2021/08/08 - 2021/08/09
450位(同エリア1419件中)
さるおさん
弘前って不思議な町ですよね。他の町でも洋館が有名な場所は沢山有りますが、でもね、そういう町って大抵有名な港町だと思うんです。神戸や横浜、長崎、函館とか。弘前って港町っていうイメージ、無いじゃないですか。なのに、なんでこんなにハイカラな町になったのでしょうか? 教えて、グーグル先生!
<グーグル先生の答え>
明治時代『学都 弘前』を目指し教育に力を入れ、多くの外国人教師を招いたことでキリスト教が伝わり、明治の文明開化の波にのって洋館がたくさん造られた。太平洋戦争において弘前市が大きな空襲に見舞われなかったことも、洋館群が遺されている理由のひとつ。
行程:「ねぶた村」→アップルパイでお茶→「弘前公園」→郷土料理(貝味噌焼き・イカメンチ)の夕食→ホテル「津軽の宿弘前屋」→洋館群巡り(東奥義塾外人教師館・旧弘前市立図書館・旧第五十九銀行本店・日本基督教団弘前教会・カトリック弘前教会)→弘前フレンチのランチ
- 旅行の満足度
- 4.5
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「ねぷた村」
弘前ではなまりが違うため、"ねぶた"ではなく"ねぷた"と呼ばれている。 -
弘前の"ねぶた"、もとい"ねぷた"は扇型。三国志などの勇壮な鏡絵が特徴。裏側には美人絵や水墨画が描かれる。そのせいか勇壮なだけでなく優雅な雰囲気も。ちょっとエロティックさも感じます。
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「動」の青森に対して「静」の弘前とも呼ばれているそう。哀調の囃子や「ヤーヤドー」の掛け声も特徴的。
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「ねぷたの館」は、弘前ねぷたの資料の展示や、こぎん刺しやこけし造りの工房もあり製作風景を見学できます。私が訪れた時には、職人さんが若い女子グループと盛り上がっており"密"になっていたため、サッサと通り過ぎたので写真を撮ってないけど、"こぎん刺し"の作品の写真は撮っておけばよかったなと後で思いました。
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"津軽錦"と呼ばれる金魚かモデルの「金魚ねぶた」。元来、金魚は"幸福を呼ぶ魚"と云われており、弘前ねぷた祭りの際には、子供達が提灯のように手に持ち練り歩きます。
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津軽三味線の生演奏もありました。名人高橋竹山を真似して演奏してくださったり。竹山の演奏法は"弾き三味線"と呼ばれており、"激しさ"よりは"哀愁"を感じます。有名な演奏者なので、津軽三味線と言えば、この人の音色を思い出す方が多いのでは?
この旅で三度目の津軽三味線ですが、この方の三味線が一番好きだった。一口に津軽三味線と言っても流派によって演奏の仕方も違うみたい。この方のお師匠さんは"とにかく叩け!"と教えてくれたそうです。そのせいか、まるでエレキギターを聞いてるような激しさでした。津軽三味線てロックンロールだわ。
津軽三味線とは関係ないけど、太宰は弘前人のことを以下の様に評しています。
"弘前の人には、ほんものの馬鹿意地があって負けても負けても強者にお辞儀をすることを知らず、自矜の孤高を固守して世のもの笑いになるという傾向があるようだ。"『津軽』より。・・・何か、この感じもロックンロールじゃないですか。 -
"ねぷた"も見たし、津軽三味線も効いたし、次はアップルパイだ・・・と思ってガイドブックを見たら、歩いて行けそうなお店を一軒発見、そのまま訪問しました。「仲町伝統的建造物群保存地区」にあるカフェなのですが、結局「ねぷたの館」から、けっこう歩きました。これだけ歩くなら、100円バスに乗って有名店に行っても良かったかもな。
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元々弘前城は観光するつもりは無かったのだけど、せっかく目の前まで来たので、「弘前公園」内を縦断。特に興味を惹かれる物も無く・・・。せっかくなので門だけ写真に写しといた。どこの門かは不明。南内門?
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弘前一日目の観光を終えてホテルにチェックイン。この日のお宿は「津軽の宿・弘前屋」さん。
いつも利用しているホテル予約サイトで5点満点中、驚異の4.8点を叩き出していたホテル。お部屋もゆったりしていて、貸切制の大浴場もありました。居心地のいいホテルです。 -
夕食はホテル近くの居酒屋で郷土料理。まずは「帆立の貝味噌焼き」
"(略)アンコーのフライとそれから、卵味噌のカヤキを差し上げろ。これは津軽で無ければ食えないものだ。そうだ。卵味噌だ。卵味噌に限る。卵味噌だ。卵味噌だ」(太宰治『津軽』より)
太宰治の小説にも登場する"ザ・青森"な一品。コレは青森まで来て注文しないわけにはイカンのです。
もっと濃い味付けの料理かと思っていたら意外にあっさりしてました。味噌の味よりも貝の風味で頂くという感じ。 -
「いかめんち」
津軽地方、特に内陸部である弘前で食べられてきた家庭料理。カリッカリッの仕上がりになってました。ホントにココまでカリッカリッの食べ物なの?って思うくらいカリッカリッでした。 -
「弘前屋」さんのホテルの朝食。
メニューは、鰯の煮付け・インゲンと人参の炒め物・キャベツのポン酢和えなど。豪華さは有りませんが朝食としては充分です。私は、一人暮らしで、毎日の朝食はパン一枚なので、こういう朝食が一番嬉しいのよ。一緒に出てた「林檎ジュース」もメッチャおいしかった。この旅で、初めて飲んだ林檎ジュース、流石青森、期待を裏切らないわ。 -
弘前と云えばの洋館巡り。まずは「東奥義塾外人教師館」
これから紹介する「東奥義塾外人教師館」「旧弘前市立図書館」「旧第五十九銀行本店」は、全て同じ棟梁によって手掛けられています。その人の名は堀江佐吉。津軽藩のお抱え大工、堀江家の五代目だそうです。この人なくしては弘前の洋館建築群は存在しなかったのでしょう。 -
「東奥義塾外人教師館」の主寝室。私が泊まったホテルの部屋より広いのは無論の事、自宅の寝室と比べてもコチラの方が調度品も揃っていて温もりがある。
ウチの寝室は、10年前に家を新築した時に家具を買い揃えようと意気込んでみたものの、結局、未だにベッド以外の家具が揃っておらず、そのベッドもマットレスの固さが合わず現在使用していません。知人からは、その殺風景さ故、"人、住んでるの?"と聞かれます。トホホホ。 -
弘前のシンボル「旧弘前市立図書館」。
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ミニチュアで紹介する弘前建築群。"角み呉服店"や"角弘金物店"など面白そうな建物が紹介してあったので、実物を見学に行こうかと思ったら今は現存していませんでした。
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「旧第五十九銀行本店」
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ドラマ"半沢直樹"にでてきそうな会議室。きっと北大路欣也みたいなオジサンが、あの椅子に座っていたんだろうな。
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「日本基督教団弘前教会」 ドアは閉まっていて中には入れなかった。
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「カトリック弘前教会」内部。信者さんの席は畳敷き。誰も居なかったので、一人ステンドグランスを眺めながら、ゆったりした時間を過ごしました。台風が近づいてるとかで外は雨だしね。
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本州の北端に位置しながら様々な技術や西洋文化を取り入れた津軽藩。そんなハイカラな町柄のせいか、実は弘前は人口比の割合では日本一フランス系飲食店の多い地方都市なんです。(これを"弘前フレンチ"と呼ぶ。)
せっかく弘前まで来たんだから、是非"弘前フレンチ"を味わおうと人気店に予約の連絡を入れてみたところ、私の訪問予定日が定休日でした。それでも諦めず別のお店を予約。
スープは「冷たい林檎のスープ」。"弘前フレンチ"の代名詞と言っていいかもしれません。これが食べたくてフレンチを予約したと言っても過言ではない。お味としては、デザートスープと言うか、"苺ミルク"ってのがあるでしょ。あれの林檎版。 -
メイン「海の幸のポワレ3点盛り2種ソース」。
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飲み物は「アップルシードル」にしました。本来ならばワインを選択するところですが、弘前という土地柄から「アップルシードル」を選択。
さぁ、お腹も一杯になったことだし、今から青森市に向かいます!
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