Japan　丸の内仲通り　お気に入りのフレンチ Le Beurre Noisette

2021/04/07 - 2021/11/09

銀座に所用で出かけなければならず
密を避けて電車が空いてる時間帯を利用したのでお昼がとっくに過ぎている。
お腹空いたよ～～。
でも、困ったなあ。
銀座あたりはオープンエアのカフェがなかなかみつからない。

唐辛子婆はコロナ渦中は室内での飲食はしないことにしています。
眼をアイバンクに登録してあるからです。
https://ophthal.med.keio.ac.jp/eyebank/index.html
感染症で死んだんでは使ってもらえないだろうと思って。

献血も臓器提供も年齢制限をとっくにオーバーしてしまっていますが
角膜だけは何歳になっても利用できるんですって！
自分の眼が二人の人を失明から救うかと思うと
その時の二人の喜ぶ姿を見届けたいという気持ちになりまするが
その時はすでに草葉の陰。
でもいいのよ、二人が喜んでくれさえしたら。

もちろん目が見えないことによって研ぎ澄まされている能力
というものは見えるようになったら鈍化するのかもしれませんけど。
目の見えない人は2倍速の議事録（録音されたもの）を難なく聞き取って
文章に起こすことができるんだそうですね。

でもやはり街を歩いてて安全であることの方が大事かなと思います。
目をつぶっては恐ろしくて10歩も歩けませんもの。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

そうだ！

丸の内仲通にいくつかあった筈！

ブリックスクエアのこの右側のカフェ（のオープンエリア）でガレット食べやうか？

ここはいつでも素敵だわ。
でも素敵だから人が多く集まるの。

あら、パッションフルーツの実がなってる！

仲通に戻って
お洒落なキッチンカーがいくつか出ているのでそれにして
この小さなテーブルで食べようか？

あ、ここ良さそう。

Le beurre noisette
https://www.lebeurrenoisettetokyo.com/
←フランス語が読めないのでネットで検索してみました。
ル・ブール・ノワゼット
「テイエリー・ブランキはパリ15区に本店を構え、パリ最高のネオビストロで2位に選ばれた。」ひょえ～！

そうとはつゆ知らずランチセットを頼みました。

唐辛子爺は本日のスープ、カボチャのポタージュ
唐辛子婆は本日の前菜サラダ。
温めたバゲットがなぜか毛玉たっぷりの器で運ばれてきました。

「はき古したワシの靴下みたい」わはははは。

タラのポワレ

タラがちょっぴりしょっぱかったけど
野菜類はどれも厳選されたってカンジで新鮮でとってもおいしい！

唐辛子爺のは
一皿だけ残っていた10食限定特製フォアグラハンバーグ。
ちょびっともらったらすんごくおいしかった！
次回はぜひ早めに来ていただきたいほど。

苺ソースがおいしかったババロアみたいなムースみたいなデザート。
これにドリンクバーがついて一人1500円って嘘みたい！

でもホントなのよ。
お店の人の感じもよくて次回仲通に来てもまっしぐらにここに来たい。

食後のコーヒーをゆっくりいただきたかったんですけど
残念なことにお隣の席の若い女性二人が
デザート終わってもマスクなしのまま声高におしゃべりしてて
なんだか飛沫が風に乗って飛んでくるんじゃないかと気になって
そそくさと席を立ちました。

お店のせいではないのにホントに残念だわ。

反対側の席には一人でゆっくりワインを楽しむ人がいて
それがと～ってもおいしさうに見えて。
今度来たらダイエットしててもぜったいワインだわ。

さてここまで来たら東御苑によってみやうと
ノスタルジックな建物に沿って歩きます。

このあたりは銀行や商工中金とか保険会社とかの

明治時代？からの重厚な建物が続いていたんですけど

今残っているのは　

ほんのわずか。

１ブロック全部
重要文化財にしてくれればよかったのにねえ。

丸の内仲通のエクステリアデザインが大好きな唐辛子婆。
日照不足かつビル風が吹いたりして植物を育てるには厳しい条件下
1年中美しい緑の景観を保っている。

ツルニチニチソウ日陰でも強そうで元気！

馬場先門から皇居前広場に入ると思いがけなく八重桜が満開！

かわゆ～い！

なんてうららかな美しい春なんだらう！
手前のユキヤナギの茂みからヒヨヒヨと鳥の雛の声がして
そ～っと覗きこんでも姿が見えなくて。

ここで唐辛子爺が倒れてしまひました。

ではなくて
あんまりのどかで静かなのでお昼寝したくなっちゃったんですって！

敷物ひとつ持ってきてないのに。
でも気持ちよささう！

ほけ～～。

残念なことに東御苑はコロナ渦で当分は入場不可。
じゃー北の丸公園にいってみやう。

知らない人の銅像があったので調べてみました。

北白川宮能久親王
1847年、京都の親王家に生まれ
幼くして都を遠く離れた江戸の地で僧侶（上野寛永寺）として過ごし
一時は「朝敵」の盟主となって奥州の地を転々とし
後には陸軍軍人として台湾平定に出立するも同地でマラリアにかかり
49歳の若さで病死を遂げた。
ドイツ留学中ベルリンでドイツ貴族のベルタ・フォン・テッタゥと
結婚したが日本で認められず・・・。（ウィキペディアより抜粋）

なんだか函館の川田男爵みたいねえ！
https://4travel.jp/travelogue/11558592
明治時代はさういうの多かったのかも。

それにしても何という数奇な運命を生きた方なんでせう！

森の茂みに

鳥がいました。

あなたはだ～れ？←シロハラかな？

散歩する人もまばらな静かな公園です。
奥に進むと

武道館でどっかの大学の入学式やってました。

皇居乾門が見えます。
手前でパトカーがエンジンかけて見張ってる。

お堀には今日は鳥もいなくて静か。

東京駅から帰ります。

おや？結婚式？
今日は大安なのかしら？これで二組目だわ。
新郎はスーツ姿だけど新婦は肩を出して寒そうぢゃねえ。

そうだ！
丸ビルの４Fだか５Fにもオープンエアのスペースがあったんでした。
でも次回もル・ブール・ノワゼットにしやう！

で、これが次回です。
Le Beurre Noisetteは奥の本格派のレストランとカジュアルなバル（テラス席も）とがあり今回は奥のレストランです。

唐辛子爺の同僚だったOMR氏の祝リタイヤランチ。
奥様ともバンコク駐在時代一緒で当時の話は苦労も面白かったこともいっぱいで
尽きることがない・・・。

コロナ渦でず～～っと待っていただいてやっと実現しました。

スカイトレインができる前のバンコクの交通渋滞はそれはそれはひどくて
高速道路ができてもノロノロ運転しかできず通勤にものすごく時間がかかっていました。
残業で遅くなって夜中になってもまだ帰宅できないでいると必ず奥様から私に電話がかかってきました。「交通事故にあったんじゃないかと心配で。」
「大丈夫、もし事故があったら警察から電話が入るから。何も連絡ないのだから大丈夫よ。」そう答えるしかないぢゃないの・・・。まだスマホなどない時代。
今となってはそれも懐かしい思い出です。

さつまいものムース

スズキと洋ナシのセビーチェおいし～い。

セビーチェはペルー発祥の生の魚のマリネみたいなもの。
ブラジルでも食べられているみたいですし、唐辛子婆はなぜかチェコでいただいたことがあります。
仕事で60か国、プライベートを入れると100か国訪問しているOMR氏なのにペルーはまだだと知って驚く。

北海道のホタテ貝のポワレ　クレソンのピューレ

唐辛子婆はカモの胸肉のロースト　カボチャのピューレを添えて。
ほかの人は牛フィレ肉のグリエ　赤ワインソースにしました。

デザートは3種類から選びます。
奥様は洋ナシのミルフィーユ。

OMR氏はオレンジと栗のムースのヴァシュラン
これが一番おいしそうだったなあ。

リタイヤ後OMR氏は趣味のマラソンに命かけてるみたいです＾＾。
奥様は目の見えない人のために本を読んで録音するボランティアを長いことやっていらっしゃる方で今はリタイヤしたOMR氏よりも忙しい。

唐辛子爺婆のはババ・オ・ラム　蜂蜜風味のクリーム添え

サバラン大好きなので迷わず選びました。
子供のお誕生会でもいつも甘いシロップをたっぷり含ませたしっとりケーキを作っていた唐辛子婆。甘酸っぱめのロゼルジャムとスプレイ式の生クリームで飾るという手抜き工事でしたけどそれが結構好評でした。

お酒足りない人は濃厚なラムシロップをかけていただく。
もちろん唐辛子婆はかけましたとも。（爺は下戸）
おいし～～い！
でもね、このデザインはちょっとねえ。なんだか夢がない。
まるで
「かあちゃんおなかすいた。」
「あら困ったねえ。ブリオッシュとシロップしかないよ。
ほい。アイスもお食べ。」みたいな＾＾。

最後のデザートが夢がなくても
おいしい上にお店の人たちがみんなとっても感じがいいのでまた来たいです。

「これからも1年に一度はお会いしましょうね。」
そう約束して帰ります。
そのころにはコロナ渦が収束しているといいですね。