旧東海道自転車探訪　その壱（50水口宿～47関宿）

2021/02/23 - 2021/02/23

ふと東海道53次を巡ってみようかと云う気持ちになった
昔の人が大勢往来したであろう旧街道を巡ってみたい。

本当は東京日本橋から京都三条大橋まで歩いて探訪するのが良いのだろうけれど
まだまだ宮仕えの身であるので纏まって休めないし、それ以前に根性がない。
そこで、我が家には折り畳み自転車があるので、それを使って一度トライしてみようと考えた。

三条まで電車で行って、そこから東に行けるだけ行ってみるというプランも考えたが
今でも当時のものが残っている関宿へ行ってみたい。

結局、ＪＲで貴生川駅まで行き、そこで自転車を組み立てて
水口宿から亀山宿まで自転車で探訪する事とした。距離は40㎞位か？
途中、東海道三大難所の一つとされる鈴鹿越えがある。
無理せず、だめだと思ったら引き返す事を自分に言い聞かせて。

エリア 関(三重)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

午前8：00ＪＲ草津線貴生川駅にて自転車を組み立てて出発

信楽高原鐵道 信楽線 乗り物

グーグルマップには東海道と街道表示してくれるのでそれを頼りに走る
まず、水口宿のからくり時計に到着

天気が悪い上に結構寒い。

ら・ふれーず グルメ・レストラン

水口宿と土山宿の間にある一里塚

お江戸日本橋から112里と書いてある

1里4㎞として、448ｋｍか！

やっぱお江戸は遠いわ！

ふむふむ　一里塚ってこうゆう用途で作られてたのか！

街道通りには社寺仏閣が多い。

水口宿から土山宿にかけては、黄色の舗装がしてあり、迷うことがない。

これは有難い。

ここは車の通行は無理だった。

良かった！　チャリで。

玄鹿 グルメ・レストラン

土山宿本陣跡

本陣って身分の高い人しか泊まれなっかたらしい。

「坂は照る照る、鈴鹿は曇る、あいの土山　雨が降る」
という詩があるらしい。

確かにポツリポツリとしてきた～

どうしよう～カッパもってきてへんし。

安藤広重の宿場版画

ここは、雨の多いところで有名なんだね

確か「弁当忘れても傘忘れるな！」の言葉はここが発祥だったような。

道の駅　あいの土山でトイレして田村神社へ

実はこの参道が東海道ルートだったりする。

田村神社 寺・神社・教会

田村神社過ぎると、本格的な坂道が続く

車だと何ともない坂なんだけど～

そのうちはぁはぁ～ゼイゼイ

しんどいよう～。

途中休憩したところにあった看板
実にうまく書いているので

パチリ

何度、引き返そうと思ったことか！

ようやく頂上だと思われるトンネルを通過して
下りにを確認した時の写真

ここから三重に入るらしい

気温6℃と表示されているのがお分かりだろうか！
この時寒いところか、汗をかいていた。

万人講常夜燈 名所・史跡

さすが、下りは気持ちいい！

と思ったのもつかの間
今度は寒くなってきたぞ！

坂下宿の手前にあったお寺
門の造りが素晴らしい。

関西でこんな門を観るのは珍しい。

坂下宿
三条からくると峠を降りたところにあるので
こんな地名になったのか？

もう一度言おう　「坂下宿」！

鈴鹿馬子唄会館 美術館・博物館

関宿に到着！
この頃から天候が急速によくなってきた。

さすがにここは当時の面影が色濃く残っている

時代劇も見ないし、歴史にも疎いが、そんな私を感激させるに充分な光景であった。実に素晴らしい。
よくぞ今日まで、この景観を壊さなかった事に頭が垂れる思いだ。

ここは桶屋さん

職人さんの仕事がガラス越しに見えるようになっている。

街並み資料館と旅籠歴史資料館共通券￥300を買って見学。

この火鉢がとてもとても気に入った。

火鉢で火を守して、茶をたてるのもいいかも

ちょっと憧れるわ。

関まちなみ資料館 美術館・博物館

時節柄、立派なお雛さまが至る所で飾られていた。

明治時代の自転車やて！

三輪車の原型かな？

続いて、旅籠歴史資料館へ

この旅籠は一般人が泊まった宿らしい。

このおっさんはさしずめ、受付係ってとこか？

関宿 名所・史跡

呑んで旅の疲れを癒すのは

今も昔も同じなんだね。

なるほど～
井戸端会議って言葉はここからうまれたのか～

さて、次は亀山宿へ向かおう

ここでトラブル発生！！！

この坂道をって一号線に出たところで、後輪がパンクしてしまった（泣）
あかんやん！！　どこか自転車やさんを捜そう
グーグルマップに目をやると、関駅がめっちゃ近いやん！
そや！　このまま関駅から自転車畳んで電車で家に帰れるやん！

そう決めると次は昼飯！腹も減り減り

井之頭五郎の３段ズームと同じ状態！

駅に向かって歩き出すと
ラーメン３８０円って書いた中華屋が目にとまる

とにかく、ガッツリ喰えそうなので入店
オーダーしたのはプチランチセット

醬油ラーメンと天津飯と諸々の組み合わせで￥880
どこがプチなのか疑問だったが、満腹になった。
ラーメンは可もなく不可でもなく
天津飯は結構いける。

中国料理味神館 関店 グルメ・レストラン

この関駅から、滋賀に向かう

どこで切符を買えば良いのかわからず、聞くとここは無人駅で
降りるときに支払うのだという。

亀山市観光協会 名所・史跡

13：20の加茂行で柘植まで行き、そこで草津線に
草津から琵琶湖線にて我が家まで帰れる。

柘植駅までは結構急峻な坂をこの電車は登っていた。
ローカル線の旅も味があっていいもんやなぁ～。

ということで、パンクというトラブルに見舞われたが、無事帰還できて良かった。
本日の走行距離30㎞位か？
計画していた亀山宿までは行けなかったが、
これはこれで仕方のないことである。
途中、東海道53次を歩きで巡っていると思しき人を見かけた
日焼けとリュックを覆っているカッパがそれを物語っている

目的をもって、ひたすらにやり遂げようとしている姿は実に美しい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
次は、気が向いたら、三条から水口宿までを自転車探訪したいと思ってます。