福島芦ノ牧温泉『大川荘』に泊まる。

2021/04/17 - 2021/04/18

大人の休日倶楽部パス臨時便を利用して、福島へ行って参りました。会津鶴ヶ城では桜を愛でる事ができ、大内宿では日本の原風景に癒され、福島県の素晴らしさを堪能する事が出来た旅。土日の宿泊でまあまあ手頃だった『大川荘』を選択。お風呂がなかなか良いおすすめの宿でした。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

東北新幹線で北上し新白河駅で降り、レンタカーを借りて会津若松鶴ヶ城まで、1時間半くらいで着きました。桜と城ってなぜこんなに相性が良いのでしょう！市営駐車場も200円と格安。

鶴ヶ城お堀の桜。まさか桜が見れるとは思ってなかったのでテンションが上がりっぱなし！

初めて来た鶴ヶ城。今まで色々なお城を見て来たけど、こちらは少しデザインが変わってる気がする。松江や松山などと同じくやはり藩があった街は品格があります。城のある街に住むのは私の夢でもあるけどもう年齢的に無理だなw

今年は桜が全国的に早咲きと聞いていたので、こんな素晴らしい枝垂れ桜に出会えた福島に感謝です。

高級旅館イコール大きな生花がロビーにある。
私自身そんなイメージを抱いてたので、こちら『大川荘』は私の中では高級旅館になるのでしょうね。

ここが鬼滅の刃に出て来る『無限城』に似てる場所ですね。障子の奥は食事処になってます。鬼滅コスプレイヤーがわんさか来て撮影しているのかと思いきや、コスプレした2組くらいの家族連れがいただけ。ブームが過ぎ去ったんですかね？それはさて置きこのロビーの造りは素晴らしいと思いました。設計した建築家さんは天才的！今は見学のみはお断りしてるみたい。

4階の渓流沿いの部屋。コロナの影響で仲居さんの案内は無し。ここは客室すべてが渓流沿いにあるみたい。トイレやお風呂、洗面台等がリニューアルされて使いやすい清潔な部屋ですよ。4人くらいでも大丈夫な広い部屋です。1人泊だと広過ぎて持て余します。

見下ろすと迫力がある渓流。時折り鳥の飛ぶ姿など自然を堪能できます。とても規模の大きないいホテルです。

お風呂の紹介です。こちらの長い廊下の先に空中露天風呂があります。着いた当日は貸し切り風呂になっていました。朝は5時半から自由に入れます。

露天風呂に行く途中の階段を帰りに撮影してみました。エレベーターがあったのだが使用禁止になっていたのが謎？寒い朝にここを一段一段降りるのは辛いな。だか、その先には素晴らしい露天風呂と景色が待っています。

露天風呂の脱衣所入り口。

昭和の時代、小学校の身体検査で使われた体重計みたい。脱衣所もルームヒーターなどもあり、暖房設備も整っていますが氷点下の日はさすがに凍えますね。

朝5時半から利用できる空中露天風呂。一番乗りで誰もいなかったので撮影。ぬる湯でゆっくり浸かれます。雪景色も見れたら最高ですね。

こちらの写真は宿のHPからお借りした『棚田露天風呂』です。渓流を真下に見る事が出来る、こちらもいいお風呂です。大浴場も広くて気持ちいい！私が宿泊した日は200名ほどの宿泊客がいたそうですが、お風呂は混み合うことなく脱衣所の清掃も行き届いてました。本当にお風呂は一推しの宿ですよ。

食事時間は18時と19時を選べます。お食事処は眺めの良い個室に案内してもらえました。

お品書き。うーむ、料理は少し残念寄りな気がしました。何がダメなんだろうか？今まで泊まった宿はコレが美味い！みたいな品が必ずひとつはあったはずだが、ここはそれがなかったみたいですね。揚げたての山菜の天ぷらなんかあれば良かったのかな？会津産〇〇の表記があるが、高価な食材でなくても郷土料理を上手く取り入れて欲しかったなぁ。じゃあオマエが料理長になってみろ！ですよねー笑笑

先ずは前菜から。盛り付けセンスの問題？宿のHPの料理写真とはかけ離れている気がする。見た目があまり良くないのか？初っ端から箸が進まず（まだ不満を言うか？）。写真撮り忘れましたが、この次にステーキと刺身と馬刺しのお造りがありました。

鮑と筍で一応旬の食材を取り入れてます。

この地域は蕎麦が特産物なのでしょう。ごはんとお蕎麦を選べると良かったかな。しかしながら美味しいお蕎麦でしたよ。

デザートです。料理のクオリティがもう少し良ければ、私の中ではトータル的にあの『松島松庵』を超えたかも？

このコロナ禍に出かけてはなりませぬ。
ならぬことはならぬものです。
と、声が聞こえてきました。汗

数名福島出身の人と仕事してきましたが、確かに責任感の強さは人一倍でした。融通の効かない所もあるけど、すべての人がそうではないが会津の掟を見て妙に納得しました。

夕飯でガックリ来たので期待していなかった朝食でしたが、お客は料理を取る時は手袋をし、小皿料理が並んでる台はアクリル板で覆ってあり、使い終わった食器をすぐにスタッフが下げアルコールで拭く等、万全の感染対策が取られており安心して食事ができました。これで感染が拡大したのならば居合わせたお客さんのモラルの問題なのかも。料理の種類も豊富で、だし巻き卵と湯葉刺身が美味でした。惣菜の種類も多く、ヨーグルトが口当たりよく美味しい！この料理の内容なら朝夕二食ともバイキングプランでも良かったかなぁとも思いました。いつか1人泊の時にそんなプランがあれば利用してみたいな。

朝食後にまたも部屋で横になる。部屋の窓から見る風景が一枚の絵画のよう。新緑と雪景色の頃が一番美しいと、仲居さんが仰ってました。わかる気がするー。

9時半くらいに大川荘チェックアウト。一路大内宿へ。真下には渓流があり釣り人がちらほらいました。大川荘から車で20分くらいかな。
この道路は下野街道。電車の場合、会津鉄道湯野上温泉駅から6キロくらいだから、歩けなくもないんだけど追い剥ぎが出そうだから若い娘の独り歩きは気をつけて。

大内宿の駐車場料金500円。こんな山の中にあるのに正直高い気もしましたが、家並保存のための収益でもあるんですって。それなら気持ちよく支払えます。うちの近所にパワースポットでの有名な神社は初詣の期間、民家が庭を駐車場に開放して1,000円くらい徴収してますよ。そういうあこぎな商売してないからいいわ。
他県のナンバーの車が結構いました。みんなお出かけしたいよねー！

食事とかしなければ30分くらいで見て回れちゃう場所。殆どが家の縁側を利用して土産物の商売してました。民宿もあるみたいだから、いつか泊まりたいなぁ。

この先に神社があるみたいだけど、意外にも距離があり断念しました。

春だからかお花が所々に咲いてます。キレイです。

大内宿の見晴らし台から。石段がきつかったけど登る価値はあります。日曜日でお天気も良かったせいか、人も出てきてました。

「わぁー、これこそ日本の原風景だわ♪」と呟くと、背後で友人が「山が有る無しだけであなたが住んでる所と変わらないじゃない？」だと。はい、その通りでございます。都会の暮らしに疲れたらどうぞ大内宿に行ってみてください。

蔵もあったけどなんだか新しいから、大内宿には馴染んでない気も？

２日目は昨日の天気が嘘のような晴れ。山の上にはまだ雪が残ってます。大内宿を後にし一路新白河駅に向かうのでした。

トイレ休憩に立ち寄った、白河駅から会津若松に行く途中の道の駅で味噌田楽を。
甘辛い味噌で美味しかったです。

こんな世の中だけど、またいつものメンツで思い出が作れた事を感謝します。旅行は悪だという声も聞きますが、各々が感染対策さえすればリスクは回避できると思います。しかし罪悪感もあったのかな？帰った日の夜高熱にうなされる夢を見ました。旅行好きのみなさま、万全の対策を心得てまた旅に出かけましょう。