2021/01/03 - 2021/01/03
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motogenさん
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パノラマ展望台から佐久間の町が見えた。
列島を貫く構造線の割れ目は谷間となっていて、これなら素人にも一目瞭然。
1000万年前の大地の変動が、目の前に現れているのだ。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
県内にこんな素晴らしい場所があったとは・・
正月早々寒波の中を、ここまでやって来た甲斐があったというもの。
と、カメラのレンズを多方面に向けてみる。
動画でも紹介したいと思います。(2分30秒)
https://youtu.be/3lPbwdiCcQI -
パノラマ展望台から300m先に、『二本杉峠』の看板が立っていた。
ここは地形上では峠になっていない。
登り坂の途中だ。
旧道の時代には、峠だったのかも・・? -
峠の伝説が紹介されていた。
ある武将が小枝で箸を作って、ここで弁当を食べ、その箸を地面に差して、
「私が出世したら、お前も大きくなれ。」と声をかける。
すると枝はその後、高さ50m、幹の太さが20mの、二本の大杉に成長した。
声をかけた武将は、家康だったのか、遠山城主だったのか、それとも弘法大師だったのか・・ -
「昔の話だでなあ、はっきりしておらん・・」で話は終わっている。
この終わり方が、なかなか味があって、
気持ちの良い余韻を持たせてくれる。
ごつごつして無骨な石仏たちも、目立たず、主張せず、威圧せず、良い姿をしている。 -
雪だ。
ここにも雪が残っている。
二本杉峠を越えたすぐ上が、白くなっていた。
-
ここの雪は、1センチ以上は積もっていそう。
感激してスピードを落とす。 -
雪が残っていたのは、羽ケ庄(はがしょう)の集落だった。
たった9世帯の、小さな集落だ。
車から降りて歩いてみる。 -
土の匂いがする。
風もないのに、森の中から音が聞こえてくるような・・
何か錯覚を起こしそうな、静まりかえる集落の景色。
どこか、懐かしい。 -
ふと子どもの頃を思い出す。
そう、あの頃は、こんなだったんだ。
大麦とサツマイモしか育たない田舎の中の田舎だったのに、今は土地改良や区画整理で、新しい道路が縦横に走っている。
断熱の家がたくさん建ち、薪を取る山の代わりに、スプリンクラーと霜対策扇風機を備えた、広々とした茶畑に変わってしまった。
最近は至る所に、太陽発電の板が広がり始めている。 -
イヌが吠えている。
その声が山にこだまして、集落に響き渡る。
「いいねえ!」と喜ぶ妻。
(中央の扉の左横に、黒いイヌがつながれています。) -
「秋葉山大権現」と「金毘羅大権現」が刻まれた石碑が立っている。
秋葉大権現は火の神、金毘羅大権現は水の神。
この石碑は伊那地方の伝統で、ここは伊那とも関係が深いようだ。 -
錦鯉が泳ぐ豪宅を発見。
白い漆喰と黒板のある屋敷。
庭も素晴らしい。
庄屋さんだったのか? -
車庫に利用されているのは、大八車か牛車の車輪。
-
羽ケ庄消防会館は、固く閉ざされている。
その前が『ふれあいバス』の停留所となっていた。 -
梅の花が咲く頃には、色鮮やかな景色が見られるだろう。
また来たいものだ。 -
北条峠(ほうじとうげ)に到着。
北条がなぜホウジになったんだろう?
文字や読み方は時代と共に変わるのだと、NHK『日本人のおなまえ』で教えてもらったが・・
ここまでの動画(4分)です。
https://youtu.be/17NylDn18Sw -
江戸時代の農家を移築した建物は『佐久間民俗文化伝承館』。
残念ながら、つい最近閉鎖されてしまった。
手打ち蕎麦も食べられたと聞いている。 -
裏のトイレも閉鎖され、困った私たちは山の中で用をたした。
まっ、こんなことは慣れたもの。 -
ここは290号線の最高地点。
標高564mの分水嶺となっている。
南アルプスの峰々にはうっすらと白い雪が見える。
左下に続く谷間に中央構造線が走り、水窪方面に続いていく。
佐久間も水窪も構造線の上にあったのだと、今知る。 -
雄大な大自然の空気と一体となって、食事をすべきだと思うのだが、
あまりにも風が冷たく、あえなく車内でコンビニ弁当。
(遠出したというのに、コンビニ弁当が多いのだ!) -
山の中に小さなお地蔵様が立っている。
妻子のために長年蓄えた金銭を奪われ、あげくの果てに殺されてしまった木こりを憐れんで、造られた『北条峠の地蔵様』
この峠道には、数々の民話が言い伝えが散りばめられている。 -
そっとロープをまたいで伝承館を撮影する。
と言っても外観のみ。 -
閉鎖になったのは、お客が少な過ぎたせい?
浜松市の緊縮財政のやむを得ない結末?
いずれにしても、この古民家や、未来に残すべき文化財は失われそう。 -
伝統文化はただ郷愁のためにあるのではない。
過去を知ることは、今の私たちを知ること。
常識を疑うこと。 -
ここは中央構造線の真上も真上。
両側の地殻がぶつかり、擦れ合い、変質し、破壊された境界線そのもの。
ボロボロになった黒色片岩が、地表に現れている。
地球の歴史を、じかにこの手で触れる場所。 -
この付近の岩石は、面白いものばかり。
それが標本となっていた。
標本としてまたとない美品で、なるほど、なるほどと、真剣に見入ってしまう。
(こんな素晴らしいものが、外に放置されていて大丈夫?) -
妻の姿が見えないと思ったら、
雪だまりで雪だるまを作っていた。
-
厚く雪が積もっていて、雪玉を転がすと雪玉は大きくなった。
作られた話かと思っていたのに、本当のことだった。
妻にとっては、これが一番の思い出となった。 -
峠を越えると、走り下る坂道に変わる。
アクセルの代わりにブレーキを踏む。 -
美しい茶畑が現れた。
知る人ぞ知る『南野田の茶畑』
絶景スポットにもなっているらしい。 -
庭仕事をしていたおじさんに尋ねると、
「野田」は「のた」と読み、
「羽ケ庄」は「はねがしょう」でなく「はがしょう」だった。 -
佐久間の町からくねくねと、時間をかけて峠を越えて来たが、これを一気にトンネルで通過する『三遠南信自動車道』の計画がある。
この自動車道は、水窪を通って長野の飯田まで延長され、浜松引佐の新東名とつながると、大幅に通行時間か節約できる。
この右下に、峠をくぐるトンネルの出入口ができると言うが、
問題は大断層に接しているということ。
地下水、地震は大丈夫なのか。
ちなみに青崩峠での工事中には、地盤が崩壊して、計画が練り直されている。 -
中野田の集落に入った。
自動車道ができれば、ここにインターができるのだろうか? -
ここまで来る途中、斜面の上に登って行く道が、何本か見られた。
県道より上の斜面に民家が張り付き、集落が形成されている。
集落は谷底にできるのではなく、山の上部に作られることを知った。
-
これは何?
スピードを緩めると、小さな稲荷神社だった。
集落の繁栄を祈った、これも伝統文化財だ。 -
沢井の集落が現れた。
この峠越えでは最後の集落となる。
山の上にも集落が見える。
今田集落と呼ばれる集落のようだ。 -
観光愛内が立っていた。
「池の平」への入口だった。
もうこんな場所まで下りてきてしまったのだと、あわてる。
立ち寄る予定の龍渕寺があったのに、通過してしまったのだ。
引き返すことはしない。 -
次の案内板は「ドンドン渕」だった。
ここにも「椀借り伝説」のある小さな滝があるらしい。
駐車できる場所が見つからず、通過してしまう。
(しだいに気力が萎えているようだ。)
最後の動画は5分50秒です。
https://youtu.be/B1eFgm3_XZE
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旅行記グループ 中央構造線の谷を走る
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