1年間仕事頑張ったよねご褒美お泊まり　その3

2020/12/27 - 2020/12/29

私たち夫婦が大好きなお宿、蕎宿湯神。
福島県の山深い湯野上温泉郷にある民宿だが、とにかくお湯よし、料理よし、リーズナブルと三拍子揃っているだけでなく、お泊りそのものが客室で完結してしまうのが、小宿好きの私たち夫婦の最大のお気に入り。

湯神の食事も本当に美味しい。
蕎宿と名前がついている通り、夕食は蕎麦料理が振舞われる。
ハイクラスのお宿の、名店で修行経験のある板前さんの豪華絢爛の料理と比べられたら困るが、
私たち夫婦にとって、それらのハイクラスのお宿のお料理より、こちらの湯神のお料理の方がはるかに美味しいと思うのだ。

日々の生活のなかで、疲れてくると湯神に行きたくなる。湯神で温泉に何度も入り、本当に美味しいと思う食事を頂く。
その3の今回は、そんな湯神のパワーフードのお話。

エリア 湯野上温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

湯神に来て、ゆっくり温泉につかって、マッサージチェアーにのってスマホをいじったり、本を読んだりしていたら、あっという間に夕食の時間。

湯神の食事はそれぞれの客室のリビングで。
メニューは大体いつも同じ。
食材が季節によって変わるくらいなのだけど、それが旬のものをたくさん使ってくれていて、身体に絶対いいよな～って感じなのと、それだけじゃなくて本当に美味しいのだ。

今回の食前酒はヨーグルトのお酒のスノードロップ。
会津坂下町の曙酒造さんのお酒だ。
これが美味しくて大好き。
食前酒にこれが出るとやった～！と喜ぶ。笑

食事の最初にセットされる定番のおひたし。
ほうれん草かな？と思うけれど、私が日常買っておひたしにするほうれん草とは別物ってくらい味がしっかりしている。大根やにんじんをおろしたものと、胡麻がかかっていて、成る程と思う味付け。

食前酒をあっという間に飲み干した私は、すぐさま熱燗を投入。
南会津田島の国権酒造の国権を熱燗に。

浅漬け。これも初回にセットされている。
普段、お漬物はほとんど我が家の食卓にはのらないけれど、お酒のあてにちょうどいいと思えるようになったのは、湯神に来るようになってから。

菜の花の鰹節かけ。
我が家で菜の花を食べる時は大抵お浸しをからし醤油で味付けするのだけど、これは違った。
こういうアイディアをこっそり覚えて帰るのだ。

胡麻豆腐に見せかけて、実は胡麻豆腐ではなく、蕎麦豆腐。これ、大好き！

これも美味しかった！真似しようと思った柿の白和え。柿は多分、会津見知らず柿ではないかと。
会津見知らず柿って、普通の柿と違ってすごく美味しいのだ。
我が家は毎年、贈答用の会津見知らず柿が送られてくることがあって、そういう時に作ってみよう！と思った一品。

そして、会津と言ったら馬刺しでしょう。
湯神を予約する時に毎回、馬刺しにしてねとお願いをする。お願いしないと普通にお刺身が出るのだが、とにかく湯神で出してくれる馬刺しは最高に美味しい。
以前は馬刺しは…と言っていた夫が、湯神の馬刺しを食べて以来、馬刺し好きになった。

何度も湯神に泊まっているが、初めて食べたお料理。お料理名を聞くのも忘れたけれど、お蕎麦ときゅうりと大根の煮たものが出汁につかっていて、上に甘いじゅうねん味噌らしきものがかかっている。
混ぜて食べたら美味しかったけど、不思議なお料理だった。

ここで、会津酒造の生酒あらばしりを投入。
と、言っても流石に全部飲み切る訳ではなく、連泊なので、残りは冷蔵庫に入れて次の日に飲むことに。

蕎麦粥。
今回は、いつも連泊する時に二日目に出る中華風の味付けの蕎麦粥が一泊目にでた。
連泊メニューという名で私たちは言っているが、いずれにせよ私たちが湯神に泊まる時は大抵連泊するので、必ず食べているお料理。味付けが中華風になるだけで、ずいぶん雰囲気も変わる。

お料理、どんどん運ばれてくる。
これば私の好物の蕎麦サラダ。
つゆを薄く張った上にお蕎麦、その上にレタス、トマト、きゅうり、カイワレ、刻み海苔、ゆで卵、マヨネーズがのっていて、混ぜて食べるだけなのだが、これが何故かすごく美味しい。
家で真似をしようとしたことが何度かあるのだが、どうしてもこの味にならない。
食材の量のバランスの関係なんだろうか。

イワナ？の焼いたの。
普通の塩焼きではなくて、魚のお腹に味噌が塗ってある。ホクホクして焼き加減もいい。

揚げ物。
湯神の揚げ物はいつもこんな感じ。天つゆもなく、塩もない。じゃあどうやって食べるかというと、お皿にレモン汁か夏蜜柑の汁かわからないけれど、柑橘系の汁が張ってある。
だから思いの外さっぱり食べられる。
これもアイディアだなぁと思う。

これは蕎麦いなり。　
おいなりさんの中が酢飯じゃなくて、お蕎麦なのだ。
甘辛く似た椎茸もはいっていたりして、私はどちらかと言うと酢飯のいなり寿司よりこちらの方が好きかも、といつも思う。

夕食の〆はお蕎麦がやってくる。
普通、少なめ、多めなど量を聞いてくれるのだが、いずれにせよお腹いっぱい。
蕎麦湯も美味しく満足。

夜はお酒が大好きな割に弱い夫の方が先に寝てしまい、私はまたまた温泉を堪能したり、ゆっくり本を読んだり十分贅沢な時間を堪能してから、ぐっすり眠った。

朝は逆で早朝に起きて朝風呂を楽しんだり本を読んだりしていた夫。私はのんびり起きて明るい日差しの中で、温泉につかってから朝ごはんを頂いた。

朝食も湯神は客室のリビングで頂く。

最初、こんにゃくだと思っていたが、よくよく見たら違うことがわかった。食べて確信。これ、キクラゲだ！
肉厚でかなり美味しかった。

たくあん。かな？
大根のお漬物。美味しい。いくらでも食べられる感じ。

朝ごはんの定番メニュー。かぶとチンゲンサイと揚げとエビの煮物。
すごーく出汁がきいていて、ホッとする味。

温泉卵と梅干し。
温泉卵は、普通の温泉卵。
私は福島県飯坂温泉で出しているラジウム卵が好きなので、もっと黄身が硬い方が好み。
だけど卵かけご飯にするなら、このくらいの方がいいのかもしれない。

これも湯神の朝ごはんの定番メニュー。
焼いた鮭？（鱒？）に、たらこ（明太子？）。
この鮭？（鱒？）がとてもしっとり焼けていてすごく美味しい。

ごはんと汁物。

湯神の朝食には必ずフルーツがつく。