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 水窪羽ケ庄佐久間線を下っている。<br /> 坂が緩やかになってきた。<br /> 民家も現れ始めた。<br /> 峠越えも最終局面に近い。

中央構造線の谷を走る(4/4)塩の道の宿場町・水窪(みさくぼ)

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2021/01/03 - 2021/01/03

30位(同エリア85件中)

旅行記グループ 中央構造線の谷を走る

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motogen

motogenさん

 水窪羽ケ庄佐久間線を下っている。
 坂が緩やかになってきた。
 民家も現れ始めた。
 峠越えも最終局面に近い。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
  •  カーブを曲がると目の前に体育館が現れた。<br /> 廃校となった城西小学校の体育館。<br /> ここは城西の町だ。 

     カーブを曲がると目の前に体育館が現れた。
     廃校となった城西小学校の体育館。
     ここは城西の町だ。 

  •  正面に国道152号線。<br /> 290号線はここで終わり。<br /> 左折して水窪の町に向かう。

     正面に国道152号線。
     290号線はここで終わり。
     左折して水窪の町に向かう。

  •  道沿いに家屋が並ぶ城西(しろにし)の町中。<br /> 郵便局やガソリンスタンドもあって、山の中を走って来るとここは都会。<br /> しかし人の気配はない。

     道沿いに家屋が並ぶ城西(しろにし)の町中。
     郵便局やガソリンスタンドもあって、山の中を走って来るとここは都会。
     しかし人の気配はない。

  •  道路はまるでハイウェイ。<br /> 川岸に建っていたのは製材所で、南北に200m以上もある巨大な施設だった。

     道路はまるでハイウェイ。
     川岸に建っていたのは製材所で、南北に200m以上もある巨大な施設だった。

  •  水窪の町が見えてきた。<br /> 川の右斜面に広がるのは向市場集落で(何と読むんだろうか?)、<br /> 縄文遺跡や弥生遺跡も見つかっている。<br /> 驚くなかれ、そんな大昔からここは「塩の道」の要所だったのだ。

     水窪の町が見えてきた。
     川の右斜面に広がるのは向市場集落で(何と読むんだろうか?)、
     縄文遺跡や弥生遺跡も見つかっている。
     驚くなかれ、そんな大昔からここは「塩の道」の要所だったのだ。

  •  町の入口に、なんと信号!<br /> 右の橋を渡れば向市場で、そのまま進めば山住神社。<br /> その先は春野町の気田に通じている。<br /> 直進する道はバイパスで、左の道は町中を通る旧道だ。

     町の入口に、なんと信号!
     右の橋を渡れば向市場で、そのまま進めば山住神社。
     その先は春野町の気田に通じている。
     直進する道はバイパスで、左の道は町中を通る旧道だ。

  •  あらためて向市場の集落を眺めてみる。<br /> 縄文時代から集落があったということは、自給自足できる豊かな土地ということ。<br /> そしてその頃にも、すでに交易があったということだ。<br /> 山間僻地と言う水窪のイメージが、がらりと変わる。

     あらためて向市場の集落を眺めてみる。
     縄文時代から集落があったということは、自給自足できる豊かな土地ということ。
     そしてその頃にも、すでに交易があったということだ。
     山間僻地と言う水窪のイメージが、がらりと変わる。

  •  道路沿いにあったのは「市神様」<br /> 宿場町として賑わった時代、町の守り神だったもので、当時は町の中にあった社だ。<br /> 火災でここに移転されたと説明がある。

     道路沿いにあったのは「市神様」
     宿場町として賑わった時代、町の守り神だったもので、当時は町の中にあった社だ。
     火災でここに移転されたと説明がある。

  •  旧道をゆっくり走る。<br /> 商店街は南から本町、大理(だいり)、小畑(おばた)となっていて、その長さは2kmと長い。

     旧道をゆっくり走る。
     商店街は南から本町、大理(だいり)、小畑(おばた)となっていて、その長さは2kmと長い。

  •  昔風の建物が多いが、綺麗にメンテナンスされている。

     昔風の建物が多いが、綺麗にメンテナンスされている。

  •  金物屋、酒屋、醬油屋、旅館、<br /> 郵便局、交流所・・<br /> スーパーやコンビニはない。<br /> 地元の小さな商店だけだ。<br /> ここまでの動画は3分30秒です。<br />https://youtu.be/nOS_V16sCn8 

     金物屋、酒屋、醬油屋、旅館、
     郵便局、交流所・・
     スーパーやコンビニはない。
     地元の小さな商店だけだ。
     ここまでの動画は3分30秒です。
    https://youtu.be/nOS_V16sCn8 

  •  車から降りて歩く。<br /> 突き当りに、細い石段が見える。

     車から降りて歩く。
     突き当りに、細い石段が見える。

  •  旧道の旧道だった。<br /> 『塩の道』と書かれている。<br /> いつの時代の道なのか?<br /> その時代の『塩の道』は、まっすぐに丘を登るが、車が走る時代になって迂回する道を作ったようだ。

     旧道の旧道だった。
     『塩の道』と書かれている。
     いつの時代の道なのか?
     その時代の『塩の道』は、まっすぐに丘を登るが、車が走る時代になって迂回する道を作ったようだ。

  •  遠くに小さく見えるベージュ色の軽自動車は、私たちの車。<br /> 迷惑にはなっていないはず。<br /> 車を停めた道も、昔はここと同じように細かったはずで、<br /> 急勾配のこの道を、重い荷車を引き、荷を背負って歩いたのだ。<br /> 苦労などものともしない、鍛えられた辛抱強い人たちに、一種の憧れを抱く。

     遠くに小さく見えるベージュ色の軽自動車は、私たちの車。
     迷惑にはなっていないはず。
     車を停めた道も、昔はここと同じように細かったはずで、
     急勾配のこの道を、重い荷車を引き、荷を背負って歩いたのだ。
     苦労などものともしない、鍛えられた辛抱強い人たちに、一種の憧れを抱く。

  •  汗水流し、肉体そのもので生き抜く。<br /> そんな人生も素晴らしいのではないのか・・<br /> 楽ばかりを考えてきた私は、今になってそう思う。

     汗水流し、肉体そのもので生き抜く。
     そんな人生も素晴らしいのではないのか・・
     楽ばかりを考えてきた私は、今になってそう思う。

  •  この路地はすごい急坂だ。<br /> 両側には、黒い板張りの重厚感のある家。<br /> ガラリと戸が開き、落語家さんか芸者さんが、ひょいと顔を出しても不思議でない。

     この路地はすごい急坂だ。
     両側には、黒い板張りの重厚感のある家。
     ガラリと戸が開き、落語家さんか芸者さんが、ひょいと顔を出しても不思議でない。

  •  道は時代によって変わる。<br /> 古代・中世の道は、尾根筋を通る。<br /> 坂はきついが、紆余曲折は少なく単純だ。<br /> 近世になると中腹の斜面を削って、勾配を少なくした道へと変わる。<br /> 道は左右に折れ曲がる。<br /> 土木工事の技術が進むと、丈夫な堤防を作って川沿い近くを通ることになった。<br /> 現代はトンネルと橋だ。

     道は時代によって変わる。
     古代・中世の道は、尾根筋を通る。
     坂はきついが、紆余曲折は少なく単純だ。
     近世になると中腹の斜面を削って、勾配を少なくした道へと変わる。
     道は左右に折れ曲がる。
     土木工事の技術が進むと、丈夫な堤防を作って川沿い近くを通ることになった。
     現代はトンネルと橋だ。

  •  屋根付き門構えの玄関の家があった。<br /> 名のある家なんだろうか。

     屋根付き門構えの玄関の家があった。
     名のある家なんだろうか。

  •  塀や門柱に、塩の道をモチーフにしたタイルがはめ込まれている。<br /> 『塩の道』を大切にしている町の様子がうかがえる。

     塀や門柱に、塩の道をモチーフにしたタイルがはめ込まれている。
     『塩の道』を大切にしている町の様子がうかがえる。

  •  坂を登り切った場所に小学校があった。<br /> その名は水窪小学校。

     坂を登り切った場所に小学校があった。
     その名は水窪小学校。

  •  学校の駐車場から、登って来た本町が眺められた。<br /> 谷間にできた長い町だとわかる。

     学校の駐車場から、登って来た本町が眺められた。
     谷間にできた長い町だとわかる。

  •  小学校を過ぎると、その先はなだらかな下り坂となり、

     小学校を過ぎると、その先はなだらかな下り坂となり、

  •  展望台の広場が見えてきた。

     展望台の広場が見えてきた。

  •  『塩の道休憩所』だった。<br /> トイレもある。

     『塩の道休憩所』だった。
     トイレもある。

  •  こんなに大きな町だったのか!<br /> 正直驚いた。<br /> ここは山間僻地ではない。<br /> 交通の要所なのだ。<br /> 正面の谷間は青崩峠へと続き、その先は長野の飯田へ続く。<br /> JR飯田線は左の山をトンネルでくぐり抜けて、飯田に到達する。<br />

     こんなに大きな町だったのか!
     正直驚いた。
     ここは山間僻地ではない。
     交通の要所なのだ。
     正面の谷間は青崩峠へと続き、その先は長野の飯田へ続く。
     JR飯田線は左の山をトンネルでくぐり抜けて、飯田に到達する。

  •  『塩の道』は想像以上のすごい通行路だったと、この歳になって今学ぶ。<br /> 水窪はその宿場町。<br /> 川の向こう側には水窪駅。

     『塩の道』は想像以上のすごい通行路だったと、この歳になって今学ぶ。
     水窪はその宿場町。
     川の向こう側には水窪駅。

  •  小学校に戻ってきた。<br /> 正月休みで誰もいないはずなのに、車がある。<br /> 働き方改革と言いながらも、仕事熱心な職員がいるってことだ。<br /> 不法侵入になることを心配しつつ、校内に立ち寄ってみる。

     小学校に戻ってきた。
     正月休みで誰もいないはずなのに、車がある。
     働き方改革と言いながらも、仕事熱心な職員がいるってことだ。
     不法侵入になることを心配しつつ、校内に立ち寄ってみる。

  •  グランドがあった。<br /> それにしても広い!<br /> もともとあった広場ではなく、山の頂を削った広場なんだろうか。<br /> 

     グランドがあった。
     それにしても広い!
     もともとあった広場ではなく、山の頂を削った広場なんだろうか。
     

  •  グランドの片隅で、青年と子どもが大声あげて野球の練習。<br /> うるさいことを言わず、自由に使わせてくれる、寛容力のある水窪だ。

     グランドの片隅で、青年と子どもが大声あげて野球の練習。
     うるさいことを言わず、自由に使わせてくれる、寛容力のある水窪だ。

  •  軒下には一輪車がずらりと並ぶ。<br /> この学校が取り組んでいる、体力づくりの一つだろう。

     軒下には一輪車がずらりと並ぶ。
     この学校が取り組んでいる、体力づくりの一つだろう。

  •  校舎もなかなか立派だ。<br /> 調べると、全校生徒は35名で、6年生は3人しかいない。<br /> さみしいが、これほど少人数だと、上からのしめつけもゆるく、何でも自由にできそうだ。

     校舎もなかなか立派だ。
     調べると、全校生徒は35名で、6年生は3人しかいない。
     さみしいが、これほど少人数だと、上からのしめつけもゆるく、何でも自由にできそうだ。

  •  校内に遺跡まであった。<br /> 伝統文化と共に生活する、水窪の子どもたちを思い描いたりして、

     校内に遺跡まであった。
     伝統文化と共に生活する、水窪の子どもたちを思い描いたりして、

  •  車に戻り、旧道の続きを走る。<br /> 小学校はこの崖の上にある。

     車に戻り、旧道の続きを走る。
     小学校はこの崖の上にある。

  •  旧の旧道とここで合流する。<br /> ここからが大里(だいり)地区となる。

     旧の旧道とここで合流する。
     ここからが大里(だいり)地区となる。

  •  大里地区にも小さな商店が並んでいた。<br /> 理容店、電気屋、雑貨店、衣料品店、化粧品店、家具屋・・<br /> 薬局、精肉店・食堂、歯科医院、呉服店・・<br /> 色々ある。<br /> 遊んでいる子どもいた。<br /> 道路で遊んでも安心安全の町だ。

     大里地区にも小さな商店が並んでいた。
     理容店、電気屋、雑貨店、衣料品店、化粧品店、家具屋・・
     薬局、精肉店・食堂、歯科医院、呉服店・・
     色々ある。
     遊んでいる子どもいた。
     道路で遊んでも安心安全の町だ。

  •  なかなか町の出口に到達しない。<br /> 「見付や袋井の町よりも、長いんじゃない・・」<br /> 「お店の数も、たくさん・・」<br /> 東海道の宿場町よりも長さでは勝り、その2倍も3倍もある。

     なかなか町の出口に到達しない。
     「見付や袋井の町よりも、長いんじゃない・・」
     「お店の数も、たくさん・・」
     東海道の宿場町よりも長さでは勝り、その2倍も3倍もある。

  •  小畑地区に入ると、密集度は低くなるが、まだ町は途切れず、

     小畑地区に入ると、密集度は低くなるが、まだ町は途切れず、

  •  山が迫る谷間の入口で、やっとバイパスである国道152号線に突き当たった。<br /> 152号線を北上して青崩峠も見たいと思うが、今回は諦める。

     山が迫る谷間の入口で、やっとバイパスである国道152号線に突き当たった。
     152号線を北上して青崩峠も見たいと思うが、今回は諦める。

  •  冬の太陽が、西の山に隠れようとしている。<br /> 高速道路のようなこの152号線を、快速に飛ばして家に帰ろう。<br /> たくさんのことを学べた一日であったことに、満足して。<br /> 最後の動画は5分30秒となります。<br />https://youtu.be/vENCGM4djPQ

     冬の太陽が、西の山に隠れようとしている。
     高速道路のようなこの152号線を、快速に飛ばして家に帰ろう。
     たくさんのことを学べた一日であったことに、満足して。
     最後の動画は5分30秒となります。
    https://youtu.be/vENCGM4djPQ

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