2021/06/10 - 2021/06/11
45位(同エリア162件中)
玄白さん
間もなく梅雨入り。その前の貴重な快晴で、しかも新月なので、星空撮影には絶好の好機がやってきた。そこで以前から気になっていた浄土平での星空撮影へ、いざ出発。今回はワイフ同行で浄土平ビジターセンター駐車場での車中泊である。
2018年9月から一切経山の噴火警戒レベルが引き上げられたことにより、登山道が閉鎖されてしまったが、2年半ぶりに6月10日に開通した。翌日は久しぶりに一切経山への登山を楽しんできた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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6月10日
日の入り1時間前に浄土平ビジターセンターに到着。明るいうちに星空撮影ポイントを探して周辺をうろうろ。浄土平湿原にワタスゲが咲いていれば、ワタスゲと星空のコラボ撮影もと、もくろんでいたが、ちょっとワタスゲには時期が早すぎたようだ。
南方向の夏雲が夕日に染まっている。 -
車の中で夕食を摂り、暗くなるのを待つ。
磐梯吾妻スカイラインを北へ300m行ったところに車2,3台停まれる駐車スペースがあるが、歩いて移動。そこからは福島市の夜景が見られるのである。 -
イチオシ
北天にレンズを向けて1時間かけてスタートレイル撮影。磐梯吾妻スカイラインを走る車のライトの軌跡とのコラボで、タイトルをつけるとすれば「天と地の光跡」といったところだろうか。
この構図の星景撮影は、吾妻小富士の頂上から撮るつもりだったが、なんと、吾妻小富士に登る登山道が工事中で入れなかった。工事は8月末まで続くので、秋にリベンジすることにしよう。 -
浄土平湿原で夏の天の川撮影。標高1600mの高地なので、満天の星空が良く見える。
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イチオシ
南のいて座、さそり座付近から天頂の夏の大三角(こと座織姫星、わし座彦星、白鳥座アルタイル)、北天のカシオペア座までの天の川アーチ。
4枚の写真を繋いでパノラマ写真に仕上げてみた。(あいにく魚眼レンズを持っていないので・・・(^ ^); ) -
一切経山上空には北斗七星。
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6月11日
星空撮影を終えて、しばし車の中で仮眠。
3時半に起床、再び福島市夜景撮影ポイントへ。6月中旬は夜が短い。すでに東の空は朱に染まり始めた。福島市街はうっすらと靄がかかっている。 -
イチオシ
靄は徐々に濃くなり雲海の様相を呈してきた。
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4:06分、まもなく日の出。
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4時13分、地平線上の雲の上から太陽が顔を出した。
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4分後、丸い朝日が昇ってきた
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北東方向彼方の山には、滝雲がかかっているように見える
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朝日に照らされた一切経山。噴火警戒レベルが1に下げられたとは言え、まだ噴煙が上がっている。
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昨日から一切経山登山道が開通し、天気も良いので、大勢の登山客が訪れるかもしれないと思い、混雑を避けるため5時に出発。
登山者カードを書くような山歩きは久しぶりのことだ。 -
さっそく、イワカガミがお出迎え。
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噴煙を上げる一切経山。めざすは雲煙が上がっている上の頂上。連れ合いにとっても実に久しぶりの山歩きなので、自信なさそうだ。
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いたるところにイワカガミが咲いている。
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ところどころに雪渓が残っている。
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新緑が鮮やか。奥には吾妻小富士。
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オオカメノキの花
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彼方まで続く雲海。
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クロウズコかな?
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避難小屋が見えてきた
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一切経山へ向かう道と鎌沼方面に向かう道の酸ケ平分岐
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避難小屋で、一休み。トイレもある。
きれいな避難小屋である -
鎌沼遠望
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磐梯山が顔を見せてきた。
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下界は雲海の下である
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一切経山頂上が見えてきた。自信なさげだった相方も、どうやら登頂成功。
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一切経山頂上。
一切経山頂上とでも書いてあるのかと思いきや、近づくと「空気大感謝塔」と書かれた標識が立っている。意味がワカラン!
そういえば、先月志津温泉、白川温泉に出かけた旅行で、事前に計画を練っていたとき、山形県に「空気神社」というのがあった。なんでも空気がご神体という風変わりな神社だったな~。行かなかったが・・・ -
こちらが本物の頂上の標だ。他には誰もいない。マスクをせずに、思いっきり深呼吸できる。
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すぐ脇に一等三角点がある。
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イチオシ
溶岩丘の頂上のなだらかな坂を少し北側に行く。五色沼、通称「魔女の瞳」にご対面。美しいブルーの水をたたえた火口湖である。背後の山は家形山、その右側にはまだ雲海がかかっている。
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雲海をアップで。
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家形山背後の雲海
こんな景色を眺めながら、遅めの朝食を摂る。コンビニ弁当だが、山登りをして、こういう景色を眺めながらの朝飯はう~んまい!
そのうち、3人ほどの登山客がやってきた。 -
磐梯山
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頂上は360度のパノラマ。そのうちの半分、磐梯山から飯豊山あたりまでの180度パノラマ合成写真。
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イチオシ
頂上で、大休止してから下山。
吾妻小富士の噴火口が良く見える。その向こうは一面の雲海。平地は雨が降っているかもしれない。 -
帰りは酸ケ平分岐を右側に折れて、鎌沼方面へ。
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コバイケイソウ。まだ花が咲くのは先のようだ。
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コバイケイソウの発芽
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浄土平湿原では、まだワタスゲは見られなかったが、こちらでは少しだけあった。
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鎌沼。鎌の刃のような形をしているから鎌沼かな。
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まだ、ミネザクラが咲き残っていた。
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ミネザクラ
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暑くもなく寒くもなく、絶好の山歩き日和。
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ひっそりと低木の隅っこに咲くミツバオウレン
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鎌沼を通り過ぎ、姥ケ原へ。ここにもイワカガミ
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イチオシ
姥ケ原を代表する高山植物、チングルマ。
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大きな岩の間を埋め尽くすチングルマの群生。ちょうど、満開で見ごろを迎えている。
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この時期、このチングルマの群生を見るために訪れる人も多いようだ。
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飛行機雲をたなびかせて飛んでいく飛行機一機。
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吾妻小富士をバックにミツバツツジ
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もう一枚!
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アップでも一枚パチリ
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一切経山の噴煙をもう一枚。近くには寄れないので、那須の茶臼岳のような迫力は感じられない。
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一切経山、酸ケ平方面と姥ケ原方面の分岐に戻ってきた。
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10時頃、浄土平に戻ってきた。久しぶりの山歩きでもあり、写真を撮りながらだったので、標準タイムより大幅に時間がかかった。
このころになると、登山客が大勢来て、木道ですれ違うにも大変なほどだ。マスクをつけねばならない。早めに出発して正解だった。
帰りは、高湯温泉の共同浴場「あったか湯」で疲れをいやしてから、帰宅。
ここは、共同浴場のイメージを覆すような新しく清潔な施設で、我が家が大好きな濁り湯だった。またこの地を訪れたら、ここに立ち寄ろう。
以上
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この旅行記へのコメント (4)
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- 琉球熱さん 2021/06/27 23:23:04
- お見事です
- 玄白さん、こんにちは
しばらくぶりのコメントですが・・・
星空と車のライト、私には「軌跡」ではなく「奇跡のコラボ」に見えます
毎度のことではありますが、玄白さんの写真が見事で、見ていてとても楽しい!
翌朝の風景は、やはり登山は早朝からだな、と再確認させられるような絵の連続ですね
特に朝日に照らされた斜面の色がとてつもなく美しい!
魔女の瞳も緑と青のコントラストが際立ってますね
小富士の噴火口も、当たり前ですが真ん丸で(笑) あぁ遠目で見るとやっぱり丸いんだなと(笑)
平日でも混んでいるんですね、少々意外でした
---------琉球熱--------
- 玄白さん からの返信 2021/06/28 08:38:38
- Re: お見事です
- 琉球熱さん、おはようございます。毎度のお褒めのコメントありがとうございます。
2年前に噴火警報で磐梯吾妻スカイラインが通行止めになっていることを知らず、入口で引き返したり、今回は吾妻小富士に登れなかったりと、どうも浄土平は相性がよくないのかなと(笑)
ところで、クロウズコかな?と書いた赤い実をつけた樹の名前をご存知ですか? 高さ1.5mほどの低木でした。
玄白
- 琉球熱さん からの返信 2021/06/28 22:37:17
- Re: お見事です
- 玄白さん、こんにちは
私も浄土平には一回しか行ったことがありませんが、スカイラインから見るあの荒涼とした景観が好きです。
小富士は一周してみましたが、岩陰に隠れないと危ないような突風が吹いていて、なかなかのすりるでした。
さて、「クロウズコかな?」はクロウズコじゃないでしょうか(笑)
樹木はあまり詳しくないのですが、写真で見る限りクロウズコの線が濃厚かと思いました。
---------琉球熱--------
- 玄白さん からの返信 2021/06/29 11:01:44
- Re: お見事です
- 琉球熱さん、こんにちは
やはり、クロウズコですかね。YAHOO知恵袋でも質問してみて、2件の回答ともクロウズコではないかということでした。
漢字では黒臼子ですが、クロウズコと読んだり、クロウスゴと表記したり2通りがあります。どちらが正しいのかよくわかりませんが・・・
ともかく、さっそくの回答ありがとうございました。
では
玄白
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