備忘録として（中国編）

2005/12/31 - 2006/01/03

2005-2006年の年越しを中国で迎えました。
巡った街は、北京、上海、蘇州の3都市です。
合計4つの世界遺産を巡りました。
　①1987年登録「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」
　②1997年登録「蘇州古典園林」
　③2007年登録「万里の長城」
　④2014年登録「京杭大運河」　
3泊4日の団体ツアーにでしたが、参加者は9名でした。
年末年始ということもあり、通常の倍以上の料金だったことを覚えています。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

出発は成田空港。
中国国際航空で上海浦東国際空港へ。

上海浦東国際空港からバスで蘇州へ。
本日は、蘇州で宿泊。

2日目：蘇州観光
「留園」
1997年に登録された世界遺産「蘇州古典園林」の構成要素の一つ。明代の庭園を起源とし、清代に再整備された個人庭園の代表傑作。中国四大名園にも選ばれており、大小いくつもの穴がある太湖石で庭園が飾られているのが特徴。

見どころは、高さ6.5mの"冠雲峰"。

「山塘街」
中唐の詩人・白居易が蘇州長官時代に作った水路の街並み。

「虎丘(コキュウ）」
中国春秋時代の王の墓。"東洋のピサの斜塔”とも言われる雲岩寺塔が目印。

「寒山寺」
寒山拾得の故事で名高い寺。

唐代の詩人・張継が詠んだ漢詩「楓橋夜泊」の石碑が有名。

「北塔報恩寺」
三国時代に、呉の孫権が母の為に建てた寺。境内に建つ北塔は8角9層。

「盤門」
2014年に登録された世界遺産「京杭大運河」の構成要素の一部。紀元前514年に創建されたものを明清時代に修復。8つの城門のうち唯一の現存門。

蘇州市内を流れる運河。

バスで上海市内へ。
本日は、上海で宿泊。

「外灘」の夜景
19世紀後半～20世紀前半にかけての租界時代に建設された西洋式高層建築が建ち並ぶエリア。

対岸の浦東地区には高層ビル街。

夕食前に、上海雑技団を見学。

3日目：上海市内観光
「豫園」
明代に四川省の役人だった潘允瑞によって、故郷を懐かしむ両親のために造園。一時廃れたものの、清代になり上海の有力者たちが再建。写真は代表的な「湖心亭」と「九曲橋」。

園内に多数ある太湖石の中で最も有名な「玉玲瓏」。

園内に多数ある瓦の中でもっとも有名な「龍」。中国では龍の指は5本であり皇帝しか装飾を使えなかったため、指を3本にし、龍ではないと言い張ったとのこと。

「豫園商城」
豫園周辺はお土産屋さんや飲食店が軒を連ねる上海一の観光地。

「外灘」

対岸の浦東地区。

上海市内から、リニアモーターカーで上海浦東国際空港へ。

上海浦東国際空港から空路で北京首都国際空港へ。
本日は、北京で宿泊。

「天安門」の夜景
明・清代の王宮の第一門。楼上で毛沢東が中華人民共和国の建国宣言を行った。1970年に再建。

「北京駅」

4日目：北京市内観光
「八達嶺」
2007年に登録された世界遺産「万里の長城」の構成要素の一つ。

万里の長城はどこまでも続きます。

「天安門」

「天安門広場」
手前の塔が人民英雄記念碑、奥の建物が毛首席記念堂。

「人民大会堂」
天安門広場西側。全国人民代表大会などの議場や外国使節・賓客の接受の場所として使用。ボランティアの手によって、1958～1959年にかけて10ヶ月で建造。

「紫禁城（現・故宮博物院）」
1987年に登録された世界遺産「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の構成要素の一部。元（モンゴル帝国）が建設した宮殿が始まりで、明時代に南京から北京への遷都により、明と清の24代にわたる皇帝の宮城。

世界最大の木造建築群であり、980あまりの建物で構成。
南北の長さ961m、東西の幅753m、敷地面積72ha。

愛新覚羅溥儀は1908年2歳10ヶ月で第12代宣統帝に即位。1911年辛亥革命が起き、1912年溥儀は退位したが、1924年の北京政変まで紫禁城内での居住は許可されていたとのこと。まさにラストエンペラーの世界です。

バスで北京首都空港に移動し、中国国際航空で成田空港へ。
慌ただしいながらも、無事、帰国の途に着きました。