堀内家の紅枝垂れ桜は散り始めです－2021年

2021/04/03 - 2021/04/03

　初夏のような陽気が続いており、堀内家の紅枝垂れ桜（https://4travel.jp/travelogue/11684959）もは散り始めである。今日は枝垂れ桜がある實方家のご主人（昭和7年生まれ）から少し話を聞いてきた。20年近く前に實方塚が発掘されて塚が移設された頃に實方塚の話を聞いたことがある。あの当時から見るとお互いに歳を取ったものだ。
　上倉田町は実方塚のある山地で南北に分かれており、昔はそれぞれ25軒づつの家があり、南地区では2軒の大地主がいてこの辺りの土地の大部分を所有していたのだという。その1軒が丘の上の小串家であり、もう一軒が谷にあるここ堀口家であったという。しかし、それは戦前の農地解放以前の話である。
　枝垂れ桜の花見に訪れ始めた最初に堀口家のおばあさんに枝垂れ桜を見させて頂いているお礼にと白花タンポポ（鎌倉タンポポ）とその色変わりの黄花タンポポ（横浜タンポポ）を持って行ったらご丁寧にお土産を頂いたことがあった。今、思えば嫁ぎ先がこうした昔からの旦那であったからであろう。
　丘の上には小串家が外れで、裏山は１町歩ほどの畑などがあったが、小田急分譲地として売却されて今では小田急団地になっている。また、實方塚脇の旧道は野庭道と呼ばれた旧街道であるという。昔、上野庭にある浄念寺が無住になったときに上倉田の蔵田寺からお坊さんが歩いて通ったというが、それがこの野庭道であろう。
（表紙写真は堀内家の紅枝垂れ桜）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

堀内家の紅枝垂れ桜。

堀内家の紅枝垂れ桜。

堀内家の紅枝垂れ桜。

堀内家の紅枝垂れ桜。

堀内家の紅枝垂れ桜。