2021/03/01 - 2021/03/04
755位(同エリア4279件中)
マリリンさん
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出発前の計画:
3月2日朝、羽田発新千歳空着。鉄路で白老、ウポポイ、民族共生象徴空間鑑賞後、特急『北斗』に乗って函館へ。そして函館で2泊。
ところが・・・
出発二日前、大雪の予報で当日運行予定便は欠航の恐れがあると連絡を受けた。
急遽、一日前倒しで出発したが・・・
飛行機は大雪前に飛んだので無事に北海道へ到着。ところが翌日、大雪に見舞われた鉄道が大混乱。アイヌ文化に触れる楽しみはどこかになくし、とにかくなんとか函館へ着くことだけを願いさまよう一日となる・・・これも旅!!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田国内線ターミナル:
閑散とした空間です。やはり寂しい。旅への期待一杯の賑やかな笑い声で満たされる日が一日もはやく訪れますように羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
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夕方5時発札幌新千歳空港行き。大空へ飛び立ちまもなく、夕日に輝く富士山が浮かび上がりました。向きを変えながら上昇する過程で、落ちる夕日が山頂に、きっとこれがダイヤモンド富士。
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新千歳空港から快速エアポートで2駅7分。ホテル最寄りの千歳駅到着。雪が舞っていました。足場悪く夕食を買いながら歩く道中、はた目には一見大変そうに感ぜられるでしょうが、当人は久しぶりの雪の優しい冷たさに身体も気持ちも喜んでいました。
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昨夜、急遽予約したANAクラウンプラザホテル千歳。
旅行に行けない状況下、溜まり続けるマイルで宿泊。減額マイルキャンペーン中で、7500マイル。ANAクラウンプラザホテル千歳 宿・ホテル
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格式ある立派なロビーも寂しさ漂う静寂で包まれて。
ANAクラウンプラザホテル千歳 宿・ホテル
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ダブルルーム、一人利用。
ANAクラウンプラザホテル千歳 宿・ホテル
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翌朝、ホテル部屋の窓から、・・・外は雪。確かに予報通り道路状況も悪そうでした。
テレビをつけて、予定通り、北海道発着の空の便の多くは欠航。昨夜到着していてよかった、と思ったそのすぐあと・・・・不幸が襲い掛かります。運休は空だけでなく、JR特急北海道内の全線が終日運転見合わせ!!と。
ど、ど、どうなる?札幌から函館までの特急『北斗』の旅は、ど、ど、どうしてくれる!!ANAクラウンプラザホテル千歳 宿・ホテル
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特急は全線運休だが、普通列車はダイヤは乱れているが走っている。
千歳から函館まで270キロ。普通列車でつなぎながら移動したら通常10時間かかる。しかしダイヤは大幅に乱れている・・・となると。
高速バスに問い合わせする。雪のため高速道路50キロ規制中だが運行していた。通常だと函館まで4時間半だが30分ほど多くかかる見込み、とのことだった。10時40分札幌→函館を予約:途中乗り継ぎ時間のロスもない、バスで行くことにした。
千歳から札幌駅へ快速エアポートで向かう。東通り南口、エスタビル一階がバスターミナル。高速バスでの長距離移動は海外旅行では経験あるが、国内では人生初体験。札幌駅前バスターミナル 乗り物
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バスは定刻、ほぼ満席で出発。道内、JRのすべての特急が運休だからからなのだろう。仕事関係のサラリーマンが目立つ。
車内は一人掛けシートが通路を挟み三列。したがって誰とも隣り合わせにはならない。快適な車内空間。駅ビル内にあったマーメイドのパンと無印のスナック小袋入りを数種類買って乗り込む。隣の男性のバッグからはふと巻きずしが見えていた。お昼時間を跨ぐバスの旅になる。 -
JR特急『北斗』で、室蘭本線と函館本線を走る鉄道旅をとても楽しみにしていた今回の旅行。やはり、一人旅といっても都心の緊急事態宣言が延長される見通しの社会状況下、不急不要の県をまたぐ旅を試みたバチがあたったのか、としおらしくしょげてもみたが、しかし・・・車窓を流れる雪の景色や海の白波を眺めていると、神様はバチだけあててはいな、と気持ちが湧きたつ。
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高速道路は札幌から雪のために通行止め。しばらく下道をはしるさらなる不運にみまわれる。時間は予定をはるかにオーバーし、到着時間も予測できない事態になった。
それでも車窓の雄大な景色を眺めて、時折うつらうつら睡魔に襲われ、ときおり休憩で車外にでて雪を踏み風にあたり遠くに見える山々を遠望する。その時間は忘れえぬ思い出となった。
結局、函館駅に到着したのは午後8時。およそ三時間半の遅れとなった。
当初の予定で訪問するはずだった途中駅白老のアイヌ民族博物館もみることはできず、「失敗の旅?」に思われそうになるが、不思議と残念感がない。むしろ満足感にみたされた長い移動の一日だった。 -
予約していた函館駅隣接する『フォーポイント バイ シェラトン』にチェックイン。ここで二泊。
ダブルルーム。18平米と狭いことは承知していたが・・・狭い!プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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ホテル高層階の窓のそとは函館の町の光。
プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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北海道の飲食屋さんは時短営業などない様子で、夜の通りに出て、雑誌でめぼしをつけていた、近くのラーメン店『ゆうみん』へ。
塩ラーメン(最後に出してくれたので写真には写ってませんが)、野菜炒め。餃子で、一人乾杯!品数をたべたかったので、麺や具材はすべて半量で作ってもらいました(料金は同じでいい、といってましたので、値段は一緒)
全ておどろくほどに美味しかった!!函館麺屋 ゆうみん グルメ・レストラン
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特に塩ラーメン(写真ありませんが)美味しく、また更に驚くおいしさだったのが、サービスで出してくれたメンマ。白ネギとからまったタレが絶妙で、美味しかったです。ビールにとても合いました。
函館麺屋 ゆうみん グルメ・レストラン
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大雪の中の移動の翌日晴天にむかえられて。
ホテル部屋外の窓から函館港と山。雪も冬の北海道らしく良いけれど、やはり晴天は気持ちを湧き立たせます。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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ホテルのすぐ裏手、徒歩2分に函館朝市の建物がありました。朝食前に訪れました。
函館朝市 名所・史跡
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朝市隣のたてものは『どんぶり横丁』
人通りが少ないのは朝早かったからだけでないことは、その後わかりました。どんぶり横丁市場 名所・史跡
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朝市マーケット中、買い物客はほとんどいません。それでも各店先に朝から店員さんたちが並び声をかけてきます。
函館朝市 名所・史跡
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閉まっている店も多く、広い市場内、奥半分ぐらい店は閉ざされていました。
下調べ中、朝市の写真はどれもアメ横並みにごった返していました。それらを思い出し比較すると心寂しくなりますが、今は仕方ない。店舗をまわりながら違った店で何種類かの海鮮品を購入。冷凍便で家族のもとにおくりました。全てのお店で買うことはできなかったけれど、それでも少しづつでもそれぞれの商店の今日の売り上げに貢献できたことは嬉しかった。頑張ってもらいたいな、と心から願いました。函館朝市 名所・史跡
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朝市散策後、ホテルで朝食。
レストランは人混みなく静かです。一人客がほとんどでした。私もそうですが、一人旅行ならば自粛中でも許されるかな、と考えた人が多いのか、とそのときは思いましたが、昼間、観光地に出向くとそうでなくグループだったりカップルだったり、といろいろな形での旅人がいました。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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ビュッフェでなく個別に提供される朝食。
最初の日は和食膳。写真で説明されたときにはとてもりっぱで美味しそうにみえましたので楽しみにしていましたが、あまり褒められた味ではなく、新鮮さもありませんでした。かなりショックでした。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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函館といえば路面電車:隠れ電車ファンにはたまりません。
一日乗車券を車内で買ってスクラッチのように年月日を削りました。600円 -
市電『五稜郭公園前』下車、案内板をみながら歩きます。しばらくいくと見えてきました。五稜郭タワー。
五稜郭タワー 名所・史跡
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下調べが不自由分でした。1月半ばから休業中。
タワーに上り美しく雪化粧した星型城郭を一望するのを楽しみにしていたのに、これではまたいつの日か来なければなりません。不完全燃焼感が消えません。
仕方ないので。公園内、城郭にそって歩きだします。五稜郭タワー 名所・史跡
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星型、五角形の城郭:一辺は255mあるそうです。周囲を時間をかけて歩きました。
星型の先端、『武者返し』五稜郭公園 公園・植物園
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昨日振った雪で足元は良くありませんでしたが、整備された周遊路は桜や松の木々に囲まれて広く風が行きかい、気持ちよくあるけました。
五稜郭公園 公園・植物園
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奉行所は開館してました。
入場料は大人500円。復元後まだ年月浅いたてものは隅々まで新しく木の香りも感じられるようでした。(2010年復元)箱館奉行所 名所・史跡
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当時の古写真や古図面、文献資料から、非常に忠実に再築されたそうです。
江戸幕府最後の役所。箱館奉行所 名所・史跡
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榎本武揚が読んだ漢詩。現代語訳もとなりに添えられていて心情が良くわかり胸にしみました。
箱館奉行所 名所・史跡
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戊辰戦争で敗北し元号が明治にかわる。榎本武揚に率いられて蝦夷地に向かった土方歳三の実筆の書もかけられています。
箱館奉行所 名所・史跡
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五稜郭を設計した武田斐三郎先生の碑。
素晴らしい頭脳にあやかろうと訪れた人は顔の部分をなぜるので、そこだけピカピカつるつるになっている。私も一応触った。五稜郭公園 公園・植物園
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市電『十字路』駅下車、徒歩で10分、坂をのぼり函館山ロープウエイ山麓駅から乗車。山頂駅展望台から、お決まりの夜景写真。両脇を海に挟まれ暗黒のキャンバスに浮かび上がる半島の夜景は知っていても実際にみると感激するほど美しかった。
函館山 自然・景勝地
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宿泊したホテル最上階にあるバー『エステラード』。夜景自慢とあってカウンターに座ると、虹色に浮かぶボトルの陳列棚と大きな窓の外の夜景とのコラボレーションが目に飛び込む。最高の雰囲気が味わえる空間。
女性バーテンダーがおもてなし。久しぶりに大好きなモヒートをいただきました。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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再び宿泊先の朝食。二泊目は洋食を選びましたが、初日の和食同様見た目は立派で良いのですが質と味はかなり低く、ほとんど残しました。
コーヒーもまずかった。
シェラトンの名はついてますが三ツ星ホテルのランク通り、レストランは良くありません。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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ちなみに、ホテル自慢の手作りアップルパイ。こちらは美味しくいただきました。
部屋の小さな丸テーブル、予約時の部屋の詳細写真にあったのに実際はなく、ベッドと壁際デスクだけで、部屋で飲み食いすることの多い身にとっては非常に不便なので、クレームをいれて持ってきてもらいました。プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館 宿・ホテル
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最後の日、朝食前にホテルから函館港に沿って金森赤レンガ倉庫まで徒歩で散歩しました。ゆっくり歩いて十五分ほど。
天気良く気温穏やかで気持ちの良い朝でした。金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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モール内店舗は営業前でしたのでどこも開いていませんでしたが、私はそのほうが好きで、よく朝早く旅先を歩きます。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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人通りはなく、人気の彫像たちが静かに迎えてくれます。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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マフラーを頭からかぶった女の子像。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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ピンクのマフラーを身に着け散歩中の猫。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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首を傾げたかわいらしい表情がよりマフラーを引き立てています。座っている猫。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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港の向こうに昨夜上った函館山展望台がみえます。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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マンホールの蓋のデザインも素敵。
金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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イカ模様のマンホール蓋。
そういえばご当地グルメ『イカそうめん』は食べる機会を逸したな、と・・金森赤レンガ倉庫 名所・史跡
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たくさん路面電車にのりました。
写真にはありませんでしたが、湯の川温泉へも市電で行って、お湯自慢の『大黒旅館』のお湯にはいりました。
市電は便利で重宝です。振動が心地よく体につたわり移動している感が際立ちます。大好きです。 -
函館空港を12時に飛び立って羽田に向かいます。翼の下は雪景色。
短い北海道の旅。元はといえば、GOTOキャンペーンに乗って計画していたものが、突然のキャンペーン中止で延期。
感染が落ち着いてきた時をまって再計画。しかし再び緊急事態宣言の発令で再延期。
何が自粛なのか良くわからない悶々とした時間を得て、「やっぱり行こう」と周囲の非難の目をおそれながら静かに決行しました。
こんな時に旅か?と神様に言われているかのような天候不良でかき回された旅でしたが、不思議と残念感はなく、満足感のある充実した旅になりました。
海外ばかりに目を向けていた今までの旅行。ちょうど50か国を訪れていましたが、48の国内の都道府県はほとんど知らないに等しかったような気がしています。
今回の静かな一人旅、北海道は国内旅行の良さを認識するものになりました。
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