な～んにもない贅沢！

2021/05/05 - 2021/05/06

　竹富島に泊まろうと思っていたのが、ホテルは小浜島にあるとわかり、唖然！！こんな大失敗ってある？と嘆いていたのも束の間、そこは何にもないパラダイスだった。町に住む若者たちに出会い、話し、色んな事を考えさせられた旅となった。人口７００人あまりの小さな島に迷い込んで、本当に良かったと思っている。

《２０２１年》
　5/3　羽田（11:25）－石垣（14:35）ANA91
　　　　炭焼肉「石田屋」で夕食　　　　
　　　　ハッピーホリデー石垣島泊

5/4　八重山観光フェリー　石垣島（10:30）発－竹富島行き（約15分）
　　　　竹富島観光
　　　　「マキ」でランチ
　　　　八重山観光フェリー　竹富島（13:20）発－石垣島行き（約15分）
　　　　安栄観光　石垣島（14：40）発－小浜島行き（約30分）
　　　　ホテル界隈のプライベートビーチを散策＆海水浴
　　　　焼肉「やらます」で夕食　　　　
　　　　CANAAN Coffee&Hotel泊

★ 5/5　電動自転車を借りて島内をサイクリング（10：00～14：00）
　　　　ビーチカフェ「Saltyeed」でランチ
またまた焼肉「やらます」で夕食　
CANAAN Coffee&Hotel泊
　
　 5/6　安栄観光　小浜島（09：50）発－石垣島行き（約30分）
　　　　石垣港離島ターミナル近く「マルハ鮮魚」でマグロの刺身とご飯でランチ
　　　　ホテルで自転車借りて９キロ先の石垣島ＳＵＮファームを目指す
　　　　光楽園でトロピカルジュースを飲みながら休憩　
　　　　サンセットフィッシングに参加（15：20）
　　　　帰港後そのまま居酒屋海八へ
　　　　ホテルイーストチャイナシー泊　　　

　　5/7　レイトチェックアウトをリクエストして
　　　　 サザンゲートブリッジを渡り南ぬ浜町人工ビーチに行く
　　　　 12：50チェックアウト
　　　　 13：00石垣港離島ターミナル発空港行きバスに乗車（直行約30分500円）

　　　　 石垣（15:25）－羽田（18:10）ANA92

エリア 小浜島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

美味しい珈琲と朝食が売りのCANAAN Coffee&Hotelだったが、この時期はお弁当となりテイクアウトして部屋で食べる事となった。

CANAAN Coffee & Hotel 宿・ホテル

午前１０時。
自転車を借りて島内をサイクリングする事にした。
１時間６５０円。

フロントの方が「島内のどこに停めても鍵をかける必要はありませんから。盗む人なんか誰もいません。」
えーー、ホンマでっか？？の気持ちだった。

なんと平和で安心、のどかな事か・・。
電動アシスト自転車が良い仕事をしてくれた。

馬がいて・・

山羊もいて・・

蟹なんかもいて・・

そして、牛がいるわいるわ。
まぁ、石垣牛ではないか。
とても良い環境で放牧されている。
二夜連続美味しくいただいた。
何とも微妙な気持ちだ。

今のところ人はゼロ。
車も通らない。

この雄だけは、凶暴だった。
すごい声で吠えられて、鋭い目つきで睨まれた。
「オイ！オマエは誰だ！どっから来たんだ！こっち見てるんじゃねぇ！」と言われている様だ。

自転車を走らせること約１時間。マングローブ群落を見つけた。

石長田海岸のマングローブ 自然・景勝地

早速、惑う事なく海パン一丁になり泳ぎだした。
どこまでも続く浅瀬。
マングローブとマングローブの間で西瓜の様にプカプカ。

どれだけ浅いかと言うと、この通り。
サップボードを持って対岸まで歩いて渡ろうとしてる二人。

まさか泳げると思わなかったから、私は水着を着て行かなかった。
ちょっと残念。
チコちゃんに叱られそうだけど、いつまでも「ボーー」っとしていました。
東京ではボーッとする事がないから、気持ち良かった。

電動アシスト自転車で良かった。
普通の自転車じゃかなりきつい。
途中の坂道を上っていると、空の雲形に圧倒された。
夫に「ちょっと待ってー！」と声をかけてもさっさと行ってしまった。
構う事なく私は自転車を降りて雲の写真を撮り続けた。
雲の種類は１０あるという。この中にはいくつあるのか。

２時間位走ると急に雨が降って来た。
丁度良い所にカフェがあった。
SALTY(塩気のある＝海）＋ SEED(種）を語源とした 造語『Saltyeed』という名前のお店です。

Saltyeed グルメ・レストラン

『種を蒔き芽が出て実がなり、やがて散りゆくが、また新たな種となり、新たな畑を耕していこう。常に新たな物を生んでいく…。』
という想いを込めて名付けられたのだそう。

アイスティーとカレーをいただきました。
「美味しい」以外の語彙を持ち合わせていない私・・。
美味しかったです。

『saltyeed』で人々が出会い、新しいものを生み出し、次に繋がる、そんな空間でありたいと思います、と書いてありました。

この島でも色々な出会いがありました。
県外から移住してきたという女性。
仕事をしながら住む所と食べる事には困らないのだそう。

「どこから来たの？」「お母さんは心配しなかった？」「今の生活はどう？」
聞きたい事は山ほどあった。でも根掘り葉掘り聞けなかった。
今の生活に馴染もうとしてるのだろうと感じて、里心がついてはいけないという風にも思った。

もう一人は若い男性。本来ならワーキングホリデーを利用して海外に行こうと思っていたがコロナ禍で頓挫してしまって小浜島に来たという。
外にいた猫を慈しむ様に撫でて可愛がっていた。

彼もアルバイトをしながら、住む所と食事に関しては心配ないと言っていて島の生活をエンジョイしていた。
楽しんでいるんだから何も心配する事ではないが、若者にとって今の日本はどうなんだろう？と年寄りは案ずるところがあった。

月桃の花。
月桃にはポリフェノールが赤ワインの34倍含まれている。
石垣市浜崎町の『たまるカフェ』の月桃パンが美味しい。
月桃の葉を粉末にしたサンニン粉を使用したパン。
石垣に戻ったら行けるかなぁ。

ここは細崎漁港。
目の前の海は、ヨナラマンタウェイと呼ばれ、マンタがたくさん出没する海で、その由来からマンタ公園の名前がついた
マンタとは、世界最大級のエイで、その大きな体がゆったりと泳ぐ様はダイバーの憧れのまと。

海人公園 公園・植物園

自転車は３時間借りて返しました。
３時間も４時間も値段は同じと言われましたが、充分楽しみました。
私は最後まで快適でしたが、夫の自転車は途中でアシストしなくなってきつかった様です。

今日は違うお店にしようと予約を試みましたが、どこも一杯だったり定休日だったりで昨日と同じ『焼肉やらます』で４日連続焼肉です。
折角沖縄に来たので泡盛に挑戦してみました。
勧められるままシークヮーサーソーダ割。
いい塩梅に酔っ払いました。

焼肉やらます グルメ・レストラン

『焼肉やらます』も混んでて、やっと入れてくれた時間が１７時。
食べるのが速い私達は１８時半にはホテルに戻りました。
隣の素敵なカフェも休業中。
散歩すると高級別荘も空き家が多く『売り家』の看板が目立つ。
これからがハイシーズンで多くの観光客を受け入れたいだろうに、制限は続く。

ただ私達には本当に良い滞在となりました。
若者に出会い、自然とふれあい、考える時間をたくさん得ました。
『なんもない』事の貴重さを実感しました。
小浜島・・良かったです。