2020/09/26 - 2020/09/26
682位(同エリア1137件中)
kiyoさん
奥の院をお参りした後、これまで訪ねたことのなかった徳川家御廟と女人堂へ入ってみました。
女人堂は、南海電車で極楽橋駅まで来てケーブルカーを利用した場合、高野山の入口となるところにあるお堂です。その前に、金剛峯寺の立派な石柱が対に立てられているので、ここが昔からの正面入口だと思われます。
女人堂から高野山の町の中心部へ行くと、まず最初に現れるのが徳川家御廟です。
行ってみるまで、そのような高野山の町の作りになっているとは知りませんでした。徳川家の御廟の前を通って昔の人は金剛峯寺や奥の院へ向かっていたのです。
もちろん徳川家よりも古い時代に高野山は開かれたので、徳川家光が家康と秀忠の廟を創ろうと考えたときには、既に寺院や宿坊が町を埋め尽くしていたでしょうから、入口近くではありますが、お寺の裏山みたいなところに創られたのでしょう。
今では大門から高野山の町に入り金剛峯寺や奥の院へ行く人には、ちょっと目に触れない存在でもあります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高野山へはもう何度も来ていますが、徳川家霊台のことは意識したことがありません。今回、行ってみて、徳川家光も高野山に敬意を持っていたことを知りました。
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あまり大々的にPRはされてなく、小さな看板が入口にあります
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このお寺とお寺の間の路地を通って、裏山へと向かいました
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ここから先は有料ですが、ここまで来た以上どんなところか確かめてみましょう!
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階段を登って山門をくぐり、さらに1段上に霊台が建てられていました
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権現造りの2棟の霊台があって、ほぼ同じ作り。左が徳川秀忠で右が徳川家康が祀ってあります。徳川家の祖先が祀ってある場所ということらしい
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右の、家康の霊台をお参りをします。東照宮霊屋。
東照宮大権現である家康の霊台の前には、鳥居が立つ。 -
こちらには、久能山東照宮から分骨されたなどというものではなく、ただ霊台としてお堂が高野山にもある、ということだそうです。
徳川家の威厳を後生に示すためかと思われます。霊台とは、魂のあるところだそうですが、家康は苦悩山東省宮と日光東照宮にも祀られているので、魂は別物ということなのでしょうか。 -
壁にも、細かい細工の彫刻が施されていた
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欅造りらしいが、今は色が変わっていてわからなかった。彫刻は横の壁にも続いている
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霊台は、徳川家を恐れた高野山の大徳院が境内に建てたらしいが、明治になって大徳院が廃寺となったため、この場所に移されたらしい。通りで、お寺の裏山みたいな所にあるわけだ。
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親柱と架木も小さいながら、華麗
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秀忠の霊台、台徳院霊屋
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このページのトップも秀忠の霊台ですが、家康のものとほぼ同じように見えました
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向拝柱の斗栱の段数も1段多くて、複雑さが豪華さに繋がっている
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向拝虹梁と蛙股
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格式ある装飾の段木。階段のこと
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斗組。
梁や桁にかかっている荷重を柱に伝える役割を持ちます。 -
瓦には、徳川家の葵の紋
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長押飾にも葵のご紋が入ります
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徳川家霊台の入口にある波切不動尊・南院
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波切不動尊・南院の境内
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徳川家霊台の前の通り
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徳川家霊台の左隣の西室院
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女人堂
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女人堂の直ぐ横から、金剛峯寺の入口の門となっていました
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左が女人堂、その右に金剛峯寺の門の石塔
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女人堂を過ぎて、極楽橋からの高野山ケーブルカーの高野山駅に行ってみようと思いました。
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しかし、少し下って行くと、この道は一般車両進入禁止。女人堂の所から高野山駅には行くことはできませんでした。バスを利用せよ、ということでしょう
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諦めて、女人堂まで引き返してくると。。。
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バス停の横に、大きな看板を発見。高野山中心部からやって来たのでは、見えない。
昔は高野山が女人禁制だったので、女性はここまでだったそうです。 -
徳川家霊台の前を通って一旦中心部まで帰って、観光部分でない、暮らしのエリアを訪ねます。
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観光客の以内エリアをうろうろとバイクを走らせました。
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メインの交差点、千手院橋まで女人堂から帰り、金剛峯寺の方を探索に向かいます
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高野山大師教会本部。金剛峯寺の前に位置し、いろいろな修行体験ができるらしい。大正時代に造られたもの
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大師教会本部前から見ると、金剛峯寺は奥の木々の中にある。ここらが、高野山の中心地にあたる
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大師教会本部と金剛峯寺の間の道を、奥に入ってみました
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西禅院
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龍光院
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宝寿院。右隣に、高野山専修学院、高野山高等学校などが続きます
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正智院。高野山高等学校の入口にあります。この辺りまでが、大門の裏山付近
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高野町の町役場
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町役場の右側を抜けていくと、高野町の町へと向かいます
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ちょっと峠を越えて下ったところに、高野町が広がっていました。
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高野町には、集合住宅も建ち並んでいます。ここは、普通の町と変わりません
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学校や保育所などもここに建てられています
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これまで、高野山にはメインの寺院街以外に町があるのだろうか、と疑問に思ってきましたが、今回日常の高野町を知ることができました。
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旅行記グループ 高野山と和歌浦2020
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