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この10年間近く訪問できていないネパールを想い、古い記録ですが5回目のネパール訪問での、アンナプルナⅠ(8091m)と同南峰(7219m)の直下にあるアンナプルナベースキャンプ(ABC、4130m)へのトレッキング紀行(9日間)を紹介します。憧れのアンナプルナ内院のトレッキングを夫婦で大いに楽しみました。ネパールの素晴らしい自然に触れられることに感謝して、街道沿いの子供達に少しの寄付をしながらのトレッキングを続けていました。<br />日程が長く写真が多いので、ABCを境にして、往路をPart1、復路をPart2に分けて掲載します。早くコロナ禍が終息して、またネパールの人々の笑顔に触れる日が来ることを願っています。<br /><br />[日程と高度(m)]<br />【Part 1】往路<br />①4/25:カトマンズ→(飛行機)→ポカラ→(車)→カーレ(1770)→<br />             デウラリ(2100)→トルカ(1860, 中学校訪問、泊)<br />②4/26:トルカ→ ニューブリッジ(1340)→チョムロン(2170,泊)<br />③4/27:チョムロン→バンブーン(2335)→ ドバン(2505,泊)<br />④4/28:ドバン→ マチャプチュレBC(3700,泊)<br />⑤4/29:MBC→ アンナプルナBC(4130,泊)<br /><br />【Part 2】復路<br />⑥4/30:ABC→ バンブーン(2335,泊)<br />⑦5/1:バンブーン→ ジヌーダンダ(1780,泊)温泉<br />⑧5/2:ジヌーダンダ→ ナヤプル(1070)→(車)→ポカラ(820,泊)<br /> ⑨5/3:ポカラ→(長距離バス)→カトマンズ→ 友人Tapan宅(泊)<br /><br />尚、10年前のトレッキング紀行なので、最新のルートを確認されて旅行を計画してください。その後に山奥まで道路が開通したり、ABCロッジが雪崩崩壊して再建したり、新吊り橋ができたり等、変化があります。ネパールの自然はそうたやすく変わりませんので、本紀行がお役に立つと思います。<br />

アンナプルナ聖域の懐、ABC(4130m)へのトレッキング紀行(Part 1)往路

10いいね!

2011/04/25 - 2011/04/30

262位(同エリア589件中)

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この10年間近く訪問できていないネパールを想い、古い記録ですが5回目のネパール訪問での、アンナプルナⅠ(8091m)と同南峰(7219m)の直下にあるアンナプルナベースキャンプ(ABC、4130m)へのトレッキング紀行(9日間)を紹介します。憧れのアンナプルナ内院のトレッキングを夫婦で大いに楽しみました。ネパールの素晴らしい自然に触れられることに感謝して、街道沿いの子供達に少しの寄付をしながらのトレッキングを続けていました。
日程が長く写真が多いので、ABCを境にして、往路をPart1、復路をPart2に分けて掲載します。早くコロナ禍が終息して、またネパールの人々の笑顔に触れる日が来ることを願っています。

[日程と高度(m)]
【Part 1】往路
①4/25:カトマンズ→(飛行機)→ポカラ→(車)→カーレ(1770)→
デウラリ(2100)→トルカ(1860, 中学校訪問、泊)
②4/26:トルカ→ ニューブリッジ(1340)→チョムロン(2170,泊)
③4/27:チョムロン→バンブーン(2335)→ ドバン(2505,泊)
④4/28:ドバン→ マチャプチュレBC(3700,泊)
⑤4/29:MBC→ アンナプルナBC(4130,泊)

【Part 2】復路
⑥4/30:ABC→ バンブーン(2335,泊)
⑦5/1:バンブーン→ ジヌーダンダ(1780,泊)温泉
⑧5/2:ジヌーダンダ→ ナヤプル(1070)→(車)→ポカラ(820,泊)
 ⑨5/3:ポカラ→(長距離バス)→カトマンズ→ 友人Tapan宅(泊)

尚、10年前のトレッキング紀行なので、最新のルートを確認されて旅行を計画してください。その後に山奥まで道路が開通したり、ABCロッジが雪崩崩壊して再建したり、新吊り橋ができたり等、変化があります。ネパールの自然はそうたやすく変わりませんので、本紀行がお役に立つと思います。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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  • アンナプルナベースキャンプ(ABC)へのトレッキング行程は、絵MAPに示すように60才を越える私達夫婦でも、登りが5日間、下りが3日間の一般的な日数での踏破ができました。低高度では地元の生活道路を歩くので、かなりの山谷のアップダウンにまいることがあっても危険なことは有りませんでした。しかし、高度が上がると雪山が迫っての高山病を気にしながらのトレッキングでした。

    アンナプルナベースキャンプ(ABC)へのトレッキング行程は、絵MAPに示すように60才を越える私達夫婦でも、登りが5日間、下りが3日間の一般的な日数での踏破ができました。低高度では地元の生活道路を歩くので、かなりの山谷のアップダウンにまいることがあっても危険なことは有りませんでした。しかし、高度が上がると雪山が迫っての高山病を気にしながらのトレッキングでした。

  • ①4/25:カトマンズ→ポカラ→カーレ(1770m)→デウラリ(2100m)→トルカ(1860m,泊)歩程5時間<br />カトマンズ空港でガイドのライさんとおち合い、AM8時半ボーディングの飛行機でポカラへ飛び立ちました。いよいよ、8千mのアンナプル山系を目前に拝むアンナプルナベースキャンプ(ABC)へのトレッキングに出発です。

    ①4/25:カトマンズ→ポカラ→カーレ(1770m)→デウラリ(2100m)→トルカ(1860m,泊)歩程5時間
    カトマンズ空港でガイドのライさんとおち合い、AM8時半ボーディングの飛行機でポカラへ飛び立ちました。いよいよ、8千mのアンナプル山系を目前に拝むアンナプルナベースキャンプ(ABC)へのトレッキングに出発です。

  • ポカラから車でカーレ(1770m)まで来て、トレッキングを開始(AM11時)です。一般的な登山口のフェディやナヤプルからとは異なり、ガイドからは高度が稼げるとの話でした。まず日本アルプスと同じ様な広葉樹の中の石段の道を登って行きます。<br />私達トレッキング隊は夫婦とガイドのライさん、ポータのヴァインさんの4人チームです。ポータは重い文具類、歯磨き等と私達の一部荷物を担いで、マイペースで最後尾についてきます。

    ポカラから車でカーレ(1770m)まで来て、トレッキングを開始(AM11時)です。一般的な登山口のフェディやナヤプルからとは異なり、ガイドからは高度が稼げるとの話でした。まず日本アルプスと同じ様な広葉樹の中の石段の道を登って行きます。
    私達トレッキング隊は夫婦とガイドのライさん、ポータのヴァインさんの4人チームです。ポータは重い文具類、歯磨き等と私達の一部荷物を担いで、マイペースで最後尾についてきます。

  • 早速、きれいな民族衣装を来た地元民と出会い、ナマステと挨拶です。ネパールの人達は、いつも人懐こい笑顔で私達を歓迎してくれます。

    早速、きれいな民族衣装を来た地元民と出会い、ナマステと挨拶です。ネパールの人達は、いつも人懐こい笑顔で私達を歓迎してくれます。

  • ヤギさんも多数お迎えですが、ちょっと付き合っていられないので道を譲ってもらいました。

    ヤギさんも多数お迎えですが、ちょっと付き合っていられないので道を譲ってもらいました。

  • 最初の休憩点、デウラリ(2100m)にあるロッジまで登ってきました。これから山谷を幾つも越えてアンナプルナ山系を源とするモディ川沿いへのアンナプルナ街道が続きます。

    最初の休憩点、デウラリ(2100m)にあるロッジまで登ってきました。これから山谷を幾つも越えてアンナプルナ山系を源とするモディ川沿いへのアンナプルナ街道が続きます。

  • 第1日目の宿泊地、TOLKA(1860m)にPM4時半に辿り着き、早速にShree Himalaya中学校を訪問しました。全校挙げてのセレモニーが終わった直後でした。

    第1日目の宿泊地、TOLKA(1860m)にPM4時半に辿り着き、早速にShree Himalaya中学校を訪問しました。全校挙げてのセレモニーが終わった直後でした。

  • 学校の先生に日本から持ってきた鉛筆、ノート類を寄付しました。街道沿いの村々は山間部落に比べて恵まれているのですが、公立学校には結構貧しい子供達が通っているので、喜んで受け取ってくれました。

    学校の先生に日本から持ってきた鉛筆、ノート類を寄付しました。街道沿いの村々は山間部落に比べて恵まれているのですが、公立学校には結構貧しい子供達が通っているので、喜んで受け取ってくれました。

  • ②4/26:トルカ(1860m)→ ニューブリッジ(1340m)→ジヌーダンダ(1750m)→チョムロン(2170m,泊)歩程6時間<br />早朝5時半に起きると、アンナプルナ南峰の全景が朝日に光って見えはじめ、あの麓まで行くトレッキングの期待が高まります。

    ②4/26:トルカ(1860m)→ ニューブリッジ(1340m)→ジヌーダンダ(1750m)→チョムロン(2170m,泊)歩程6時間
    早朝5時半に起きると、アンナプルナ南峰の全景が朝日に光って見えはじめ、あの麓まで行くトレッキングの期待が高まります。

  • まずは今日一日のためにアンナプルナ南峰の景色を眺めながら、腹ごしらえにポカラから持参した朝食をしっかりとりました。

    まずは今日一日のためにアンナプルナ南峰の景色を眺めながら、腹ごしらえにポカラから持参した朝食をしっかりとりました。

  • ロッジの前でガイドのライさんと記念写真です。彼のステイタスシンボルなのか、全トレッキング期間をガイドらしかねるワイシャツと黒ズボンの姿で通しました。

    ロッジの前でガイドのライさんと記念写真です。彼のステイタスシンボルなのか、全トレッキング期間をガイドらしかねるワイシャツと黒ズボンの姿で通しました。

  • ロッジを8時半に出発し、まずは谷底に見える吊り橋まで急降下です。ネパールの谷の深さは半端でなく、いつも目の前に見える対岸へは凄いアップダウンの試練なくして行けません。

    ロッジを8時半に出発し、まずは谷底に見える吊り橋まで急降下です。ネパールの谷の深さは半端でなく、いつも目の前に見える対岸へは凄いアップダウンの試練なくして行けません。

  • 谷の先を見ると遠方の白くそびえるアンナプルナ山系の前に、幾重にも重なる山々をぬって流れているモディ・コール(川)が望めます。まずはモディ川まで降りなければなりません。

    谷の先を見ると遠方の白くそびえるアンナプルナ山系の前に、幾重にも重なる山々をぬって流れているモディ・コール(川)が望めます。まずはモディ川まで降りなければなりません。

  • ランドルン(1646m)を過ぎた辺りで道端の木がやたら揺れるので見上げると、猿が3匹、木の実を取っていました。今までにネパールのトレッキング中に.家畜以外の動物をあまり見かけたことがなかったので、珍しかったです。

    ランドルン(1646m)を過ぎた辺りで道端の木がやたら揺れるので見上げると、猿が3匹、木の実を取っていました。今までにネパールのトレッキング中に.家畜以外の動物をあまり見かけたことがなかったので、珍しかったです。

  • ついにモディ川岸に出ると、全長100mを越える吊り橋に出くわしました。高度が結構あり、一人歩く幅だけの踏み板がところどころ抜けている橋です。ニューブリッジに行くにはこれを渡るしかないと覚悟しました。

    ついにモディ川岸に出ると、全長100mを越える吊り橋に出くわしました。高度が結構あり、一人歩く幅だけの踏み板がところどころ抜けている橋です。ニューブリッジに行くにはこれを渡るしかないと覚悟しました。

  • 一人でも揺れるのに、直ぐ後ろからガイドのライさんが続いてくるので、橋が傾くではないか、怖かった。アンナプルナ山系から流れるモディ川の渓谷に沿ってアンナプルナ街道が続きます。街道はアップダウンしながら、その支流をたびたび渡って行きます。

    一人でも揺れるのに、直ぐ後ろからガイドのライさんが続いてくるので、橋が傾くではないか、怖かった。アンナプルナ山系から流れるモディ川の渓谷に沿ってアンナプルナ街道が続きます。街道はアップダウンしながら、その支流をたびたび渡って行きます。

  • ニューブリッジ(1340m)を過ぎて、お昼を予定しているジヌー(1780m)のロッジが遠方に見えてきました。早く着きたいのですが、その間にある深い谷を下りて登りの試練が待ち受けています。

    ニューブリッジ(1340m)を過ぎて、お昼を予定しているジヌー(1780m)のロッジが遠方に見えてきました。早く着きたいのですが、その間にある深い谷を下りて登りの試練が待ち受けています。

  • 途中で段々畑の狭い一画にト―モロコシの苗を植え付けていました。山の上まで続く段々畑は、こんなに手が入って几帳面に作業しているのだなと感心しました。

    途中で段々畑の狭い一画にト―モロコシの苗を植え付けていました。山の上まで続く段々畑は、こんなに手が入って几帳面に作業しているのだなと感心しました。

  • モディ川に合流する支流のキュムルン川まで降りてきて、短い木橋を渡ります。

    モディ川に合流する支流のキュムルン川まで降りてきて、短い木橋を渡ります。

  • 5月が近いのでミニチュアの鯉のぼりをリュックに差して、ここまでは元気に川を渡っています。

    5月が近いのでミニチュアの鯉のぼりをリュックに差して、ここまでは元気に川を渡っています。

  • 行き先を川から見上げると段々畑が山の天辺まで続いて、石段がジグザグに天辺のロッジらしきところまで延びています。これを登るの!と夫婦二人で絶叫です。

    行き先を川から見上げると段々畑が山の天辺まで続いて、石段がジグザグに天辺のロッジらしきところまで延びています。これを登るの!と夫婦二人で絶叫です。

  • 途中でひどいスコールを浴びながら延々に続く石段を登り、ジヌーダンダ(1780m)を経由してチョムロン(2170m)までの長い登りが続きました。この間の高低差は、300m下って800mの登りになり、さすがにへばりました。ここには橋を掛けてほしいと願ったのですが、現在はGoogle Earthで調べると、なんとこの谷に300m長の吊り橋がかかっていて、トレッキングが楽になっています!

    途中でひどいスコールを浴びながら延々に続く石段を登り、ジヌーダンダ(1780m)を経由してチョムロン(2170m)までの長い登りが続きました。この間の高低差は、300m下って800mの登りになり、さすがにへばりました。ここには橋を掛けてほしいと願ったのですが、現在はGoogle Earthで調べると、なんとこの谷に300m長の吊り橋がかかっていて、トレッキングが楽になっています!

  • やっとチョムロンのロッジに3時半に着きました。夕食は無難なピザとチキンのクリーム煮を頼んで、これに持参の味噌汁です。優れもののフリーズドライの味噌汁が、いつも私達の胃袋に元気を与えてくれます。定食は豆カレーのダルバートですが、今夜は疲れて大盛ライスが重すぎるので敬遠しました。

    やっとチョムロンのロッジに3時半に着きました。夕食は無難なピザとチキンのクリーム煮を頼んで、これに持参の味噌汁です。優れもののフリーズドライの味噌汁が、いつも私達の胃袋に元気を与えてくれます。定食は豆カレーのダルバートですが、今夜は疲れて大盛ライスが重すぎるので敬遠しました。

  • ③4/27:チョムロン(2170m)→バンブーン(2335m)→ ドバン(2505m,泊)歩程7時間半<br />朝食は大体、野菜サラダ、ゆで卵、トーストパン、ミルクティーにしています。忘れてならないのはダイアモックス錠の服用。高山病予防にカミさんと半錠をポカラから飲み始めました。高度3千mを越しても私は大丈夫ですが、カミさんは必ず高山病の兆しが出始めます。今回は4千mを越して滞在するので、私も発症しないと言い切れないためです。

    ③4/27:チョムロン(2170m)→バンブーン(2335m)→ ドバン(2505m,泊)歩程7時間半
    朝食は大体、野菜サラダ、ゆで卵、トーストパン、ミルクティーにしています。忘れてならないのはダイアモックス錠の服用。高山病予防にカミさんと半錠をポカラから飲み始めました。高度3千mを越しても私は大丈夫ですが、カミさんは必ず高山病の兆しが出始めます。今回は4千mを越して滞在するので、私も発症しないと言い切れないためです。

  • 昨日の筋肉痛は有るもののぐっすり寝て、ロッジから出発する時ですが、ガイドのライさんは後ろの方で他のガイドとおしゃべりが終わらない。カトマンズから来たガイドは地元で人気者なのです。さあ行くよ!

    昨日の筋肉痛は有るもののぐっすり寝て、ロッジから出発する時ですが、ガイドのライさんは後ろの方で他のガイドとおしゃべりが終わらない。カトマンズから来たガイドは地元で人気者なのです。さあ行くよ!

  • バンブーンではその名の通り竹林が多く、ネパールの国花である赤いラリグラス(シャクナゲ)が満開の季節を迎えて、そこらじゅうで咲いてきれいです

    バンブーンではその名の通り竹林が多く、ネパールの国花である赤いラリグラス(シャクナゲ)が満開の季節を迎えて、そこらじゅうで咲いてきれいです

  • 途中で水車小屋みたいのが見かけました。何の粉をついているのかなと、立ち止まって中を覗いてみました。

    途中で水車小屋みたいのが見かけました。何の粉をついているのかなと、立ち止まって中を覗いてみました。

  • 水車で発電機を回している小さな水力発電所でした。定格1kWで日本のボランティア団体が支援して建てたもので、小屋の外を見ると電線が近くのロッジに延びていました。この時は役に立っているなと感心しました。

    水車で発電機を回している小さな水力発電所でした。定格1kWで日本のボランティア団体が支援して建てたもので、小屋の外を見ると電線が近くのロッジに延びていました。この時は役に立っているなと感心しました。

  • ④4/28:ドバン(2505m)→ マチャプチュレBC(MBC、3700m,泊) 歩程8時間<br />今日は高度を一挙に上げる長時間の行程です。ガイドからはいつも、ビスタ―リ、ビスタ―リ(ゆっくり)と言われて、急がすに歩いて水やティーを十分に飲むことを勧められます。高山病の最大の予防手段です。今日も天気良好で、トレッキング日和です。モディ川谷あいの先に双耳の岩峰のマチャプチャレが見えてきました。

    ④4/28:ドバン(2505m)→ マチャプチュレBC(MBC、3700m,泊) 歩程8時間
    今日は高度を一挙に上げる長時間の行程です。ガイドからはいつも、ビスタ―リ、ビスタ―リ(ゆっくり)と言われて、急がすに歩いて水やティーを十分に飲むことを勧められます。高山病の最大の予防手段です。今日も天気良好で、トレッキング日和です。モディ川谷あいの先に双耳の岩峰のマチャプチャレが見えてきました。

  • トレッキングの道はモディ川に沿った両側を急峻な5千m級の山で囲まれた谷間を進んで、高度を上げていきます。

    トレッキングの道はモディ川に沿った両側を急峻な5千m級の山で囲まれた谷間を進んで、高度を上げていきます。

  • 道は滑落した大きな岩を縫うように谷あいを延びています。

    道は滑落した大きな岩を縫うように谷あいを延びています。

  • お昼前にデウラル(3230m)のロッジに辿り着きました。ここまで700mの高度差を稼ぎましたが、今日はあと500mの高所にあるマチャプチャレBC(MBC)までひと踏ん張りです。

    お昼前にデウラル(3230m)のロッジに辿り着きました。ここまで700mの高度差を稼ぎましたが、今日はあと500mの高所にあるマチャプチャレBC(MBC)までひと踏ん張りです。

  • 休憩中にイギリス人とレバノン人の男女二人連れと話をする機会ができました。彼らが一昨日から同じロッジに泊まるのを見かけてきたからです。彼女はぶ厚いSUDOKUの本を持つマニアで、話が弾んで難問を解いたら、ご褒美にドライフルーツをもらいました。

    休憩中にイギリス人とレバノン人の男女二人連れと話をする機会ができました。彼らが一昨日から同じロッジに泊まるのを見かけてきたからです。彼女はぶ厚いSUDOKUの本を持つマニアで、話が弾んで難問を解いたら、ご褒美にドライフルーツをもらいました。

  • 道は崩壊危険ゾーンに差し掛かってきました。少し遠回りになるけれど川の浅瀬を進む右の道を取りました。後から来た団体グループは危険ゾーンの方を進んでいきました。ガイドがちゃんとリスク回避していないので心配です。

    道は崩壊危険ゾーンに差し掛かってきました。少し遠回りになるけれど川の浅瀬を進む右の道を取りました。後から来た団体グループは危険ゾーンの方を進んでいきました。ガイドがちゃんとリスク回避していないので心配です。

  • 高度を増すにつれて森が無くなり、丈の高いかやとまばらに灌木を目にするだけになります。その中でヒマラヤ桜が見事に咲いていました。

    高度を増すにつれて森が無くなり、丈の高いかやとまばらに灌木を目にするだけになります。その中でヒマラヤ桜が見事に咲いていました。

  • 高度が3千mを越えると温度が下がり、世界が急変してきました。滝が落ちる下は凍った扇状地になっています。

    高度が3千mを越えると温度が下がり、世界が急変してきました。滝が落ちる下は凍った扇状地になっています。

  • 谷の先にアンナプルナ山群の雪を被った山々が見え始めました。

    谷の先にアンナプルナ山群の雪を被った山々が見え始めました。

  • 今夜泊まるMBCロッジが見えてきました。後少しの登りです。

    今夜泊まるMBCロッジが見えてきました。後少しの登りです。

  • やっとMBC(3700m)に到着です。日本からの登山ツアーがキャンプテントを張っていて、トレッキングで初めて日本人に会いました。大阪から来たとのことで、寒いのにキャンプ泊りとは驚きました。家内が手が冷たくなったので早々にロッジのベッドに就きました。いつもの高山病の頭痛が起きていないのが救いです。

    やっとMBC(3700m)に到着です。日本からの登山ツアーがキャンプテントを張っていて、トレッキングで初めて日本人に会いました。大阪から来たとのことで、寒いのにキャンプ泊りとは驚きました。家内が手が冷たくなったので早々にロッジのベッドに就きました。いつもの高山病の頭痛が起きていないのが救いです。

  • ⑤4/29:MBC→ アンナプルナBC(4130m,泊)歩程2時間<br />朝未明に三日月とマチャプチャレの岩峰が目前に聳え立つのが見れました。今日は距離が短いが、高度4千mを越えるトレッキング最後の登りです。

    ⑤4/29:MBC→ アンナプルナBC(4130m,泊)歩程2時間
    朝未明に三日月とマチャプチャレの岩峰が目前に聳え立つのが見れました。今日は距離が短いが、高度4千mを越えるトレッキング最後の登りです。

  • 日の出の光を浴びてアンナプルナ南峰の頂が黄金に染まりました。

    日の出の光を浴びてアンナプルナ南峰の頂が黄金に染まりました。

  • アンナプルナ南峰(7219m)をバックに、3日間同じロッジに泊まった二人の若者と我パーティ4人の記念写真です。

    アンナプルナ南峰(7219m)をバックに、3日間同じロッジに泊まった二人の若者と我パーティ4人の記念写真です。

  • アンナプルナ南峰を見上げながら、快晴の天気に恵まれて出発です。ガイドからはいつも、ビスタ―リ、ビスタ―リ(ゆっくり)と言われて、急がすに歩いて水やティーを十分に飲むことを勧められます。高山病の最大の予防手段です。

    アンナプルナ南峰を見上げながら、快晴の天気に恵まれて出発です。ガイドからはいつも、ビスタ―リ、ビスタ―リ(ゆっくり)と言われて、急がすに歩いて水やティーを十分に飲むことを勧められます。高山病の最大の予防手段です。

  • さすがに4千mに近くなると息が切れます。ABCへの中間点です。幸いにカミさんは高山病に掛からず元気です。

    さすがに4千mに近くなると息が切れます。ABCへの中間点です。幸いにカミさんは高山病に掛からず元気です。

  • マチャプチャレの全貌が見えてきました。シヴァ神に関する神聖な山として、登山許可が出されていない山です。

    マチャプチャレの全貌が見えてきました。シヴァ神に関する神聖な山として、登山許可が出されていない山です。

  • 眩い雪壁のアンナプルナ南峰を目前に、空気が薄いので度々休みながら高度を上げます。鯉のぼりと励まし合いながらの登りです。

    眩い雪壁のアンナプルナ南峰を目前に、空気が薄いので度々休みながら高度を上げます。鯉のぼりと励まし合いながらの登りです。

  • 緩やかな雪面がでてきて、後わずかと歩みが軽くなります。

    緩やかな雪面がでてきて、後わずかと歩みが軽くなります。

  • ついに昼前にアンナプルナベースキャンプ(ABC、4130m)の入り口に到達です。クリーニングキャンペーンのタテカンの前で我4人パーティの登山記念写真を撮りました。

    ついに昼前にアンナプルナベースキャンプ(ABC、4130m)の入り口に到達です。クリーニングキャンペーンのタテカンの前で我4人パーティの登山記念写真を撮りました。

  • 宿泊のABCロッジ周辺では、雪が解けているので今夜は極寒の世界ではなさそうで安堵しました。

    宿泊のABCロッジ周辺では、雪が解けているので今夜は極寒の世界ではなさそうで安堵しました。

  • 小高い丘に登り、正面にマチャプチャレの雄姿と眼下にABCのロッジを見て絶好の眺望を楽しみました。

    小高い丘に登り、正面にマチャプチャレの雄姿と眼下にABCのロッジを見て絶好の眺望を楽しみました。

  • まだアンナプルナⅠはガスって見えないので、スケッチブックを取り出して、トレッキング区間での初スケッチをする余裕がでてきました。

    まだアンナプルナⅠはガスって見えないので、スケッチブックを取り出して、トレッキング区間での初スケッチをする余裕がでてきました。

  • やっとアンナプルナⅠ(8091m)が姿を雲間に現しました。目前に聳え立つ威容の白壁に固唾をのむ景色です。ところが1分間もしない内にまた雲の中に消えてしまい、この日は二度と姿を現しませんでした。

    やっとアンナプルナⅠ(8091m)が姿を雲間に現しました。目前に聳え立つ威容の白壁に固唾をのむ景色です。ところが1分間もしない内にまた雲の中に消えてしまい、この日は二度と姿を現しませんでした。

  • ABCロッジの長屋部屋の扉前に日本から持参した鯉のぼりを飾りました。

    ABCロッジの長屋部屋の扉前に日本から持参した鯉のぼりを飾りました。

  • 部屋の中はツイン+シングルベッドで、ロッジとしては十分の広さです。寝袋+布団を被って寒さを十分防げました。

    部屋の中はツイン+シングルベッドで、ロッジとしては十分の広さです。寝袋+布団を被って寒さを十分防げました。

  • ⑥4/30:ABC<br />明け方になると外に飛び出しましたが、アンナプルナⅠはまだ雲の中です。トレッカー皆が雲の張れるのを待っています。

    イチオシ

    ⑥4/30:ABC
    明け方になると外に飛び出しましたが、アンナプルナⅠはまだ雲の中です。トレッカー皆が雲の張れるのを待っています。

  • 6時頃から早朝の雲が無くなり、アンナプルナⅠはその全景を惜しみなく現しました。下方の氷河は既に融けて無くなっていて残念でしたが、8千mを越える白亜の殿堂のように、聳え立つアンナプルナⅠの山容は憧れのイメージ以上の荘厳さを醸し出していました。

    6時頃から早朝の雲が無くなり、アンナプルナⅠはその全景を惜しみなく現しました。下方の氷河は既に融けて無くなっていて残念でしたが、8千mを越える白亜の殿堂のように、聳え立つアンナプルナⅠの山容は憧れのイメージ以上の荘厳さを醸し出していました。

  • アンナプルナⅠ、アンナプルナ南峰、アンナプルナⅢ、マチャプチャレ、等を代表とするアンナプルナ内院の景色を十分に目に焼き付けてから、これからMBCへの下山を開始します。<br /><br /><続くトレッキング行程を同名のpart2へ掲載しました。復路でもABCトレッキングならではの、いろいろなことを体験していますので、是非ご覧ください。<br />https://4travel.jp/travelogue/11707580 ><br />

    イチオシ

    アンナプルナⅠ、アンナプルナ南峰、アンナプルナⅢ、マチャプチャレ、等を代表とするアンナプルナ内院の景色を十分に目に焼き付けてから、これからMBCへの下山を開始します。

    <続くトレッキング行程を同名のpart2へ掲載しました。復路でもABCトレッキングならではの、いろいろなことを体験していますので、是非ご覧ください。
    https://4travel.jp/travelogue/11707580

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