シニアの南ドイツ・イタリアの旅［16］　ピティリアーノ・チビタ・ピエンツァ

2011/09/27 - 2011/10/18

今年度三度目の旅行である。今回の旅行はたまたま読んだ「ヨーロッパレンタカー旅行完全ガイド」（荒俣　宏・泰子著　角川書店）に影響を受けて十数年ぶりにレンタカーで旅行をしてみることになった。特に本の中で紹介していた、日本語でヨーロッパの道を案内してくれるというGPSガーミンというものがあると知った時は衝撃的でさえあった（今ではスマートフォンに地図機能などで当たり前になったが）。早速購入し、ミュンヘンからのレンタカー旅行がスタートした。レンタカーはユーロップカーを選択したが、これが後々大変な災難を招くことになるとは・・・。しかしレンタカーでの移動は大変に便利で簡単にマイナーな場所を訪れることができ、これ以後の旅行は全てレンタカー旅行となった。
本編は旅行十八日目(10/14)の旅行記です。

旅行日程
　9/27 （火） KIX→AMS→MUC　
　9/28 （水） ミュンヘン市内観光
　9/29 （木） ミュンヘン→ツークシュピッツエ→ミッテンバルト
　9/30 （金） ミッテンバルト→コルチナダンベッツオ
　10/1 （土） コルチナダンベッツオ
　10/2 （日） コルチナダンベッツオ→メストレ→ヴェネチア
　10/3 （月） メストレ→ドロミテ→サン・マッダレーナ
　10/4 （火） サン・マッダレーナ→ヴェローナ
　10/5 （水） ヴェローナ観光
　10/6 （木） ヴェローナ→マントヴァ→ボローニャ
　10/7 （金） ボローニャ観光
　10/8 （土） ボローニャ→モデナ→ラヴェンナ
　10/9 （日） ラヴェンナ→サンマリノ
　10/10（月） サンマリノ→ウルビーノ→グッビオ
　10/11（火） グッビオ→モンテファルコ→アッシジ
　10/12（水） アッシジ→シエナ
　10/13（木） シエナ→モンタルチーノ→ピエンツア
　10/14（金） ピエンツア→ピティリアーノ→チビタ・・・・・（本編）
　10/15（土） ピエンツア→モンテプルチアーノ→オルヴィエート
　10/16（日） オルヴィエート→ローマ
　10/17（月） FCO→AMS→KIX
　10/18（火） AMS→KIX（帰国）

エリア チビタ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行十八日目、今日はピティリアーノとチビタを訪れます。
ホテル朝食会場です。

レストラン担当の彼は名古屋に住んでピザ屋をしていたため日本語はペラペラです。現在は日本人の奥様と故郷のピエンツァに帰り暮らしているそうです。こんな所で日本語が喋れる人に合うとは面白いですね。

ピティリアーノに向かう途中に見えた城塞です。

羊が放牧されています。

凝灰岩の上に建てられた町の全景は見る者を圧倒する迫力十分です。ガーミンのおかげで難なくこの高台まで車で来ることができました。

観光客はほとんど見かけません。

この町を支配したオルシーニ家が手掛け始めメディチ時代に完成した水道橋です。このような高台にある街への水の供給はかなり困難だったのでしょう。

水道橋のおかげなのか、こんな高台にも水が湧き出ています。

フォルテッツァ・オルシーニ広場とオルシーニ宮、現在は博物館になっています。中には入りませんでした。

改めて見ると、凄い所に町が成立していますね。

ドゥオーモ

お肉屋さんの看板。

古代エトルリア人時代から岩に掘られた穴が今でもそのまま倉庫などに使われているそうです。

水道橋遠望です。いや～兎に角圧巻の街でした。

チビタ・ディ・バニョレージョに向かう途中に立ち寄った巨大カルデラ湖のボルセーナ湖。

車で少し迷いましたが、お～ここも圧巻の眺めです。

少しずつ村を支える土が侵食され危険にさらされる「死にゆく村」と言われるほどです。

進入路はこの一本の橋のみで、結構な急坂です。

Porta Santa Maria、村への入り口です。

サン・ドナート教会

サン・ピエトロ広場

数分も歩けば村中を見て歩くことができるほど小さい村です。

昔のひき臼などの道具が展示してある所でブルスケッタを食べました。

子のブルスケッタめちゃくちゃ美味しかったです。

非常に印象的な村でした。

帰路もオルチャの景観を楽しみます。

ピエンツァ遠望。

ホテルの部屋から見た夕景。

帰りに見つけたCOOPに寄り夕食を調達、部屋食としました。