鉄印＋αの旅【東北編④】会津鉄道・野岩鉄道

2020/12/14 - 2020/12/14

鉄印旅行記、第四話は福島県。
会津鉄道と野岩鉄道を全線乗ってきました。

今回は＋αの旅に相応しく、観光・食事・日本酒いろいろ充実！
天然記念物の塔のへつりの美観を眺め、郷土料理の詰まった駅弁と喜多方ラーメンに舌鼓を打ち、3軒の酒蔵を訪ね、お楽しみ満載の日帰り旅行でした。

2020年12月14日（月）
会津鉄道　http://www.aizutetsudo.jp/
野岩鉄道　http://www.yagan.co.jp/
07:37池袋→09:18下今市（特急日光）
09:23下今市→09:56新藤原（東武鬼怒川線）
10:37新藤原★→11:37会津田島★（野岩＆会津鉄道）
12:27会津田島→12:49/13:48塔のへつり→14:29西若松（会津鉄道）
14:55西若松→15:56喜多方（バス）
17:45喜多方→19:31郡山（磐越西線）
19:46郡山→21:12東京（新幹線）
★は鉄印駅

エリア 喜多方(福島)

本日のルート。

会津＆野岩鉄道は一気通貫。
今日は途中下車しながら終点まで北上し、ついでに喜多方まで足を伸ばしてラーメン食べてきます！

もちろん各地で酒蔵巡りも抜かりなく。

7:37池袋→9:18下今市（JR特急日光）

お先にトクだ値スペシャルで半額の1980円。
下今市の設定はなかったので、日光まで買って途中下車（後で面倒なことに）。

日光まで特急で1980円て激安では？

今見たら、設定期間が2021年6月30日まで延びていました。
また乗るか！

下今市で乗換え。
なんかホームがザワついてると思ったら・・

SLキター (ﾟдﾟlll)
下今市～鬼怒川温泉を約30分で走る、東武のSL大樹。

SLに興味のない私が見ても、迫力あってカッコ良かった。

9:23下今市→9:56新藤原（東武鬼怒川線）

下今市ではJRと東武のホームが一緒なので、改札出ず切符買わず、そのまま東武線で出発（後で面倒なことに）。

その名の通り、鬼怒川沿いを走ります。
いい眺め！

途中の鬼怒川温泉には、ホテルや保養所がいっぱい。

一方で、閉鎖してそのまま放置の廃墟もけっこう多い。。

新藤原に到着。
ここから先が野岩鉄道で、鉄印もココ。
まずは下今市からの清算を頼むと、面倒な事態に。。

駅：池袋からの東武線代全額お支払いください
母：下今市までJRの特急でした。これ切符
駅：日光行き特急？この切符は途中下車できませんよ。池袋から払ってください
母：途中下車できるってば！
駅：はぁ・・？

すったもんだの末、下今市からの清算で済みました。ほっ。
しかし何でこんな面倒なことに・・

これから同じルートで行かれる方、下今市で一旦改札出るか、駅員さんに確認なさることをお勧めいたします！

新藤原駅で鉄印獲得し、合わせてこの先の乗車券も購入。

10:37新藤原→11:18会津高原尾瀬口（野岩鉄道）
11:18会津高原尾瀬口→11:37会津田島（会津鉄道）

会社は違えど直通で、降車不要。

車両は東武。
野岩鉄道でも会津鉄道でもないのね。。

出だしイマイチの野岩鉄道でしたが、沿線はなかなかの絶景続き。
それもそのはず、日本の秘境100選にエントリーしていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%A2%83100%E9%81%B8

そして全9駅中5駅が名前に「温泉」「湯元」を含む温泉天国。
小規模ながら、いい路線じゃないですか～。

やがてお天気は崩れだし・・

すっかり雪景色！

会津高原尾瀬口駅で、野岩鉄道→会津鉄道に変身。

白ーい。

旅情溢れる車窓に、大いに満足。

新藤原からちょうど1時間で会津田島に到着。
こちらで会津鉄道の鉄印をゲットします。

獲得！

次の電車まで50分。
行くべき場所はリサーチ済み！

駅から歩いて5分の「国権酒造」。
http://www.kokken.co.jp/

男らしいラベルの純米吟醸を購入。

「父へのプレゼントで…」
と伝えると、やっぱり好みや飲むシーンを聞いてくれ、親切に応対してくださいました♪

駅に戻る途中、ご当地マンホール。
酒どころだから、一升びんでも良いのでは？

再び会津田島駅。
ご覧の通り、駅の売店にも豊富に地酒が揃っています。

が、ノンベエの心を掴んだのはココではなく・・

これ！

地酒の自動販売機。
南会津町には酒蔵がいくつもあり、そのお酒が試飲サイズで飲めるんですって！

さっそく売店でコイン購入。1枚200円。

「会津」の純米大吟醸にしよう。

まぁ量はこんなもんです。
美味し♪

お酒と合わせて、駅弁ランチ。
郷土料理「しんごろう」が入った南会津おふくろ弁当、1000円。

左上の茶色がしんごろう。
ご飯を半つきにして丸め、竹串に刺し、エゴマを混ぜた味噌を塗り、炭火で焼いたもの。 甘めの味噌で五平餅みたいな？

ボリューム満点、彩りも良くて美味しかった！

ランチが済んだら鉄旅再開。
12:27会津田島→12:49塔のへつり（会津鉄道）

地元の子が描いたのかな。可愛い♪

反対ホームの車両。
ノラ皇女ねぇ、、

途中下車NGの切符でも、塔のへつり駅だけは下りてOK。
助かる～

すっかりモノトーンな車窓ですが、夏は緑が鮮やかなんでしょうね。

そして再び雪景色となり・・

塔のへつり駅に到着。
下りたの私ひとりで、ホームを覆う雪をざくざく歩くのが楽しい。

ばいばーい。

次の電車までジャスト1時間。
その間に塔のへつり観光に出陣しまーす。

駅から歩いて10分足らずで到着。
へつりとは、会津の方言で「険しい断崖」のこと。

階段を降りると・・

川沿いの渓谷が現れました！
これが天然記念物の塔のへつりか～

長年の浸食と風化でできた、柱状の岩が特徴なんだそうな。

新緑や紅葉の頃は特に人気だそうですが・・
本日は貸し切り！

吊り橋を渡って向こう側へ。
なんとこの橋、翌日12/15から3月まで積雪で通行禁止になっていました！
ギリギリセーフ。

岩から生える松とか、いかにも日本的な景観。

ちょっとした展望スポットがあったので、行ってみることに。

上からビュー。

ちなみに観光時間は15分あれば十分かな？
駅から近いし、サクッと見れてお手軽で良かったです♪

帰りはけっこう雪が激しくなり、周囲に人もおらず、心細いことこの上なし。
しかも・・

余計なモノ見てしまった。
早く駅着いてー（＞＜）

無事生還し、終点の西若松へ。

13:48塔のへつり→14:29西若松（会津鉄道）

また可愛い車両。
福島の名物（？）がいっぱい。

駅を出てすぐ、塔のへつりの続きが見えました。
降りて観光する時間がない人は、進行方向右側をぜひ。

西若松駅に到着。
ここから喜多方まで、JRへの接続が良ければ40分ほどで行けるのですが、あいにく悪くて2時間半も。。

そこで、路線バスで喜多方へ。
14:55西若松駅前→15:56喜多方（会津バス、1070円）

バスも本数少ない。。
乗れて良かった。

1時間で喜多方に到着。

うわ～、江戸時代みたいな町並み！
外人とか絶対好きそう。

喜多方と言えばラーメンと酒蔵でしょう！

まず向かったのは酒蔵「大和川酒蔵北方風土館」。
http://www.yauemon.co.jp/

正確にはお酒は近所の別の場所で作っていて、ここは史料館みたいな感じ。

一通り見学したら、試飲＆販売コーナー。
コロナで試飲NGが多い中、こちらはOK♪

「置いてあるの全部試飲できますよ～」
15種類くらいあり、超充実のラインナップ。

入場無料、試飲も無料って凄い太っ腹。

唯一、純米大吟醸「いのち」だけは有料。
少量仕込みの限定酒とのことで、四合瓶（720ml）で8030円と抜きん出て高級！

それでも1杯400円で、量もそれなりに。
なら飲まなくちゃ。

美味しかった！

手前の小さいカップは無料の試飲達。

あれこれ試して、こちら2本を購入。

旅太郎のおじいちゃんに献上したところ、
「これ持ってる」←ラベル集めてる
と。やるな。。

もう1軒お邪魔します。
「喜多の華酒造場」
http://www.kitano87.jp/

さっきのと比べると大きくも派手でもありませんが、オーラがあります！

一見怖そうだけど親切なおじさんが現れ、試飲もできますよと。
わーい、じゃ、辛口でお願いします♪

で、お話を伺っていると、
「そっちの酒は娘が作ったやつでフルーティーで…」
なんと、ご当主でしたか！
しかもお嬢さんも杜氏とはカッコいい。

辛口3種いただいて、一番好みだったこちらを購入。
親切にご対応ありがとうございました！

ラストは喜多方ラーメンの老舗「坂内食堂」本店へ。
喜多方来たら、太い縮れ麺食べないと！

しなそば、700円。

お隣りテーブルのガテン系なお兄さん達は、チャーシューで全面覆われた肉そば大盛り1100円を召し上がっていました。ですよねー

奇をてらわない、正統派の醤油ラーメン。
文句なしに美味しい！

2時間弱の滞在を終え、JR喜多方駅へ。
街の雰囲気そのものの、味のある駅舎。

酒樽いっぱい。
こんなにあるなら、また来なくては。

17:45喜多方→19:31郡山（JR磐越西線）

ローカル線で郡山へ。
なにげに2時間近くと、長い。

19:46郡山→21:12東京（新幹線）

最後は鼻の長いコイツで一気に東京へ。
所要1時間半、さっきのローカル線より全然短い！

本日の収穫は鉄印2つ、日本酒4本。
いろいろ訪れ、鉄オタじゃなくても楽しめる旅だったと思います！

読んでくださりありがとうございました。
これにて東北編は終了。関東編へ続きます。

この旅行記へのコメント （4）

• Matt Yさん 2021/03/16 20:15:16

  業務知識のない駅員は困りますね

  またまた旅情一杯の旅行記堪能させていただきました。このルートは行こう行こう思っていても行けてなくて、先越された感が半端ありません(笑)。
  
  しかし東武の駅員の対応は、酷いですね。確かにぷらっとこだまのような一部の企画券は指定した区間のみ有効で、途中下車した場合出発地からの分も含めて無効になるものもありますが、途中下車前途無効との区別がつかないなんて。先日私も乗車後の行き先変更は認めないなんてびっくりな駅員に当たったりと、業務知識のない駅員が増えている印象ですがなんとかして欲しいですね。
  
  それにしてもこのルート、行かなくちゃ

  旅太郎のお母さんさん からの返信 2021/03/16 23:06:13

  Re: 業務知識のない駅員は困りますね

  まっとさん
  
  コメントありがとう～♪
  まっとさん新藤原の駅員になって！
  鉄道会社勤務なら、JRの割引切符くらい知ってて欲しかった・・
  
  このルート、日帰りであれこれ楽しめるからお勧めよー
  日本酒に用はない人でも喜多方は街歩きが楽しいし！
  好みによってどっか途中の温泉寄ってもいいし、大内宿行ってもいいし、アレンジがいろいろできそうですよね。
  まっとさんにはぜひ肉そば大盛りを召し上がっていただきたい！
  
  
  旅太郎のお母さん

  tanupamさん からの返信 2021/03/17 00:23:16

  Re: 業務知識のない駅員は困りますね

  お母さん
  
  ちなみに
  下今市－新藤原－会津高原尾瀬口－西若松
  って3社連絡で購入すると、営業キロが100kmを超えるので
  この区間内ならばどこの駅でも大手を振って途中下車ができます。
  
  マットさん言う通り、変な持論をふりかざす駅員もいますし、自信
  ある時は強気に～～～。
  
  ただ、言葉の使い方として、駅員の肩を持つとしたら
  下今市で途中下車できる＝後で、下今市から日光まで乗車可能
  という解釈もできるので、そこは前途放棄します、と主張かなぁ。
  ↑
  と、屁理屈なので独り言として聞いてください。
  
  
  さてさて、楽しみ方人それぞれとは言え
  塔のへつりなんてなにがあるか知らなかった・・。
  私の時は下車した人いたので、1本落とせば良かった。
  それに、お酒に興味ないと人生の半分損したような気がします、泣
  
  tanupam

  旅太郎のお母さんさん からの返信 2021/03/17 23:01:52

  Re: 業務知識のない駅員は困りますね

  tanupamさん
  
  こんばんは！
  なるほど～、では下今市で降りて西若松まで通しで買うのが正解だったんですね。
  そこで100km超えてるとは夢にも思いませんでした。
  
  駅員さんとのやりとり、大人しくて気の弱い私ですが、、
  途中下車OKと分かってたし、交渉事は海外旅行で鍛えられているので、泣き寝入りせずに済みました♪
  ちなみに当該の切符には「下車前途無効」と書いてありました。
  
  タヌ様にはお酒がなくても、市町村塗りつぶしがあるじゃないですか！
  日本一のスケールでしょ～！
  電車の知識もさることながら、マイナーな地名もご存知なもんだから、徳島の山奥みたく現地の女の子とローカルネタで通じ合えて素晴らしいですよ！！
  
  
  旅太郎のお母さん