2021/04/18 - 2021/04/18
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きゅういとせろりさん
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いい天気。お気に入りのホテルのお気に入りの朝食。
ホテルを10時出発。今日の行き先は大浪池。「池」という名前ながら実は山のてっぺんにある火口湖。なので最近は山自体を「大浪池」というようです。なので登山なんです。なお、この大浪池。直径600mもあり大きいです。もうカルデラ湖のレベル。そして日本一高いところにある火口湖なのだそうです。でも乗鞍や御嶽や立山の火口湖の方が圧倒的に高所。たぶん「山頂にある火口湖」では日本一、なのだと思います。なにより山の形、池の形のきれいさではどの火口湖にも負けません。
さて、登山です。登山口の駐車場は台数少なくすぐ埋まります。11時到着では出遅れ確実。案の定満車。でも、ちょうど1台下山客の車が出たところに収まりました。ラッキーでした。
登山口からは火口壁までは標高差約200m。ガイド本では徒歩30分。私は20代前半のときは15分でした。うん10年たった3年前は23分でした。今日は2人で休憩しながらなので35分でした。体力だだ落ち。しかも今日はこの大浪池を一周します。
大浪池、池のド真ん中を断層が走っていて、そこだけ火口壁が低く、一周するときには登って降りて登って降りて、になります。
ところどころの崖上の展望岩から見る水の色、湖面を撫でてゆく風のさざなみ。ゆっくり動く雲の影。隣の韓国岳の偉容。新燃岳の溶岩で埋まった火口。高千穂峰のきれいな横顔。彼方に霞む桜島。大好きな山の一つです。今日は雨の翌日だったので道がぬかるんでいて火口湖岸へ降りるのは諦めました。
下山後は近くの和気神社の藤まつり。そして宿泊は妙見温泉のお気に入りの「きらく温泉」。下山後も十分に楽しんだ霧島登山でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩 ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルは東向きの部屋でした。朝6時。朝日が眩しいです。
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8時から朝食。このホテルはソファーに低いテーブルで食べることもできます。リビングルームで食べてるみたい。なんか新鮮です。そしてバイキングに生ハムがあるのでお気に入り。
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朝食会場の窓から桜島がちらりと見えます。
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10時。出発です。
ホテルの正面に回って写真を1枚。
きれいで堂々とした形のホテルです。
このホテルへは帖佐駅から徒歩でこの正面から入るのがいいです。ファンコートランドホテル 宿・ホテル
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霧島山を登っていきます。丸尾の温泉街を通り抜けます。
正面の国際ホテル、このあとすぐ廃業してしまいました。
大浴場や露天風呂が立派でした。泊まる機会を逸してしまいました。
残念。
と思ったらすぐに引き受け手が現れ、すぐに再開してます。丸尾温泉 温泉
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温泉地帯。道路脇からも噴気が。
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その先、林田温泉いわさきホテル。かなり前に廃業してしまいました。
すごく広い露天風呂がお気に入りだったのですが。
敷地内のバス停が使用されているので敷地には入ることができます。林田温泉 温泉
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大浪池登山口に到着。11:00。
駐車場は通りの両側の引っ込み部分のみ。20台くらい。
11時では当然満車。ところが1台すっと出るところ。そこに入れました。
11時だともう下山してくる人もいるわけです。ラッキーでした。 -
ちょうどバスが来ました。
山を降りるバスなので乗客はゼロでした。 -
登山口に大浪池の説明看板。
火口湖であること、直径600mもあるのに深さはたった12mしかないこと、今は山自体を大浪池ということ、火口を横切って断層があること、などが記載されています。 -
近くの新燃岳と硫黄山はまだ活動中で立ち入り禁止区域があります。
-
4kmほど先の硫黄山の通行止めの案内がありました。
道路も遊歩道もえびの高原バス停と不動池の間が通行止め。
でも下の方の青線、韓国岳からえびの高原バス停までは行けます。
最近、ようやく噴気地帯を回避した迂回道路の建設が発表されました。
はやく完成してほしいなあ。 -
登山開始。11:08です。
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ちょっと休憩。空を見上げます。
登山道はずっと林の中。 -
この桜の花みたいな花は何かなあ?
清楚できれい。
ノカイドウみたいだけど、まさかね。
早すぎるし。こんなとこにあるとは聞いてないし。 -
登山道はプレートが敷き詰められた階段。歩きやすいです。
ツバキの花が散って赤いアクセント。 -
途中からこのような石を敷き詰めた道になります。
変化点は小さな橋。振り返って後をみたところです。 -
休憩を3回くらい。火口壁のすぐ手前、新しい休憩所ができていました。
数年前はコンクリートの古い建物だったような。
中の展示物をちょっと見ます。
到着は11:44。 -
大浪池の解説や、地図や、写真でした。
この地図、わかりやすくていいです。 -
休憩所のすぐ先。火口壁到着。ここからは正面に韓国岳がどっしりと見え、絶景です。
表記のとおり大浪池の初登山は20代。休憩なしたった15分でした。それが今は休憩3回付きで35分。ずいぶん落ちたなあ。体力。まあ、今回は相方の体力に合わせたからでもありますが。
3年前に来た時は隣の新燃岳の火山灰がすごく積もってましたが、今はほとんどなし。雨で流されたんでしょう。湖の色も前回はエメラルドグリーンだったのが元の濃紺に戻ってました。pHが変わったのかな。
火山は刻々と表情をかえ、来るたびに変化があります。大浪池 自然・景勝地
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韓国岳を望遠で覗いてみます。
登山客が米粒のよう。 -
さて、時計回りで大浪池一周に出発します。西回りになります。
-
すぐに休憩。一周コースの歩道は火口壁の天辺よりやや外側の林の中。なので湖を見るにはコースを外れて火口壁に上る必要があります。
ときどきこのような展望岩に登って景色を眺めながらゆっくり行きます。
展望時はくれぐれもご安全に。 -
展望だけでなく足元にも注意。
このような可憐な花もあります。
青い花は神秘的ですね。
春リンドウかな? -
火口内だけでなく遠景も見ます。
左右に白い煙が見えます。 -
右の方の噴気。
これはえびの高原の下の方にある大霧地熱発電所。
これができたからえびの高原の露天風呂が枯れた、とか言われてましたね。
実際にはえびの高原の噴気や源泉は昔から盛衰を繰り返していたようなので今後もどうなるのか。 -
左の方の噴気は石坂川の上流の噴気地帯かなあ。
-
前方に硫黄山が見えてきました。
活動中の噴気地帯は右の方の山の陰。噴気は見えませんでした。 -
えびの高原荘。えびの高原の唯一のホテル。
なかなかいい宿で今までに3回宿泊してます。
最近、名前が変わりました。
「ホテルピコラナイえびの高原」。ちょっと面白い名前。覚えやすい人と覚えにくい人に分かれるかも。 -
火口一周は一本道。だんだん幅が狭くなってきました。
火口壁のてっぺんを歩く感じ。
正面の韓国岳がどんどん迫ってきます。 -
展望岩に登らなくても火口壁歩道のどこからでも湖面が見えるようになってきました。
-
あ、さっきの花。
これは大きいです。 -
この黄色い花も結構見ました。
-
この朱色の花もまあまあ見ました。
ピンボケですみません。
どっちにしろ、花の名前、わかりませんでした。 -
一周を開始したのは正面の火口壁の低いところです。
断層が火口を横切っているのです。
その鞍部の彼方、桜島がかすかに見えています。
いい眺めです。 -
左手には火口壁の断層のもう一方の切れ目。
その隙間から活動中の新燃岳が見えました。
その右にぴょこっと高千穂峰も三角形の頭を出してます。 -
一周の道はいったん火口壁から外に降り、韓国岳の裾野と大浪池の裾野の境界を行きます。
えびの高原への道と分岐。大浪池一周ルートは韓国岳方面に向かいます。
登山口から3km来たのね。で、2時間かかってます。 -
続いて韓国岳登山ルートとも別れます。
この2段階分岐を間違える人が多いそうで、注意です。 -
すぐに避難小屋があります。
ここが大浪池一周のちょうど中間地点。
直径600mの湖なのに1周4kmもあるの?
円周率の計算と合わないなあ。2倍も長いのね。
まあ、600mは池の直径であって火口壁の直径じゃないからね。
地図で見ると一周歩行ルートの直径は1kmでした。
これでほぼ円周率の計算と合いますね。 -
避難小屋。とくに入りません・
と、ここで道がわからなくなった。あれ? -
ここで直角に曲がるのでした。
きちんとした杭とロープが見えてよかったです。 -
再び登りになります。
東側の展望は獅子戸岳と、活動中の新燃岳が右にちらり。
昔、新燃岳が活動する前に縦走したなあ。懐かしいです。
韓国岳から獅子戸岳へ降りる砂地を駆けおりるのが気持ちよかったなあ。獅子戸岳 自然・景勝地
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ときどき展望岩を見つけると登ってみます。
-
通ってきた方の火口壁。
断層による火口壁の切れ目あたり。
後ろに韓国岳の裾野があるので登山口側と比べて段差落ち込みは少ないです。 -
東側、活動中の新燃岳が枯れ木越しに見えます。
できればもっとはっきり木にじゃまされずに見たいなあ。 -
望遠で火口壁から溢れた溶岩を見てみます。
流れ出るほどの溶岩は出なかったようです。
でもあの深い火口が全部溶岩で埋まってしまってるのだから、10年前の噴火はすごいものだったのですね。
宮崎市内からでも噴煙の流れがはっきり見えたそう、というより、近所の20kmの鹿児島空港は普通なのに60kmも離れた宮崎空港が運行停止になったという。やはり風下の東側は弱いですね。 -
と、展望岩に登ると全景が見えました。
-
向こうに高千穂峰の頂上も見えます。
20代のとき、えびの高原から高千穂峰まで縦走、っと高千穂峰頂上直下でバスの時間のために引き返す無念の登山でありました。バスが1日1本しかなかったのです。
まあ、今も2本ですが。新燃岳 自然・景勝地
-
割れ目火口の横、やや白いのは最近噴気が出始めた場所です。
火山は生きています。
このころには落ち着いてきていました。
新燃岳の特徴の「うさぎの耳」も高千穂峰のすぐ左側にぴょこぴょこ見えてます。 -
反対の大浪池側。
湖面を雲の影が動いていきます。
深い青がきれい。 -
こんな展望岩や
-
こんな展望岩があります。
私は怖くてとても近づけません。
が踏み跡があるってことはこれらの岩の上まで行く人、いるんですねえ。
まあ、登山の人にとっては普通なのかも。 -
さて一周コースも終盤。火口壁の南側になり、桜島が見えてきました。
あ、このあたりに大浪池の山頂があるはずなんですが、今回もどこにあったのかわかりませんでした。もしかして大浪池の山頂の碑はないのかも。なお標高1411m。湖面は1241m。断崖は170mもあるんですねえ。 -
斜め後ろ。もう新燃岳は裾野しか見えず・
その奥に連なるのは中岳・御鉢・高千穂峰。 -
最後の展望岩かなあ。
-
黄色い花。
-
オレンジ色の花。
新燃岳側には花が少なかった気がします。
やはり噴火の影響なのか、単に林が多くて日当たりが悪いだけなのか。 -
一周の出発点に戻ってきました。
長い階段を降りていきます。 -
14:20到着。大浪池一周完了。
一周4kmに2時間30分かかりました。ガイド本では90分になってるんですが。
まあ、展望岩に登ったりしてけっこう寄り道しましたし。
正面の韓国岳の右の裾野が大浪池の向こう側の断層の切れ目です。
ブロック状に火口壁が落ちているのが分かります。 -
しばらく休憩。
火口側にはっとするようなピンクの花。
ツツジの一種ですね。 -
この白い花もきれい。
ノカイドウに似た花です。
湖の青をバックに目立ってました。 -
さて、名残りおしいですが山を下ります。
-
下りはラクです。
すいすいと。 -
下りは休み休みでも25分でした。
14:55下山。
11:08出発だったので、約4時間の山歩きでした。ちょうどいい運動量でした。 -
15時では駐車場はごらんのとおり。すかすか。
-
さて、下山後は今晩の宿泊地の温泉に直行して汗ながさにゃ。
と何か忘れてるような・・・。
動きだしてしばらくして、はっと。
そうだ。和気神社の藤まつりに行こうって思ってたんだった。
昨日、曽木の滝でも入来武家屋敷でも藤がきれいだったので、
昔和気神社に行ったとき藤棚があるの見つけていつか藤の季節にいってみたい、とか話してたんだった。
疲れてるといろんな記憶がすっ飛びますね。
途中霧島連山の遠望。中央に灰色の新燃岳が見えてます。
以降、別の旅行記にします。
なにせ藤の花がとっても素晴らしかったのと、車の混雑ぶりが激しくてびっくりだったのです。
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旅行記グループ
2021春。宮崎鹿児島で花も団子も。
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