床。朝食を頼んだ人以外はこのままチェックアウトとなる。
昨日からの高山病症状が改善されず、とりあえず酸素スプレーを購入した。1500円。 -
外に出ると、すでにご来光を待つ人がたくさんいた。例年は場所取りできないくらいの人であふれるようだが、今年はある程度好きな場所で待機できた。
天気の方は文句なしのようで、もう間もなくご来光をのぞむことができる。4時47分。 -
4時53分、地平線から太陽が顔を出してくる。
初めての富士山登山で完全なご来光を見ることができて感無量である。 -
御来光を眺めた山頂の登山道。太陽に照らされて赤く染まっている。
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山頂は火口周辺に登山道が設けられており、周回することができる。
だいたい1時間くらいで山頂を一周できる。
高山病の症状は多少残っているが歩行障害は解消され、多少のだるさが残るだけなので、山頂まわりを一周していく。
時おり何となく酸素スプレーで酸素を吸引する。ただ、ずっとだるい状態が続いているのでちょっと酸素を入れたところで症状が治るわけではない。 -
5時7分、太陽もだいぶ上がってきた。
やはり地平線から太陽が昇る瞬間が感動する。 -
5時21分、もう一つの登山道、吉田ルートの山頂が近づいてきた。
こちら側にも山小屋があった。 -
4つの登山ルートのうち吉田ルートは最も登山者が多いそう。これに、須走ルートも合流するだけに、富士宮山頂よりも登山者が多い印象を持った。
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吉田ルートの山頂には久須志神社がある。標高3715メートル地点。
富士山本宮浅間大社の末社。 -
5時41分、引き続きお鉢を一周する。奥に見えるのが最高峰である剣ヶ峰。
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山頂からの風景。麓の景色に富士山の影が映っている。
剣ヶ峰付近で見られる風景でとても絶景だった。 -
6時33分、剣ヶ峰。剣ヶ峰でご来光を迎える人も多く混雑していたが、到着時は大分空いていた。
ただ、最高峰の撮影を求める登山客が入れ替わり多数訪れていた。 -
最高峰をあとにし、あとは御殿場ルートから下山する。
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山頂中央付近にある火口。かなり深く落ちたら助からなそう。
直径は約780メートルあり、深さは約200メートルらしい。 -
6時52分、世話になった山小屋。おかげさまで素晴らしい風景を楽しむことができた。
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6時57分、御殿場ルートより下山を開始する。登山口まで約10キロ、標高差約2250メートル。
4つのルートのなかで最も距離も標高差も大きい。 -
山頂直下の登山道は岩場の荒々しい道。傾斜もあり足場も悪いので慎重に進んでいく。
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御殿場ルートの眺め。晴れた日の風景は最高。
海がくっきりと見える。 -
海側だけでなく内陸側の景色も絶景だった。
この景色をほぼ下山まで楽しむことができる。今日みたいな天気の日は最高の登山道。 -
7時55分、8合目に到着した。標高3400メートル、山頂から1.2キロ。
御殿場ルートは富士宮ルートとは異なり、途中に山小屋はあまり設置されていない。 -
8時8分、7号九勺にある赤岩八号館を通過。
展望のよいベンチが設けられていた。 -
登山口までは8.9キロ。道のりはまだ遠い。
ただし、ずっと麓の絶景を眺めながらの下山なので、なかなか楽しい。 -
8時35分、七合五勺にある砂走館を通過。
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8時37分、七合四勺にあるわらじ館を通過。
標高3090メートル。山頂から2.5キロ、登山口まで8.0キロ。
山頂から高度が下がり、気づけば高山病の症状は気にならなくなっていた。
もう酸素スプレーは必要がなくなった。 -
まだ標高3000メートル地点だがだいぶ山頂から遠ざかっていることに気づく。
振り返ってみれば青空もきれい。足場も岩から砂地に変わっている。
もうすぐ七合目から砂走りという下山ルートに入る。 -
8時46分、七合目日の出館を通過。ここは休業中だった。
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七合目の標高は3030メートル。山頂から2.5キロ。
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七合目からは下山ルートと登りルートは別々になる。
下山ルートは砂走という火山灰が堆積した砂地の道のり。走って下山しても転倒の心配はあまりない。
体力のある人なら爽快に下山できると思う。 -
砂走の下山ルート。
ゆるやかな傾斜で砂地の登山道。登りは足を取られて大変だが、下りはいい感じにストッパーになってサクサクと下山できる。 -
9時1分、御殿場ルートからの下山道から富士山最大の側火山である宝永山への登山ルートに取り付く。
思ったよりも簡単にアクセスできるので、体力に余裕があれば立ち寄ると良いと思う。 -
宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した火山。
山頂までは歩きやすく、相変わらず景色も良い。 -
9時22分、山頂に到着。
標高2693メートル。だいぶ下山したとはいえまだ2500メートル以上の高さ。
富士山のスケールの大きさを感じた。 -
山頂から麓の景色。それでもだいぶ標高が下がってきたので、麓の街並みがだいぶ近くなってきたと感じた。
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絶景を楽しんだ後はふたたび下山ルートへ合流する。
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七合目からはほぼこのような道のり。緩やかな斜面で火山灰の砂を歩いていく。
振り返れば富士山の風景もきれい。 -
さらさらの砂地のため歩くたびに砂埃が上がっていく。
この日は風が穏やかな日だったが、強風時は砂埃が目に入ったりして大変そう。 -
どんどんと下山していく。
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10時44分、御殿場ルートもほぼ終盤。大石茶屋が見えてきた。
御殿場口からのバスの発車時間の調整もあるので、水分補給を兼ねて休憩した。 -
大石茶屋を過ぎると下山口である新五合目はもうすぐ。
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11時1分、御殿場口新五合目に到着。富士山登山を無事に終えることができた。
砂走りを通過した結果、全身が砂まみれになっていた。火山灰を含んでおり、汗と混じると墨汁のように真っ黒になり、顔が黒ずんでいた。
ウエットティッシュで簡単にふき取り、あとで日帰り入浴で全身を洗うことにする。 -
御殿場口からの富士山の眺めもなかなか良い。
ちょっと雲が湧き始めてきているけど、今日は年に何日もない快晴だったと思う。 -
御殿場駅行きのバスに乗車。御殿場駅を目指す。
登山は終わるが、山中湖に向かい麓の観光をする。 -
御殿場駅に到着。このまま山中湖方面のバスに乗車予定だったが、時刻表を見ると約10分前に須走五合目行きのバスがあった。
途中須走浅間神社までは同一ルートを走行する。登山バスは昨日購入したフリーパスが利用できるので、須走行きのバスに乗車する。
浅間神社で下車し、10分間の空き時間で参拝。後続のバスで山中湖に向かうことにした。 -
須走地区にある浅間神社。街並みを含め静かな環境だが赤い山門が立派。
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807年に創建された神社。世界遺産にも登録されているようだ。
本殿も大きく立派な神社だった。 -
さて、バスは山梨県山中湖エリアで下車。
湖畔近くにある紅富士の湯に到着。登山の疲れをいやすとともに砂まみれの体を洗い流す。 -
清潔感のある館内。アルカリ性のお湯。
さっぱりとすることができた。 -
さて、紅富士の湯からは1.5キロほど歩いて花の都公園を目指す。
最後に花を鑑賞して、今回の旅行を終える。 -
道路に沿って花畑が展開している。こちらは無料で見られる。
まずはキバナコスモス。すごい満開。多少雲をかぶったが富士山もすばらしい。 -
つづいてひまわり。こちらもまずまず見頃。
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最後に百日草。カラフルな花が咲き誇っていた。
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花の都公園は無料エリアのほか清流の里という有料エリアもある。
有料エリアも花のほか公園的なエリアも楽しめるので時間があれば立ち寄りたい。 -
さて花の都公園に満足し、バスで富士山駅を目指す。
列車の乗り継ぎ時間は10分ほどあるが、過去にこのエリアのバスを利用したとき遅延が常態化していたので少し不安も。
指定席を確保してあるので、乗り遅れは避けたいが。 -
富士山駅。何とか間に合ったが乗り換え時間は2分ほどだった。このエリアのバスの乗車時は20分くらいの余裕時間が欲しいところ。
日本百名山55個目でようやく登頂した富士山。高山病になったが、天気にも恵まれ大成功の登山ができた。
引き続き体力と技術の許す範囲で百名山に挑戦していきたい。
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