![三社詣りのラストは、太宰府方面。<br /><br /> ① さかもと八幡宮<br /><br /> ② かまど神社<br /><br /> ③ だざいふ天満宮<br /><br />ご存じ、令和と鬼滅と道真公の太宰府を巡ります。<br />超有名神社の集まっている場所です。<br /><br />お正月が終わって2月になってしまいましたが、もうじき旧正月なので、ま、いいかと。大目に見てやってくださいね。<br /><br />これで都合四方向、計12社のお詣り完了なので、最後にお疲れさんの気分で二日市温泉で日帰り入浴。温泉と美味しいご飯で十二社詣りの打ち上げです♪](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/67/73/650x_11677314.jpg?updated_at=1613815696)
2021/02/02 - 2021/02/02
161位(同エリア1012件中)
はなまりんさん
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三社詣りのラストは、太宰府方面。
① さかもと八幡宮
② かまど神社
③ だざいふ天満宮
ご存じ、令和と鬼滅と道真公の太宰府を巡ります。
超有名神社の集まっている場所です。
お正月が終わって2月になってしまいましたが、もうじき旧正月なので、ま、いいかと。大目に見てやってくださいね。
これで都合四方向、計12社のお詣り完了なので、最後にお疲れさんの気分で二日市温泉で日帰り入浴。温泉と美味しいご飯で十二社詣りの打ち上げです♪
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
【坂本八幡宮】
都市高を終点太宰府で降りて、最初のお宮に到着。
年号「令和」のゆかりの地としていきなり有名になった坂本八幡宮です。
さすが歴史の里だけあって、案内板もにぎやか。 -
「坂本八幡宮」と彫られた立派な石碑もあります。人が押し寄せるようになって、急にこしらえられたのかもですね。
数十年前には、地元民でもここに神社があることにすら気づかないほど、ひっそりした地味なお宮だったそうです。
ふるさとの、鎮守の森のおやしろ、といった風情ですね。いいな~♪坂本八幡宮 寺・神社・教会
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年を経た立派な鳥居があります。
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幕なども張られ、なかなかの佇まいですね。
社務所らしき建物もありましたが、無人でした。 -
「令和」の典拠についての説明文が掲示してあります。
《 万葉集 梅花の歌三十二首 序文 》
初春の 令月にして
気よく 風和らぎ
この、令と和 を合わせて 令和とした、とあります。
なるほどなるほど…
梅花の宴を催したのは、時の大宰府長官大伴旅人。
都を遠く離れた九州大宰府で、梅の花に託した旅人の思いとは何だったのでしょう… -
この地は、大伴旅人の邸宅跡だそうです。
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令和の石碑。
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改元の頃に押し寄せた参詣者たちのためでしょうか、駐車場の広いこと!反対側にはトイレも完備!
今はこの通り、がらんとしています。
でもそののんびりした風景が、はるか奈良時代に思いを馳せる土地にふさわしい気がします。優雅でいいなぁ…♪ -
青空に梅が美しく咲き出していました。
大伴旅人の宴も旧正月ですから、ちょうど今頃ではなかったのでしょうか。 -
【宝満宮 竈門神社】
二社目は竈門神社です。
数十年前は、太宰府天満宮の裏から田んぼの中をテクテク歩き、やっとたどり着けるような山里のお宮でした。
宝満山登山を目指す者は皆ここを歩くしかなかったのです。
竈門神社まで来て、やっと登山口に着いたね、というような。
が、現在は舗装道路となり、「まほろば号」というコミュニティバスも走っています。
隔世の感あり…宝満宮 竈門神社 寺・神社・教会
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例によって、官幣小社とあります。
ここは竈門神社の下宮です。宝満山の頂には上宮があります。
竈門神社は、大宰府政庁の鬼門除けとして、創建以来千三百五十年の歴史を誇る、とも聞いています。 -
漫画「鬼滅の刃」によって、一躍有名になりました。
炭次郎の姓「竈門」は、この神社由来だとされ、鬼滅の聖地と呼ばれています。
鬼滅のシーンがあれこれ脳裏をよぎります。第一話に出てくる田舎の風景など、その昔の、太宰府天満宮からの長い道のりにそっくりですもの。 ワクワク!
山を背にしたお宮は、なんとなく神々しいですね。
宝満山は国の史跡に指定されていますが、修験道の地ですから、登山は大変ハードです。ここに登れたら、九州の他の山なんかへっちゃらさ、なんて言われていました。
登山道はほぼ石段の連続ですが、普通の石段とはわけが違います。大小の石が組み合わさったもので、大きな段になると子供の背丈以上もあります。
上りも大変ですが、下りも、膝ががくがくと震えて転びそうになります。
とにかくきついお山なんです。
炭次郎がウロコダキさんからしごかれた山は、この宝満山に間違いありません! -
う~ん ここもやっぱり階段です。普通の階段ではありますが…
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上りきって、振り返って撮りました。
派手さはないですが、山麓の神社の清々しさが溢れています。 -
手水鉢。お花が飾られています。癒されますね。
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本殿。こんなに立派だったっけ…
美しいお宮ですね。
御祭神は玉依姫の命。神武天皇のご生母です。
檜造り、銅板葺きの美しい社殿は、2013年に、千三百五十年大祭を機に改修されたものだそうです。 -
内部も撮らせていただきました。簡素で美しい。
お賽銭とお願い事で、しばし頭を垂れました。ムニャムニャ… -
おっ、天狗の面が!
鱗滝佐近次さんでしょうか!
中世以降、宝満山は修験道の地であり、天狗とは切っても切れない縁があります。
天狗は鬼のようでもあり、源平の頃、牛若丸後の源義経を導いたというからには、神でもあるのかもしれません。
古来、神社は、地獄や極楽のような思想とは無縁です。黄泉の国というものは語られますが、正邪の審判を伴うものではありませし。
そのかわり、鬼の影が付きまとうのが神社です。荒ぶる神や祟り神を奉じるのも神社です。謂わば、この世の闇の部分を引き受けてきたとも言えそうですね。
「鬼滅の刃」の世界を彷彿とさせる竈門神社は、その舞台としてふさわしいですね。 -
お祓いを受ける時、人は皆一様に頭を下げます。何故とはなしに、敬虔な心持ちになりますものね。
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横からの写真です。
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境内には、絵馬がこんなにたくさん!
うら表に何重にも奉納してあります。 -
鬼滅の刃関連が圧倒的に多いですね!
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傑作揃い!
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奉納したのは、若い人が多いのかな?
私たちもちょっと心が動きましたが、気後れしちゃって描けませんでした… -
どの絵馬も魅力的です。のびのびしてて素直で。
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全部を一枚一枚見ていきたいくらいでした。
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文字も大切だけれど、絵やイラストで自分の思いを表現するのって、いいですね!
みなさん、ホントに上手で素敵! -
お守りなどは、こんなモダンな建物の中で購入できます。
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赤い鳥居が並んでいて、
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お稲荷さんもありました。
もちろん丁寧にお詣りをさせて頂きました。 -
眺望の良い場所には、石造りの椅子が置かれていました。回転するんですよ!
竈門神社はずいぶんモダンになってますね。 -
竈門神社でしばし「鬼滅の刃」の妄想世界に浸った後は、鳥居をくぐって、次へ向かいます。オールラストのお宮へ。
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【太宰府天満宮】
ついに、三社詣り最後のお宮に着きました。
何と言っても締めなんですから、言わずと知れた、福岡で神社と言えば筆頭に来るあの、太宰府天満宮です!
竈門神社を回って来たため、参道は通らず、神社横手のタイムパーキングに車を停めて、横からお宮に入りました。太宰府天満宮 寺・神社・教会
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さすがに、参拝の人達がかなりたくさんいます。
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手水鉢もこの豪華さ!
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楼門もこの大きさ!びっくりですね!
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菅原道真公をお祀りしてあります。
冤罪で九州に流され、ついに帰京叶わず亡くなった道真は、恨みを呑んで死んだために怨霊になったとされています。
後の世の人々はその祟りを怖れ、怨霊の魂を鎮めるためにこの地に神社を建て、手厚く祀りました。それが太宰府天満宮なのです。
怨霊というのは、「鬼」なのかもしれません。もののけや疫病、厄災などと共に。 -
豪華な社殿です。さすがですね!!
内部ではお祓いがあっているらしく、太鼓の音が響いていました。 -
飛梅は、今年は開花が遅いようです。
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花
主なしとて 春な 忘れそ -
絵馬も奉納されていますが、鬼滅の刃関連の物は見当たりませんでした。
太宰府と言えば牛さんなのに、なでなでするのも写真に収めるのも、すっかり忘れてました。残念!今年は丑年なのにね!! -
裏手の梅林も、開花がまだなためかひっそり。
梅が枝餅をお土産に買いました。この店は、かなり前からあった梅が枝餅の老舗です。
ところで、12社の神社を見てきましたが、御祭神は古代の天皇が圧倒的に多いことが改めて分かりました。記紀の世界のお話ですから、真偽の程は分かりませんけれど。
天皇家といえば、思い出すことがあります。
だいぶ昔の事ですが、エチオピアのハイレセラシエ皇帝が共和革命によって廃帝された時、このことにより、日本の天皇が世界で最も古く、また唯一の一系の皇統であることが明らかになった、といった意味のニュースが飛び交ったのを覚えています。ウチの天皇って、そんなに凄いのかと、正直ビックリしたものです。
事の是非はともかく、日本の皇室がとても貴重で、世界に誇れる大事な文化遺産(スイマセン)であることは、間違いないようです。
現在の天皇は、国民にとって、平和国家の象徴として大切な存在ですね。 -
ふう、どうにか三社詣り×四か所が完了しました。
不完全な点ばかりですが、とにもかくにも、一応やったね、と自己満足というか、安堵というか…
帰路、二日市温泉、大丸別荘に向かいました。
温泉入浴つきのランチプランを予約済みです。
12社詣りの打ち上げに、温泉と昼食で心身を癒そうという計画です。
ここは博多の奥座敷として、とても人気があるようです。
私たちは今回が初めて。二日市温泉 大丸別荘 宿・ホテル
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こんな広いお部屋で懐石ランチを頂きます。
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お料理はこちら。贅沢なランチで苦労も報われます…かな?…
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温泉が最高でした。
大浴場の女湯です。貸し切り状態だったので撮影しました。
レトロなしつらえに湯気がもやって、何とも言えない風情です。
窓の外に緑が見えているのも、いい感じ。 -
お風呂の底にはかなり大玉の石を敷き詰めてあります。
ちょっと歩きにくいですが、とても楽しいです。健康に良いんだとか。
神社を訪ね歩いた後にこんな温泉に出会うとは、まったく予期していませんでしたので、嬉しさひとしお。 -
このお風呂の雰囲気、なんとなく神秘的でどこかおどろおどろしい異界のような、でも魅力的な神さまの世界を締めくくるのに、とてもふさわしいと思いませんか?
いい湯だな~♪
思い出されるのは、子供の頃おばあちゃんからよく聞かされていた事。日本の神様は、大もとはお天道様なんだよ、と。
「おてんと様ていうとは八百万の神さまのことたい。どこの神社もおてんとさまにつながっとって、おてんとさまはいっつもみんなの事ば見てくれよんしゃあとよ。そやけん、誰も見とらんて思うても、悪いことばしたらいかんとたい。バチのあたるけんね!!!」
え~~っ、バチのあたると??~~??!! きゃ~~っ こわ~~!!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねんきん老人さん 2022/09/05 10:48:41
- 十二社詣り完遂! おてんと様は見ていらっしゃいましたね。
- はなまりんさん、3×4の十二社詣り、お疲れ様でした。
お寺巡りをする人は多いのですが、神社巡りはあまり騒ぎませんね。 それなのにコツコツと回り切ったはなまりんさんの敬神の念には羨望と敬意を覚えます。
はなまりんさんの回られた十二社のうち、私が知っているのは最後の太宰府天満宮だけで、これは軽佻浮薄な観光客でも行く場所ですから、我ながら恥ずかしい限りです。
はなまりんさんは、それぞれの神社で創建の由来や祭神について学ばれているようで、その姿勢には感服します。 それについて、古代の天皇が祀られていることが多いという事実、荒ぶる神や祟り神を奉じている趣旨などにも言及されていますが、神社の本質をしっかり捉えていらっしゃることに頭が下がります。
お寺は、お参りすることによって次の世の安寧を願うという人が多いようですが、神社はそういう「ご褒美」を前面に出しての営業はあまりしていませんね。 (近年は、やたら「ご利益」を売りにしている神社も多くなりましたが)
つまり、はなまりんさんも、12の神社を回ればどういう「良い事」があるという「ニンジン」につられて回られたわけではない、純粋に敬神の念からのお詣りだったことが文中からよく分かります。
私も寺社巡りは好きですが、いつも帰ってから自分のお参り、お詣りが表面的なものであったことに後ろめたさを覚えてしまいます。 事前の勉強が足りないために見落とした部分も多くあり、残念な気持ちが増すばかりです。
この先どれだけの神社にお詣りできるかは分かりませんが、はなまりんさんを見習って、少しずつでも実のあるお詣りができるように心がけてゆこうと思いました。
ねんきん老人
- はなまりんさん からの返信 2022/09/05 15:26:38
- RE: 十二社詣り完遂! おてんと様は見ていらっしゃいましたね。
- ねんきん老人様
いつもながらの温かいメッセージ、ありがとうございます。もったいなくて、身の縮む思いです。
おっしゃる通り、神社の神様は仏様ともマリア様とも違い、現世の幸せも来世の安寧も約束して下さる訳ではありませんよね。それでも神様に手を合わせたくなるのは、日本人の心の底に、おてんとうさまの存在があるからではないのかと、自分では密かに思っています。日本人の心がいつからこうなのか、何故なのかは分かりませんけれど。アニミズムに近いものがあるのでしょうか。
また、鬼滅の刃の大人気を考えると、災害や厄災への怖れと共に、自然への畏敬の念をも受け止めてくれる大いなる存在として、神様があるのかなとも思います。
こういう思いを、拙い旅行記の文面から読み取って下さる年金老人さんは、さすがですね〜。するどいな〜。
辛口の文章が冴え渡るねんきん老人さんに褒めて頂くと、正直嬉しくて励みになります。これからもどうぞよろしく。
はなまりん
※追記
50周年(金婚式)おめでとうございます!!
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