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 パノラマ展望台から佐久間の町が見えた。<br /> 列島を貫く構造線の割れ目は谷間となっていて、これなら素人にも一目瞭然。<br /> 1000万年前の大地の変動が、目の前に現れているのだ。<br /> 

中央構造線の谷を走る(3/4)北条峠(ほうじとうげ)を超えて

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2021/01/03 - 2021/01/03

30位(同エリア82件中)

旅行記グループ 中央構造線の谷を走る

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motogen

motogenさん

 パノラマ展望台から佐久間の町が見えた。
 列島を貫く構造線の割れ目は谷間となっていて、これなら素人にも一目瞭然。
 1000万年前の大地の変動が、目の前に現れているのだ。
 

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
  •  県内にこんな素晴らしい場所があったとは・・<br /> 正月早々寒波の中を、ここまでやって来た甲斐があったというもの。<br /> と、カメラのレンズを多方面に向けてみる。<br /> 動画でも紹介したいと思います。(2分30秒)<br />https://youtu.be/3lPbwdiCcQI<br />

     県内にこんな素晴らしい場所があったとは・・
     正月早々寒波の中を、ここまでやって来た甲斐があったというもの。
     と、カメラのレンズを多方面に向けてみる。
     動画でも紹介したいと思います。(2分30秒)
    https://youtu.be/3lPbwdiCcQI

  •  パノラマ展望台から300m先に、『二本杉峠』の看板が立っていた。<br /> ここは地形上では峠になっていない。<br /> 登り坂の途中だ。<br /> 旧道の時代には、峠だったのかも・・?

     パノラマ展望台から300m先に、『二本杉峠』の看板が立っていた。
     ここは地形上では峠になっていない。
     登り坂の途中だ。
     旧道の時代には、峠だったのかも・・?

  •  峠の伝説が紹介されていた。<br /> ある武将が小枝で箸を作って、ここで弁当を食べ、その箸を地面に差して、<br /> 「私が出世したら、お前も大きくなれ。」と声をかける。<br /> すると枝はその後、高さ50m、幹の太さが20mの、二本の大杉に成長した。<br /> 声をかけた武将は、家康だったのか、遠山城主だったのか、それとも弘法大師だったのか・・

     峠の伝説が紹介されていた。
     ある武将が小枝で箸を作って、ここで弁当を食べ、その箸を地面に差して、
     「私が出世したら、お前も大きくなれ。」と声をかける。
     すると枝はその後、高さ50m、幹の太さが20mの、二本の大杉に成長した。
     声をかけた武将は、家康だったのか、遠山城主だったのか、それとも弘法大師だったのか・・

  •  「昔の話だでなあ、はっきりしておらん・・」で話は終わっている。 <br /> この終わり方が、なかなか味があって、<br /> 気持ちの良い余韻を持たせてくれる。<br /> ごつごつして無骨な石仏たちも、目立たず、主張せず、威圧せず、良い姿をしている。

     「昔の話だでなあ、はっきりしておらん・・」で話は終わっている。 
     この終わり方が、なかなか味があって、
     気持ちの良い余韻を持たせてくれる。
     ごつごつして無骨な石仏たちも、目立たず、主張せず、威圧せず、良い姿をしている。

  •  雪だ。<br /> ここにも雪が残っている。<br /> 二本杉峠を越えたすぐ上が、白くなっていた。<br /> <br /> 

     雪だ。
     ここにも雪が残っている。
     二本杉峠を越えたすぐ上が、白くなっていた。
     
     

  •  ここの雪は、1センチ以上は積もっていそう。<br /> 感激してスピードを落とす。

     ここの雪は、1センチ以上は積もっていそう。
     感激してスピードを落とす。

  •  雪が残っていたのは、羽ケ庄(はがしょう)の集落だった。<br /> たった9世帯の、小さな集落だ。<br /> 車から降りて歩いてみる。

     雪が残っていたのは、羽ケ庄(はがしょう)の集落だった。
     たった9世帯の、小さな集落だ。
     車から降りて歩いてみる。

  •  土の匂いがする。<br /> 風もないのに、森の中から音が聞こえてくるような・・<br /> 何か錯覚を起こしそうな、静まりかえる集落の景色。<br /> どこか、懐かしい。

     土の匂いがする。
     風もないのに、森の中から音が聞こえてくるような・・
     何か錯覚を起こしそうな、静まりかえる集落の景色。
     どこか、懐かしい。

  •  ふと子どもの頃を思い出す。<br /> そう、あの頃は、こんなだったんだ。<br /> 大麦とサツマイモしか育たない田舎の中の田舎だったのに、今は土地改良や区画整理で、新しい道路が縦横に走っている。<br /> 断熱の家がたくさん建ち、薪を取る山の代わりに、スプリンクラーと霜対策扇風機を備えた、広々とした茶畑に変わってしまった。<br /> 最近は至る所に、太陽発電の板が広がり始めている。

     ふと子どもの頃を思い出す。
     そう、あの頃は、こんなだったんだ。
     大麦とサツマイモしか育たない田舎の中の田舎だったのに、今は土地改良や区画整理で、新しい道路が縦横に走っている。
     断熱の家がたくさん建ち、薪を取る山の代わりに、スプリンクラーと霜対策扇風機を備えた、広々とした茶畑に変わってしまった。
     最近は至る所に、太陽発電の板が広がり始めている。

  •  イヌが吠えている。<br /> その声が山にこだまして、集落に響き渡る。<br /> 「いいねえ!」と喜ぶ妻。<br /> (中央の扉の左横に、黒いイヌがつながれています。)

     イヌが吠えている。
     その声が山にこだまして、集落に響き渡る。
     「いいねえ!」と喜ぶ妻。
     (中央の扉の左横に、黒いイヌがつながれています。)

  •  「秋葉山大権現」と「金毘羅大権現」が刻まれた石碑が立っている。<br /> 秋葉大権現は火の神、金毘羅大権現は水の神。<br /> この石碑は伊那地方の伝統で、ここは伊那とも関係が深いようだ。

     「秋葉山大権現」と「金毘羅大権現」が刻まれた石碑が立っている。
     秋葉大権現は火の神、金毘羅大権現は水の神。
     この石碑は伊那地方の伝統で、ここは伊那とも関係が深いようだ。

  •  錦鯉が泳ぐ豪宅を発見。<br /> 白い漆喰と黒板のある屋敷。<br /> 庭も素晴らしい。<br /> 庄屋さんだったのか?

     錦鯉が泳ぐ豪宅を発見。
     白い漆喰と黒板のある屋敷。
     庭も素晴らしい。
     庄屋さんだったのか?

  •  車庫に利用されているのは、大八車か牛車の車輪。

     車庫に利用されているのは、大八車か牛車の車輪。

  •  羽ケ庄消防会館は、固く閉ざされている。<br /> その前が『ふれあいバス』の停留所となっていた。

     羽ケ庄消防会館は、固く閉ざされている。
     その前が『ふれあいバス』の停留所となっていた。

  •  梅の花が咲く頃には、色鮮やかな景色が見られるだろう。<br /> また来たいものだ。

     梅の花が咲く頃には、色鮮やかな景色が見られるだろう。
     また来たいものだ。

  •  北条峠(ほうじとうげ)に到着。<br /> 北条がなぜホウジになったんだろう?<br /> 文字や読み方は時代と共に変わるのだと、NHK『日本人のおなまえ』で教えてもらったが・・<br /> ここまでの動画(4分)です。<br />https://youtu.be/17NylDn18Sw<br />

     北条峠(ほうじとうげ)に到着。
     北条がなぜホウジになったんだろう?
     文字や読み方は時代と共に変わるのだと、NHK『日本人のおなまえ』で教えてもらったが・・
     ここまでの動画(4分)です。
    https://youtu.be/17NylDn18Sw

  •  江戸時代の農家を移築した建物は『佐久間民俗文化伝承館』。<br /> 残念ながら、つい最近閉鎖されてしまった。<br /> 手打ち蕎麦も食べられたと聞いている。

     江戸時代の農家を移築した建物は『佐久間民俗文化伝承館』。
     残念ながら、つい最近閉鎖されてしまった。
     手打ち蕎麦も食べられたと聞いている。

  •  裏のトイレも閉鎖され、困った私たちは山の中で用をたした。<br /> まっ、こんなことは慣れたもの。

     裏のトイレも閉鎖され、困った私たちは山の中で用をたした。
     まっ、こんなことは慣れたもの。

  •  ここは290号線の最高地点。<br /> 標高564mの分水嶺となっている。<br /> 南アルプスの峰々にはうっすらと白い雪が見える。<br /> 左下に続く谷間に中央構造線が走り、水窪方面に続いていく。<br /> 佐久間も水窪も構造線の上にあったのだと、今知る。

     ここは290号線の最高地点。
     標高564mの分水嶺となっている。
     南アルプスの峰々にはうっすらと白い雪が見える。
     左下に続く谷間に中央構造線が走り、水窪方面に続いていく。
     佐久間も水窪も構造線の上にあったのだと、今知る。

  •  雄大な大自然の空気と一体となって、食事をすべきだと思うのだが、<br /> あまりにも風が冷たく、あえなく車内でコンビニ弁当。<br /> (遠出したというのに、コンビニ弁当が多いのだ!)

     雄大な大自然の空気と一体となって、食事をすべきだと思うのだが、
     あまりにも風が冷たく、あえなく車内でコンビニ弁当。
     (遠出したというのに、コンビニ弁当が多いのだ!)

  •  山の中に小さなお地蔵様が立っている。<br /> 妻子のために長年蓄えた金銭を奪われ、あげくの果てに殺されてしまった木こりを憐れんで、造られた『北条峠の地蔵様』<br /> この峠道には、数々の民話が言い伝えが散りばめられている。

     山の中に小さなお地蔵様が立っている。
     妻子のために長年蓄えた金銭を奪われ、あげくの果てに殺されてしまった木こりを憐れんで、造られた『北条峠の地蔵様』
     この峠道には、数々の民話が言い伝えが散りばめられている。

  •  そっとロープをまたいで伝承館を撮影する。<br /> と言っても外観のみ。

     そっとロープをまたいで伝承館を撮影する。
     と言っても外観のみ。

  •  閉鎖になったのは、お客が少な過ぎたせい?<br /> 浜松市の緊縮財政のやむを得ない結末?<br /> いずれにしても、この古民家や、未来に残すべき文化財は失われそう。

     閉鎖になったのは、お客が少な過ぎたせい?
     浜松市の緊縮財政のやむを得ない結末?
     いずれにしても、この古民家や、未来に残すべき文化財は失われそう。

  •  伝統文化はただ郷愁のためにあるのではない。<br /> 過去を知ることは、今の私たちを知ること。<br /> 常識を疑うこと。

     伝統文化はただ郷愁のためにあるのではない。
     過去を知ることは、今の私たちを知ること。
     常識を疑うこと。

  •  ここは中央構造線の真上も真上。<br /> 両側の地殻がぶつかり、擦れ合い、変質し、破壊された境界線そのもの。<br /> ボロボロになった黒色片岩が、地表に現れている。<br /> 地球の歴史を、じかにこの手で触れる場所。

     ここは中央構造線の真上も真上。
     両側の地殻がぶつかり、擦れ合い、変質し、破壊された境界線そのもの。
     ボロボロになった黒色片岩が、地表に現れている。
     地球の歴史を、じかにこの手で触れる場所。

  •  この付近の岩石は、面白いものばかり。<br /> それが標本となっていた。<br /> 標本としてまたとない美品で、なるほど、なるほどと、真剣に見入ってしまう。<br /> (こんな素晴らしいものが、外に放置されていて大丈夫?)

     この付近の岩石は、面白いものばかり。
     それが標本となっていた。
     標本としてまたとない美品で、なるほど、なるほどと、真剣に見入ってしまう。
     (こんな素晴らしいものが、外に放置されていて大丈夫?)

  •  妻の姿が見えないと思ったら、<br /> 雪だまりで雪だるまを作っていた。<br />  

     妻の姿が見えないと思ったら、
     雪だまりで雪だるまを作っていた。
      

  •  厚く雪が積もっていて、雪玉を転がすと雪玉は大きくなった。<br /> 作られた話かと思っていたのに、本当のことだった。<br /> 妻にとっては、これが一番の思い出となった。

     厚く雪が積もっていて、雪玉を転がすと雪玉は大きくなった。
     作られた話かと思っていたのに、本当のことだった。
     妻にとっては、これが一番の思い出となった。

  •  峠を越えると、走り下る坂道に変わる。<br /> アクセルの代わりにブレーキを踏む。<br />

     峠を越えると、走り下る坂道に変わる。
     アクセルの代わりにブレーキを踏む。

  •  美しい茶畑が現れた。<br /> 知る人ぞ知る『南野田の茶畑』<br /> 絶景スポットにもなっているらしい。

     美しい茶畑が現れた。
     知る人ぞ知る『南野田の茶畑』
     絶景スポットにもなっているらしい。

  •  庭仕事をしていたおじさんに尋ねると、<br /> 「野田」は「のた」と読み、<br /> 「羽ケ庄」は「はねがしょう」でなく「はがしょう」だった。

     庭仕事をしていたおじさんに尋ねると、
     「野田」は「のた」と読み、
     「羽ケ庄」は「はねがしょう」でなく「はがしょう」だった。

  •  佐久間の町からくねくねと、時間をかけて峠を越えて来たが、これを一気にトンネルで通過する『三遠南信自動車道』の計画がある。<br /> この自動車道は、水窪を通って長野の飯田まで延長され、浜松引佐の新東名とつながると、大幅に通行時間か節約できる。<br /> この右下に、峠をくぐるトンネルの出入口ができると言うが、<br /> 問題は大断層に接しているということ。<br /> 地下水、地震は大丈夫なのか。<br /> ちなみに青崩峠での工事中には、地盤が崩壊して、計画が練り直されている。

     佐久間の町からくねくねと、時間をかけて峠を越えて来たが、これを一気にトンネルで通過する『三遠南信自動車道』の計画がある。
     この自動車道は、水窪を通って長野の飯田まで延長され、浜松引佐の新東名とつながると、大幅に通行時間か節約できる。
     この右下に、峠をくぐるトンネルの出入口ができると言うが、
     問題は大断層に接しているということ。
     地下水、地震は大丈夫なのか。
     ちなみに青崩峠での工事中には、地盤が崩壊して、計画が練り直されている。

  •  中野田の集落に入った。<br /> 自動車道ができれば、ここにインターができるのだろうか?

     中野田の集落に入った。
     自動車道ができれば、ここにインターができるのだろうか?

  •  ここまで来る途中、斜面の上に登って行く道が、何本か見られた。<br /> 県道より上の斜面に民家が張り付き、集落が形成されている。<br /> 集落は谷底にできるのではなく、山の上部に作られることを知った。<br /> 

     ここまで来る途中、斜面の上に登って行く道が、何本か見られた。
     県道より上の斜面に民家が張り付き、集落が形成されている。
     集落は谷底にできるのではなく、山の上部に作られることを知った。
     

  •  これは何?<br /> スピードを緩めると、小さな稲荷神社だった。<br /> 集落の繁栄を祈った、これも伝統文化財だ。

     これは何?
     スピードを緩めると、小さな稲荷神社だった。
     集落の繁栄を祈った、これも伝統文化財だ。

  •  沢井の集落が現れた。<br /> この峠越えでは最後の集落となる。<br /> 山の上にも集落が見える。<br /> 今田集落と呼ばれる集落のようだ。

     沢井の集落が現れた。
     この峠越えでは最後の集落となる。
     山の上にも集落が見える。
     今田集落と呼ばれる集落のようだ。

  •  観光愛内が立っていた。<br /> 「池の平」への入口だった。<br /> もうこんな場所まで下りてきてしまったのだと、あわてる。<br /> 立ち寄る予定の龍渕寺があったのに、通過してしまったのだ。<br /> 引き返すことはしない。

     観光愛内が立っていた。
     「池の平」への入口だった。
     もうこんな場所まで下りてきてしまったのだと、あわてる。
     立ち寄る予定の龍渕寺があったのに、通過してしまったのだ。
     引き返すことはしない。

  •  次の案内板は「ドンドン渕」だった。<br /> ここにも「椀借り伝説」のある小さな滝があるらしい。<br /> 駐車できる場所が見つからず、通過してしまう。<br /> (しだいに気力が萎えているようだ。)<br /> 最後の動画は5分50秒です。<br />https://youtu.be/B1eFgm3_XZE

     次の案内板は「ドンドン渕」だった。
     ここにも「椀借り伝説」のある小さな滝があるらしい。
     駐車できる場所が見つからず、通過してしまう。
     (しだいに気力が萎えているようだ。)
     最後の動画は5分50秒です。
    https://youtu.be/B1eFgm3_XZE

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