2021/07/24 - 2021/07/24
102位(同エリア1540件中)
萬太郎さん
6月に孫のお祝いで伊豆の国市の娘婿の実家を訪ねた際、先方の父上から2017年に上野の東京国立博物館で催された特別展運慶の資料を頂戴し、ここから神奈川にも6体の運慶作の仏像が存在することを知って、これらを安置している浄楽寺と光明院に行って見たいと思っていた。
この度、娘婿が浄楽寺の運慶仏拝観の予約をしてくれたので、家族で訪れてみることにしました。
現存が確認されている運慶作の仏像は31体と言われていますが、その内の5体もの貴重な拝観は心に残る機会となりました。
その後、本マグロ直売のお店で三崎マグロを頂きました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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家から一般道を車で走り約30分程の金沢文庫にある称名寺です。
お寺の駐車場はないので、付近の時間貸しの駐車場に預けて拝観します。
この惣門(赤門)をくぐった先の参道途中に運慶作の大威徳明王坐像を所蔵する光明院があります。美しい浄土式庭園が広がる称名寺境内 by 萬太郎さん称名寺 寺・神社・教会
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光明院の表門。
造営年代が判明する建築物としては横浜市最古とされ、市の指定有形文化財指定。
。運慶仏を有する光明院の表門 by 萬太郎さん称名寺塔頭光明院表門 名所・史跡
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光明院は、この先にある稱名寺の塔頭寺院です。
平成10年にこちらで発見された大威徳明王坐像は、解体修理時に体内にあった文書から、鎌倉時代に運慶によって制作されたことが判明。以前より鎌倉幕府が運慶に仏像を作らせた記述は残っていたが、この発見によってこの存在が確認されました。
像は、通常は公開されていませんので、その場所の確認だけとなってしまいますが訪れておきたかった。 -
園内でボランティアの方の資料から撮影させて頂いた大威徳明王坐像。
頼家や実朝の養育係を務め、実朝の将軍御所で女房の筆頭的存在であった大弐局が、源実朝の息災を願って運慶に作らせたと伝わっています。
当初は六手、六足で水牛に乗る姿でしたが、手足はほとんど失われており、水牛座もなくなって、高さ21センチほどの小さな仏像です。左脇面にも本面と同じく水晶の玉眼が嵌入された丁寧な造りで、上品で端正な顔立ちに運慶の作風を見て取れるそうです。
運慶晩年の作。 -
稱名寺仁王門。
鎌倉幕府滅亡後の衰徴を経て、江戸時代に再建されました。
門の両脇には仁王像が配置されています。 -
向かい合う仁王像。
仁王門の向こうには反り橋と金堂が見えます。 -
左の吽形像。
鎌倉末期の造像。 -
右の阿形像。
高さ4m弱で、東日本の仁王像の中でも有数の大きさのようで、全体のバランスのいい力強さを感じさせる像です。 -
稱名寺金堂と阿字ヶ池。
背後の山稜部や参道など周辺区域一体が、国の史跡に指定されており、また称名寺市民の森として、周辺住民の散歩などで親しまれています。
池に橋を架けて金堂に至る地割は、平安時代中期以降の浄土式庭園系列にあたり、平泉町の毛越寺やいわき市の白水阿弥陀堂などと並ぶ日本の庭園史上重要な位置づけにあるそうです。 -
平橋を経て金堂へ。
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金堂。
金沢北条氏一門の菩提寺。
周りは住宅地ですが、それを忘れさせる静寂の空間に心が和みます。 -
釈迦堂。
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庭内の横に突然現れた遂道は、県立金沢文庫につながっています。
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県立金沢文庫.
金沢文庫は、北条実時の施設文庫から発展したものですが、現在の施設は昭和5年に再興されたもので、金沢文庫の蔵書や稱名寺や鎌倉の文化財が保管されています。
この日は、江戸時代の稱名寺の資料展示が催されていましたが、次に訪れる浄楽寺の運慶仏拝観の予約時間があるので、入館はしませんでした。神奈川県立金沢文庫 美術館・博物館
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浄楽寺まで、下道を約40分ほど走って浄楽寺にやって来ました。
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浄楽寺。
手前に無料の駐車場があります。 -
浄楽寺のHPから運慶仏拝観の予約をしてあります。
拝観の当日受付はしておらず、予約フォームから1週間以上前に行うことが求められています。
拝観時間は、10時から15時で、お盆お彼岸の拝観は受け付けていません。
また、当日が雨天の場合拝観できない場合もあります。ご注意を。 -
本堂横の庫裡で記帳と拝観料(500円/人)をお納めします。
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運慶像は、本堂裏にあるこちらの収蔵庫に収められています。
この中で、住職の方から運慶像の由来や構造等の説明を受けた後、電気の灯りを消して、住職がお経を唱える中、往時と同じロウソクの灯りのみで仏像を拝観する「暗闇参り」を体験。 素晴らしい仏像を前にして、このような空間に身を置くという稀有な体験をすることができました。
住職のお話では、その時の心境が阿弥陀如来様のお顔にうつるのだそうです。
因みに、私の場合はお顔そのものが暗くて見えず、すぐ目の前の不動明王像の玉眼だけがこちらを睨んでいるように見えて・・、まだまだ未熟者でございます。 -
仏像は撮影禁止なので、ポストカードを購入(1組500円)。
阿弥陀三尊と毘沙門天、不動明王。
鎌倉幕府の有力御家人であった和田義盛が、夫人小野氏とともに発願し、運慶が造像。
住職のご説明では、東国で確認された運慶仏は、運慶自身が奈良興福寺の僧であったことから、多くは奈良で造像された後東国に運ばれたが、浄楽寺の仏像は運慶とその工房が東国で初めて造像したものであるとのこと。
また、運慶は写実性を重んじて仏像の眼には水晶の玉眼を用いることで、生き生きとした印象を与えているが、如来と菩薩像には敢えて彫眼を用いて使い分けを施すことで、如来は人間とは違うという考えからくる高い精神性を彫眼の技法で表したのであろうとのことでした。
約30分間の拝観でしたが、運慶仏の理解を深められた素晴らしい時間でした。 -
浄楽寺には、明治時代に活躍した郵便の父前島密ご夫妻が眠っています。
前島密は郵便だけでなく、日本のインフラ整備や教育など大きな貢献をした人物ですが、晩年は浄楽寺の隣接地に居を構え、地元の子供たちの教育にも熱心に取り組みました。 -
浄楽寺への入り口広場で、朝市が開かれていました。
毎週土曜日の9時から15時迄、地元の野菜や、佐島の魚介、三崎のマグロなどが直販されています。
発泡スチロールには様々な魚があり、5百円と千円の2種類の袋に詰め放題なんてのも行われていていました。 -
横では三崎マグロのトロちまきも販売中。
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初めて頂きます。350円、マグロの甘露煮風がゴロゴロ入っていて、これはこれでうまいな。
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ちまきを食べたけど昼時なので、本まぐろ直売所というお店でマグロのランチを頂きます。
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息子と娘婿は、マグロの富士山盛り丼。 5食限定、1800円なり。
マグロがドーン! 二人ともおなか一杯(笑) -
オヤジは、鉄火丼(器が丼じゃないけど)1800円
ご馳走様でした! -
妻と娘は刺身定食を注文。2000円
写真は撮り忘れました。 みんな満足のランチでした。
この後、近くのマーロウ本店でプリンをテイクアウトして帰宅の途に。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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