2020/12/04 - 2020/12/05
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nichiさん
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箱根の有名老舗旅館と言えば、宮ノ下の富士屋、湯本の萬翠楼福住、仙石原の仙郷楼、強羅の強羅花壇、塔ノ沢の環翠楼でしょうか?
今回お世話になった芦之湯の松坂屋も箱根の中で老舗中の老舗だと思います。
私達夫婦は初めて訪れました。
母型の祖父が昭和30年代~昭和40年代に常連だったこともあり、私の母が何度か訪れたことがあるようで、その良さは母から聞いておりました。
1662年創業。歌川広重の浮世絵にも描かれた伝統的な旅館です。
創業時は伊勢屋でした。
4代目の時に伊勢屋から松坂屋に屋号が変わっていますが、これは4代目が三重県の松坂出身だったからとか。。。
何かあったんでしょうね?
2015年に起きた大涌谷の噴火の影響で温泉設備に甚大な被害を受け、2016年に解散しています。
その後経営が(有)富士荘金乃竹グループに移り、2017年に大型改装の上オープンしています。
出来るだけ古きものを残しながらの改装で、金乃竹グループには感謝ですね。
予約できたのは、平日限定の1泊2日2人で48,620円の一番安い部屋です。
10月に予約したのですが、露天風呂付きの部屋や、はなれの部屋はすでに満室。
一番安い部屋でお世話になることになりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
芦之湯の松坂屋に到着!
まだチェックインの15時にはなっていませんが、インカムを付けた和服姿のスタッフが寄ってきて、
スタッフ「今日お泊りのお客様でいらっしゃいますか?」
家内「はい、nichiです。」
スタッフ「お待ちしておりました。いらっしゃいませ。車をお進めください。」 -
スタッフに誘導され、建物の前の駐車場に車を停めました。
車を降りたらぷ~んと硫黄の匂い。 -
駐車場は、宿のお庭にも面しています。
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私達の荷物を持ったスタッフに案内されて、私達シニア夫婦は正面玄関にやってきました。
流石に広い。
四千坪の敷地に6つの館、全22室。そして、2つの湯処があるお宿です。 -
さあ入りましょう。
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ココは改装前の松坂屋本店の入口です。
今は使用されていない入口です。
貫禄ありますね。 -
看板はかなり古い物とのことです。
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この松坂屋には源泉があります。
お宿の入口にも温泉がグツグツと湧いていました。
硫黄の匂いがします。 -
お邪魔しまーす。
入口正面の写真を撮り忘れたので、お宿のHPの写真をお借りしました。 -
お邪魔します。
「nichi様、お待ちしておりました。お上がりください。」
和服姿のスタッフが迎えてくれました。
駐車場にいたスタッフからインカムで連絡が入り、全て確認済みのようです。 -
靴を脱いで、検温と消毒を済ませ、
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ココがフロントですが、ココでは手続きせず、奥に案内されます。
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このようなラウンジに案内されました。
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この素敵なラウンジでチェックインの手続きです。
すでに3組の方々が、ラウンジでチェックイン手続き中でした。
ゆったり広いので密になることはありません。 -
鶴鳴館と言う明治からある建物を内装リフォームしたようです。
素敵です。 -
お茶菓子が出てきて、ここでお宿の説明を受け、夕飯の予約と貸切露天風呂の予約。
チェックインの手続き完了。 -
お部屋の用意ができるまで、ココでお茶を戴きながらゆっくりします。
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おっしゃれ~~
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大正文学を中心とした著名作家の全集が並んでいました。
思わず芥川龍之介と室生犀星を手に取りパラパラめくりました。
最近、この種の本は読んでないな~
家内の実家にこのような作家の本がたくさんありましたが、残念なことに一部を除き、寄付しちゃいました。
少し残しておけばよかった。 -
スタッフがやってきて、
「nichi様 お部屋のご用意ができました。ご案内します。」
まだ15時まで時間がありますが、早めにご案内頂きました。
クリスマス装飾も。。。。 -
ココにも。
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部屋に案内されます。
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ココでビールやお酒が戴けるようです。
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帝の鏡
との案内。
明治19年にフランスから明治天皇・皇后両陛下に贈られた姿見とのこと。 -
鏡の周りの飾りの部分ですが、右側の方が堀が深く、左側の方が浅いとの説明を受けます。
右側が明治天皇で左側が皇后陛下の姿見であったことが判るようです。 -
こちらは鶴鳴館。
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明治時代に造られた鶴鳴館と言う建物に案内されました。
私達は、そこの2階の豆桜と言うお部屋です。 -
ドアを開けるといきなり廊下。
既に暖房が効いていて暖かいです。
スタッフが部屋の中を案内してくれます。 -
廊下の突き当り左側には、館内で着る作務衣、丹前。
タオル類、温泉セット。 -
直角に右に曲がった廊下を進むと、
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左側には大きな腰高の窓。
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窓からの景色。
駐車場も見えますが、私のBMWは見えず。 -
宿の御庭も見えます。
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座敷
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このコーヒー、12種、2人で全部戴きました。
凄く美味しかったです。 -
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掛け軸を読もうとしたけど難しくて夫婦共に読めず。
スタッフに尋ねたけど、判らないとのこと。
伝統宿の素敵な違い棚の隣にある床の間にある掛け軸なので、何か意味があると思うのですが、、、、 -
スタッフが奥の襖を開けてくれました。
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和室にベッド。
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家内が好きな和室の低いベッドです。
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ベッドからはこのように見えます。
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洗面
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アメニティはDHC
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ひげ剃り
櫛
歯ブラシ
他。。。。 -
これがこの部屋のキーです。
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裏返したら箱根の寄木細工。
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スタッフが去り、部屋で夫婦2人でゆっくりコーヒーを飲むことにしました。
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暫くして、貸切露天の時間になったので、部屋に用意されていた温泉セットをそれぞれ持って、作務衣に着替えて出発です。
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ちょっと複雑で広い敷地内の図面を見ます。
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箱根関所門柱。
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当時の当主が保管していたんですね。
それにしても貴重なものですね。 -
真向かいに資料室がありました。
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芦之湯の図です。
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鎌倉時代、すでに芦之湯は存在していたようです。
江戸時代には、江戸町民の間で信仰と湯治を兼ねた「箱根七湯巡り」が流行ったようです。 -
貴重な資料が並んでいます。
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明治時代の宿帳です。
当時の箱根の住所は、
相模の国足柄下郡箱根だったんですね。 -
朝日旧石器遺跡から出土したものの展示もありました。
今から一万年以上前に、ココ芦之湯には人が住んでいたようです。
獅子文六の小説「箱根山」にも朝日旧石器遺跡が出てきます。 -
幕末の志士であった桂小五郎は、明治新政府の参議となり、木戸孝允と改名。
明治維新実現の為に尽力したものの、志半ばで参議を辞めて、奥方と共にこの松坂屋を訪れたようです。
その滞在中に、西郷隆盛が訪れ、密談となったんですね。 -
プロ野球のスーパースター4人が昭和42年にこの松坂屋を訪れた際の写真です。
左から
巨人の長嶋
巨人の藤田
南海の杉浦
大洋の秋山
東京六大学の立教、明治、慶応の頃からのライバル4人。
仲が良かったのでしょうね。
子供の頃、よく後楽園球場や神宮球場、川崎球場で見ていた選手です。
昭和42年、私は小学校2年生。
長嶋は三振してもカッコよかったスーパースター。
大洋ホエールズの絶対的エースだった秋山登。
アンダースローがかっこよかった南海の杉浦。
藤田元司は現役時代の記憶にありません。
巨人の監督としての記憶が鮮明です。
考えたら、長嶋茂雄以外のお三方は逝去されいているんですね。 -
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貴重な資料を夫婦2人で拝見しました。
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こんな廊下を通って行きます。
左右にはこのお宿の2千坪の広大なお庭の一部が見えます。 -
このお宿は、木戸孝允と西郷隆盛の密談の場だったようです。
えーーーーー?
明治2年8月、この箱根の松坂屋で密談が行われていたんですね。 -
この建物は春風荘。
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1925年(大正14年)三菱財閥の岩崎家別邸を移築しています。
この建物の部屋は6部屋。
全て内湯があるお部屋です。
「春風」は明治期に宿泊した山岡鉄舟より由来しているとのこと。
高校の時、読みました。
神渡良平作の「春風を斬る」。
勝海舟とともに江戸城総攻撃を中止させた山岡鉄舟の美学を描いたく小説ですよね。
鉄舟の生き様を描いた作品ですが、その作品名がこの館の由来なんですね。 -
昔の電話室の跡です。
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こんなトンネルをくぐります。
何で?
なんとこの上に鎌倉古道が通っているとのことです。 -
この建物は芝蘭荘。
1936年(昭和11年)に建築。2008年、2010年にリニューアル。
スタッフから
「芝蘭」は江戸期に当館に宿泊された「本居宣長」に由来しております。
との説明を受けてググってみてビックリ!
江戸後期の国学者の本居宣長の号が芝蘭なんですね。
館の命名も素敵な世界観ですね。
芝蘭荘の囲炉裏です。
駄菓子が置いてあって、「ご自由にどうぞ」の表示。 -
私達夫婦は、風呂上がりにここに寄って、将棋を2局、オセロを何回か楽しみました。
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トンネルを過ぎると、
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歌碑きり露天風呂へ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- yamayuri2001さん 2021/02/25 10:06:16
- 老舗のお宿
- nichiさん、こんにちは。
素敵ですね!老舗のお宿。
歴史ある旅館は、やはりそこに価値のある財産が
数多く残されていますね。
宿帳を開くことが出来たら、昔の文豪や画家や学者が
たくさん名を連ねていそうな気がします。
そんなお宿は、nichiさん御夫妻にはピッタリですね。
7日の緊急事態宣言が解除されたなら、
どこかに行きたいと強く思う旅行記でした。
yamayuri2001
- nichiさん からの返信 2021/02/28 21:26:24
- Re: 老舗のお宿
- yamayuri2001さん
こんばんは。
老舗旅館は大好きです。
山奥の創業うん百年。
建物は木造3階建で大正から昭和初期の建物のお宿なんてワクワクしちゃいます。
ボロボロでもokです。
今回お世話になった松坂屋は、著名な方々も宿泊されており、感慨深いものがありました。
日本各地にあるこのような宿を残して欲しいものです。
緊急事態宣言が解除されたら是非どこかにいらしてくださいね。
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旅行記グループ 県内旅行でまたまた箱根へ。今回は名湯の芦之湯の松坂屋へ。
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