2021春の岡崎　八丁味噌蔵見学と東公園

2021/03/21 - 2021/03/23

コロナ禍で増えた、地元旅。
今回は、岡崎を中心にした三河です。
ホテルはコスパと楽しみを優先して、安城と豊川に1泊ずつ。
観光の八丁味噌蔵と東公園の動物園は岡崎で、どちらも無料とは思えないほど充実した施設で楽しかったです。

エリア 岡崎(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

自宅から車で、スーパーホテル安城駅前へ。
安城市は三河でも名古屋寄りなので、あっという間に到着。
駅前なのに駐車場無料で、男女で時間交代とはいえ温泉の浴場があります。

スーパーホテル安城駅前 宿・ホテル

ホテルから徒歩1分の居酒屋、目利きの銀次。
せんべろがある～♪と、吸い込まれた私たち。

目利きの銀次 JR安城南口駅前店 グルメ・レストラン

お食事セットの、日替わり定食とおまかせ海鮮丼を注文。
枝豆とドリンク2杯もついて1000円だから、コスパ高し！

目利きの銀次 JR安城南口駅前店 グルメ・レストラン

ただ手前の日替わり定食(牛肉スタミナ焼)と、奥の海鮮丼とのボリュームの差が大きすぎ・・

目利きの銀次 JR安城南口駅前店 グルメ・レストラン

ホテルの地下の浴場は、岐阜の池田温泉の運び湯。
温泉はぬるぬるしたいいお湯だし、貸切状態でラッキー！

スーパーホテル安城駅前 宿・ホテル

2日め。

朝食ビュッフェのパンはホテルの焼き立てではなく、市内のパン屋のもの。
ご当地グルメはなかったみたいだけど、もしかしたらパンに乗せるあんこ！？

スーパーホテル安城駅前 宿・ホテル

八丁味噌の味噌蔵見学、まずは創業1337年の「まるや八丁味噌」へ。
見学は9時から16時20分の間の、00分・30分にスタート。
受付後の10時に集合場所に行ったら、他の見学者はゼロ。
私たち2人だけのために案内していただきました。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

岡崎城から西に八丁(約870メートル)の距離で製造されている味噌だから、八丁味噌というのだそう。
八丁味噌の製造工程を頭に入れたら、いよいよ工場内へ。
味噌のいい匂いがする～

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

八丁味噌が大豆・塩・水だけで作られているのに対して、赤だし味噌は八丁味噌に白味噌や米味噌を混ぜたものとは知らなかった！

大きな味噌桶には6トンの味噌が入っていて、3トンの石が積んであります。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

地震があっても落ちなかったピラミッド型の石積みは、職人にしかできない技。
てっぺんの平ぺったいまんじゅう石が安定していれば、石積み完成。
2年以上寝かせて熟成させます。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

まるやに忍び込んだのが見つかって味噌蔵の中を逃げ回った、幼少期の豊臣秀吉。
逃げる途中に井戸に石を投げ込み、井戸に落ちたと思わせて逃げ切ったというのが、日吉丸石投げの井戸。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

コロナ前はここでみそ汁の試飲があったのに、今は味噌玉を握って硬さを実感するだけ・・
いやいや、こんなに！と思うほどの硬さを知ることは大事。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

最古の味噌蔵には、生きた菌がいるそう。
この蔵はNHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」のロケ地になったのですが、見てない私たちにはピンとこない。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

味噌だれこんにゃくの試食も、コロナで中止が残念。
外に干してある味噌桶は、100年使えるそうです。

見学は30分弱で終了して、赤だし味噌のお土産をいただきました。

まるや八丁味噌 グルメ・レストラン

敷地の北の八丁蔵通りには、純情きらりの主演の宮崎あおいさんの手形がありますよ～と、スタッフさんが連れて行ってくれました。
見学者が私たちだけだったからですね。

純情きらり手形のみち 名所・史跡

続いてまるやの隣にある、創業1645年の「カクキュー八丁味噌」へ。
平日の味噌蔵見学は、11時と13時スタートのみ。

同じ場所に味噌メーカーが並んでいるのは、岡崎城から八丁の距離だから。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

11時スタートの見学、参加者は私たちも含めて7人。
案内スタッフと一緒に歩き始めると、八丁味噌の名前の由来や赤だし味噌と八丁味噌の違いなどの話がありました。
まるやで聞いたのと同じ～と思ったのは内緒♪

八丁味噌の郷 美術館・博物館

工場での味噌の袋詰め工程を窓越しに見た後、仕込みの蔵を改造した八丁味噌資料館へ。
昔の看板に描かれているのは、日吉丸と蜂須賀小六。
ここにも秀吉が！

八丁味噌の郷 美術館・博物館

働く人は人形。
これは、蒸した大豆を2階に運ぶ様子。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

こっちは2階で発酵が進んだ味噌玉を、塩と水とこね合わせて仕込み桶へ運ぶ様子。
仕込みは今でも、機械ではなく職人がしています。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

天保の仕込み桶。
カクキューで最も古い桶だそう。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

江戸時代から昭和時代の仕込み帳。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

資料の中には、大岡越前守の裁許記録もありました。
改めて、長い歴史があるんだなーと実感。

歴史だけでなく、今では世界中に八丁味噌が輸出されていることにオドロキ！

八丁味噌の郷 美術館・博物館

資料館を出て味噌蔵に行きましたが、中に入れず入口からの見学。
味噌と石の重さ・石の積み方・熟成期間も、まるやと同じ。
こちらでも、純情きらりの撮影が行われたそうです。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

カクキューでは、八丁味噌のみそ汁の試飲がありました！
我が家の赤だしのみそ汁より、コクと渋みがあっておいしい。
コロナ前は、赤だしみそ汁との飲み比べができたのだとか。
お土産は、八丁味噌パウダーでした。

八丁味噌の郷 美術館・博物館

日本で八丁味噌を作っているのは、まるやとカクキューだけ。
県民なのに知らないことも多く、勉強になりお土産ももらえて大満足！

岡崎から1時間で、豊川コロナワールド内のホテル「キャッスルイン豊川」へ。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

岡崎でなくわざわざ豊川に泊まったのは、宿泊者は無料でコロナの湯が利用できて今は行けないチムジルバン気分が味わえるから！

8畳の和室の部屋、寝るときは自分で布団を敷きます。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

来る途中に買った弁当を部屋でちゃちゃっと食べたら、宿泊者専用通路を通ってコロナの湯へ。
健美効炉は、もわ～っとした暑さ。
シッケは売ってないけど、チムジルバンっぽい！

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

薬石ルームは、岩塩・ゲルマニウム・薬宝玉石・麦飯石の石サウナ。
痛くなく熱すぎず、じんわり体が温まります。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

黙食・黙浴はよく見るけど、黙休なんてのもあるのね～
もちろん私たちも、石の上で静かにじーっとしていました。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

たっぷり汗をかいたら、マンガや雑誌を読んだりソファーでゴロゴロしたりして休憩。
眠くなったら、歩いてホテルに帰るだけ！

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

3日め。

朝食は、コロナの湯のお食事処で。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

ご当地メニューはないものの、種類が多いビュッフェ。

チェックアウトまではコロナの湯が利用できるので、食後もひたすらだらだらぬくぬく過ごしました。

キャッスルイン豊川 宿・ホテル

豊川から岡崎に戻り、東公園へ。
恐竜広場には、11体ものめちゃデカい恐竜が！

岡崎東公園 公園・植物園

東公園の動物園は、多くの動物がいるのに入場無料。
無料でゾウがいるってすごくない！？

ゾウのふじ子にエサやりしようと買いに行ったら、なんとゾウのエサだけ売り切れ。

岡崎市東公園小動物園 動物園・水族館

ふじ子は人気があるのね～
離れた場所にいるふじ子にエサをやるには、この機械の投入口にエサを入れるだけ。
ふじこが鼻でベルトを引き寄せて・・

岡崎市東公園小動物園 動物園・水族館

手前に来たエサを、鼻で取って食べます。
ふじ子は高齢なので、いつまでも元気でいてね～と声をかけました。

岡崎市東公園小動物園 動物園・水族館

意外に動きが速いケヅメリクガメや、交互に鳴くヤギとヒツジがかわいい。
それ以上にかわいかったのは、両手で食事をするプレーリードッグ！

岡崎市東公園小動物園 動物園・水族館

ぬぼーっとした表情と、たわしのように硬い体毛。
ふれあった阿蘇でファンになった、カピバラもいました。
1匹だけというのが、ちょっと寂しそうかな。

岡崎市東公園小動物園 動物園・水族館

ここでしか買えないという特別な味噌は、まるやの粒味噌1000円。
家でみそ汁にして飲んだら、やっぱり赤だし味噌よりおいしい！
さすが、世界に広がる八丁味噌です！