2021/08/07 - 2021/08/08
150位(同エリア279件中)
タブラオさん
「普段は泊まれない宿シリーズ 第7弾」ということで、8月の3連休に秋田県の強首温泉 樅峰苑に相方と一緒に泊まってきました。
ここの旅館は「日本秘湯を守る会」の会員旅館ですので、存在は以前から知っていましたが、国登録有形文化財の宿を調べてゆく中で、ここが文化財の旅館だということを改めて知り、泊まってみることにしました。せっかくですので、1人24,750円のこの旅館で一番広い「特別室」を思い切って予約しました。
で、どうだったかというと、今回も期待は大きかったのですが、正直、特別感はありませんでした。場所の割にはいいお値段でしたので、かなり割高に感じました。直近で泊まったのが別所温泉の旅館花屋でしたが、比べる相手が良くなかったのかも知れません。花屋は建物は古くても、庭は綺麗に手入れされてるし、建物もお風呂もちょっとした小物も小洒落ていて、遊び心とか文化を感じました。一方、樅峰苑は、建物は立派ですが、上品さとか洗練されたところはありませんでした。それとおもてなしとか一流旅館のサービスを期待するようなところではないと感じました。まあ、逆にこの無骨さというか、余り背伸びをせず親戚の家にでも泊まりに行く気楽さがいいのかもしれません。素朴な雰囲気の家族経営の宿でしたが、建物は立派でもどことなく懐かしく、それはそれで味があって、また違う意味で素晴らしい旅館だと感じました。
割高なところはさておき、まあ絶対にいつかは泊まってみたいと思っていた旅館ですし、いつ急に泊まれなくなるとも限らないですから、この機会に泊まっておいて良かったと思います。
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11時20分発の「こまち21号」で大曲に向かいました。3連休の初日ですので、満席かと思ったら、7割程度の乗車率でした。
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お昼は東京駅で買った弁当を新幹線の中で食べました。
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大曲駅で在来線に乗り換え、峰吉川駅を目指しました。
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峰吉川駅は意外にも無人駅でした。駅に着いたら宿の人が待っていてくれました。
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「強首温泉 樅峰苑」
駅から車で10分位のところにありました。周囲は温泉街でも何でもなく、住宅街の奥にありました。旅館というよりはお寺です。実際に旅館として建てられた建物ではなく、元々は地元の大地主のお宅として建てられた建物なのだそうです。 -
「樅峰苑」の受付
この日の宿泊者は、私たちを含めて3組でした。私たち以外はお一人の方でしたので、合計で4人だけでした。 -
受付の横にある階段。階段は二つありますが、こちらは新しい方の階段とのことで、斜度が緩やかなのだそうです。
ところで、持ってきたコロコロ付きのバッグは、コロコロ部分の掃除をしたいとのことで、チェックイン前に取り上げられてしまいましたが、階段を上がって部屋まで案内される時には、お客さんが持って階段を上がって下さいと言われ、返されてしまいました。いつも自分で持って上がりますので、それは全然構わないのですが、ここは家族経営の旅館であって、フルサービスを期待するようなところではないことはすぐにわかりました。 -
私たちの泊まった部屋の前から廊下側を撮ったものです。客室は全て2階にあります。廊下側から見ても、何となく特別室っぽい雰囲気はありましたが、出入口の目の前はトイレでした。
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私たちの泊まった部屋への出入口。一応、鍵が掛けられるようになっていました。
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お部屋は「特別室」ということで、10畳間が2部屋ありました。直近で泊まった別所温泉「花屋」もその前の越後長野温泉「嵐渓荘」も15畳+10畳でしたので、広さ的にも特別感はありませんでした。ビジュアル的にも、特に装飾もないシンプルなお部屋でしたので、箱根の萬翠楼福住ではありませんが、親戚の家にでも泊まりに来たような感じの部屋でした。
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応接セットが部屋の中にあったのも、広さが感じられなかった理由の一つかも知れません。
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コロナ対策ということで、奥の部屋には前もってお布団が敷かれていました
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別の角度から奥の部屋を撮ったものです。せっかく二部屋ありましたので、今回も別々の部屋でそれぞれ寝ました。
ちなみに、布団が敷いてある方の部屋に相方は寝ましたが、相方曰く、壁の向こう側の部屋に他の宿泊者がいて、メガネを置く音まで聞こえたそうです。 -
奥の部屋から手前の部屋を撮ったものです。ちなみに、この日は秋田では珍しいくらい暑い日でしたが、クーラーはそれぞれの部屋に付いていて助かりました。
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差し込んだ光で障子が白く輝き綺麗でした。最近、この光景が美しく思えるようになってきました。
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広縁です。最近泊まったこの手の旅館と比べると広縁は狭めでした。ちなみにトイレは付いていませんでしたので、相方からは不評でした。
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広縁からは赤い鳥居と露天風呂の建物が見えました。
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部屋で一休みした後、館内と敷地内を探検しました。写真は表門です。どれが樅の木かもわかりませんが、ここの「モミの木群」が大仙市の天然記念物とのことで、「樅峰苑」の名前はこの樅の木から来ているのだそうです。
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私の愛読書である「日本秘湯を守る会」発行の「日本の秘湯」に強首温泉樅峰苑が載っているため、このオレンジ色の特徴的な屋根の立派な建物は、以前から知っていました。実物は予想以上に大きく、威厳があってとてもインパクトのある建物でした。
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元々旅館として建てられたのではなく、地元の大地主の居宅として建てられた建物だそうです。そのため部屋にトイレがなかったり、旅館として機能的でなかったりしますが、また違う意味で味のある素晴らしい旅館でした。
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「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。住宅街にあるのですが、秘湯と言っていいものか…。このごつい表扉を開けて建物の中に入りますが、他の旅館とはちょっと趣が異なります。
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建物の中に入ったところです。靴は脱いで、そのままの場所に置きます。靴箱はありません。どこか懐かしさを感じさせる、素朴な光景ですが、絵になります。
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古い方の階段です。鹿鳴館の階段をイメージして作られたそうです。
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階段の踊り場から上下の階段と広間の襖を撮ったものです。ここだけ洋館のようで洒落た造りでした。
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周囲と館内を一通り見たところで早速お風呂に向かいました。写真は露天風呂の小屋です。
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貸切露天風呂が2つありますが、その内の一つです。お湯は基本的に鉄泉です。泉質名にヨウ素が付いていましたが、薬臭さはありませんでした。口に含んでみると出汁が利いた塩辛い味でした。7月に行った古遠部温泉に似ているような気がしましたが、予想外にお湯が濃くて、特徴的なお湯でした。
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ここの露天風呂の良いところは、森の中にあって清々しい気持ちで入れるところなんですが、この日は秋田にしては有り得ないくらい暑かったため、お湯から出ても全く冷めずに、それどころか、塩分が濃いせいか、お湯が乾くと、まるで海水浴から上がった後のように肌がベトベトして閉口しました。
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もう一つの貸切露天風呂です。雰囲気も独り占めしてる感もとても良いのですか、入れる時間は1コマ45分と決まっていて、時間を気にしながら入らなければなりませんでした。私たちは、貸切露天風呂入り放題のコースでおまけに宿泊客は私たちを含めても4人だけ。それも他の2人は貸切露天風呂は1回だけのコース。にも拘わらず、同じ露天風呂に続けて入るのは止めてくれとか、この時間帯は入らないで欲しいとか、ちょっと解せないことを言われました。
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水面に写った木がゆらゆらと揺れて、風情がありました。
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内風呂。
男女別にあります。この日は女性の宿泊客が他にいなかったため、女性用のお風呂は相方が独占でき、気分が良かったと言っていました。女性用のお風呂は、子供が入ってきてガヤガヤすることが多いみたいですが、確かにここは家族連れが来るようなところではないと思いました。 -
内風呂で見つけた「三蛙」
「見かえる、言わかえる、聞かかえる」なのかな? -
夕食はお部屋ではなく、広間でいただきました。
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隣とは距離がありましたので、コロナ感染の心配は全くありませんでした。
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夕食はモクズガニ料理ということで楽しみにしていましたが、結論から言うと、ちょっとガッカリでした。モクズガニが想像と違っていたのと、25,000円の夕食と考えるとやはりイマイチでした。
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モクズガニと言うと上海蟹の親戚。上海蟹というと濃厚なカニ味噌なんですが、カニ味噌がありません! 伊豆で食べたモクズガニ料理と比べると少しガッカリな内容でしたが、鯉の甘露煮は美味しかったです。
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「普段は泊まれない宿」シリーズの夕食というと、なかなか次の料理が出てこなくてイライラというのが定番でしたが、宿泊者数が少なかったせいか、次の料理が小気味良く出てきて、私たちには好都合でした。
それにしてもこのモクズガニの素揚げ、もうちょっと違う料理の仕方があるのでは? ほとんど殻をガリガリ食べるだけでした。モクズガニのカニ味噌が食べたかった! -
翌日の朝食です。夕食と同じ場所でいただきました。
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味はごま豆腐ですが、自然薯のような粘り具合でした。
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氷が入った冷たい味噌汁。これは初めてでした。味噌汁の中に沈んでいますが、具はキュウリでした! 変わった物を食べたという意味では良かったですが、お味は、まあ想像通りのお味でした。やはり味噌汁は温かい方がいいかな。
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大広間の写真をパシャパシャ撮っていたら、隣の部屋も是非見てくださいということで、別室を見せてもらいました。中にはオーナー一族の代々のお宝が置かれていました。
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送迎のバスに乗り込む直前に是非見てもらいたいということで、「小山田家資料館」の中を見せてもらいました。じっくり見る時間はありませんでしたが、名前が書かれた日の丸が印象的でした。
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樅峰苑のご主人から是非見て下さいということで教えてもらったのが、お蔵の側面の白い壁にペタベタと残された土色の汚れ。戦時中にはこの地域にも空爆があったそうですが、主に備蓄倉庫が狙われたそうです。空襲の情報を聞き付け、白い壁だと上から目立つからということで、黒ペンキもないため、急いで泥を白壁に塗ったそうで、その時の汚れが今も残っているのだそうです。
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「小山田家資料館」の軒先に豪快に干してあったタオル。前日、周囲を散策した時に撮ったものですが、こちらの方が印象的でした。
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帰りも峰吉川駅まで宿の方に送迎してもらい、9時49分発の電車で横手に向かいました。上の写真は峰吉川駅で、下は峰吉川、横手、大曲、秋田の位置関係がよくわかる路線図。ここまで来ましたので、せっかくですので、焼きそばを食べに横手まで足を伸ばしました。
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家庭にお持ち帰りできないのは、雑誌・週刊誌だけなのでしょうか?
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無心駅だとばかり思っていたら、駅に受付のお姉さんがいましたので、切符を買いましたが、記念に乗車駅証明書発行機で証明書を発行しました。
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「横手駅」
駅は立派ですが、町は寂しい感じでした。四天王決定戦の頃には町が賑わうのでしょうか。 -
「やや」
駅前でお店を探しましたが、お休みのところが多かったため、たまたま見つけたこちらで頂きました。ここのお店も一応何年か前には「四天王」に選ばれたお店のようです。
550円でしたが、ボリュームもあって、とても美味しかったです。焼きそばに生の千切りキャベツを混ぜて食べるのですが、食感も良くて、この焼きそばに合っていました。試しに自宅で焼きそばを作って同じように千切りキャベツを混ぜて食べましたが、イマイチでした。何でだろ? -
「はなび・アム」
次に大曲駅まで移動し、新幹線の時間まで町を歩いてみました。駅からちょっと距離がありましたが、こちらのはなび資料館まで足を伸ばしてみました。コロナが終息したら、いつの日にか花火の時期にまた来てみたいと思いました。 -
13時43分発の「こまち28号」で帰京しました。帰りは行きと比べるとかなり空いていて、快適に過ごすことが出来ました。
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