奈良ホテルにがっかり　202011京都・奈良　秋の雅①　

2020/11/09 - 2020/11/11

老舗ホテルってことで、期待度高かった分、ガッカリ度も大きかったわ。

奈良ホテルって観光地なのね。

そして、個人の宿泊者より、観光バスで一度にザワって遊びに来て、お土産買って帰ってく、日帰りのお客さまのほうが、ホテルにとっては大切なんだなっていうのが感想。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 2.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

金谷ホテルでポスター見て、泊まりたくなっちゃった奈良ホテル。

風格のある外観に、喜んだのも束の間。

高級なお店でしたくないのは、待ったり、並んだりすることだと思うけど、奈良ホテルでは、このダブルパンチ。

奈良ホテル 宿・ホテル

メインダイニングの三笠。

メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン

こういう灯り大好きよとか、

阿修羅っぽい絨毯じゃない？とか、

弾んだ気持ちでいたのよね。

オーダーしたのは、八重桜ランチ。

ノンアルコールのミモザ飲んで、

パンもほっかりおいしくて、

お料理見た目もきれいで、

味もいいし、

楽しくいただいてたんだけど、

お料理から顔あげて気が付いた。

テーブルから下げた、食べ終わったお皿と、使ったナプキン、目の前のワゴンの上にいっぱい。

それが、ず～っと置きっぱなし。

柿のデザートも、素直に喜べなかったわ。

それからね、支払い。

ホテルのレストランで食事して、レジで支払うなんて、初めての経験でビックリ。

席で支払いできれば、計算済むまで座って食後のコーヒーでも飲みながら待ってられるのにね。

チェックインに、待合室があるのも、衝撃的。

待合室があるってことは、待つのは当たり前って、ホテル側が思ってるってことよね。

体調チェックの書類書かされたり、朝食の時間を予約させられたりしたけど、事前にメールでもしといてくれれば、家で書いたり考えたりできるのに。

食事終わったのが、ちょうどチェックインの時間に重なっちゃったせいもあるけど、3、40分待たされた。

拝観時間が17時までのお寺が多い中、この時間のロスって大きすぎない？

普段だったら、無理にチェックインしないで、そのまま出かけちゃうんだけど、午後から急に寒くなってね、本格的に着替えたかったの。

お部屋は、新館。　廊下の先の先。

ドア開けた瞬間、せまってつぶやいてた。

シングルユースにしてよかった。

２人だったら、すれ違えない(笑)

お水２本は、無料。

このコーヒーは、おいしかったわ。

このバスルーム作った人は、お風呂が好きじゃなかったみたい。

アメニティ、フェラガモっていうプランにしてみたの。

すっごくいい香り。

もともとお部屋についてるミラー・ハリスも、好みの香り♪

困ったのはね、コンセントがないの。　このお部屋。

スマホにカメラ、充電したいでしょ。

ベッドボードにあるとね、充電できるし、アラームも使えるんだけど。

しかたないから、デスクの下さぐって、テーブルランプの線抜いたわ。

お部屋からの、ちょっぴり紅葉。

朝ご飯は、メインダイニングの三笠。

時間の予約させられたのに、入り口にスタッフ誰もいなくって、お客さん何組も並んでた。

何のための予約なのかな？

２日目のお席は、興福寺の五重塔が見えるお席。

食器もかわいくて、見た目もよし、味もよし。

茶粥って、初めて食べた。

２日目は、洋食。

昔なつかしいコーンフレーク。

やっぱりパンおいし。

エッグ・ベネディクトも、玉子の感じが超好み。

だけど、奈良ホテル特製の、奈良漬け入りのタルタルソースっていうのが、口に合わなくって、ソースはよけて食べました。

メインダイニング、折り上げ格天井。

壁には、美術品。

竹内栖鳳、

横山大観、

川合玉堂。

この辺は、さすが。

ホテルの裏側、

建物に沿って、赤い欄干。

そして、紅葉がきれい。

空青いから、

赤い色が映える。

夜も風格ある、奈良ホテル。

設計したのは、日銀とか東京駅とか設計した辰野金吾だって。

お寺みたいに鴟尾付いてる。

ホテルで引き戸っていうのも、珍しいわよね。

入ってすぐに目を引く、緋色の絨毯。

上向いたら、吹き抜けの天井。

階段上がって、和のシャンデリア。

お寺の釣り灯篭みたいなのが、ぶら下がってる。

２階のラウンジ。

擬宝珠もソファーとカラー・コーディネート。

廊下には、皇族の方のお写真。

上皇さまが見てる時計は、

これ。　15分ごとに鳴る、即位記念の時計。

時計があるのは、桜の間。

このピアノは、アインシュタインが弾いたピアノなんだって。

暖房器具の模様もかわいい。

絨毯の柄も好き。

有名な方も、たくさん泊まってるみたいだけど、達筆すぎて読めないわ。

皇族の方が使った食器。

裸の木は、寒々しいけどな。

グラスの下の折り紙もきれい。

お塩と胡椒の入れ物、灯篭みたい。

エントランスの破風の入ったお皿。

ナイフも、フォークも、重たそう。

新館の宴会場の前、

素敵なグラスたち。

愛新覚羅溥儀が泊まったときに作ったんだって。

溥儀なんて、何年ぶりに聞いたかな。

ゴールドの縁取りも鮮やかな、カップの数々。

松に、五重塔で、かなり日本柄。

藤とか紅葉の洋食器なんて、他の国にはなさそうね。

菊の御紋が入ってる。

鉄道省が経営してたからってことね。　キラキラがまぶしい。

反対に、渋いシルバーのスプーンやフォーク。

誰もいないから、１本いただいても大丈夫かも。

ホテルでチケットもらって、名勝大乗院庭園。

名勝大乗院庭園文化館 美術館・博物館

池に映った紅葉も、美しい。

お天気よくってよかった。

すっごく寒いけど。

文化館の吹き抜けも、趣がある。

お茶室に上がると、

丸い窓に切り取られた、景色。

こういうの、憧れてた～

興福寺の階段降りて、

興福寺 寺・神社・教会

まっすぐ進むと、奈良ホテルの看板。

すぐっていうのは、曲がり角がすぐっていうことよ。

近道なんて、立派な階段出てるけど、

この細い道ぬけて、

駐車場に入って、

坂道上がって、

さらに階段。

結構急なのよ。

それから、もう１回この坂。

お出かけするとき、スーツケース持ってる、おばさま３人組を見たのよね。

電車に合わせて、送迎バスとかあったら便利なのにね。

ガラスの模様も素敵な、ティーラウンジの入り口。

朝10時からしか開いてなくって、夕方4時には閉まっちゃうから、泊まってる人にはハードル高い場所。

近くにお茶するところないから、ホテルに帰って、お部屋に入る前とか、ちょっとあったかい物飲めたりすると、うれしいのに。

奈良ホテル ティーラウンジ グルメ・レストラン

帰りの日、早めにホテルに戻ってみたけど、ティールームの前には、順番待ちのマダムたち。

観光バス止まってたからね、イヤな予感はしてたんだ。

空いたらtelしてくれるっていうから、桜の間で待機。

ギフトショップも、館内も、じっくり見ちゃってるから、他にすることないし。

もう無理かもねって、あきらめようと思ったとき、連絡きたの。

席、こんなに空いてるけどね。　一度にたくさん出て行ったのかな。

お席からの景色は、紅葉と

鹿。

あっ、親子かな。

アップルパイ食べたかったんだけど、タッチの差で売り切れちゃったみたいでチーズケーキ。

ケーキも、コーヒーも、おいしくいただいた。　

鹿見ながら。

タクシー予約してもらったから、ロビーで待ってたんだけど、時間過ぎても来た気配なし。

スタッフに確認したら、あそこに来てますよだって。

えっ、来てるなら教えてよ。

って、最後の最後まで、気の合わないホテルだったな。