2020/11/23 - 2020/11/23
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RAINDANCEさん
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鹿児島県南部、熊毛郡屋久島町の島である屋久島を訪れ、屋久杉を代表する古木である「縄文杉」までトレッキングしました。時期が11月になったのは、仕事の都合もあったのですが、雨が多い屋久島でも比較的雨が少ない季節で、晩秋といっても寒すぎることもなく、暑がりの私にとってはベストシーズンだったからです。観光客も少なめで歩きやすかったです。
★安房の宿に前泊&後泊し、万全の態勢で縄文杉へ。
★トレッキングの後は、宿でゆっくり郷土料理を味わう。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎首折れ鯖
◎鹿鍋
◎カメノテ
◎芋焼酎「三岳」(屋久島限定ボトル)
◎飛魚のから揚げ
◎さつま揚げ(飛魚のすり身)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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日本国内での新型感染症の第2波が落ち着いたところで、屋久島の観光を計画しました。鹿児島から高速フェリーで宮之浦港から上陸、レンタカーで移動し安房港近くの宿「屋久島料理 御宿 鶴屋」を拠点に”縄文杉トレッキング”へ。
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前夜は早めに就寝し、トレッキング当日は朝3時半頃に起床。当然真っ暗です。
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レンタカーで屋久島自然館入口の「荒川登山バス停留所」へAM4時半ごろに到着。安房港からは5kmほどです。駐車場はまだ車は少ない...
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登山バスの乗車をここで待ちます。
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バス待ちの間、宿で用意してもらったおにぎり弁当で朝食。御宿鶴屋では、早朝登山の場合は通常の朝食を、朝食と昼食用のおにぎりに変えてくれました。
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カップみそ汁付き。お湯は宿で入れて持ってきました。
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バスはAM5:00出発。皆さん、朝ごはんの弁当をかきこんでます。歩きますからね、しっかり食べておかないと。
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AM5:00になりました。いよいよ「荒川登山口」へ出発。バスに揺られること30分強、15kmほど走ります。
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そして荒川登山口に到着!
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ここで、トイレや装備など出発前の最終チェックです。
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AM6:00前に、縄文杉へ向け出発!
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暗いので、ヘッドランプを灯して視界を確保。
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鉄橋を渡ります。11月の末ですが、それほど寒くはありません。ドライ素材のアンダーシャツとTシャツ、長袖のシャツにフリース、といった服装で充分、歩くとむしろ少し暑いくらい。寒くなれば、さらにレインウェアも着るつもりでしたが結局着ませんでした。
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しばらくは、トロッコ道を進みます。
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すこーし空が白み始めました。
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杉もちらほら見え始め...
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すっかり明るくなりました。手すりのない太忠橋を渡ります。
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ここは右ですよ。分岐点には案内板がありますので、きちんと見ていれば迷うことはありません。
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小杉谷橋。
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河原で朝ごはんもいいですね。
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「小杉谷小・中学校跡」。1923年(大正12年)、国有林経営の前線としてここに集落ができました。最盛期の昭和35年(1960年)には133世帯の大きな集落となり、この学校にも108人もの児童がいたそうです。
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1970年(昭和45年)、小杉谷製品事業所の閉鎖とともに、集落から人はいなくなった、とのこと。
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小杉谷休憩所。
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トロッコ道はかなりサクサク歩けます。
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「楠川分れ」に来ました。
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ここから、「白谷雲水峡」へ向かうことができます。が、この日は「縄文杉」に集中。日帰りで両方行くのはかなりの体力と時間が必要。
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楠川分れの近くに最初のトイレがあります。
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トイレの内部。紙はちゃんとあります。
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先へ進むと、すぐに「三代杉」に出会います。1代目(推定1200年)の倒木の上に2代目(推定1000年)が育ち、2代目(推定350年)の切り株に3代目が育っているので三代杉。
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こちらは「仁王杉」、幹回りは8.3m。
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「大株歩道入口」。
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ここからはトロッコ道ではなく急な山道になります。遅くとも午前10時にはここを出発しないとヤバイ...のだそうです。まだ8時台なので余裕。
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ここに、しっかりした設備の「大株歩道トイレ」があるので寄っておきましょう。
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そしておやつ休憩。
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さて、いよいよ大株歩道へ。
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歩きやすいトロッコ道から、このような登山道に変わります。
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根っこだらけの道。
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「翁杉」。平成22年(2010年)に腐食により倒れてしまったそうな。推定樹齢2000年で幹回り12.6mで、縄文杉に次ぐ2番目の太さでした。
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「ウィルソン株」にやってきました。
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豊臣秀吉の命により伐採されたという杉の切り株です。
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イギリス人の植物学者A・H・ウィルソン博士によって世界に紹介されたので、その名がつきました。
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小さな祠があります。
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幹周りは16m以上で、伐採時の推定樹齢は2000年以上、縄文杉に匹敵する格の屋久杉だったと考えられている模様。
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有名な、ハート形に見えるポイントからもパシャリ。このハート形を作るの、結構無理がありますね。
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縄文杉まではあと1.9km。
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頑張りましょう!
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コースのちょっと外れに見えるのは携帯トイレブース。
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木の階段が出てきました。
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「大王杉」。ここまで来たら縄文杉まであともう少し。
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「夫婦杉」。
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素性不明の巨木。
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縄文杉の看板!
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縄文杉展望ステージが見えてきました!
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到着しました!!
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「縄文杉」です!!!
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樹高25.3m、胸高周囲16.4m、直径およそ5m...昭和41年(1966年)に発見されました。推定樹齢が約7200年!?と言う説もあり、そうなると縄文時代から生き抜いている杉...ということになります。それで縄文杉。
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ですが、約7,300年前の火砕流で屋久島を含む九州南部諸島の大型植物は全滅したと考えられていて、縄文杉の樹齢は古くとも4000年以上はさかのぼらないとする定説があるそうです。記念写真を撮ってもらいました!
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無事に縄文杉を見終えたところで、近くの休憩エリアでランチ。
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安房で仕入れた”焼きあご”も食べて、骨を強くしておきましょう。
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来たルートと同じルートを戻ります。階段を下る際には膝への衝撃に気を使わないと膝を痛めそうなので注意。
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トロッコ道にヤクザル出現。
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小杉谷橋まで戻ってきました。
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深い森が蓄えた水が、大きく荒々しい岩の間を流れていきます。
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トロッコ施設の残骸を見届け、縄文杉トレッキングを終了。
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荒川登山口でバスを待ちます。
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バスに乗り、棒になった足を休めながら、屋久島自然館を経て宿へ。
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御宿鶴屋へ戻ってきました。
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行ってきた縄文杉は、あの山のもっと向こう。
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汗を流しさっぱり。
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風呂の後は食堂で夕食です。屋久島名物「首折れ鯖」の刺身がど真ん中に。鍋は鹿肉の生姜つみれ鍋、小鉢は山芋とめかぶ。
あらあら、隣のテーブルのグループの一人が足を引きずりながらやってきました。トレッキングで足を痛めてしまったのでしょうか...。 -
冷たいビールで、縄文杉到達おめでとう&ごくろうさん!...の乾杯。
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これは「カメノテ(亀の手)」。ほぼ全国の沿岸で岩に張り付いてるのを採取することができるのですが、海の幸として食しているのは四国や九州。そういえば、スペインのバスクでも”ペルセベ”という一品として食べました。
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根元の部分の身を食べます。貝のような味。
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屋久島の芋焼酎「三岳(みたけ)」に切り替えて。屋久島限定ボトル。
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「飛魚のから揚げ」、豪快にかぶりつくとサクサクと香ばしく、白身はホクホクし骨までいける。
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飛魚のすり身を使った「さつま揚げ」は、これぞ練り物という旨味とコクと歯ごたえ...焼酎に合う!
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あら汁とごはんで締め。お新香には「島ラッキョウ」。このあら汁がまた美味い。
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長らく思い描いていた縄文杉の踏破...それを成し遂げた達成感とともに宴を終え、心地良い疲れを感じつつ休みにつきます。
山道を往復22キロ、約10時間...洋上のアルプスで悠久の時を生き抜いてきた縄文時代の”生き証人”に出会え、大いなるロマンと自然の雄大さを感じることができました。
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