【連載】２年ぶりの尾瀬……２年ぶりの旅行[中]二日目(７月14日)は尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ

2021/07/13 - 2021/07/15

２日目、弥四郎小屋のおいしい朝ごはんを食べ、COFFEESPOTにお邪魔し、弥四郎清水で淹れたコーヒーをいただきました。

さて、７時前には行動開始。朝から太陽が顔を覗かせていい天気と思えますが、油断はできない。

そして尾瀬沼に向かいますが、段小屋坂という、白砂峠まで２時間ちょっとのだらだら登りが待っています。僕はこれが大の苦手。というわけで、休み休みの不まじめな歩きが渋々始まりました。

エリア 武尊・尾瀬・片品(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

尾瀬ヶ原霧の朝①

尾瀬ヶ原霧の朝②

尾瀬ヶ原霧の朝③

尾瀬ヶ原霧の朝④

太陽はまだ昇っていませんが、燧ヶ岳の姿ははっきり見えます。いい天気になってほしいものです。

朝露の中にサワラン(沢蘭)の可憐な紫の姿が。

カラマツソウも健在です。

弥四郎小屋の朝ごはんはこちら。おいしゅうございました……これで尾瀬沼までがむばる。

COFFEESPOTにお邪魔し、弥四郎清水で淹れた朝のコーヒーを１杯。

COFFEESPOTは、下田代十字路の山小屋でアルバイトをしていた1974年に三代目の若旦那のアイデアでオープン。当時は下田代十字路の山小屋従業員の溜まり場でありました。

しかたない……空元気でも出して歩き始めることにしました。

弥四郎小屋 宿・ホテル

左が原の小屋、右が尾瀬小屋。下田代十字路の山小屋にもバイバイ。

こんなダラダラ坂が延々と続くんですよ。

普通は下田代十字路から30分のイヨドマリ沢まで50分もかかってしまった、はははは。

苔むす沢。

下田代十字路から２時間20分……ようやく白砂峠に到達。

やれやれと思ったら、下から子どもたちの賑やかな声が聞こえてきました。昨日は長蔵小屋に泊った５歳の保育園児30人ほどが、元気に峠を越えてヘロヘロのおじさん(爺さんではない)に挨拶をして通り過ぎていきました。この日は、尾瀬ヶ原を横断して山ノ鼻でもう１泊だそうです。

白砂峠 自然・景勝地

ガレ場を慎重に下って白砂田代に到着。

白砂田代①

白砂田代②

白砂田代③

ヒメシャクナゲ登場。

下田代十字路から沼尻休憩所まで、ちょうど３時間の道程でした、ふう。

この先ものんびり歩いていきますよ。

ところどころ登場するプレートは、つい最近埋め込まれたもので“環境省フォント”が使われているとのこと。

タテヤマリンドウ。

ゴゼンタチバナ。

蛙さん発見。

そしてギンリュウソウ(銀竜草)の眼。

大江湿原は三本落葉松の尾瀬塚が見えてきた。沼尻から１時間半ほどかかってしまった。

大江湿原 自然・景勝地

大江川右岸にニッコウキスゲは少なかったが、左岸にはそこそこ咲いておりました。

下田代十字路から４時間半……長蔵小屋に到着！

変わらぬ正面の佇まい。

長蔵小屋 宿・ホテル

長蔵名物のカレーライスを肴にヱビスビールぐびぐび！

母熊の帰りを待って……ません。

ひと風呂浴びれば、間もなく夕食。

やはり長蔵小屋も食堂での飲酒は自粛で、ちょっとばかりそそくさと食べてしまったような。おいしかったですよ、もちろん！