2021/04/11 - 2021/04/11
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mom Kさん
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世界は、74万8041人の新規感染者増加と今朝の新聞に。
神様に会いに行こう。
久しぶりのドライヴ。「紀州 伊太祁曽神社」。
道中目を止めた看板で出会ったものは・・・・。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
京奈和道路は、フリー。無制限ではないけれど、
ちょっとドイツを想い乍ら走る。
陽光燦燦。「道の駅」標識。
車を降りたとたん、目に入った。ドライバー二人が、何やらむしゃぶりついている。
おッとー、これか。 -
「紀の川の鮎だ」と舌なめずりしながらひとりごちたら、焼手のお母さん、
「天然ちがうんよう。5月26日からなんよう。養殖なんよう。」詫びるように繰り返す。
私、「紀の川のお水ですから。」と、ついフォロー。 -
熱々にかぶりついた途端、
あっ、写真撮ってない!
数秒で食べつくし、竹串をごみ箱に入れるのを見た
お母さん、
「頭まで食べたん!?私、歯悪いから食べられへん。」
もったいない上、美味しいから残せなかった私。
解禁になったら、お父さんが投網で鮎をとるらしい。
「また来てよ。いつもしてるから。」
「えっ!毎日ですか。」
「日曜と祝日だけ。でも天然は6月、7月はまだ小さいんよう。」とまた申し訳なさそうにお母さん。
備長炭鮎にもですが、お母さんにまたお会いしたい。 -
新しい道の駅。この地のアンテナショップらしい。
広すぎず、品がよい。
山菜コーナーもちんまり、新鮮、お安い。
ぜんまいのあく抜き法をわかりやすく表示。道の駅 かつらぎ西食堂 グルメ・レストラン
-
カフェの向かいに食券自動販売機とこのメニュー。
-
阪和高速道路との分岐点が終点。降りて、一般道を南下。
貴志川電車の線路を目指せばいい。
紀の川も渡った。
もうすぐだなと思っていたら、道端にちょこんと「旧中筋家」の小さな看板。
Pの表示も300メートル先とある。
寄ってみよう。
予想より広い駐車場は、バス2台分の駐車エリアも設けられているのに、
端に乗用車一台のみ。
風なし、人なし、雲なし。気分は、♪春の~うららの~♪ -
駐車場出口にまた親切な案内板〔熊野古道をもどる〕。
両脇は風情あるものが目に付く。 -
いつの時代だろうか。崩れやすいのに、絶えず見回りと手入れがされていたであろう美しい石積垣根。
-
植栽も剪定されている。上は、畑でも田でもなさそう。
-
上に上がる道。振り返ると50メートルはあるだろうか。
で、ここもお屋敷の跡? -
到着。
お玄関は、熊野古道を向いてはいません。 -
表札が異なる。それで「旧」が付いているんですか。
どのような来歴か楽しみ。旧中筋家住宅 名所・史跡
-
表札から目を移せば、江戸期大庄屋中筋家母屋。
悠然と泰然と。
明治、大正期の豪商屋敷を多く見てきたせいか、
この内に秘めたる威風堂々感は、なんだ!
ああ~ また思い出す。私の神様、おばあちゃん(祖母)。旧中筋家住宅 名所・史跡
-
足元を見れば、
-
前庭の左建物の窓が開いていて、お人がおられるように思って近づいて、
観覧料を払う。
すると、年配男性「ご説明しましょうかね。」と言いながら、受付を離れ、
母屋へ誘ってくれる。
♂「ここからだけ、三階が見えます。春分の日と秋分の日だけ解放します。」 -
ようやく屋内に足を踏み入れ、台所から。
♂「井戸水、使えるんですよ。使うほど水がええからね。」と重い蓋を開けて、
釣瓶で汲む実演。 -
♂「毎年、冬に火災訓練するんやけど、消防署の人は、『お湯かい』と
言うてくれるんよ。」
♀「お父さんは、このおうちの関係の方ですか。」(初めての質問)
♂「違うよ。和歌山市内の人間。土日と祭日三日間だけここへきて働いているんよ。」
耳が少し遠いようで、マスクをしているので、一層聴きとってもらいにくい。
耳元で、コロナ禍の控えめ質問。
♀「こちらでは長いのですか。」
♂「7年です。」 -
ゆっくりと歩を進めながら、とつりとつりと間よく説明してくださる。
ここに住んでおられたみたいなお話しぶり。
♂「一昨年まで毎年、春分と秋分の日には、このかまどでご飯炊いて、来てくれた人
におにぎりふるまっていたのに・・・。」と二度も繰り返される。 -
この消壺が欲し~い。
先を行く♂に置いて行かれそうなほど、見つめる。 -
ようやくここで靴を脱ぐ。すぐ脇には三畳部屋。
♂「ここは女中部屋、二人。通いの人は、○○人(失念)。
今の人には狭いと思うけど、昔の人は小さいからね。」ふむふむ。表座敷から
お城からのお使いを迎えた間へ。 -
東側は、夕涼みの欄干。
♂「冬は寒いんよう。それでここも(お屋敷)冬場は閉めてるの。」 -
南側、お庭向こうに見えるは、母屋と離れた棟、大庄屋さんのオフィス。
三部屋連なっている。
右手の塀は、先ほど入ってきた前庭との境。 -
塀の向こうの木の下が屋敷門。(表紙写真撮影位置)
-
床の間の縁に手をかけられたと思ったら、
♂「お客さんが来られた時は、この木の枠を外します。」
すると、漆塗りの床の間縁。
はあーと感心する私。 -
意外や、そこに隣り合って、主人の部屋。
♂「この部屋は、この家で一番贅沢に作っています。他の部屋は、塗りですが、
この部屋だけは白木。○○メートル以上の高山でしか育たない富樫の木を使っています。」
何やら、ご自分のお部屋をご自慢されているようで、にっこり私。
炉を切っているわけではなさそう。ご主人様用の手あぶりか。初めて見る造作。
客間(紀州藩関係諸子のため)より贅沢な造りとは、ご当主に共感大。 -
10年かけて、9億の大修理。長く空き家で、随分傷みが進んでいたらしい。
できるだけ、元の材を生かそうとした紀州の棟梁、大工さんの面目躍如が随所に。 -
彼と一緒に主人の間の天井見上げる。見とれる。はああ。
-
北側は、濡れ縁にお庭。
-
奥に進みます。廊下にあたるのがこれです。この光景、
鶴岡のあの建物(名前を忘れている)にそっくり。 -
槍をかけます。納得。大庄屋は当然帯刀を許されていますから。
案外鉄砲の類も隠されていたのかなあ。堺は近い。
そうだ、雑賀衆の本拠地も近い。
(しかし、江戸期に誰から何からの防備だったのだろうか。) -
家族用の厠。
-
灯籠の向こうはお茶室。こちらのお庭は池がありません。
飛び石、灯籠、配置良い植栽。 -
♂「何のためかわからない水場です。」
用途がわからないというのも説明してくださるていねいさ。 -
広間。
書院造りの上には金箔富士山。
♂「できるだけ元の通りにしています。」
ははあー。 -
お客様用厠。隣に殿方用。
-
♂「このお風呂が変わっているんですよ。炊きません。熱々の熱湯を
運び入れるんです。冷めないように、ここには炭を入れました。
(銅の部分を指し示して)」
「大変でしたわ。」とまるで当事者のようで、またにっこり私。 -
♂「ちょっと、これは言わないと誰も気づかれません。」と指さすところは、
貝を使った取っ手。作り手のセンスか、施主(大庄屋)の教養か。
はい、見逃すところでした。来客対応エリアでなく、
納戸のような部分の引手でこれ。
はあああ、感心しきりの私。 -
私一番の感動。
左手は先ほどの竈エリア。上がり框の続きのこの板間は、配膳所。
♂「足を決して踏み入れてはなりません。【現在形】」きっぱり。
さながら英国執事に、新入り下働き(私)が屋敷の諸注意を受けている状況。 -
後の来館者をもう一人の柔和な背の高い年配男性がどこからともなく現れて、
ご案内中。
私の脱ぎっぱなしの靴がそろえられている!恥ずかしーーい。
その方にもごもごお礼。こういう隙が多い私の人生。また反省。 -
母屋から出ます。私の頭はいっぱい。♂ご説明が続きます。
まだまだ案内してくださりそうで傍らに、ぴたり。
♂に、
「ここから、ゆっくり一人で拝見させていただきます。」と断りを入れ、
受付に戻っていただく。
御蔵の棟に向かう。 -
蔵の軒下。
-
別棟は展示室。
-
この地域は、「和佐」と知る。確か南紀にも同じ地名がある。
松下幸之助氏は、この和佐村出身と知る。 -
前出の蔵、南を向いてシャッターを切る。入口は5つ。やはり奇数だ。
-
お茶室。
公家、武家とは異なるたたずまいと雰囲気。つつましやかな感じがする。 -
水屋。
-
水屋の天井のみ。皮葺。
-
お茶室内。
灯り取りが多いように思うのも、これまで見てきたお茶室
からの印象かな。 -
東側。
-
これがわからない。躙り口を探しても見当たらないのに。
-
お茶室の床、風通し。
-
母屋から出て、屋敷門のそばにこのお部屋。
なんとしても次回、本をもって再訪したい。一時でも贅沢な極みの書斎に。
今なら
一人占め可能だ。 -
屋敷門入ってすぐ右手は、この庄屋事務所。
一番奥がさしずめ社長室(大庄屋さんのお仕事部屋)。
警察も裁判所も税務署も兼ねており、事務員(公務員)は通いだったそうです。 -
向こうの道路が私が通りかかった道。
こんなにも楽しみ、学習し、よき出会いが待っていようとは、
思ってもいない頃。 -
心いっぱい、頭いっぱいでドライブ再開。
友人に伴われた数年前、こんなところに線路がと驚いた。
一度乗ってみたいなあ。
貴志川電車の線路を目指し、
「中筋家」から10分も走ったかしらん。ようやく本命地到着。
伊太祁曾神社 -
もう5月の空だ。
さっき、甍の上を目の下10メートルはゆうにある鯉が泳いでいたなあ。
ああ、あれこそ写真撮るべきだったと、後悔。
あんなに鯉のぼりが似合う景色には、昨今めったと出会えない。
思いだしても、あれを見上げて誇らし気なおじいちゃまが目に浮かぶ。 -
本殿は、境内から一段と高い場所にある。
これは、左手石段。 -
中央真正面の石段を上がりながら、右を見て。
-
奉納の木彫でしょうか。干支が並んでいるようです。
-
狛犬ならぬ、龍。
-
本殿、左手から見て。
祝詞が厳かに聞こえてきます。
お賽銭箱前から目を上げると、すぐ前に若夫婦に抱かれた1歳ぐらいの男の子と
祖父母らしいお二人の5人がお祓いを受けている最中。 -
左側から下ります。
-
有功殿に歩を進めます。
数年前の秋、故郷に住む友人が連れてきてくれた。
あの時は秋まつりの直前、氏子さんたちが徹底して掃き清められたであろう
境内の清冽とも言える空気。忘れられない。
だから、今日ここへ。 -
あの日、前もって何も聞いてなくて、何かの帰りだったと思う。
連れてきてくれた時の衝撃。
帰宅後調べたこと、調べたこと。
本神社は、木の神様。山や木材関係者のとりわけ篤い信仰の場と。 -
紫陽花に蘇鉄。どんなに裏手でも手が入っている感じがする。
-
とうに桜の面影なく、咲いていたのは、この白いお花。とても似合います。
-
駐車場に戻るとき、先ほどの儀式を終えた巫女さんが急ぎ足で
通り過ぎて行きます。 -
最後にお水をいただきます。
-
茶道の師匠をしているその友人、
「和ちゃん、このお水でお茶会させてもらったんよ。」と、
あの時教えてくれたっけ。 -
切り分けたような苔むす道を進んでいくと、
-
向こうに幟が見えます。あの場所です。
-
右に丸太。我が家のストーブに最適なんだなあ。
ここでは、何にお使いなんだろう。
松明かなあ。 -
向こうにお水の神様。
-
長い柄杓も網付き漏斗もきちんと備えてくださっています。合掌。
先月がん再発治療を終えて退院したばかりの友人へのお土産。
私もお薬を飲むのに、一層効き目がありそうで。感謝感謝。 -
社務所の方を見やると
先ほどの家族と神主さまが談笑中。
ああ、いいなあ。都会と異なる時間枠。
あれは男の子のためだったのだろうか。
今日は、たくさんのいい出会い。
そのこともお礼だ。神様、ありがとうございます。卯杖祭 祭り・イベント
-
伊太祁曾神社のおみくじ
願い事…他人の助けにあって思う様になります
病気…気を強く持てば治る
旅行…行ってもよろし (ガッツポーズ)
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