2021/05/04 - 2021/05/04
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sallyさん
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山形県米沢市をドライブ観光してきました、後編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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13時すぎ、米沢市中心部から少し離れた「笹野観音」に行ってみました。
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駐車場にクルマを停めたら、奥の高い方の山には、白く雪がかぶっていて、その手前の低い方の山は緑で、そのコントラストが印象的でした。
あの高い方は、おそらく、「飯豊連峰(いいでれんぽう)」かと思われ、、。
向こう側は、福島県か新潟県。 -
こちらの木造の門から、すでにうかがえる威容。
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茅葺屋根の迫力、半端じゃないですね。。。
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『笹野観音堂
江戸時代末期 1843年に建てられた社殿様式の観音堂で、桁行三間、梁間四間の四方に縁を巡らす』 -
『木造入母屋造りで正面に千鳥破風と軒唐破風を設け、屋根は素朴な茅葺で重厚さを出している。』
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まずはお参りします。
あとから知りますが、『笹野観音堂』の、観音様は秘仏のようで拝顔、いや、拝謁?は、かないません。 -
軒先に突き出るように設けたカーブを形作る破風を『軒唐破風ーのきからはふ』っていうそうです。
茅で分厚く拭かれた屋根、その下に彫刻。 -
龍、よく見ると親子の龍でした。
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回廊になっている広縁
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後ろ側には鈴、
小さな像が安置されてました。 -
こちらの透かし彫は、ぶどう。
ブドウの葉っぱとか、茎の感じとか、本物みたい -
精密な彫刻があり、二重の垂木が分厚い茅を支え、もうなんだか圧倒される構造です
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上杉家の寄進により、数度の修繕が行われてきたそうです。
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奥行きの方が長い。
説明看板にあった『桁行三間、梁間四間』の、「梁間4間」って、こちら側のことか、、、?
けたゆき、はりま? 調べてみると、一般的に短い方を「梁間」というそうなんですが、そもそも梁間のサイズが大きい、さらに、『梁』が入ってる方向は確かにこちらではなさそうだし、どゆこと? -
茅張り屋根の技術、茅の生産、衰退してると聞いたことがあります。
茅葺き屋根だからこその威厳を感じたので、屋根普請の箱に寄進してきました。再訪を誓って。 -
「笹野観音」を後にして、次に向かったのは、 -
「上杉家廟所」
上杉家のお墓です。「お墓なんて行きたくない」という同行を、『まぁまぁせっかくだから』と。 -
廟所がずらり。
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真ん中が、上杉謙信公。あとは交互に続く。
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入場料は400円でした。
入ってすぐに、小さな「資料館」がありまして、お墓参り前に、なかなか興味深い内容が色々学べました。 -
廟所は、時代が後ろになると、簡素なものになってゆきます。
廟所の並びで言うと、中心より外側のものが、こちらの近い時代のもの。 -
上杉謙信公をはじめとし、12代にわたる上杉家当主のお墓で、現在の形に整備されたのは明治の初め。
二代目上杉景勝公が1623に亡くなられ、その遺骨は高野山に埋葬されたが、この地に分骨、埋葬され五輪塔を置き廟所を建てた。以後、8代目までこの墓所に火葬した遺骨が納められた。
上杉鷹山公(10代目)の長男が19歳で没すると火葬は取りやめ、土葬に。9代目当主以降、土葬となり、その廟所もより簡素になった。 -
ヒノキ材を使った、「社造」の入母屋の屋根
上杉家2代から8代までは、この作りですが、 -
9代目からは、「宝形造」という、四片の三角形の焦点に宝珠と呼ばれる丸い玉を載せた屋根を持ち、材木はケヤキ、スギと簡素になった、とのこと。
10代目の鷹山さんの意向らしく、質素倹約への専心、いかばかりか。 -
「屋根や材質の違いに、藩の同時の財政事情がわかる」と、書かれていました。
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さぁ、お参りをしましょう。
しかし、この丸い大きなゴロゴロした敷石が、歩きづらいことこの上ない。
何か意味がある事なのでしょう。 -
鷹山公のお墓です。
こちらだけ、賽銭箱や造花が上がってました。 -
質素倹約で藩立て直しに尽力した上杉鷹山公。
その墓所に納められていたのは、木刀二振、数珠、同時のお金だったそうです。当時としてもかなり質素であるとか。 -
手前が、宝形造(正方形の屋根)の、鷹山公の廟所。
その向こう側(写真右側)は、屋根の形が違うのがわかります。 -
よく見ると、屋根を支える「垂木-たるき」に違いがありました。
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左側は時代の古い方で 右側は新しい方。
建物の側面の方を見ると、屋根を下支えする「垂木」が、左側は二重になってますが、右側は一重ではないでしょうか。
屋根の形は同じでも、5代目と7代目では手の込み具合が違うかな。おじいちゃんと孫では、おじいちゃんが立派な墓って話。 -
お墓参り、なかなか面白かったです。面白いと言ってはなんですが、独特の空気感など、何か惹かれます。
歴史に詳しくなくても、また違うお墓を訪問してしまいそうだなと思いました。何か見えるとかそう言う事はないんですけれども。 -
15時過ぎ、遅いお昼。
この日、米沢に着いた時点でお店の混雑状況を確認したら、14時過ぎなら比較的空いている、とのことでやってきました「米沢牛 金剛閣」
4階建てのフロアごとに「焼肉」「ステーキ」「しゃぶしゃぶ・すきやき」とお店が分かれています。 -
わたしたちは、「特選米沢牛ロース すきやきセット」を頂くことにしました。
お肉が来る前に色々やってきた中で、ご当地ものとしては、まんなかの「冷汁(ひやじる)」、野菜のおひたしみたいなものかな。
他に右上の牛のお寿司は、「道の駅 米沢」で頂いていた「クーポンカード」を出して、「タダ」で頂くことができる1品。これもちゃんと美味しかった。 -
すき焼き、美味しかった!
ここの「黄木屋(おうき)」さんは、「みそ」の味付けが有名なのです。で、このすきやきの「割り下」も味噌ベースのお醤油ミックスみたいなものなんですが、これが、米沢牛の上品な脂と柔らかい肉質に合って、最高でした。
溶いた卵液に、火がいい塩梅に入ったお肉をヒタヒタと浸けて頂く。
まさに至福でした。 -
デザートにはサクランボが。
さくらんぼも、ここ米沢の名産です。甘くて美味しい。
このお店には5年前くらいに一度来た事があるのですが、お店の方の対応が変わりなく良くて、全て美味しいし大満足でした。
お肉だけ食べに米沢に来てもいいかもしれない、とさえ思った。 -
16時過ぎ、いつもならそろそろ帰る時間なのですが、「行ってみたらまだ入れた!」ってわけで、「東光酒造」で、日本酒づくりと家屋の見学。
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中庭を望む、、
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広い土間に、まず、入りました。
ボタンを押して自動温泉が流れるタイプの見学形式でした。 -
製造過程
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やっぱり、こういう風景を撮りたい、と。
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麹をつくるって、
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ものすごく繊細な作業なんですよね、確か。
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ただ、何というか、自動音声って、あんまり頭に入ってこない感じで、イマイチ、掴めないまま、見学終了となりました。
客人が私たちが最後だったこともある。 -
それでも、家屋は興味深い。
商売で人の出入りが多そうな賑やかな雰囲気が伝わる感じがしました。 -
こんな空間でお酒づくりの人達が休憩したのかな、とか。
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お土産を買って帰りましょう。
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こちらを購入。
超辛口なんて良い感じ。 -
酒造を後にして、米沢巡り最後には、再びの「道の駅 米沢」
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甲冑がお出迎え。
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色んなお米がずらり。
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これは買いやすい!とばかりに300g入り(300円)で購入したのが、「つや姫」。
精米日が2日前だったのも有難い。
このお米が、炊いてみたら美味しかったのなんの。
お米の「食感・味スケール」でいうと、米粒が「しっかり」タイプの、味は「深み」があるグループでした。まさに自分の好きなタイプのお米でした。
ちなみに青森の「青天の霹靂」も同じタイプで、最初食べた時は「衝撃!」だった。 -
ほかに、山形の桃100%ジュースを購入。
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帰りは「米沢中央」から、「東北中央道」乗りました。
が、というか、で、というか、
「米沢中央」から福島ジャンクション手前の「福島大笹生-おおざそうI.C.」まで無料なんですね。来る時に気づいてなかった。
おかげで、片道160㎞が、3330円の高速道路料金で済みました。 -
帰りの東北道では、安達太良サービスエリア「上り」に寄りました。
かんのやさんの、「ごまゆべし」だけ買ってゆきます。 -
そして、「安達太良サービスエリア(上り)といえば、のウルトラマンさんに見送られて、更に南下、無事帰宅いたしました。
米沢ドライブ旅、おしまい。
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