2021年初夏　北陸（石川・富山）古都と運河の街をのんびり巡る１泊２日（１日目：金沢）

2021/05/14 - 2021/05/15

本当は、昨年5月に行く予定だった金沢。コロナによる全国的な緊急事態宣言であえなくキャンセル。

今回は、そのリベンジとも言える旅行でしたが、。
出発の数日前に石川県独自の緊急事態宣言が発令されてしまった影響で、行きたかった美術館などは軒並み休業。
そこで、急遽2日目は隣県の富山に行くことに。

このような状況の中での旅行なので、訪れる側も迎える側も嫌な思いはしないよう感染対策はきちんと行っていきました。

金沢で訪れた観光地やホテル、どこもかしこもガラガラで、本当に悲しくなったけど、
どこもこれ以上ないぐらいしっかり感染対策しているし、みなさん笑顔で迎えてくれたことがとても印象的でした。

その反面、富山は金沢とは対照的に観光地も美術館も普通にオープンしており、街の雰囲気も行き交う人も心なしか穏やか。
富山を訪れて、なんだか安堵しました。

もう、このコロナが１日も早く終息することを願うばかり！

ANAトラベラーズダイナミックパッケージ
往路：5/14 NH751便 羽田08:30発→小松09:30着
復路：5/15 NH758便 小松18:30発→羽田19:45着
ホテル：ANAクラウンプラザホテル金沢（朝食付き）

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ANAセールス

金曜日の朝7時過ぎ。
久しぶりに羽田空港に来ました。実に半年ぶりかな～。
コロナの影響か、やはり人出は少ない感じ。。。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

とりあえず、展望デッキに行って、飛行機をたくさん眺めてみる。
一機でも多く、運航できることを願うばかり。

出発は8時半なので、それまでに軽く朝食を済ませてしまおう！
空弁工房で買った助六寿司を野菜ジュースとともにANAラウンジでパクパクと。

羽田空港国内線ANAラウンジ (本館北) 空港ラウンジ

そろそろ時間になったので、61番ゲートへ。
すでに搭乗は開始されていて、ちょうど自分が搭乗するグループに。
「搭乗口でいつもご搭乗ありがとうございます」と言われたけど、いえいえ半年振りなんです・・・苦笑。

今回の機材はモニター付きのエアバスA321。
去年も、この機材に乗る確率が高かったけど、それってやはり大型機にするほど予約が入らないということだよね～。。。

やはり、飛行機の窓から眺める景色は良いもんだ（笑）
荷物の積み込みトラブルとやらで、15分ほど遅延して出発！

青い翼を眺めながら、プッシュバック！

離陸！
往路便は、日本横断航路。
東京上空を飛んで、一路小松空港へ！
眼下には、レインボーブリッジや東京タワー。

スカイツリーの上空で旋回して、北陸へ！
スカイツリーって、東京タワーと違って、なかなかの密集エリアにニョキッと建っているんだな。

そして、遠くには富士山も。
今回、何の気なしに左側の窓側席に座ったけど、当たりだったかもしれない（笑）

やがて、日本海が近づいてくると、雪化粧の山並みが。
立山かな？
飛行機で北陸方面はあまり行かないので、ちょっと日本離れした見慣れない景色にワクワク。

山脈を抜けると、入り組んだ山並みと田園風景と日本海。

日本海上空でまたぐるっと北に向けて旋回して、いよいよ着陸。
日本海も沿岸はエメラルドグリーンで、ちょっとサンゴ礁の海に来たみたい。
小松空港は、羽田から1時間なので、ほんとあっという間。

空港からシャトルバスで金沢駅前へ。
そしてそのまま、今夜宿泊するANAクラウンプラザホテル金沢へ。
金沢駅の目の前にあるので、立地は最高！

まだ11時前なのに、部屋に入れてくれました。
枕や室内着は２名分。
確か、部屋はスタンダードシングルでの予約のはずだったけど、ダブルにアップグレードしてくれたのかな？
うれしい！
内装はシンプルだけど、掃除がとても行き届いていて気持ちいい。

ANAクラウンプラザホテル金沢 宿・ホテル

このご時世、デスクには、ビニール袋に入れられたテレビのリモコンや、除菌シートや除菌スプレー。。。
ホテルもこれまで以上に経費がかかって大変。。。

部屋の窓からは、金沢駅のもてなしドームが一望！
駅前のスペースはかなり広大。

バスルームのアメニティ類もちょっとパチリ。

シャンプー類は、DHCのボトル仕様。
この方が、無駄がなくて良いと思う。

さてさて、部屋で少し休んだ後は、早速金沢市内へ繰り出します！
まずは、旅のスタートとして、もてなしドームの鼓門の前へ。

もてなしドーム 名所・史跡

ガラスドームの下は、意外とシンプルな空間。

金沢駅前でバスの１日乗車券を購入し、まず最初にやってきたのが近江町市場。
う～ん、お昼時だけど、やはり空いている。。。

市場を一通り歩いて見学した後は、海の幸のランチを食べにじもの亭へ。

やはり海の幸を食べなくちゃ！ということで、海鮮丼を！
分厚く切った魚介がこれでもかと。
ご飯の量が意外と少ないので、ペロリと食べてしまいました（笑）

じもの亭 グルメ・レストラン

食後も腹ごなしに、再度市場の中をプラプラと。

近江町市場 名所・史跡

その後は、近江町市場から少しだけバスに乗って、香林坊へ。
香林坊からは、歩いて金沢21世紀美術館へ。

途中であった赤煉瓦の重厚な建物は、石川四高記念文化交流館。

正面玄関もなかなかの趣。
しかし、残念ながら今回は休館。。。

石川四高記念文化交流館 美術館・博物館

香林坊から金沢21世紀美術館までは、緑の並木が気持ちいい。

こちらもなかなか素敵な並木道です。

のんびり歩いて、金沢21世紀美術館に到着。
芝生の広場には、SANAAのベンチ。
四国の直島にもあったな。

これは、球体のパビリオン「まる」。
中にも入れます。

中に入ると、球体の形がそのまま天井となっており、ちょっとクラクラしてくるかも（苦笑）

こちらは、ズラった並んだSANAAのベンチ。

芝生の広場から、21世紀美術館の建物を見る。
ガラス越しに見えるSANAAのラビットチェアも心なしかディスタンシング。。。

ではでは、美術館内部へ。
無料で入れる交流ゾーンの長いベンチ。

金沢21世紀美術館 美術館・博物館

こちらは、背面の壁の模様と同じロッキングチェアがずらり。

青空に輝くのは、恒久展示作品の「雲を測る男」。
あいにく、今日は快晴のため、測る雲はありませんよ！

ラビットチェア。
本当は、もっとずらっと並んでいるはずなんだけど。。。

一番見たかった「スイミング・プール」は、コロナの影響で閉場。。。
美術館の窓越しに、うらめしく写真を撮るのみ。。。

美術館館内は、色々と閉鎖となっていたので、内部見学はそこそこに再び外へ。
これは、恒久展示作品のカラー・アクティビティ・ハウス。

色の三原色の色ガラスが重なり合い、見る角度や場所によって様々な光景を生み出すとのこと。

そして、この篭のようなジャングルジムのようなものは、その名も「ラッピング」。

小さな入り口から中に入れます。
子供が中に入って遊ぶことができるように設置されたそうだが、大人も中に入れます（笑）

こんな感じで、金沢21世紀美術館は、無料の高級展示作品を中心に見てまわり、一通りの見学は終了。
次回また、スイミング・プールとジェームズ・タレルの作品が見学できる時に、必ず来ます！

さてと、再び小川の流れる並木道を散策しながら、香林坊へ。

ちょっと休憩がてら、香林坊のアトリオ地下１階にある「箔一」で金箔のかがやきソフトクリームを頂きます！
インスタ映えを意識してか、目の前で金箔をソフトクリームに乗せてくれるサービスは、なかなかのインパクト！

休んだ後は、バスに乗って犀川を渡り、妙立寺へ。
バス停から路地を歩いてきたら、ひっそりとした裏門にたどり着きました。

そして、こちらが正面入口。
本当は、翌日見学する予定でしたが、コロナで休業することになり、15時半～の見学ツアーを急遽予約。
各回、数名ずつのツアー参加者のようだったけど、15時半～はわずか２名でした。
こちらとしては、おかげでゆっくりたっぷり見学ができたから良かったけど。。。

妙立寺(通称 忍者寺) 寺・神社・教会

妙立寺前は、古い町家が続く趣のある通り。

今でもちゃんと現役で普通に人が暮らしているのが良い。

さてさて、妙立寺の後は、再びバスに乗ってひがし茶屋街へ。
最寄りのバス停を降りたら、今度は、金沢の北側にある浅野川を徒歩で渡る。

路地を歩いてきたら突然現れたベンガラ色の建物。
いかにもお茶屋街といった感じ。

今は、石川伝統美術工芸館とのこと。

そして、右を向けばひがし茶屋街のメインストリート。
わずかなお店が開店しているのみで、観光客もほとんどおらず静か。
おかげで、趣ある街並みをのんびり散策はできましたが。。。

通りに点在する、趣あるガス灯。
まだ、西日で明るいけど、ガス等にはもう火が灯っていました。

茶屋街の格子戸には、休業中の張り紙。

こちらも。。。

そんな中、通りの片隅に咲く草花になんとなく癒され。

ひとけのない、茶屋街をゆったりと散策。

ひがし茶屋街、正面突き当たりを左に曲がると雰囲気のある路地が。

その路地を進み、さらに急坂を登って宝泉寺の展望台にやってきました。

展望台からは、京の町屋のような間口の狭い家々と黒い瓦屋根の続く街並みを一望！

本当は、ひがし茶屋街の街並みを上から眺めてみたかったんだけど、ここからは樹木が生い茂っていて見ることはできず（苦笑）

山の上に佇む宝泉寺。

こんな感じの階段坂道を登ってきました。
雪のシーズンは大変だろうな。

再び、ひがし茶屋街へ。
ちょうど西日が差し込み、通りが黄金に輝いていました。

通りには、ところどころに魅力的な脇道が。
全部の脇道を歩いていると時間がなくなってしまうので、今回は眺めるだけ（笑）

時刻は17時半をまわり、さらに人の気配がなくなり、ひっそりとしたひがし茶屋街。

ひがし茶屋街 名所・史跡

大通りからひがし茶屋街に続く道。
石畳の舗装でそれなりに整っているけど、やはりひがし茶屋街の凛とした雰囲気とは違うな～。

自動車の通る大通りにも、昔ながらの町屋が残っていました。
今は、酒屋と薬局かな。
薬局の方は、３階建てになっているのが珍しい。

だいぶ日が傾いてきた、浅野川大橋を渡ります。

浅野川大橋もなかなかクラシカルな橋だね。

浅野川大橋 名所・史跡

渡った先の川沿いにある街並みは、主計町茶屋街。
こちらもコロナ禍じゃなければ、料亭など人で賑わっていたのかな。

主計町茶屋街 名所・史跡

ベンガラ色に塗られた外壁とたくさん置かれた緑鮮やかな植木鉢。

こちらの趣ある小道の先には、暗がり坂。

坂といっても、作りは曲がりくねった階段状の小道。
昔は、人目を避けてお茶屋に通う旦那衆に使われていたんだとか。

暗がり坂 ・ あかり坂 名所・史跡

主計町を歩いていると、中の橋という人道橋が架かっていました。

中の橋 名所・史跡

橋の上から見る浅野川と浅野川大橋。
橋の奥には山並みも見えて、なかなか良い眺め。

中の橋から眺めた主計町の街並み。
背後の近代的な建物が見えなければ、もっと趣があるのにな～。

さてと、再び浅野川大橋のある通りへ戻ります。

バスに乗って、金沢駅まで戻ってきました。

もてなしドーム 名所・史跡

さて、今夜の夕食は、金沢駅の百番街にある金沢おでんの「黒百合」へ。
19時半にはお店が閉まってしまうから、18時半頃に入店。
まずは、どて焼き。
こってりと甘め。

おでんの数々。
こんにゃくが白かったり、車麩のおでんがあったりと関東のおでんとはやはり違う。
大根は、味がしみていて美味しい。

黒百合 グルメ・レストラン

焼き油揚げ。

鴨の治部煮。
これも、金沢の名物料理。こってりとしていて美味。

19時半前にはお店を出て、その後ちょっと駅構内のスーパーなどで買い物をしてホテルへ。

部屋では、デザートに金沢ぷりんを。

小さかったので、あっという間に食べ終わってしまったけど、甘くどくなく美味でした。

明日は、お隣の富山へ。
名物のライトレールや運河クルーズに乗る予定。