男鹿水族館GAO　はじめまして、フブキ君！！ ユキちゃんのお母さん姿が見れてとれも嬉しいです、ありがとう！！

2021/06/27 - 2021/06/28

秋田でのお仕事の間隙をついての動物園＆水族館訪問、秋田市大森山動物園（旅行記→https://4travel.jp/travelogue/11701274 )の次はもちろん男鹿水族館GAOへの訪問です。

お目当てはもちろん昨年12月26日生まれのホッキョクグマのフブキ君ですが、それと同じくらい様々な困難を乗り越えやっとママになれたユキちゃんのお母さんぶりも見たいです。

姫路市立動物園で何度か出産したものの上手く育てる事が出来なかったユキちゃん・・・ユキちゃんと日本のホッキョクグマの将来のために園随一の人気動物を秋田に送り出してくれた姫路のスタッフさんの期待と心意気に素晴らしい形で応えてくれました。

フブキ君、はじめまして
ユキちゃん、やったね！！

これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 男鹿(秋田)

6月27日、今日は夕方から仕事があるため空いている午前中に少しだけ男鹿水族館GAOを訪問しました。
今日の仕事の出来次第ですが明日の朝はもう少し長く滞在出来る予定なので今日はフブキ君に会えればそれでいい、と言うくらいのテンションでの訪問です。

男鹿水族館GAOの入園料は大人1100円です。

やはり、現在のGAOで一番注目を受けているのはフブキ君。
エントランス入ってすぐに案内ボードが掲出されていました。

水族館けして嫌いではないしどちらか言うともちろん好きなのですが、個体識別の出来ないお魚ちゃんとチビシロクマを比べるとどうしても後者への興味が圧倒的に勝ってしまい、魚類セクションは申し訳程度に観覧して先を急ぎます。

ここはホッキョクグマ放飼場。

こちらには男鹿GAOの顔と言っても過言ではない豪太君が暮らしています。
豪太君がパパになったのは2012年誕生のミルクちゃん以来、8年ぶり2度目となります。

そして、注目のフブキ君はユキお母さんと一緒にホッキョクグマ水槽で暮らしています。
実父とは言えホッキョクグマの雄は子育て期の雌と子供の天敵となりますので豪太君とのは別居で暮らしています。

ママと一緒にペレットを食べていたフブキ君ですが何やら後ろが気になる模様・・・、

ペレットよりおもちゃ。

既に固形物も食べてはいますが引き続き授乳期と言う事もあり特別に美味しいと思った物以外の食べ物への執着は薄いようですね。

フブキ君は昨年の12月26日生まれ、お母さんはユキちゃん、お父さんは豪太君。
姫路市立動物園ではホクト君（現、旭川市旭山動物園）とのペアで何度か妊娠、出産を経験するものの飼育環境面の影響からか子育てを上手くすることが出来ずママにはなれなかったユキちゃんですが、設備の整っているGAOでついにママになってくれました。

GAOでの繁殖成功を盾に姫路市立動物園を責めるつもりではないし、姫路でもスタッフさんは限られた施設、環境の中で出来る限りのことをしてくれたと思っています、でも、やはり、担当者での努力では如何ともしがたいことがあるのは事実ですよね。
そして、「この施設では・・・」と一番悔しく思っているのは姫路のスタッフさん自身なんだと思います、園の看板とも言えるホッキョクグマを2頭ともよい環境での繁殖のために他園に貸出したことからも姫路のスタッフさんの気持ちが伝わります。
そして、それは見事に秋田の地で見事に実を結びました。

ママがご飯中で構ってくれないので放飼場を自由に走り回るフブキ君。

かくれんぼ（笑）

息子の姿が見えなくなるとすぐに探しに行くユキお母さん。
ユキちゃんがしっかりママをしているのを見れて本当に嬉しいです。

ジャバジャバとプールで遊ぶフブキ君、もう、すっかりプールに慣れているようですね。

8年前の異母姉のミルク姉ちゃんは生後半年くらいまで水が苦手でプールにほとんど入る事はなかったのですが、ある日を境に急にプールで遊びだし、じゃんじゃんダイブを始めた印象が強いのですが、フブキ君はどうだったのかな？

そんな活発で可愛いフブキ君を撮りにたくさんのファンが訪れていますが、中には不埒な人間もいる様で、こんな注意書きが何か所かに張り出されていました・・・ほんと恥ずかしい！！

個人的な意見ですが、動物園では「いい写真を撮ろうなんてそもそも思わない」のが肝要なのではと思っています。

ある一定の出来のものが撮れればそれで良しとして後はタイミングも含めて偶然に任せる、
いい瞬間を撮れなくて悔くても、その瞬間を他の人が押さえてくれてるならそれでいいじゃないですか。

この日、豪太君と僕の相性が良くないようでお顔をこちらに向けてくれている写真が撮れませんでした。
残念だけどそれでいいじゃないですか、僕のカメラのデータに残らなくても今日ここで豪太君が素敵な表情で歩き回っていたのは間違いないのですから。

シンクロ・ジェンツーさんの写真を撮ったところで今日は撤収、明日もまた来ますね。

明けて28日、今日は気合を入れて朝一番からの参戦です。

昨日と同じ様にお魚さんエリアを疾風のごとくすり抜け（お魚さん、ごめん・・・）、ホッキョクグマ水槽へ。

機能と似た感じ、でも、逆位置でユキちゃんとホクト君が出迎えてくれました。
おはよー

今日はこの真っ赤なリング状がお気に入りのおもちゃの様です。

水飲み場に運んで中にブイを入れてバシャバシャして遊ぶフブキ君、なんか執拗にやっていたので彼的にはとても楽しい遊びの様でした。

いつまでも同じ遊びに興じる息子が気になったのかユキお母さんがやってきてブイを持ち出しました。

「ママ、それ僕の！！」とフブキ君も食い下がります。

ブイの奪取に成功したフブキ君。

ユキちゃんとしてもブイを奪いたい訳ではなくフブキ君をなるべく中央の監視しやすい場所に居させたくてブイを肴に誘導していた感じなのであっさりと渡しました。

リングブイを出来るだけ高く引き上げるフブキ君。

シロクマって動物園で暮らすクマの中でも飛び抜けて遊ぶのが好きで賢いと思うんですよね、あと、見た目と言うか明らかにお客さんの目を意識してる子が多いと思うんです。

フブキ君はこの後、このブイを排水口にせっせと詰める遊びを開発、ものの見事にブイを収納して自力で取り出せなくなりブイ遊ぶは自然終了となりました。

ブイを諦めたフブキ君、次のターゲットはプールに浮かんでいたボール・・・と言うかこれもブイか・・・。

ホッキョクグマはブイが好き（笑）

ブイで遊びつつもお客さんの反応も気になります。

お客さんに反応するのがホッキョクグマにとっていい事かどうかの判断はできませんが、野生ではない彼は生涯人間と関わっていくことになる訳ですから、我々観客の反応を彼がポジティブに受け取ってもらえるならお互いに幸せでいれると思うんです。

悠々とガラス前を泳ぐフブキ君。

生後7ヶ月にして堂々たるものです。

お客さんのカメラに向かってポーズをするフブキ君。

時々、勘のいい子はカメラがどう言う物か分かってるんじゃないか？と思う事があります。
例えば、今は天国の茶臼山動物園のレッサーパンダのロン君なんて確実にカメラがどう言う物か理解してましたよね？じゃないと、あのカメラ目線と一時静止は出来ないですから。

ひとしきりフブキ君を満喫出来たので昨日正面写真を撮れなかった豪太君のところへ。

今日もカメラとの相性が良かったとは言えなかったものの昨日よりいい豪太君の写真が撮れたので満足です。

豪太君のところからホッキョクグマ水槽に戻るとなんと授乳を始めるところでした。

ホッキョクグマの授乳を直接見たのはいつぶりだろう？
ひょっとしたらアイラちゃん以来かも・・・。

幸せそうなユキちゃんのお顔を見たところでホッキョクグマ水槽を離れることにしました。

昨日は時間の関係で足早に駆け抜け写真を撮れなかった”ひれあし’ｓ館”をゆっくり回ります。

なんと、昨日は掲示されていなかった4月17日生まれのゴマちゃんの子供の名前が掲示されていました。
ジェット君、どうやら昨日の午後に命名式があったようですね。

ジェット君、かっこいい名前をもらったね！！

ジェット君はお母さんがこまちちゃん、お父さんがゴクウ君です。

そして、なんとトンちゃんがパパになりました！！

6月11日にたんぽぽちゃんが女の子を出産、GAOにとっては初めてのカリフォルニアアシカの出産となりました！！

たんぽぽちゃんにとっても初めての子育てと言う事もあり、現在のところ母娘はガラスが目隠しされた予備飼育スペースで暮らしていますが、目隠しの一部がカットされており中の様子をこっそり覗くことが出来ます。

ちょうどキーパーさんが掃除に入るところでした。

話掛けるキーパーさんに何やら返事をしているタンポポお母さん。

キーパーさんが部屋に入るとおチビちゃんがこちらに来てくれました。

GAOに来園した時はまだ子供って感じだったたんぽぽちゃんがママになったなんて・・・とても嬉しいです。
おチビちゃん、すくすく成長してね！！