台湾旅行　2日目　新竹ビーフンと莒光号と鹿港

2017/09/17 - 2017/09/17

コロナ禍でまだまだ海外に行けないので、今更ですが2017年の旅の記録をまとめました。
台湾の西側を南下し、最南端を目指す旅です。

台湾旅行記が豊富にある中で、皆さんの参考になるかは分かりませんが。
台鉄の莒光号に乗ったことや今はなきバニラエアを利用したことを忘れないための個人的な記録です。

　1日目　成田→台北
☆2日目　台北→新竹→鹿港→台南
　3日目　台南→墾丁
　4日目　墾丁→台湾最南端→高雄
　5日目　高雄→成田

エリア 鹿港(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

台湾の西側を南下しながら最南端を目指します。

まずは新竹に向かいます。
台北と新竹の間は、高鐵（新幹線）、台鉄（在来線）、高速バスがありますが、今回は高速バスを利用することにしました。

写真は台北のバスターミナル。
鉄道の台北駅の近くにあります。

頻発しています。
1012発に乗ります。

80分位で新竹着。
台鉄の新竹駅の南側で降ろされました。
地下道を通って駅の反対へ向かいます。

駅を通った時に、新竹の次に向かう彰化までの切符を購入。
台鉄の切符は、自動券売機で買うことができます。
窓口で中国語なり筆談なりで買うこともできますが。
自販機なら、後ろに人がいなければ、いろんな便を検索することができます。

向かったのは新竹城隍廟（グーグルマップでは新竹都城隍廟）。

名前だけ聞くと、お寺のようですが…

たしかにここはアジアの寺院ぽいですが…

こんな感じの場所へ出ます。

廟であり屋台である。

不思議な雰囲気です。

お線香をあげる人。
食事をする人。
背後には高層ビル。

自分も昼食。
ビーフンとスープ。
新竹はビーフンで有名な街でもあります。

90台湾元しませんでした。
こんなにシンプルなのに、気軽なのに、実に美味い！

新竹駅に戻ります。

これは台北方面へ向かう区間車（普通列車）。

すれ違いに入ってきたのがこれから乗る莒光号。
新竹1249発莒光513次。

電車ではなく、電気機関車が牽引する客車列車です。
…と、こだわってしまいましたが、日本ではなかなか乗れない客車列車に乗ることがこの旅の目的の一つなのです。

台鉄の幹線である西部幹線を南下します。
途中、海線と山線に分かれる区間がありますが、この便は海線を経由します。
台湾中部の中核都市である台中は経由しません。

莒光号の車内の様子。
ゆったりしてるでしょ。

台湾の鉄道について解説する素晴らしいサイトは数多くあるので、詳しい説明はそちらに譲りますが、ここで大雑把に台鉄の種別について記します。
上位（運賃も高い）から順に、

自強号　　特急（指定席）
莒光号　　急行（指定席）
復興号　　準急（指定席）
区間車　　普通列車（自由席、ロングシート多し）

自強号は日本製の振り子電車などが投入されている種別です。
莒光号は普通以上特急未満で、まさに急行です。しかし、日本のJRから急行が消えてしまったのと同様に、台湾でも数を減らしているようです。
復興号は現在ほとんど走っていません。

台湾鉄路の時刻は、台湾鉄路のサイトの日本語のページで検索することが出来ます。乗車駅と下車駅を入力すれば、Yahoo!乗換案内のように答えが返ってきます。
それでは不満という方は中国語（繁体）のサイトをご覧ください。
pdfで全列車を記載した時刻表を入手できます。

海です！
と言いたいけど、窓ガラスの色が濃くてうまく撮れない…

彰化1438着。

IT立国台湾において、このレトロな表示よ！
潮州は高雄よりさらに南の街です。

ドアはこんな感じ。

最後部。
最近の「電車」を見慣れた方々には不自然に見えるかもしれませんが、かつて日本を走っていた客車列車もこうでした。

こんなイラストが台湾的。

次の目的地は鹿港です。
彰化駅前からバスで向かいます。
所要30分強。

着いてみたら、人人人…

こんな感じの建物が続きます。

鹿港

鹿港

鹿港

鹿港

鹿港

鹿港

鹿港 天后宮

廟とファミマ。
これも台湾ぽい！？

天后宮

猫ちゃん。
でかい。

ちょっと観光地になり切った感はありますが。
台北あたりからわざわざ来るかはともかく、中部を旅する際に立ち寄るにはいいかもしれません。

17時頃、鹿港を去ります。

今日の宿は台南です。
高鐵（新幹線）に乗ろうかな、と思ってしまったのが冒険の始まりでした。

バスで高鐵の台中駅に向かいます。
直通で行けるような情報もあったのですが、実際は乗り換えあり。地元の人は親切に教えてくれました。
1時間半くらいかかって1830過ぎ台中駅着。
次の高鐵は1840発。
さあ、どうしよう。
走ってみました。
自動券売機を操作し、クレカを読み取らせ、改札を抜け、階段を上がり（日本同様に新幹線の駅はデカい）、列車に乗り込みました。
こんなこと、日本でも滅多にやりません。
ちなみにこんなことが出来るのも台湾だから。
中華人民共和国では、列車に乗るのに荷物チェック等があるので、駆け込み乗車は不可能です。

さすがは高鐵で37分で台南に着きます。ただいま1917分。
しかし、新横浜のように中心部とは離れた場所にあります。
そこで在来線に乗り換えますが、次の便は1921発。
また走ります。
途中若者に追い抜かれたりして、自分がおっさんであることを思い知らされますが…

この写真を撮るくらいの時間はありました。

ちなみに在来線側の駅の名は、沙崙駅。高鐵とは異なるので注意。
日本なら新幹線・在来線ともに「新台南」駅となるんでしょうね。

在来線の台南駅に着きました。
こんな苦労をする意味があったかは不明です。

この旅行記を書いている'21年7月現在、台南駅は工事中とのことです。

20時過ぎ、今夜の宿のケンブリッジホテル着。
さて、中華圏のホテルに泊まるときに気を付けること。それはホテル名の漢字表記と英語表記の両方を覚えておくことです。
時折、「えっ！？」という訳になっていることがあります。

このホテルの場合、漢字表記は劍橋大飯店。
ちょっとくすっとしました。

夕食兼散歩に出ます。
街で見かけた萌えキャラ。
このQRコードにアクセスしてみたら…なかなか深い世界が広がっていました（笑）。

ホテル近くの店で。
うなぎチックな食感の魚でした。
実は店員さんにも確認せず適当に注文してみました。

つい食べちゃったマンゴーアイス。
マンゴーの季節ではないようですが。