2018/07/11 - 2018/07/21
8位(同エリア87件中)
ミランダさん
旅行好きの私にとって、当たり年だった2018年。中でも印象が強かったジョージアへの旅の話の続きです。
2日目は、紀元前4世紀から、5世紀まで首都だったムツヘタを訪れました。
今回の旅は、ガイド付きのプライベートツアーだったので、様々な歴史や謂れを聞くことができました。
写真はちょっと地味ですが・・。
この2年近くは、新型コロナ蔓延のため、旅行が非常に限られていますが、過去には50カ国超を旅しています。その記録は、よかったら、こちらから:https://mirandalovestravelling.com/ja/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
ジョージアでの2日目は、首都トビリシから25キロほど北に行ったところの古都、ムツヘタへ遠足しました。
最初の目的地は、丘の上にあるジュヴァリ教会です。
この教会の外で、ガイドのアナから、ジョージアがキリスト教国になったいきさつを聞きました。
以下、その話です:トルコのカッパドキアに住んでいたニノという女性がある日、夢で聖母マリアに会い、イベリア王国(当時のジョージア)へ行って布教するようにとのお告げを受け、この土地にやってきました。
ニノが布教活動をする中、当時の王様、ミリアンが狩りに出かけた時、辺りが突然暗くなり、王は道に迷いました。
いろいろな神に祈ってみましたが埒が明かず、ニノの神に祈ってみたところ、日が差して明るくなったといいます。
この体験を受けて、ミリアンがキリスト教信者となり、イベリア王国はキリスト教国となったそうです。
それが紀元327年のこと。ジョージアはアルメニアに次いで、世界で第二番目にキリスト教を国教とした国です。 -
ジュヴァリ教会の中です。
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ニノとミリアン王は、この丘の上に大きな十字架を立てて、キリスト教国であることを宣言したとのこと。
その十字架の模型が教会内にありました。
教会自体は、6世紀末に建てられたものだそうです。
ジュヴァリとは十字架のこと。 -
教会内でうたた寝していた聖職者。
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外の壁に、この教会を建てた公爵が祝福されている図が彫られていますが、そこに書かれている文字は、聖職者しか使わないという古い文字だそうです。
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この丘からは、トルコからトビリシも通ってカスピ海に流れ出るムトゥクヴァリ川と、北から流れるアラクヴィ川が交わる様子がはっきり見えました。
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ここからもう一つ良く見えたのは、軍用道路と呼ばれる大通りです。
ガイドのアナによると、この道路はギリシャ人がすでに、紀元1世紀に文献に記している道路で、ロシアが侵入してからは、この道をロシア兵が通り、戦いが続いたことから、軍用道路という物々しい名前が付いているのだそうです。 -
なぜかそこに繋がれていた優しい顔のロバ。
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次に11世紀のサムタヴロ教会がある尼僧院へ行きました。
ここに、この国をキリスト教国と定めたミリアン王とその妻のナナが葬られています。
教会内は写真不可だったのですが、一か所だけ、一枚だけ撮って良いというコーナーがありました。
それは、1980年代の司教のお墓の部分です。
この人は、ジョージアがソ連の一部だった頃、レーニンの肖像を燃やすなどして捕まり、投獄されました。
その際、「私はすぐ戻ってくる」と宣言したそうです。
その言葉の通り、1年で戻って来たのですが、しゃべらなくなったといいます。
そして、しゃべることなく病を治すなどの奇跡を行い続けたのだとか。
そういうわけで、ここには人々がたくさんお参りに来るのだそうです。
残念ながら、この人の名前は憶えていません。 -
これは、尼僧院の敷地内で見た古い鐘楼です。
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この扉は、聖ニノが暮らしていたと言われる尼僧院内の小さいチャペルのもの。
この尼僧院には今も20人ほどの修道女がいるそうです。 -
次に行ったのは、この国の人々には非常に重要なスヴェティツホヴェリ大聖堂。
ジョージアの固有名詞は読み方、発音とも非常~に難しく、ほとんど覚えられませんでした。 -
大聖堂の中です。
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真剣に祈る人々。
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大聖堂内にはちらっと入ったのですが、何せ、大混雑。
なんでも、この教会が祀っている聖人の日で、大司教も来るという大きなイベントの日だったそうです。
それで、アナが「ここは省くわけにはいかない」と言い、急きょ、「明日、再訪しましょう」と決め、ここを出ました。
ミサの歌声が美しかったので、とりあえず、売店でCDだけ買いました。 -
大聖堂の外にはずらっとお土産屋さんが並ぶ通りがあります。
仲見世通りみたいなものかな。
ジョージア特産のエナメルの銀の指輪を140ラリ(5000円ほど)で買いました。本物かどうかやや疑問ですが、色がきれいで気に入ったので良しとします。
羊の角でできた盃も欲しかったのですが、道中、壊れそうだったので諦めました。 -
さて、トビリシ市内に戻り、ランチです。
こんな内装の店の前で車を降りました。
ここからは、我々の自由行動時間です。 -
店の名前はジョージア文字でしか書かれていなかったので、ウエイトレスに発音してもらったところ、「チャシュナギリ」と聞こえました。
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ここで食べたのは、まず、チーズの乗ったマッシュルーム。チーズがしょっぱかったです。
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ヒンカリ5個。中身にコリアンダーが混ざっているような味で、スパイシー。
ヒンカリの中身は様々で、ここのはちょっと私には苦手な味でした。 -
イチオシ
そして、これはひき肉のケバブです。これにもコリアンダー。残念。
ゆうべとは別のワインを頼んだのですが、今回のワインもしっかりした良い味わいでした。
この食事は全部で53ラリ(1900円ほど)。 -
食後、付近を散歩。
割と賑わっている旧市街の商店街でした。 -
こんな絨毯の店も。
10年前だったら、飛びついていただろうな。
今は興味の対象が石に移っているので、石の店で、ジョージアで採れたというメノウのペンダントトップをお買い上げ。
それからシルバーリングの地味な屋台を出していたおじさんから、一つ買いました。おじさんが何だかすごく嬉しそうで、買って良かった~と思った次第。 -
ジョージア正教会の総本山だったシオニ教会にも行ってみました。
今は、新しくできた金ぴかで巨大な至聖三者大聖堂に総本山は移ったそうですが。
このシオニ教会は6世紀からの歴史があるそうです。 -
教会内の写真を並べます。
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イチオシ
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イチオシ
この教会内に、キリスト教をもたらした聖ニノのブドウの木の十字架があるはずなのでしたが、分かりませんでした。
こんな時、ガイドさんが必要なのに。前日の市内観光でこの教会に来なかったのはなぜでしょうね。 -
教会を出た後、タクシーを拾って、ドライブリッジ市場へ。
このタクシーにはメーターがなく、30ラリ(1100円弱)取られましたが、これはぼったくり。帰りは10ラリでしたから。
この市場には、各種アンティークや絵画などが売られています。
19歳のガイドのアナが「市場には、こんなに大きなCDもある」と言ったのは、昔のLPレコードのこと。
最近はLPレコードの人気が復活しているようですが、若い人には過去の遺物なのでしょうね。彼女の発言に大笑いしたことでした。 -
市場での写真を数枚、並べます。
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なかなか面白い物もあったのですが、買うには至らずじまいでした。
ちなみに今回の旅行では、買い物に直接利用できるかと思って、米ドルを用意して持って行ったのですが、ジョージアではこの年から外貨で取引することが禁じられたそうです。
この日の活動はこれでおしまい。結構、疲れて、早々と眠ってしまいました。
翌日はチェックアウトしてトビリシを離れます。
(つづく)
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