2021/01/03 - 2021/01/03
30位(同エリア85件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 440,942アクセス
- フォロワー44人
水窪羽ケ庄佐久間線を下っている。
坂が緩やかになってきた。
民家も現れ始めた。
峠越えも最終局面に近い。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
カーブを曲がると目の前に体育館が現れた。
廃校となった城西小学校の体育館。
ここは城西の町だ。 -
正面に国道152号線。
290号線はここで終わり。
左折して水窪の町に向かう。 -
道沿いに家屋が並ぶ城西(しろにし)の町中。
郵便局やガソリンスタンドもあって、山の中を走って来るとここは都会。
しかし人の気配はない。 -
道路はまるでハイウェイ。
川岸に建っていたのは製材所で、南北に200m以上もある巨大な施設だった。 -
水窪の町が見えてきた。
川の右斜面に広がるのは向市場集落で(何と読むんだろうか?)、
縄文遺跡や弥生遺跡も見つかっている。
驚くなかれ、そんな大昔からここは「塩の道」の要所だったのだ。 -
町の入口に、なんと信号!
右の橋を渡れば向市場で、そのまま進めば山住神社。
その先は春野町の気田に通じている。
直進する道はバイパスで、左の道は町中を通る旧道だ。 -
あらためて向市場の集落を眺めてみる。
縄文時代から集落があったということは、自給自足できる豊かな土地ということ。
そしてその頃にも、すでに交易があったということだ。
山間僻地と言う水窪のイメージが、がらりと変わる。 -
道路沿いにあったのは「市神様」
宿場町として賑わった時代、町の守り神だったもので、当時は町の中にあった社だ。
火災でここに移転されたと説明がある。 -
旧道をゆっくり走る。
商店街は南から本町、大理(だいり)、小畑(おばた)となっていて、その長さは2kmと長い。 -
昔風の建物が多いが、綺麗にメンテナンスされている。
-
金物屋、酒屋、醬油屋、旅館、
郵便局、交流所・・
スーパーやコンビニはない。
地元の小さな商店だけだ。
ここまでの動画は3分30秒です。
https://youtu.be/nOS_V16sCn8 -
車から降りて歩く。
突き当りに、細い石段が見える。 -
旧道の旧道だった。
『塩の道』と書かれている。
いつの時代の道なのか?
その時代の『塩の道』は、まっすぐに丘を登るが、車が走る時代になって迂回する道を作ったようだ。 -
遠くに小さく見えるベージュ色の軽自動車は、私たちの車。
迷惑にはなっていないはず。
車を停めた道も、昔はここと同じように細かったはずで、
急勾配のこの道を、重い荷車を引き、荷を背負って歩いたのだ。
苦労などものともしない、鍛えられた辛抱強い人たちに、一種の憧れを抱く。 -
汗水流し、肉体そのもので生き抜く。
そんな人生も素晴らしいのではないのか・・
楽ばかりを考えてきた私は、今になってそう思う。 -
この路地はすごい急坂だ。
両側には、黒い板張りの重厚感のある家。
ガラリと戸が開き、落語家さんか芸者さんが、ひょいと顔を出しても不思議でない。 -
道は時代によって変わる。
古代・中世の道は、尾根筋を通る。
坂はきついが、紆余曲折は少なく単純だ。
近世になると中腹の斜面を削って、勾配を少なくした道へと変わる。
道は左右に折れ曲がる。
土木工事の技術が進むと、丈夫な堤防を作って川沿い近くを通ることになった。
現代はトンネルと橋だ。 -
屋根付き門構えの玄関の家があった。
名のある家なんだろうか。 -
塀や門柱に、塩の道をモチーフにしたタイルがはめ込まれている。
『塩の道』を大切にしている町の様子がうかがえる。 -
坂を登り切った場所に小学校があった。
その名は水窪小学校。 -
学校の駐車場から、登って来た本町が眺められた。
谷間にできた長い町だとわかる。 -
小学校を過ぎると、その先はなだらかな下り坂となり、
-
展望台の広場が見えてきた。
-
『塩の道休憩所』だった。
トイレもある。 -
こんなに大きな町だったのか!
正直驚いた。
ここは山間僻地ではない。
交通の要所なのだ。
正面の谷間は青崩峠へと続き、その先は長野の飯田へ続く。
JR飯田線は左の山をトンネルでくぐり抜けて、飯田に到達する。 -
『塩の道』は想像以上のすごい通行路だったと、この歳になって今学ぶ。
水窪はその宿場町。
川の向こう側には水窪駅。 -
小学校に戻ってきた。
正月休みで誰もいないはずなのに、車がある。
働き方改革と言いながらも、仕事熱心な職員がいるってことだ。
不法侵入になることを心配しつつ、校内に立ち寄ってみる。 -
グランドがあった。
それにしても広い!
もともとあった広場ではなく、山の頂を削った広場なんだろうか。
-
グランドの片隅で、青年と子どもが大声あげて野球の練習。
うるさいことを言わず、自由に使わせてくれる、寛容力のある水窪だ。 -
軒下には一輪車がずらりと並ぶ。
この学校が取り組んでいる、体力づくりの一つだろう。 -
校舎もなかなか立派だ。
調べると、全校生徒は35名で、6年生は3人しかいない。
さみしいが、これほど少人数だと、上からのしめつけもゆるく、何でも自由にできそうだ。 -
校内に遺跡まであった。
伝統文化と共に生活する、水窪の子どもたちを思い描いたりして、 -
車に戻り、旧道の続きを走る。
小学校はこの崖の上にある。 -
旧の旧道とここで合流する。
ここからが大里(だいり)地区となる。 -
大里地区にも小さな商店が並んでいた。
理容店、電気屋、雑貨店、衣料品店、化粧品店、家具屋・・
薬局、精肉店・食堂、歯科医院、呉服店・・
色々ある。
遊んでいる子どもいた。
道路で遊んでも安心安全の町だ。 -
なかなか町の出口に到達しない。
「見付や袋井の町よりも、長いんじゃない・・」
「お店の数も、たくさん・・」
東海道の宿場町よりも長さでは勝り、その2倍も3倍もある。 -
小畑地区に入ると、密集度は低くなるが、まだ町は途切れず、
-
山が迫る谷間の入口で、やっとバイパスである国道152号線に突き当たった。
152号線を北上して青崩峠も見たいと思うが、今回は諦める。 -
冬の太陽が、西の山に隠れようとしている。
高速道路のようなこの152号線を、快速に飛ばして家に帰ろう。
たくさんのことを学べた一日であったことに、満足して。
最後の動画は5分30秒となります。
https://youtu.be/vENCGM4djPQ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
天竜(静岡) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 中央構造線の谷を走る
0
39