2021/08/21 - 2021/08/21
3位(同エリア377件中)
beachさん
- beachさんTOP
- 旅行記219冊
- クチコミ28件
- Q&A回答13件
- 465,156アクセス
- フォロワー297人
デュッセルドルフから日帰りでボルゲントライヒとヴァ―ルブルクに行ってきました。
■ Borgentreich(ボルゲントライヒ)
1980年にドイツで最初の(パイプ)オルガン博物館が設立された町です。Orgelstadt(オルガンの町)として正式に認定されています。
※今回は、ボルゲントライヒ・オルガン博物館とあわせて「ドイツ・パイプオルガンの旅」と題してドイツの美しいオルガンを少しだけご紹介したいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
-
■Samstag, 21. August 2021
デュッセルドルフから日帰りでボルゲントライヒとヴァ―ルブルクに行ってきました。
今回の目的は、ボルゲントライヒにあるオルガン博物館を訪れることです。夜明け前の出発! -
ドイツ北西部に位置するボルゲントライヒは、ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州の東端、ニーダーザクセン州とヘッセン州の境に位置します。
電車が通っていないため近郊の駅からバスでのアクセスになります。バスの本数は少なく、特に復路のダイヤに注意が必要です。
05:22 Düsseldorf Hbf
07:47 Paderborn Hbf (Bus S85)
09:21 ZOB Warburg, Warburg(乗換:Bus R35)
09:51 Busbahnhof, Borgentreich
※土曜日:Borgentreich発の復路のバス最終は13:56です(2021年8月時点) -
Burg Desenberg(デーゼンベルク城趾)
ヴァールブルクからボルゲントライヒに向かう途中、デーゼンベルク城趾が見えてきます。 -
Busbahnhof, Borgentreich(ボルゲントライヒ・バスステーション)
意外としっかりとしたバスステーション。利用者数に比例していない気がしますが、観光客としては安心。 -
バス停のマークはドイツ全土共通です。
-
ボルゲントライヒは、人口8500人と1万人に満たない小さな町です。
観光地ではないですが、ドイツで最初のオルガン博物館が設立された町として知られています。とはいえ、正直に申し上げると誰もが知っているレベルではなく、その道の人や物好きが知っているレベルです。 -
(マニア向け)ボルゲントライヒの見所は2つ!
1. ヴェストファーレン地方最大のバロックオルガン
2. ドイツで最初のオルガン博物館
以上! -
町の家屋は木組みが多く、近隣地域と同様に保存状態の良いものが多いです。
-
ドアも歴史を感じますね。ドイツ騎士団の紋章。
-
St. Johannes Baptist(洗礼者聖ヨハネ教会)
教会と向き合うように、正面にはオルガン博物館があります。 -
ネオゴシック様式の教会です。
-
St. Johannes Baptist @Borgentreich
この教会の見所は、ヴェストファーレン地方最大の(ドイツ国内では4番目に大きい)バロックオルガンです。製作者は不明。
オリジナルは、17世紀にダルハイム修道院のために建造されました。その後、ダルハイム修道院の閉鎖に伴い、プロイセン国王の許可を得てボルゲントライヒに売却され、1803年に移転してきました。直近では、2011年に大きな修復・再建作業を終えています。
このオルガンは、特に17世紀当時のまま保存されているパイプの割合が多く、大変貴重なオルガンのひとつとされています。 -
3段の鍵盤とペダルと45のストップ(音色を変えるボタン)。
-
●Orgelmuseum Borgentreich(ボルゲントライヒ・オルガン博物館)
■開館時間:
<7~10月>
木・金・日曜日 14:00 - 17:00
土曜日 10:00 - 12:00 , 14:00 - 17:00
※11~3月は土日のみ
■入場料:大人 4EUR
※個人でも+4EURでガイドツアー申し込み可(ドイツ語)
<HP(ドイツ語)>
http://www.orgelmuseum-borgentreich.de/ドイツで最初に設立された「オルガン博物館」 by beachさんボルゲントライヒ オルガン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
1980年9月、ドイツで最初のオルガン博物館は、ボルゲントライヒの旧市庁舎にオープンしました。
もちろん、ここに設立した理由は、正面にある洗礼者聖ヨハネ教会のパイプオルガンに付随しています。そして、このオルガン博物館をきっかけに、2012年にボルゲントライヒは、公式に「Orgelstadt(オルゲルシュタット)=オルガンの町」として認定されました。 -
<ドイツのオルガン文化について>
ドイツでは、2017年にパイプオルガンの製作技術と音楽が「無形文化遺産」として認定されました。2018年時点では400社あまりのオルガン工房があり、約5万台のオルガンが現存する、世界で最もオルガン密度が高い国と言われています。
また、ドイツはマイスター(職人)の国でもあり、オルガン製作はその中でも最高峰の技術と能力が求められるもののひとつとされています。 -
<簡単なオルガンの歴史>
オルガンとは、ギリシャ語の「オルガノン=道具」という言葉に由来します。
・紀元前265年:エジプトで水オルガンが発明される
・紀元前1世紀はじめ:ギリシャでふいごによるオルガンが出現
・14世紀:現代に通ずる大オルガンが現れる
・18世紀:バッハによってオルガンが大きく発展する
オルガンは礼拝に欠かせない楽器としてキリスト教とともに発展してきました。 -
<オルガンとわたし>
ライプツィヒの有名なバッハ像の背面にはオルガンのパイプ。前記した通り、生前オルガニストとして名声を博していたJ.Sバッハは、オルガンの発展、歴史に大きく影響を与えた作曲家のひとり。(で、ご存じの方もいるかと思いますが、私はバッハの追っかけ)
バッハのオルガン作品から入り、その後は楽器自体に魅了されました。土着性が強く、ひとつとして同じものはない巨大な楽器。その場でしか聴けない音。その歴史、文化、仕組みや製作過程と興味は沸くばかり。 -
早速、博物館を見学をしていきたいと思います。
館内は2フロアになっていて、体験学習型の展示品がほとんどです。実際に触れたり、音を出したりすることが出来ます。
※この後、オルガンの自己満足解説になります。ご興味のない方は、後半に「目で見る美しいパイプオルガン」の写真がありますので、そこまで飛ばして下さい。 -
◆Von der Taste zum Ton(鍵盤から音が出るまで)
まず最初に、オルガンの簡単な仕組みに関して。パイプオルガンに欠かせない要素は3つ『パイプ』『ふいご』『鍵盤』です。 -
パイプオルガンは、鍵盤を押すことにより無数の音程の異なるパイプに風を送って鳴らす、いわば鍵盤楽器の "管楽器" とも言えます。
対して、ピアノはハンマークラヴィーアと言われるように鍵盤楽器の "打楽器" とも言えます。 -
『ふいご』
オルガンに風を送るための装置。この巨大なふいご、片足で踏むそうですが力足りず、両足身体ごと乗りましたがそれでもやっと空気を送れるくらいの重さ…。ジムに置いたら人気が出そうです。 -
「オルガン製作法」という本に記載されている、教科書でよく見る絵。
左の人が(扱き使われて…)一生懸命ふいごを操作しています。
扱き使われてというのは冗談で、ふいご職人は「Kalkant(カルカント)」と呼ばれ、オルガニストの演奏を生かすも殺すも彼ら次第というくらい重要な存在でした。それゆえ、オルガニストと同じ賃金を得ていたそうです。ちなみに時代が進むに連れてモーター式に切り替わりました。 -
◆Klangvielfalt - Die Orgel als Orchester -(音の多様性・オーケストラとしてのオルガン)
-
パイプオルガンは、1台でオーケストラにも匹敵するほどの音量と、さまざまな音色を出せることから「Die Königin der Instrumente(楽器の女王)」と呼ばれています。
-
多種多様な音色の『パイプ』
パイプの種類は大きく2種類に分けられ、優しい音のフルートやヴィオラ・ダ・ガンバ等の音を出す「フルー管」、響き渡るトランペットやオーボエ等の音を出す「リード管」があります。 -
パイプ(フルー管)はリコーダーと同じ構造です。ただし、リコーダーとの大きな違いは、1本のパイプにつき1つの音しか出せないことです。
-
◆Klangvielfalt - Die Orgel als vielstimmiger Chor -(音の多様性・ポリフォニー合唱としてのオルガン)
-
オルガンの音の高低はパイプの長さ、音色は太さや形状、材質に関係しています。低い音は長く、高い音は短く、やわらかい音は太く、鋭い音は細いパイプから出ます。
パイプ1本1本は正確に調律されていますが、発音(音の出だし)の際に雑音が入ったり、持続音の中で多少の揺らぎ出ることがあります。それは人間の発声に例えられ(生物学的な自然の音)、うまく調整されたオルガンの音は、言葉の入った歌のように聴こえると言われています。 -
音色を変える『ストップ』
パイプオルガンの音色を変えるのが、このストップと呼ばれるレバー。各ストップには、音色の名前とピッチ(音の高さ)を表す数字が表記されています。
パイプオルガンの演奏を見たことがある方は、助手の人がこのストップを引いたりしているのを見たことがあるのではないでしょうか。今では、コンビネーションボタンというものがあり、複数のストップの組み合わせを記憶する装置がついているオルガンもあります。
オルガニストは演奏すると同時に、複数のストップを組み合わた音色作りのテクニックも求められるのです。 -
『鍵盤』と『ペダル』
手鍵盤は1段のものから5段のものまでと様々です。そして足鍵盤はペダルと呼び、時代とともに鍵盤数は増えてきました。
にしても、ピアノで両手左右異なる動きをするだけでも大変なのに、足まで動かすとは本当に神技、達人技ですよね。 -
◆Windladen - Das Herzstück der Orgel -(風箱・オルガンの心臓部)
風箱は、まさにパイプオルガンの心臓部です。風箱は、風を溜めるだけではなく、溜めた風を送り込む機能も兼ねています。これが無ければオルガンが息をすることはありません。 -
この穴のたくさん開いた板は『スライダー』と言い、先述したストップレバーと連結しており、ストップを引くことで特定の板がスライドし、パイプに風が送り込まれ選択した音色が鳴るというわけです。
-
◆Handwerk - Baumeister der Orgel -(職人技・オルガンビルダー)
続いては製作過程になります。オルガンビルダーと呼ばれる職人は一口に言っても、その作業は多岐に渡ります。
例えば、オルガンケース、風箱、コンソール(演奏台)、レリーフ、フレームは木材で作られます。そして、パイプの大半は金属で作られるので金属加工も必要になるのです。 -
『溶解炉』
パイプの材質は、錫と鉛の合金が使われていたそうです。純度の高い金属よりも、むしろある程度不純物を含む古い時代の材質の方が、より良い音色を生み出していたとの研究結果が発表されています。 -
溶融炉で作り出した合金は、滑走式容器に入れ板金作業台の上で "決められた速度で伸ばす" ことで一定の厚さの合金板となります。
-
合金板は、表面を削り磨いたあとにカッティングされ、はんだ付けによって接着することでパイプとなります。全て手作業で、多ければ千本単位のレベルで行うことになります。その過程で調律師の作業も入ります。
オルガンに限ったことではないですが、あらゆる楽器はこうした手作業と技術のもとで、一つひとつ丁寧に作られているのです。 -
こちらはオルガンのフレームや彫刻、装飾を作るための木工作業台です。
-
工房の様子。こうして木工作業やパイプの金属加工をするオルガンビルダーはひとつ屋の下で日々作業をしているのです。
更には、オルガンの組み立て、メンテナンス作業も含まれているので、まさに職人技ですね。説明を聞いて、改めて感心しました。 -
そして、こんな感じで全ての部品は箱の中に収められ組み立てられます。
@ハレのヘンデル生家博物館にある、上部から内部を見ることが出来るオルガン -
シアタールーム。今秋(2021年秋)からは新しい短編映画が公開される予定とのことで、乞うご期待とのこと。
-
シアタールームには、ドイツ、オルガンの歴史に名を遺す作曲家の解説があります。
J.S.バッハ、ブクステフーデ、ゲオルク・ベーム、フランツ・トゥーンダー、ザムエル・シャイトなど。 -
館内中央の階段にある青い柱、実はこれもオルガンのパイプ!長さ10m(3階ぶち抜き)で、大きなオルガンではこのサイズが使用されます。
パイプは長いほど低音になりますが、このパイプは周波数が16ヘルツ。人間の聴覚の下限は20ヘルツまでなので、もう実質音というよりは振動みたいなものです。 -
パイプオルガン、知れば知るほど奥が深く、まだまだ学びたいことだらけです。
日本でも浜松楽器博物館や、サントリーホールでは「オルガン探検隊」など専門家がオルガンを分かりやすく解説してくれるイベント等も以前はあったので気になる方は調べてみて下さい。 -
お土産は、「楽器の女王」と書かれた博物館のエコバッグとパンフレット。
-
この後は「ドイツ・パイプオルガンの旅」と題して、私が今まで訪れた教会の中からドイツの美しいオルガンを少しだけご紹介したいと思います。
-
■Kölner Dom @Köln
ドイツの教会では、週末やお昼の時間帯に無料(献金あり)でオルガンコンサートが開かれていることがあります。パイプオルガンは、楽器でもあり教会の一部の装飾品でもあるので見るだけでも楽しめますが、やはり醍醐味はその音色です。
ケルン大聖堂では1960年以来、夏期限定で毎週国内から著名なオルガニストを招いたオルガンコンサートが開催されます。今年はコロナ対策のため抽選でしたが、見事希望日に当選し素晴らしいオルガンの音色を堪能してきました♪ -
■Stadtkirche St. Marien @Celle
Hermann Kröger 1653 / Rowan West 1999
ツェレの聖マリエン教会のオルガン。
一つ目に紹介するのに相応しいと言わんばかりの豪華なファサード。北ドイツの多くのオルガンに見られる「リュックポジティフ」付き(二層構え)のオルガン。 -
■Marienkirche @Lübeck / Die Kemper-Orgel
Martin Flor 1518 / Kemper 1968
リューベックのマリエン教会のオルガン。
20歳のバッハが、ブクステフーデの演奏を聴くために400kmの道のりを歩いて訪れたとされる教会。残念ながら当時のオルガンは残っていません。パイプ総数8512本の大オルガン!このサイズ感にして最小のパイプはタバコほどの長さです。 -
■Hauptkirche St.Jacobi @Hamburg / Arp-Schnitger-Orgel
Arp-Schnitger 1693
ハンブルクの聖ヤコビ教会のオルガン。
17世紀に活躍した北ドイツのオルガン製作者の巨匠アルプ・シュニットガーの銘器。世界中のオルガニストが憧れる歴史的オルガンのひとつ。第二次世界大戦中はパーツを分解し保管され、その後オリジナルの形で復元されました。 -
■St. Andreas @Hildesheim
Beckerath 1966
ヒルデスハイムのアンドレアス教会のオルガン。
「ハンブルク・プロスペクト」と呼ばれる、北ドイツのオルガンの典型的な形状のオルガン。パイプが互いに区画化されて分離された配置になっています。 -
■Katholische Hofkirche @Dresden / Silbermann-Orgel
Silbermann 1755 / Wegscheider und Jehmlich 2002
ドレスデンのカトリック旧宮廷教会のオルガン。
バッハと同時代を生きたオルガンビルダーの巨匠ジルバーマンが携わった最後の作品。
ドイツオルガンの歴史に多大な影響を与えたジルバーマンが作り上げた珠玉の音色は、弟子たちによって後世に受け継がれています。 -
■Frauenkirche @Dresden
Silbermann 1736 / Kern 2005
ドレスデンのフラウエン教会のオルガン。
かつて、第二次世界大戦で破壊されるまでは、ジルバーマン製のオルガンでした。オルガン完成直後には、バッハも演奏したと言われています。
現在のオルガンはケルン社製ですが、再建の際にはジルバーマンの伝統を継承しつつ、現代のオルガン要件も満たすように製作されました。 -
■Georgenkirche @Eisenach / Die Schuke-Orgel
Schuke 1982
バッハの故郷、アイゼナハのゲオルク教会のオルガン。
ゲオルク教会のオルガニストは、130年以上に渡ってバッハ一族が務めました。 -
■Bachkirche @Arnstadt
Wender-Orgel / Wender 1703
Steinmeyer-Orgel / Steinmeyer 1913
バッハ一族の本拠地、アルンシュタットのバッハ教会のオルガン。
当時18歳のバッハは、この地で初めてオルガニストとして職に就きました。上部のオルガンと格子壁の背後にもう一台のオルガンが隠れています。 -
■Schlosskirche @Altenburg / Die Trost-Orgel
Trost 1739
アルテンブルク城教会のオルガン。
1739年に侯爵宮廷オルガン製作者トローストによって製作されました。1976年に修復が行われ、当時の音色を取り戻しました。現在でも70%がオリジナルです。
見た目の美しさもさることながら、J.S.バッハも自ら演奏し、その音色を絶賛したと言われています。 -
■Marktkirche @Halle (Saale) / Die Schuke-Orgel
Schuke 1984 / Sauer 2007
ヘンデルの故郷、ハレのマルクト教会のオルガン。
見事な大オルガンは、J.S.バッハが鑑定に携わり、その音色に聴き惚れたバッハがオルガニストに志願するほどだったと言われています。後にバッハの長男が18年間オルガニストを務めました。 -
■Stadtkirche St. Wenzel @Naumburg (Saale)
Die Hildebrandt-Orgel
Hildebrandt 1746
音の宝石と称される、ナウムブルクの聖ヴェンツェル教会のオルガン。
オルガンビルダーの巨匠ジルバーマンの弟子ヒルデブラントの作品。J.S.バッハが鑑定に携わり、実際に弾いたことでも知られています。当時バッハが追い求めた理想の音色を今もなお受け継ぐ大変貴重なオルガンです。 -
■Thomaskirche @Leipzig / Die Sauer-Orgel
Sauer 1889
バッハ終焉の地、ライプツィヒのトーマス教会のオルガン。
教会には2台のオルガンが設置されており、大オルガンと、北側には2000年にバッハのオルガン作品を再現するために製作されたバッハオルガンがあります。トーマス教会で聴くバッハは特別です。 -
■Berliner Dom @Berlin / Die Sauer-Orgel
Sauer 1905
1905年に皇帝ヴィルヘルム2世の命によって建てられた、ベルリン大聖堂のオルガン。
パイプ総数7269本のリュックポジティフ付きオルガン。後期ロマン派のオルガンで、建設当時はドイツ最大のものと考えられていました。 -
■Frauenkirche @München
Zeilhuber 1957 / Jann 1994
ミュンヘンのフラウエン教会のオルガン。
北ドイツのシュトラールズントの聖マリア教会のオルガンのデザインの影響を受けていると言われています。 -
■Dom St.Stephan @Passau
Steinmeyer 1928
Eisenbarth 1980 / 1993
パッサウの聖シュテファン大聖堂のオルガン。
教会内には5台のオルガンがあり、メインの大オルガンは建設当時「世界最大」として注目を集めました。パイプ総数は、17,974本!現在もヨーロッパ最大のオルガンとして知られています。 -
■Regensburger Dom @Regensburg
Rieger 2009
レーゲンスブルク(聖ペーター)大聖堂のオルガン。
2009年に設置された世界最大の「ツバメの巣オルガン」。重さは37トン。このオルガンを製作したリーガー社は、日本のサントリーホールやICU礼拝堂のオルガンも手掛けています。 -
■St. Elisabeth @Nürnberg
Bittner 1903
ニュルンベルクの聖エリザベス教会のオルガン。
数少ないロマン派のオリジナルのオルガン。管の音を好むバロック様式のサウンドとは対照的に、オーケストラの弦の音がモデルになっています。 -
■Trierer Dom @Trier
Klais 1974
ドイツ最古の町トリーアのトリーア(聖ペテロ)大聖堂のオルガン。
壁の高所に設置された、通称「ツバメの巣オルガン」。高さ16m、幅8m、重さはなんと30トン超えのオルガンです。演奏台はパイプの後ろにあり、オルガニストはエレベーターで演奏台まで向かいます。 -
■Marienbasilika @Kevelaer
Rütter 1874 / Seifert 1907
北西ヨーロッパ最大のカトリック巡礼地ケーヴェラアーのマリエン・バジリカのオルガン。
見事な内装に引けを取らないオルガンは、世界最大のドイツ・ロマン派のオルガンとしても知られています。 -
■Andreaskirche @Düsseldorf
Kemper 1782 / Beckerath 2003
我がホーム、デュッセルドルフのアンドレアス教会のオルガン。
オルガンケースの中には水を入れた小さな浴槽があり、徹底した湿度管理が行われています。毎週日曜日には無料コンサートが開催されています。 -
楽器を作る人、楽器を奏でる人、そして音楽を文化として伝える人。
心から音楽を愛する人たちがいるからこそ、歴史は築かれ長期に渡って素晴らしい音色を響かせることが出来るのでしょう。
「興味と意欲を持って学習すべし」私のモットーです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (10)
-
- keikorgelさん 2022/09/18 14:21:00
- はじめまして、オルガンマニアです笑
- beachさま
こんにちは、調べ物をしていたらこんなに素敵なブログに出会えました。あわててアカウントを取得した次第です。
ボルゲントライヒ、全く知りませんでした。博物館、実に良いですね!写真を拝見しているだけでも、実にわかりやすい!そして柱!32フィートでしょうか?それも木管?こんな柱だらけのおうちに住みたいです笑 早急に行かなければならない博物館です!
そして美しいオルガンの数々!ヴュルツブルクのクライスはトランペットの水平管?があります?こんなに無造作ちっくに配置されているのは初めて見ました笑 また、トリーアドムのツバメオルガンのエレベーターとは、電話ボックスのような箱に乗り、それを吊しているロープを引っ張りあげてコンソールに到達するような原始的な物でしょうか?以前動画でその様を見て、どこのオルガンなのだ・・・と思っていたのですが。写真を通してだけでも興味がつきません。。
ちなみに、私もバッハの追っかけのような者ですが、オルガン体験はオランダからスタートしました。そして、北ドイツのオルガンにはまり、今夏初めて中部ドイツのオルガンと会うことができました。聴くことができたのがナウムブルグのヒルデブラントでしたが、腰抜けました笑
こちらで、沢山のまだ知らぬオルガンの写真を拝見でき、急ぎの用事がいっぱいできてしまったなー♡と困っております笑
オルゲルバウにもご興味がおありとのこと!ぜひぜひそちらの訪問ブログも楽しみにしております。私も今夏、北の名工房アーレントに突撃しました。美しいオルガンに出会ったり音色を聴くのとは違った興奮を体験いたしました。
・・・。話がつきなくなるので、ちょっとクールダウンします笑 すこしづつブログを拝見させてくださいね。では!
keikorgel
- beachさん からの返信 2022/09/19 09:39:09
- RE: はじめまして、オルガンマニアです笑
- keikorgelさま
こんにちは。
はじめまして!コメントありがとうございます!!
まさかアカウントを取得してまでメッセージを頂けるとは嬉しい限りです(^^)そして、何よりオルガンに同じ思いを抱くkeikorgelさんと出会えて嬉しいです。
ボルゲントライヒ、マニアックですよね。私もドイツに来るまでは知りませんでした…。さすが、keikorgelさん!ボルゲントライヒの柱は32フィートの木管パイプです!!32フィートの柱だらけの家、微振動が…凄そうです(笑)。
ヴュルツブルクのオルガンは、水平トランペットですね!そして、トリーアのオルガンのエレベーターは、一般からは見えない場所に現代のエレベーターが設置してありました。でも、もしかしたら以前はそのような方法で演奏台まで移動していた可能性はありますね。
オランダもドイツと並ぶオルガン大国ですね。私は、入口がバッハだったので、中部ドイツのオルガンにハマり、色々と調べるようになりました。最近はジルバーマン博物館に行きたいなと考えています。ナウムブルグのオルガン、実は今夏行きましたが、タイミングが合わず音を聴けていないのです(泣)リベンジしようと思っています。
おーアーレントの工房に行かれたのですね!それは羨ましい限りです!!私も工房見学に関して、今一度しっかり調査してみようと思います(^^)
オルガン話しで盛り上がってしまいますね!こんな趣味の塊のような個人ブログにお付き合い頂きありがとうございます(*^^*)
よろしければ、今後ともよろしくお願いします!
beach
-
- pedaruさん 2021/10/11 05:26:06
- 世界で一番大きな楽器
- beachさん おはようございます。
大きいだけでなくその構造の綿密さ、複雑さ、においても想像を絶するものだと
感じ入りました、恐れ入りました。
製造の過程や、構造の説明が丁寧で簡潔なのには感心しました。
このブログを読んで、パイプオルガンというものが新鮮な驚きとともに、理解することが出来た気がします。空気を送る木製の機械?の凄さ、かなりの体力を必要とするのですね。子供の頃鍛冶屋さんの仕事をよく見ていましたが、あの程度のフイゴではだめなんですね。
おびただしいパーツに行き渉る空気、又その部品もすごいです。すべて手作り、これも驚きです。だからいろんなデザインのものがあるのですね。
どれも個性的で豪華だったり、清楚だったり、理知的だったり、それぞれ芸術的なものを感じます。
この楽器の音を聞くだけで、神の降臨を信じてしまいそうになるのも無理はありません。日本のお寺でも阿弥陀如来の来迎にはピッタリの楽器です(笑)ぜひ採用したらどうでしょうか?えっ?値段は?お寺が建ってしまうほどの・・・・
pedaru
- beachさん からの返信 2021/10/11 08:32:13
- RE: 世界で一番大きな楽器
- pedaruさん
おはようございます。
コメントありがとうございます!
少しでもパイプオルガンにご興味を持って頂けたのでしたらとても嬉しく思います(*^^*)私自身パイプオルガンの音色が好きで、かつてはパイプオルガンを習得したいと思っていましたが、残念ながら身長が足りなく断念しました。
ふいご職人の体力もさることながら、オルガン奏者に体格が求められるとは…考えてみればヨーロッパ発祥のそれも教会は女人禁制の場合もあるため、西洋人の男性が演奏する楽器ともなれば、スケールが大きくなるのも納得です。
鍛冶屋さんの「ふいご」と言えば、私はドイツのクリスマスマーケットでしか見たことがありません…。パイプオルガンの「ふいご」は、それはそれは大きいものでした!
オルガンのパーツひとつひとつに職人の愛情を感じます。そして個性のある楽器は、見た目も音色も本当に素晴らしいものです。最近では、オルガンビルダーを目指す若者は少ないらしく、つい最近こちらのテレビ番組では珍しい職業訓練で取り上げられていました。
日本のお寺と言えば、ご存じかもしれませんが築地本願寺にはパイプオルガンが設置されています。2000本のパイプを有するかなり立派なものでドイツ製になります。左右のパイプが6つの山をかたどっており、これは『南・無・阿・弥・陀・仏』の6文字を表現しているそうです。仏教と西洋のコラボレーションがとても不思議でした。降臨、はたまた御来迎!?ちょっと悩みそうなところですが、どちらにしても神のご加護を受けられそうですね(笑)
初期費用もさることながら、その後のメンテナンスにも莫大な費用が…(苦笑)恐るべし…楽器の女王"様"(笑)!
beach
-
- maayさん 2021/09/01 23:35:58
- パイプオルガン愛!
- beachさん!
ありがとうございます。
もう、大興奮です(笑)美しいオルガンの数々!教会ごとに違うパイプオルガンの姿、音色!本当に素晴らしい楽器ですね。。ヨーロッパの街を訪ねれば、教会を覗き、そこにあるパイプオルガンの音色を楽しむのは、本当にユーロ巡りの醍醐味ですね…。うっとりです…
そして、beachさんのオルガン愛の凄さ!勉強になります(*´∀`)
私は、ドレスデンの三位一体大聖堂では、オルガニストが練習をしているところを聴いたのですが、音色の凄さに圧倒されました。本当に美しい体験でした(*´-`)
あと、バッハコレギウムジャパンの鈴木雅明氏のNHK「ドイツオルガン紀行」が素晴らしくて、フライブルクや、特にアルテンブルク城教会のオルガンが素晴らしくて、ぜひ訪れてみたい!と思っています。
ケルン大聖堂のオルガン!クリスマスの時期に聴きましたが、本当に本当に、、耳も目も最高ですよね…(心も)
ずいぶん前にこれもNHKで、東京カテドラルのパイプオルガンを再生する『パイプオルガン誕生~イタリア-東京・500日の物語~』というのがあったのですが、(調べてみたらDVDになってました!)これが、本当に興味深い内容でした!
また、素敵な特派員レポート!待ち望んでいます(*´∀`)♪
maay
- beachさん からの返信 2021/09/02 18:48:50
- RE: パイプオルガン愛!
- maayさん!
こんにちは(^^)/
コメントありがとうございます!
私もmaayさんからのコメントに大興奮ですよ(笑)クリスマスマルクト、ルートヴィヒ2世、そしてオルガンと趣向が合い過ぎて、毎回一緒に旅行をしている気分になります♪
ドレスデンの三位一体大聖堂の音が聴けたのは超ラッキーですね♪限られた旅行期間でオルガンの音を聴くは、時間が合わなかったりでなかなか難しいですよね。
ジルバーマン製のオルガンは本当に素晴らしいオルガンで、最初の1音で鳥肌が立ちます。鈴木雅明氏のNHK「ドイツオルガン紀行」、もちろん日本にいる時に見ました〜(録画をして保存もしてあります)!あの番組は素晴らしかったですね!当時、メモを取りながら見ていて、ドイツオルガンへの興味をさらに抱かせてくれた番組でした。
ケルン大聖堂のオルガンも聴かれたのですね♪私は今回初めて聴きましたが、大聖堂に響き渡る迫力は一度聴いたら忘れませんね。そう、心も落ちつきますよね(ある意味「無」になったりして)!そのお気持ち分かります^^
そして、そして『パイプオルガン誕生 イタリア-東京・500日の物語』も見ていました〜(笑)この番組でオルガンビルダーの凄さを知り、影響されやすい私はその後、東京カテドラル始め、週末には都内のオルガン巡りをしていました(笑)
いやはや、コメントも興奮気味で書いてしましました(^^)
今回もお付き合い頂きありがとうございます♪今後もどうぞよろしくお願いします(*^^)v
beach
- maayさん からの返信 2021/09/05 00:05:55
- Re: パイプオルガン愛!
- beachさん
オルガンのお写真、うつくしくて何度も見てしまいますー。
やはり、2つともご視聴済みでしたね!
あと、1枚目のデュッセルドルフ空港駅の写真に懐かしさがー! 笑
あのベルトコンベアみたいなエスカレーター?一度、動いてなくて、スーツケースひっぱりながら登っている人がいました!私はもちろんエレベーターまで行きましたが!
maay
- beachさん からの返信 2021/09/05 19:44:20
- RE: Re: パイプオルガン愛!
- maayさん
本当に豪華で煌びやかな装飾は見ているだけでうっとりしますよね〜!コアな番組で話が出来るのは嬉しいですね(笑)maayさんもオルガン愛が溢れていますよ(^^)
まさかのデュッセルドルフ空港の写真に反応が(笑)ちなみにあのエスカレータ、私は何度も降り立っていますが、動いていたのは1、2回しかありません。この日も"もちろん"動いていませんでした(笑)
beach
-
- jijidarumaさん 2021/08/30 01:02:48
- ドイツ国内の教会に置かれる膨大な数のパイプオルガンを想像すると・・・。
- beachさん、
今晩は。
いつも感心しています。
今回のオルガンの町Borgentreichボルゲントライヒにある
「ドイツで最初のオルガン博物館」は町の存在をアピールしていますね。
しかも、本章の中身の濃い事にも驚きました。音楽や楽器に疎い私には
ちょっと贅沢で、高尚でしたが、ドイツ国内の教会に置かれる膨大な
数のパイプオルガン、演奏家たち、それを支えるマイスターの技術といった
ものが少し想像でき、ドイツ文化のすごさにさらに理解が進みました。
バッハ好き、音楽好きにはやはりドイツが似合いますね。
ありがとうございました。
ご参考:
黒い森とアルザス・シュヴァーベン地方の旅21:英雄クラウス・シュタウフェンベルグ伯爵一家が過ごしたラウトリンゲン城を訪れる。
https://4travel.jp/travelogue/11098157
ラウトリンゲン城内郷土博物館の管理者らしき女性は“イエルの楽器コレクション”のことを私の父のコレクションと言っていたが、ここには大きな(本章で紹介されたものに比すれば小さいけど)パイプオルガンから、小さな鍵盤楽器、Cembaloチェンバロや古いアコーデオンのようなもの、Zitherチターという弦楽器、グランド型のピアノ、面白いのは音楽を奏でる人たちを描いた扉付きのフォルテピアノ、ピアノ工房などがありました。
それではまた。
jijidaruma
- beachさん からの返信 2021/08/30 07:13:27
- RE: ドイツ国内の教会に置かれる膨大な数のパイプオルガンを想像すると・・・。
- jijidarumaさん
こんばんは。
コメントありがとうございます!
オルガンの町ボルゲントライヒ。果たしてドイツ人、いや…NRW州在住者で何人知っているかという感じですが、私は食いつきましたよ(笑)ボルゲントライヒ観光大使・日本担当なるものの募集があれば率先して応募します(笑)
昔取った杵柄ではないですが、大学でかじっていた分野でもあるので、どんどん熱が入ってしまいまして(苦笑)私もドイツ文化の素晴らしさを身をもって感じてきました。ドイツはクラシック音楽好きにとって学びの宝庫であり、知れば知るほど魅了されます。こちらこそ、マニアックな記事にもお付き合い頂きありがとうございます(^^)
「黒い森とアルザス・シュヴァーベン地方の旅」拝読いたしました。ここのコレクションからもマイスターの技術のすごさや、(フォルテ)ピアノ作り発展を理解できそうですね。扉付きのフォルテピアノは見た目も華やかで素敵ですね!これで、つっかかりながら、ずっこけそうな演奏は出来ませんね…(笑)貴重な情報を頂きました!ありがとうございます。
次は楽器工房の見学が出来ないものかと調査中です^^
それではまた。
beach
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
ドイツ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
10
68