宮津市、丹後半島（京都府）2021.4.18~19

2021/04/18 - 2021/04/19

マリオットのエリート会員を維持するためにホテルに泊まるという本末転倒な旅です。
でも今回は、天橋立から成相寺まで歩き、伊根、経ヶ岬にバスで訪れるという旅になりました。

エリア 京都

2021年４月18日（日）。
北陸自動車を敦賀で降ります。

敦賀港に来ました。

ここに来たのには理由があります。
先日八百津町の杉原千畝記念館を訪ねました。
日本を経由するというビザをもらったユダヤ人たちはシベリア鉄道を利用してウラジオストクに着き、さらに船で敦賀に上陸したのでした。

洒落た建物なのでここかなと思いきや、休憩所です。

こちらが「人道の港　敦賀ムゼウム」です。
昨年（2020年）１１月にリニューアルオープンされている。

大正から昭和初期にあった建物の外観を当時の位置に復元したとある。

ここにユダヤの人達が降り立ったのであろうか。
通過ビザはもらったもののそこから先は苦難の連続で、多くの人達の助けがあって初めて彼らは生き延びることができたのかもしれません。
館内は撮影禁止です。

舞鶴を抜けて宮津に向かいます。

本日の宿「フェアフィールドバイマリオット京都宮津」です。

ホテルの窓からの眺望はいまいちかな。

＊＊＊４月１９日（月）。
朝７時前から行動します。
ホテルは道の駅の真ん前で、バスはその道の駅から出発です。

7：03のバスが来ました。
今日はバスと徒歩での観光です。

バスを天橋立駅で降ります。

正面が知恩寺でその山門が立派です。

天橋立を歩いて向こう側に行きます。
来週上高地を予定しているので、その足慣らしを兼ねています。

まず小天橋を渡ります。

この橋、船が通るときに旋回することから「廻旋橋」とも言われている。

次に大天橋を渡ります。

ここが砂州の終わりということになります。

砂州はやがて対岸に達するのでしょうか。

松並木が延々と続きます。

宮津湾に出てみました。
気温がちょうど心地よい。
写真は宮津方面です。

丹後半島方面です。
波も穏やかです。
動画で撮りました。
https://youtu.be/2kN578Tboz0

こちらは反対側の内海で、阿蘇海といいます。

与謝野寛・晶子夫妻の歌碑がある。

松もいろんな形があって面白い。

天橋立神社です。

神社の横に「磯清水」がある。
海水に囲まれている地にあって、塩分を含まない清水が湧き出ているという。

所々に休憩所もあってゆっくり散歩するのにちょうどいい。

松並木もそろそろ終わりかけです。

向こうに傘松公園が見える。
あそこまで行きましょう。

天橋立散策を終了し振り返ったところです。
ゆっくりで約１時間です。

ここは一の宮桟橋で、観光船はここから乗ります。
帰りは船でもいいかな。

ケーブルカー乗り場への途中に「籠（ｺﾉ）神社」がある。

三重県にある伊勢神宮はここから移っていったという。
そのためここは「元伊勢」とされている。
その歴史は当然ながら長い。

ケーブルカーの麓駅（府中駅）に来ました。

その横に遊歩道があり歩いて登れます。

不動明王堂の左の道を進みます。
ハイキング気分です。

ところが、石段が延々と続く道です。
昔の参道といった感じで、ちょっとこれはキツイ。
足慣らしと思っていましたが、本格的です。

それでも傘松公園に来ました。

天橋立がきれいに見えます。
もう十分ですね。
動画で撮りました。
https://youtu.be/5RDmEBxf7YU

ところが、この先に成相寺があり、そこからの眺めもいいという。
約１ｋｍというので歩きます。

成相寺の山門が素晴らしい。

ここのお寺相当広いです。

本当に修行になってしまいました。

西国二十八番札所にもなっており普段は参拝客は多いようです。
成相寺ですが「なりあいじ」と読みます。

さらにパノラマ展望所があるという。
ここまで来たらもう行きましょう。

車ならあっという間に行けるところです。
歩くと大変。

展望所から見る天橋立です。
さらに上の方から見るといった感じです。

またお寺に下ってきて、底なし池とその向こうに五重塔が見えます。

弁天山展望台はすぐそこのようです。

そこからの天橋立です。
結局３ヶ所から見ることになりましたが、私的には傘松公園で十分かなと。

ケーブルカーの傘松駅とお寺の間にバスが走っています。

下りも歩きました。
天橋立駅から約４時間歩いたことになります。

南の赤のピンがホテルです。
北の黄色のピンの北の方がパノラマ展望所で、その南が成相寺です。

ここでバスを待ち「伊根」に向かうことにします。

「伊根」の町に着きました。
表通りは普通の古い街並みかなと思われますが・・・。

ここは「伊根の舟屋」として有名で、海に面して家が建っています。

昔の日本がそのまま残っているという風景です。

海に面した側は舟を出し入れできるように大きく開けられています。

突堤からの景色を楽しみましょう。

伊根湾の入口に青島があり、天然の堤防の役目をしています。
動画で撮りました。
https://youtu.be/Eg16uaSQo5w

テレビとかでは見ていましたが、実際すごいですね。
よく残りました。

その昔はクジラ漁もしていたようです。

物は次いでと、終点の経ヶ岬まで来てしまいました。
今13：24で、次のバスが14：48なのでその間に岬を往復しなくてはいけません。

バス停から岬まで車で行けちゃいます。
私は歩くしかありません。

走っている人がいました。

経ヶ岬です。

そこから灯台がかすかに見えます。

まだ時間があるので行きましょう。

最初に山頂展望所に向かいますが、この階段は休み休みでないと登れない。

頂上の東屋が見えました。

展望はここだけです。

次に灯台です。

時間に間に合うように歩いて戻ります。
写真の三角の山が展望所のあったところです。

一旦戻ってきましたが、標識を見ると別の道があるようです。

海岸沿いを通る道のようです。
こちらを歩けばよかったかな。

出発の時間です。
今日はよく歩きました。
これだけ歩ければ上高地は大丈夫でしょう。
帰りに船で天橋立に帰る予定がもうその気はありません。

一番北が経ヶ岬で、その南東の黄色のピンが伊根です。

真っ直ぐ宮津駅に帰ってきました。

駅前の富田屋さんで食事と思いましたが、休みでした。

海岸沿いを歩いてホテルに戻ります。
写真は「みやづ歴史の館」ですが現在展示はされていません。

宮津湾の向こうにかすかに天橋立が見えます。

道の駅に来ました。
この裏手にホテルがあります。

道の駅さんのお勧めで宮津を散策します。
さらに歩きます。

細川藤孝は明智光秀のもとで丹後を攻略し、ここに宮津城を築いた（1580年）。
しかし、関ヶ原の合戦の前哨戦で西軍の攻撃を受け、田辺城（舞鶴市）に籠城する前に宮津城を焼き払いました。
なのでお城に関するものはほとんど残っていません。
写真は「大手川城壁」で復元されたものです。

宮津城太鼓門は宮津小学校の校門として残っています。

細川ガラシャはこの地にゆかりがあります。
1563年、光秀の娘（明智玉）として越前の国で生まれる。
1578年、「玉」は、藤孝の息子「忠興」に嫁いだ。
1582年、本能寺の変が起き「謀反人の娘」となる。
1587年、キリシタンとなりガラシャの洗礼名を受ける。
1600年、西軍の石田三成に囲まれた際、家老に介錯させて亡くなる。
この像は市役所の裏手の広場にある。

カトリック宮津教会聖ヨハネ天主堂です。
明治２９年に建てられた天主堂は現存する教会建築の中で２番目の古さです。

やっとホテルです。
明日は宮津市内をもうちょっと歩き、福知山市から京丹波のホテルに入ります。