平家の落人伝説が残される日光の湯西川温泉／一泊二日で5,500円のお宿・桓武平氏ゆかりの宿揚羽～AGEHA～はどんな宿？／その１

2020/09/04 - 2020/09/04

2021年の夏休みは１泊２日で栃木県最北端の湯西川温泉に行きました。湯西川温泉は平家の落人伝説がある本当に山奥にある温泉街でした。
連れがインターネットサイトで「桓武平氏ゆかりの宿揚羽～AGEHA～」一泊二日２食付きお一人様5,500円を見つけ出した。どうやら部屋から湯西川が見えないとこのお値段ですが、1,000円を追加して川側を予約しました。一番安いのでなくちょい高い真ん中の価格を選択してしまうのが、ああ小市民♪
コロナ禍の中でも格段にお安いお値段に惹かれて行くことにしました。

エリア 湯西川温泉(栃木)

• 交通手段: 自家用車

自宅から高速道路を乗らずに下道でとことこ日光方面へ。
その途中でお腹が空いてきた。せっかく栃木に来た「栃木＝餃子」の発想からこちらの餃子屋さんに寄る。ＪＲ真岡駅近くの宇都宮みんみん真岡店になります。

宇都宮みんみん 真岡店 グルメ・レストラン

そのメニュー。焼き餃子も水餃子も揚げ餃子もあります。

出てきた焼き餃子

そして水餃子
それぞれ１つずつ頼みましたが、ライスも頼まず二人でこれだけだとお店の人もきょとんとしていました。この後の道中に、ちょこちょこ食べたいものをつまみたいのでね。

この前に来た時寄れなかった霧降滝にも寄ってみます。ここ栃木の景勝百選だと。
栃木県って2021年魅力度ランキング（ブランド総合研究所）で最下位に転落しましたが、これってかなり恣意的でランク付け怪しいですよね。なぜそのようなランクになったかの情報開示もされないですし。確かに海はない分減点されるけど、日光や那須というキラーコンテンツがあるのに、最下位なんてあり得ないと思う。

霧降滝 自然・景勝地

石畳の遊歩道を進むと

霧降滝が遙か遠くに見えました。遥か向こうです。
おそらくこの滝を見ているとあまりにも遠いので、視力回復にもってこいのような。

もっと近くまで行かれるのであれば、もっと迫力があるかと思いますが、これ以上接近できないようです。
まあ周囲の自然も残せますのでこれで良しとしましょう。

国道121号線を北上すると鬼怒川温泉へ。
鬼怒川温泉通り、少しだけ車を下りて観光。
滝見橋という吊り橋。

滝見橋 名所・史跡

近くにあった鬼の銅像

さらに国道121号線を北上していると龍王峡という標識が出ており、ついでだからと寄ってみる。

降り切った場所に見えた虹見の滝。
水量が結構あって迫力有り。

虹見の滝 自然・景勝地

五龍王神社、こぢんまりとした祠だけ。

五龍王神社 寺・神社・教会

想定していた以上にいい場所です。
時間の余裕があれば１時間ほど遊歩道を歩いて見たいところですが、まだまだ山奥に行かなくては。

龍王峡 自然・景勝地

離れた場所に虹見橋が見えます。体力をこれ以上消耗したくないので、ここを橋見台と勝手に名付けて転進。

虹見橋 名所・史跡

さらに北上して川治温泉となると国道の脇にコロッケの看板が出ており、気になって寄ってみた。

坂文精肉店 グルメ・レストラン

３０メートルほど先に進んだ駐車スペースに車を停め、歩いてコロッケ屋さんに行きました。大人気と書かれたキャベツコロッケ１個１４０円を買いましたが、キャベツ感もなくお味やサイズは至って普通でした。ただ、通り沿いにコンビニとかないため、小腹を満たしたい方ならいいかもという感じです。

駐車スペースに置かれた銅像。

国道沿いの五十里ダム。
重力式コンクリートダムで高さ１１２ｍ。

五十里ダム 名所・史跡

そして上流側のダム湖

道の駅湯西川に来ましたが、夕方５時には閉まっていました。
ここから湯西川温泉まで13キロメートル、車で20分もかからない距離でしたが・・・
しばらくすると今まで体験をしたことのないような猛烈な雷雨となり、まるでバケツの水をひっくり返した・・・いや単なる掃除で使うバケツではなく、昔ゴミ捨てで使っていたポリバケツの水を永遠にかけられている状態かな。
事故らないようにゆっくりと温泉に進みました。

道の駅 湯西川 道の駅

到着した宿は桓武平氏ゆかりの宿 揚羽。
車が宿に着いた時も猛烈な雨が降っていたため、翌朝に撮影した写真です。
少しでも濡れないように荷物を持って宿に飛び込みます。

桓武平氏ゆかりの宿 揚羽 ～AGEHA～ 宿・ホテル

お宿の受付は入口右側。
お部屋までの案内、また非常口の説明など一切なく１枚のホテルの案内図を渡された。ここは温泉旅館ではなく、ビジネスホテルの東横イン程度の応対のようだ。

宿の構造はこうなっている。増築を重ねたのでしょう複雑に感じるなあ。

宿を取ったのは連れ。知っているのは１泊２食付きひとり5,500円の宿（駐車場側じゃあれだからと6,500円の川側を取りましたが）。何の情報収集をしていないので、入った瞬間から凝りに凝った内装に驚きの連続です。

何でここまで薄暗いのか？

不気味な薄暗い通路を通り抜け

何だこれは！大きな壷です。
まさか備品の何かを壊したら、何十万円のべらぼーな金額を請求することで利益を出すビジネスモデルではないよね。

ちなみに、旅館前に酒屋がありそこでお酒を買いましたが、受付脇にあるビール自販機の値段もかなり安かった。
この雰囲気といいここの旅館何かありそうだ・・・

今日のお部屋はこちらです。
トイレ、内風呂などはない。

ロングドライブと猛烈な雷雨に打たれ疲れたので、とりあえず部屋に入って休む。タバコを一服しようとしたが全室禁煙だ。残念だがそんな時代になってしまった。

部屋にもおそらくは古着だと思われますが、大層立派な着物が飾られていました。

湯西川のせせらぎを見ようと外を眺めるとベランダがあるじゃないですか。

あそこがベンチなら一服できるかと、ドアノブも見えるし部屋からベランダへの出口をさがしましたが・・・

何と！ベランダへの出口が塞がれて壁になっていました。
恐ろしや改装。手すりも低いですし、事故でもあったのだろうか。

部屋から見える湯西川

こちらは川沿いの建てられた貸切風呂のようです。

円を開けていたら赤とんぼが来た。目を回して捕まえた。拘束する理由もなく、写真を１枚撮ったら解放した。春から新型コロナでバタバタしているうちに、山里にはあっという間に秋が来ている。もう少ししたら街にも来てしまうのか。としみじみした気分になる。
さて、風呂と夕食にしますか。