2009/07/26 - 2009/07/26
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AandMさん
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7月末、1週間ほど仕事で仲間と一緒にドイツのカールスルーエに滞在しました。近くにドイツで最も古い大学のあるハイデルベルクがあります。ハイデルベルグは、第2次世界大戦の空爆で破壊されることなく中世の佇まいが旧市街に残されていることでも知られています。
観光大好きな仲間が、仕事の合間の日曜日にハイデルベルグ観光の計画を立ててくれました。駆け足観光ですが、折角の機会なので逃す手はありません。カールスルーエからの日帰りで、中世のドイツが保存されているハイデルベルグと世界遺産に登録されている大聖堂のあるシュパイヤーを見学しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月26日
宿泊ホテルのあるカールスルーエ駅からICE(都市間急行)で1時間ほどでハイデルベルグ駅に着きました。駅から市電ネッカー川の南側にある広場に到着。バス停や電車停留所が集まっている広場で、交通の要所になっています。
ハイデルベルグ城のある旧市街まで広場から2kmほどです。ハイデルベルグ観光の出発点、ビスマルク広場 by AandMさんビスマルク広場 広場・公園
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電車やバスの利用もできますが、ネッカー川を渡って北岸にある「哲学者の道」を通って、カールテオドール橋(古橋)を渡り、ハイデルベルグ城に向かうことにしました。
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ネッカー川に架かるセオドア・ホイス橋(Theodor Heuss Bridge)を渡ります。
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橋の途中から眺めたネッカー川。
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橋を渡って右手の「哲学者の道」へと向かう小道を進むと、由緒ありそうな建物がありました。
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門柱プレートに「ハイデルベルク大学物理学研究所」とあります。長い歴史のある研究機関です。
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「哲学者の道」の始まり、案内表示はありません。
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斜面に沿った小道を進むと、広々とした庭園があり、ベンチが設置されていました。「哲学者の庭, Philosophengartchen」で、下方にはネッカー川が流れ、景観の良い庭園です。
上り下りの多い斜面の小道、哲学者の道 by AandMさん哲学者の道 散歩・街歩き
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庭園にあったレリーフ像。"Joseph von ELCHENDORF, 1788-1857"と刻まれています。アイヒェンドルフは詩人・小説家で、ナポレオン戦争の時代(1799-1815)に書いた「予感と現在」は、ゲーテの「ウイリアム・マイスター」と並べられる教養小説とされているそうです。
「哲学者の道」を歩きながら、小説構想を考えた知識人の一人です。上り下りの多い斜面の小道、哲学者の道 by AandMさん哲学者の道 散歩・街歩き
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「哲学者の庭」からの眺め。前方はハイデルベルグ旧市街。
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「哲学者の道」を更に進むと、下方にアルテ・ブリュッケ橋(公式名称:カール・テオドール橋)が見えます。旧市街を背景にしたレンガ積の橋の景観は、なかなかの絶景。
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「哲学者の道」からアルテ・ブリュッケ橋に向かって下る途中にある石壁に囲まれた石畳のシュランゲン小道。相当急な坂道ですが、趣があります。
昔の景観が残されているシュランゲン小路 by AandMさんシュランゲン小道 散歩・街歩き
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アルテ・ブリュッケ橋(古橋)の南岸。レンガ積のアーチ状の歩行者専用橋で、長さは約200m、1788年の建造です。
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アルテ・ブリュッケ橋(公式名称:カール・テオドール橋)の橋脚には幾つかの彫像が設置されています。
ハイデルベルグの見所、カール・テオドール橋 by AandMさんカール テオドール橋 建造物
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これはバイエルン選帝侯で橋を建造したカール・テオドール(1724-1799)の像。
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ハイデルベルグの守護神で、知恵の女神ミネルバ(アテナ)像。
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そして一風変わった「猿の像」。
15世紀頃、古橋の塔にあった猿の石造の再現です。石像は九年戦争(1688-1697)の際に塔と一緒に破壊されましたが、ハイデルベルグ住民の希望でブロンズ像として1977年に再現設置されたとのこと。
”人差し指と小指を伸ばした右手に触れると、ハイデルベルグを再訪できる”、”鏡を触ると金持ちになれる”、”猿の横にいる鼠に触れると沢山の子供に恵まれる”、と言われています。沢山の人が触るようで、鏡はピカピカ。
面白い「猿の像」です。金運などのご利益があると云われる「猿の像」 by AandMさんハイデルベルクの猿の像 建造物
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反対側から見た「猿の像」。
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アルテ・ブリュッケ橋の門塔。
カール・テオドール橋の南側にある見事な橋門 by AandMさん橋門 建造物
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旧市街の中心にあるコンママルクト広場(Kornmarkt)。上方に見えるハイデルベルグ城に向かいます。
ハイデルベルグ城壁を望めるコンマルクト広場 by AandMさんコルンマルクト広場 広場・公園
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ケーブルカーで城まで登ります。
ハイデルベルグ城訪問で便利なケーブルカー by AandMさんハイデルベルク ケーブルカー 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ハイデルベルグ城を訪問する観光客は、殆どがケーブルカーを利用するため、結構混みあっています。
ハイデルベルグ城訪問で便利なケーブルカー by AandMさんハイデルベルク ケーブルカー 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ケーブルカーを降りると、ハイデルベルグ城の庭園(Stuckgarten Schloss Heidelberg)。
遺跡のままで残されているハイデルベルグ城 by AandMさんハイデルベルク城 城・宮殿
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ハイデルベルグ城は、ルートヴィッヒ5世(1478-1544)が建造した城館でしたが、ブファルツ戦争(1688-1697)の際にフランス軍によって破壊されました。何度か再建や増築も行われましたが、今日まで主要部は再建されることなく城址遺跡のままで残されています。
遺跡を巡ると、「昔の光、今いずこ・・」、と栄華を誇った当時の様子が想像されます。 -
ディッカー塔(Dicker Turm)、塔は破壊されていますが壁の彫像などは当時のまま残されています。フランス軍は塔の構造を破壊しましたが、彫像には手をつけなかったようです。
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塔門の上部にある彫像もしっかりと残されています。
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ハイデルベルグ城の中心部で、前方の立派な建造物はフリードリッヒ館。屋根や窓ガラスがあることから建物が修復されていることが分かります。
遺跡のままで残されているハイデルベルグ城 by AandMさんハイデルベルク城 城・宮殿
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日時計。16-17世紀頃、城に住んでいた人々が利用していたことが想像されます。
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城テラスからの眺め。旧市街とアルテ・ブリュッケ橋(古橋)の景観が良好。
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ネッカー川上流方向の眺め。城が高い場所の建てられていることが実感される景観です。
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南方に広がる旧市街。黒っぽい屋根の大きな建物は、聖霊教会。
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城内にドイツ薬事博物館があったので、覗いてみました。中世から20世紀の薬局関連のコレクションが展示されています。棚に並べられた壺に入っているのはハーブや薬類。中世の薬局が再現されています。
ドイツ薬学の歴史が学べる博物館 by AandMさんドイツ薬事博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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薬を創ったり、調合するための道具類なども展示されています。
ドイツ薬学の歴史が学べる博物館 by AandMさんドイツ薬事博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ハイデルベルグ城を後にして、マルクト広場に戻ってきました。広場に面して建っている大きな建物は、聖霊教会(Heiliggeistkirche)です。1398-1515年の建造とのこと。何度か、修復・再建が行われています。
ハイデルベルグ旧市街を象徴するゴシック様式の聖霊教会 by AandMさん聖霊教会 寺院・教会
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聖霊教会の内部。ゴシック様式ですが、造りは質素な印象です。
ハイデルベルグ旧市街を象徴するゴシック様式の聖霊教会 by AandMさん聖霊教会 寺院・教会
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聖霊教会前のマルクト広場から、再度、ハイデルベルグ城を眺めます。ハイデルベルグ旧市街を象徴する景観です。
ハイデルベルグ旧市街にある歴史的な広場 by AandMさんマルクト広場 (ハイデルベルク) 広場・公園
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マルクト広場周辺やハウプト通り沿いには、沢山のレストランがあります。ドイツ料理レストラン(Zum Weissen Schwaanen)で昼食をとります。歩いた後のドイツビールは格別でした。
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ソーセージとポテトが中心のドイツ料理。ビールを飲みながら、美味しく頂きました。
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レストランの南側20mほどの場所に、有名な「学生牢」があります。ハイデルベルグ大学の施設です。
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学生牢の壁や天井に沢山の絵や文字がありました。大学からの罰で牢に閉じ込められていた学生達が描いたもので、何故か黒く塗りつぶされた横顔が多い印象。伝統でしょうか?学生牢が使われていたのは、1712-1914年までの約200年間で、入牢期間は3日から4週間程度だったそうです。
ハイデルベルグ大学の学生牢は落書きが一杯 by AandMさん学生牢 建造物
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木製机にも文字が彫られています。
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ハイデルベルク大学の旧講堂、大学創立500周年を記念して1886年に建造されたそうです。
伝統と格式が感じられるハイデルベルグ大学講堂 by AandMさんハイデルベルク大学講堂 建造物
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伝統と格式が感じられる講堂で、正面の絵は知恵と芸術の女神ミネルバ(アテナ)。ミネルバはハイデルベルグの守護神でもあり、カール・テオドール橋の橋脚に像が建てられています。
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講堂の椅子に座り、ハイデルベルグ大学の学生になった気分も体験できました。照明が不十分で暗い印象。中世の学生たちは薄暗がり環境で、勉学に励んだことが想像されました。
伝統と格式が感じられるハイデルベルグ大学講堂 by AandMさんハイデルベルク大学講堂 建造物
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旧市街の通りを進んで、駅に向かいます。
旧市街を東西に走る主要道路、ハウプト通り by AandMさんハウプト通り 散歩・街歩き
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ビスマルク広場に戻ってきました。ハイデルベルグ中央駅から電車で、次の目的地シュパイヤーに向かいます。
ハイデルベルグ観光の出発点、ビスマルク広場 by AandMさんビスマルク広場 広場・公園
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シュパイヤーまで普通電車で約1時間。
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シュパイヤーに到着。
町の紋章でしょうか、なかなか洒落ています。 -
駅から世界遺産のシュパイヤー大聖堂まで、約2Kmありますが、歩くことにしました。これは途中にあった古門(Old Gate)で時計台を兼ねています。13世紀初めころに建てられ、16-18世紀に改修されていますが、基礎部分には13世紀の石積みが残されています。
幾多の戦争でも破壊を免れてきたシュパイヤーの歴史を象徴する古門です。門をくぐって進むと、シュパイヤー大聖堂に突き当たります。 -
シュパイヤー大聖堂は、一対の尖塔を擁する赤っぽい砂岩で造られた大聖堂で、1981年に世界遺産に登録されているとのこと。ロマネスク様式で最大級の聖堂で、神聖ローマ皇帝や王族などの墓所となっています。
世界遺産に登録されているシュパイヤー大聖堂 by AandMさんシュパイヤー大聖堂 寺院・教会
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大聖堂入口の表示に、公開時間が書かれています。
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大聖堂の内部。赤っぽい砂岩柱が林立しています。
世界遺産に登録されているシュパイヤー大聖堂 by AandMさんシュパイヤー大聖堂 寺院・教会
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奥まった場所にある、比較的質素な十字架。
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祭壇も、簡素な印象。
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彫像と建物、比較的新しいようです。近年に修復されたことが窺えます。
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聖職者のレリーフ像、1798年と彫られています。
世界遺産に登録されているシュパイヤー大聖堂 by AandMさんシュパイヤー大聖堂 寺院・教会
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シュパイヤー大聖堂から駅に向かう途中に、教会(Prot. Dreifaltigkeitskirche)があります。17世紀後半に建造されたバロック様式の美しい教会です。その前に銅像がありました。スペイン西北部にあるサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼者の像(ジェイコブ巡礼者像)で、1990年に建立されたそうです。
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シュパイヤーからサンチャゴ・デ・コンポステーラまで、中世時代、約2000kmの旅をした巡礼者、帽子とマントを装い、手には杖、そして素足です。像には特別な意味が込められているように思います。
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巡礼者像の近くに設置されているモニュメント(Alte Munze)。水盤中央に設けられた角錐頂点に中世の騎士の像があり、騎士はシュパイヤー大聖堂の方向を眺めています。大聖堂を守る騎士の印象です。シュパイヤーは、日本ではあまり知られていませんが、大聖堂を中心に中世の風情が残る建物が多い美しい町でした。
この後、シュパイヤー駅から列車でホテルのあるカールスルーエに戻りました。今回の観光では、ハイデルベルグとシュパイヤーの旧市街を十数キロ以上歩き、そこそこの疲労感が残りましたが、天候にも恵まれ、中世ドイツの美しい景観が残る古い都市をしっかりと見学できました。
明日から今回海外出張の本務である仕事が始まりますが、楽しさ一杯の先取り観光で、日本との時差ボケを解消できました。
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