キャニオンランズ国立公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ユタ州南東部のパラドックス盆地(Paradox Basin)の東部に、3億2千万年前から現在に至るまでに堆積と侵食によって形成された、壮大なキャニオンランズ国立公園の一部を見学して来ました。この公園は、1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)の後を継いで副大統領から大統領に昇格した、リンドン・B・ジョンソン(Lyndon Baines Johnson)が1964年に署名して国立公園に登録されたました。<br />本旅行記は「アメリカ ボンネビル・ソルトフラッツ」(https://4travel.jp/travelogue/11513186 )の続きです。今回はネバダ州ウエスト・ウェンデバー(West Wendever)の宿泊ホテル:レインボー・カジノ(Rainbow Casino Hotel)を出て州間高速道路(Interstate Highway)80号線(I-80、リンカーン・ハイウェイ(Lincoln Highway))を東進してユタ州に入り、ソルト・レイクシティ(Salt Lake City)から州間高速道路15号線(I-15)を南下して、スパニッシュ・フォーク(Spanish Fork)から国道6号線(U.S. Route 6、US 6)、US 6兼国道191号線(US 191)、US 191を南東に進み、ユタ州道313号線 (Utah State Route 313、SR-313、UT-313)、グランド・ビュー・ポイント・ロード(Grand View Point Road)、グリーン・リバー・オーバールック・ロード(Green River Overlook Road)を通ってグリーン・リバー・オーバールック(Green River Overlook、グリーンリバー展望台)に至るまでと、オーバールックからの風景をご報告します。<br /><br />付録に、キャニオンランズ国立公園の1.地理と2.地質について記載しましたので、お時間とご興味のある方はご覧ください。<br />

アメリカ グランドサークル キャニオンランズ国立公園

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2019/06/08 - 2019/06/08

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bunbun

bunbunさん

ユタ州南東部のパラドックス盆地(Paradox Basin)の東部に、3億2千万年前から現在に至るまでに堆積と侵食によって形成された、壮大なキャニオンランズ国立公園の一部を見学して来ました。この公園は、1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)の後を継いで副大統領から大統領に昇格した、リンドン・B・ジョンソン(Lyndon Baines Johnson)が1964年に署名して国立公園に登録されたました。
本旅行記は「アメリカ ボンネビル・ソルトフラッツ」(https://4travel.jp/travelogue/11513186 )の続きです。今回はネバダ州ウエスト・ウェンデバー(West Wendever)の宿泊ホテル:レインボー・カジノ(Rainbow Casino Hotel)を出て州間高速道路(Interstate Highway)80号線(I-80、リンカーン・ハイウェイ(Lincoln Highway))を東進してユタ州に入り、ソルト・レイクシティ(Salt Lake City)から州間高速道路15号線(I-15)を南下して、スパニッシュ・フォーク(Spanish Fork)から国道6号線(U.S. Route 6、US 6)、US 6兼国道191号線(US 191)、US 191を南東に進み、ユタ州道313号線 (Utah State Route 313、SR-313、UT-313)、グランド・ビュー・ポイント・ロード(Grand View Point Road)、グリーン・リバー・オーバールック・ロード(Green River Overlook Road)を通ってグリーン・リバー・オーバールック(Green River Overlook、グリーンリバー展望台)に至るまでと、オーバールックからの風景をご報告します。

付録に、キャニオンランズ国立公園の1.地理と2.地質について記載しましたので、お時間とご興味のある方はご覧ください。

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  • ネバダ州(State of Nevada)ウエスト・ウェンデバー(West Wendever)の宿泊ホテル:レインボー・カジノ(Rainbow Casino Hotel)の朝。

    ネバダ州(State of Nevada)ウエスト・ウェンデバー(West Wendever)の宿泊ホテル:レインボー・カジノ(Rainbow Casino Hotel)の朝。

  • 8:40にホテルを出発し、I-80を東に走ってユタ州に入りました。<br />時差があるため、時計を1時間進めす。<br />車窓の風景。<br />広い乾燥地帯です。 <br />この辺りは新生代(Cenozoic)第四紀(Quaternary)*) の沖積土です。<br /><br />*) 地質時代の名称(地質年代)に関しては付録2.をご参照ください。<br />

    8:40にホテルを出発し、I-80を東に走ってユタ州に入りました。
    時差があるため、時計を1時間進めす。
    車窓の風景。
    広い乾燥地帯です。 
    この辺りは新生代(Cenozoic)第四紀(Quaternary)*) の沖積土です。

    *) 地質時代の名称(地質年代)に関しては付録2.をご参照ください。

  • I-80をさらに東へ90 km程走りました。<br />車窓の風景。<br />相変わらず広い乾燥地帯ですがこの辺は緑が濃くなってきました。<br />

    I-80をさらに東へ90 km程走りました。
    車窓の風景。
    相変わらず広い乾燥地帯ですがこの辺は緑が濃くなってきました。

  • こんな岩は好きですねえ。

    こんな岩は好きですねえ。

  • グレート・ソルトレイク湖(Great Salt Lake)のスタンスベリー湾(Stansbury Bay)南付近まで来ました。 <br />南側に見えた湖。I-80で分断されたグレート・ソルトレイク湖の一部です。<br />湖に鏡面反射した山が綺麗に見えます<br />

    グレート・ソルトレイク湖(Great Salt Lake)のスタンスベリー湾(Stansbury Bay)南付近まで来ました。 
    南側に見えた湖。I-80で分断されたグレート・ソルトレイク湖の一部です。
    湖に鏡面反射した山が綺麗に見えます

  • 東南東に20 km程走りました。<br />南側の風景。<br />遠くに見える雪山はデザレット・ピーク(Deseret Peak、標高 1771 m)です。<br />古生代(Paleozoic)カンブリア紀(Canbrian)の海成砕屑岩(堆積岩の一種)でできています。<br />先ほどから続く湖は浅くなりましたか。砂州も見えます。<br />

    東南東に20 km程走りました。
    南側の風景。
    遠くに見える雪山はデザレット・ピーク(Deseret Peak、標高 1771 m)です。
    古生代(Paleozoic)カンブリア紀(Canbrian)の海成砕屑岩(堆積岩の一種)でできています。
    先ほどから続く湖は浅くなりましたか。砂州も見えます。

  • さらに東南東へ10 km程走りました。<br />南西側の風景。<br />湖とデザレット・ピーク。<br />湖はまた深くなりましたね。エメラルドグリーンが綺麗だ。<br />

    さらに東南東へ10 km程走りました。
    南西側の風景。
    湖とデザレット・ピーク。
    湖はまた深くなりましたね。エメラルドグリーンが綺麗だ。

  • ソルト・レイクシティ(Salt Lake City)からI-15に入り、南下してオレム(Orem)の街にやって来ました。<br />ここのウォルマート・スーパーセンター(Walmart Supercenter)でトイレ休憩です。<br /><br />この辺からコロラド高原(付録1.参照)に入って行くことになります。<br /><br />駐車場の北北東(正面)に雪山が見えますねえ。<br />

    ソルト・レイクシティ(Salt Lake City)からI-15に入り、南下してオレム(Orem)の街にやって来ました。
    ここのウォルマート・スーパーセンター(Walmart Supercenter)でトイレ休憩です。

    この辺からコロラド高原(付録1.参照)に入って行くことになります。

    駐車場の北北東(正面)に雪山が見えますねえ。

  • 雪山、ズームイン。<br />ワサッチ山脈(Wasatch Range)のティンパノーゴス山(Mt. Timpanogos、標高3582 m)です。<br />

    雪山、ズームイン。
    ワサッチ山脈(Wasatch Range)のティンパノーゴス山(Mt. Timpanogos、標高3582 m)です。

  • ティンパノーゴス山、さらにズームイン。 <br />山の露出部分は古生代ペンシルバニア紀(Pennsylvanian)の石灰岩とドロマイトで構成され、約3億年前のものです。(付録2.参照)<br />

    ティンパノーゴス山、さらにズームイン。 
    山の露出部分は古生代ペンシルバニア紀(Pennsylvanian)の石灰岩とドロマイトで構成され、約3億年前のものです。(付録2.参照)

  • 駐車場から東に見えた同じくワサッチ山脈のカスケード山(Cascade Mountains、標高3325 m)です。

    駐車場から東に見えた同じくワサッチ山脈のカスケード山(Cascade Mountains、標高3325 m)です。

  • ベアー・キャニオン(Bear Canyon)付近のUS 6から見えた西側の崖。<br />堆積岩とその侵食土砂でできた斜面です。<br />堆積岩は新生代第三紀(Tertiary)の陸成砕屑岩です。<br />

    ベアー・キャニオン(Bear Canyon)付近のUS 6から見えた西側の崖。
    堆積岩とその侵食土砂でできた斜面です。
    堆積岩は新生代第三紀(Tertiary)の陸成砕屑岩です。

  • バーン・キャニオン(Barn Canyon)付近のUS 6から見えた西側の崖。

    バーン・キャニオン(Barn Canyon)付近のUS 6から見えた西側の崖。

  • US 6を百メートル程南下して見えた西側の崖。

    US 6を百メートル程南下して見えた西側の崖。

  • US 191とUS 6の合流地点からUS 191兼US 6を1 km程南下しました。ピアレスUDOTポート・オブ・エントリ(Peerless UDOT Port of Entry、”UDOT”は”Utah - Department of Transportation”の略)付近から東に見えた岩山。

    US 191とUS 6の合流地点からUS 191兼US 6を1 km程南下しました。ピアレスUDOTポート・オブ・エントリ(Peerless UDOT Port of Entry、”UDOT”は”Utah - Department of Transportation”の略)付近から東に見えた岩山。

  • US 191兼US 6をさらに100 m程南下して見えた西側の岩山。<br />中生代(Mesozoic)白亜紀(Cretaceous)の海成砕屑岩です。<br />

    US 191兼US 6をさらに100 m程南下して見えた西側の岩山。
    中生代(Mesozoic)白亜紀(Cretaceous)の海成砕屑岩です。

  • さらに1 km程南下して見えた西側の岩山。

    さらに1 km程南下して見えた西側の岩山。

  • さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。

    さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。

  • ヘルパー(Helper)の街を通り過ぎ、10 km程南下して見えた西側の岩山。<br />侵食土砂でできた斜面が大きく広がっています。<br />

    ヘルパー(Helper)の街を通り過ぎ、10 km程南下して見えた西側の岩山。
    侵食土砂でできた斜面が大きく広がっています。

  • さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。 <br />こんなのも綺麗でいいんでねえかい。<br />

    さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。 
    こんなのも綺麗でいいんでねえかい。

  • さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。

    さらに100 m程南下して見えた西側の岩山。

  • さらに少し南下した所で2つ上の写真の岩をズームイン。

    さらに少し南下した所で2つ上の写真の岩をズームイン。

  • さらに1 km弱南下して見えた西側の風景。<br />アメリカ西部らしい風景だ。ちょっと緑が多いか。<br />

    さらに1 km弱南下して見えた西側の風景。
    アメリカ西部らしい風景だ。ちょっと緑が多いか。

  • ホース・キャニオン・ヴュー・エリアから3 km程南下して見えた西側の風景。<br />平原になった。<br />

    ホース・キャニオン・ヴュー・エリアから3 km程南下して見えた西側の風景。
    平原になった。

  • さらに数百メートル南下して見えた西側の風景。

    さらに数百メートル南下して見えた西側の風景。

  • プライス川(Price River)を横切って、7 km程南下した位置でのUS 6兼US 191の南方風景。

    プライス川(Price River)を横切って、7 km程南下した位置でのUS 6兼US 191の南方風景。

  • さら8 km程南下して見えた東側の中生代白亜紀の岩山。<br />堆積岩の水平地層が綺麗に見える。<br />

    さら8 km程南下して見えた東側の中生代白亜紀の岩山。
    堆積岩の水平地層が綺麗に見える。

  • さらに数百メートル南下して見えた東側の岩山。

    さらに数百メートル南下して見えた東側の岩山。

  • さらに数百メートル南下して見えた東側の岩山。

    さらに数百メートル南下して見えた東側の岩山。

  • 東側の岩山のパノラマ写真。

    東側の岩山のパノラマ写真。

  • さら1 km程南下して見えた東側の岩山。 

    さら1 km程南下して見えた東側の岩山。 

  • さら1 km程南下して見えた東側の岩山ズームイン。

    さら1 km程南下して見えた東側の岩山ズームイン。

  • ガソリンスタンド:ラブズ・カントリー・ソトア(Love’s Country Store)にてトイレ休憩です。<br />北に見えた岩山。<br />

    ガソリンスタンド:ラブズ・カントリー・ソトア(Love’s Country Store)にてトイレ休憩です。
    北に見えた岩山。

  • 岩山、ズームイン。

    岩山、ズームイン。

  • 北→東→南方向のパノラマ写真。

    北→東→南方向のパノラマ写真。

  • 東北東の岩山、ズームイン。

    東北東の岩山、ズームイン。

  • 東方の岩山、ズームイン。

    東方の岩山、ズームイン。

  • 東南東の岩山、ズームイン。

    東南東の岩山、ズームイン。

  • ガソリンスタンドを出てグリーン川を渡り、10 km程東に進みました。<br />北方の風景。<br />

    ガソリンスタンドを出てグリーン川を渡り、10 km程東に進みました。
    北方の風景。

  • クレセント・ジャンクション(Crescent Junction)でUS 191兼US 6はUS 191とUS 6に分かれ、US 6は東に、US 191は南に向かいます。 <br />クレセント・ジャンクションからUS 191を30 km程南下し、キャニオンランズ国立公園に向かうSR-313に入りました。<br />北西に見えた岩山。<br />中生代三畳紀(Triassic)の堆積岩です。<br />

    クレセント・ジャンクション(Crescent Junction)でUS 191兼US 6はUS 191とUS 6に分かれ、US 6は東に、US 191は南に向かいます。 
    クレセント・ジャンクションからUS 191を30 km程南下し、キャニオンランズ国立公園に向かうSR-313に入りました。
    北西に見えた岩山。
    中生代三畳紀(Triassic)の堆積岩です。

  • 少し西に進んで見た先ほどの岩山。

    少し西に進んで見た先ほどの岩山。

  • さらに数百メートル南西に進んで見た先ほどの岩の続き。

    さらに数百メートル南西に進んで見た先ほどの岩の続き。

  • さらに数百メートル南西に進んで見た先ほどの岩の続き。

    さらに数百メートル南西に進んで見た先ほどの岩の続き。

  • 少し西に進んで2つ上の写真の続き。 

    少し西に進んで2つ上の写真の続き。 

  • さらに進んで大きく南に曲がり、SR-313からグランド・ビュー・ポイント・ロードに入りました。<br />この道路を5 km程南下した、東に見えた岩。<br />

    さらに進んで大きく南に曲がり、SR-313からグランド・ビュー・ポイント・ロードに入りました。
    この道路を5 km程南下した、東に見えた岩。

  • さらに1 km程南下して東に見た2つ上の写真の岩。<br />この先約1 kmから南がキャニオンランズ国立公園になります。<br />

    さらに1 km程南下して東に見た2つ上の写真の岩。
    この先約1 kmから南がキャニオンランズ国立公園になります。

  • 公園に入ってから15 km程南下してグリーン・リバー・オーバールック・ロードを通り、グリーン・リバー・オーバールックの駐車場にやって来ました。<br />後方は中生代三畳紀のチンレ層(Chinle Formation)が風化してできた岩と思われます。<br />ここから遊歩道を100 m程歩いてグリーン・リバー・オーバールックまで行きます。<br />

    公園に入ってから15 km程南下してグリーン・リバー・オーバールック・ロードを通り、グリーン・リバー・オーバールックの駐車場にやって来ました。
    後方は中生代三畳紀のチンレ層(Chinle Formation)が風化してできた岩と思われます。
    ここから遊歩道を100 m程歩いてグリーン・リバー・オーバールックまで行きます。

  • 遊歩道の入口にあった看板。<br />標高6000 FT(=1800 m)です。<br />

    遊歩道の入口にあった看板。
    標高6000 FT(=1800 m)です。

  • オーバールックに来ました。<br />パウエルがこの地域をコーカソイドとして最初に探検したときの説明板です。<br />「1869年5月、ジョン・ウェズリー・パウエル(John Wesley Powell)少佐は、グリーン川とコロラド川の未知の峡谷と水域を探索するという驚くべき使命に着手しました。 地質学の教授で南北戦争の片腕のベテランであるパウエルは、9人の初心者のこぎ手と4隻の木製ボートで旅を始めました。 彼は3か月後、2隻のボート、6人の男達、そして国民の注目を集める独特の風景に関する詳細な知識を持って旅を終えました。<br />彼らが最初に未開の峡谷地域に入ったとき、パウエルは彼の日記で「私たちは何を発見しようか?」と思い巡らしました。 パウエルの一行が7月に川のこの部分に到着したとき、彼は裸の岩の「奇妙で不思議で壮大な地域」について、「大聖堂の形をしたビュート(垂直に立つ、上が平らで周りが絶壁の柱状の丘)、数百または数千フィートの高さ、登ることのできない崖、そして川を取るに足らない程に縮める峡谷の壁」について記述しました。<br />パウエルの船旅は、今日も続く冒険と科学的発見の世界を開きました。 現代のボート乗りは、比較的安全なゴム製のいかだで川を下りますが、彼らが見る自然の風景は1869年以来ほとんど変わっていません。」<br />―英文の意訳―<br />

    オーバールックに来ました。
    パウエルがこの地域をコーカソイドとして最初に探検したときの説明板です。
    「1869年5月、ジョン・ウェズリー・パウエル(John Wesley Powell)少佐は、グリーン川とコロラド川の未知の峡谷と水域を探索するという驚くべき使命に着手しました。 地質学の教授で南北戦争の片腕のベテランであるパウエルは、9人の初心者のこぎ手と4隻の木製ボートで旅を始めました。 彼は3か月後、2隻のボート、6人の男達、そして国民の注目を集める独特の風景に関する詳細な知識を持って旅を終えました。
    彼らが最初に未開の峡谷地域に入ったとき、パウエルは彼の日記で「私たちは何を発見しようか?」と思い巡らしました。 パウエルの一行が7月に川のこの部分に到着したとき、彼は裸の岩の「奇妙で不思議で壮大な地域」について、「大聖堂の形をしたビュート(垂直に立つ、上が平らで周りが絶壁の柱状の丘)、数百または数千フィートの高さ、登ることのできない崖、そして川を取るに足らない程に縮める峡谷の壁」について記述しました。
    パウエルの船旅は、今日も続く冒険と科学的発見の世界を開きました。 現代のボート乗りは、比較的安全なゴム製のいかだで川を下りますが、彼らが見る自然の風景は1869年以来ほとんど変わっていません。」
    ―英文の意訳―

  • グリーン・リバー・オーバールックから見える風景の説明板。<br />説明文は写真を拡大すればお読み頂けると思いますが、画面が小さい方のために重要と思われる部分の和訳を以下に示します。<br />feetやmileはmに変換してあります。( )内は英語表記もしくは著者の補足です。<br /><br />「ホワイト・リム砂岩(White Rim Sandstone)<br />下の峡谷上にはっきりと見られる、縁を形成する白い砂岩の硬い層。 古代の沿岸の砂丘でできたホワイト・リム(「白い縁」の意)*) は、この地点から約400 m(現地のパンフレットでは1200 feet ≒ 365 m)下にあります。」<br /><br />「ホワイト・リム・ロード(White Rim Road)<br />四駆車やマウンテンバイクを持っている公園の訪問者は、この160 kmのバックカントリーロードでキャニオンランズの荒野を体験できます。 推奨運転時間は2日です。 詳細については、ビジターセンターにお立ち寄りください。」<br /><br />「グリーン川(Green River)**)<br />ワイオミング州のウインドリバー山脈(Wind River Range)で始まり、この地点より30 km下流でコロラド川に合流します。 グリーン川は、スカイ地区(Sky District、こちら側)の島とメイズ地区(Maze District)を分けています*)。」<br /><br />「メイズ(The Maze)<br />グリーン川とコロラド川の西にあるキャニオンランズ国立公園の地区。292 km^2の迷路のメサ(絶壁で囲まれた上が平らな台地。主に米国西部の地形に使われる言葉で、語源はスペイン語の「テーブル」です。)、急勾配のビュート、細い塔で構成されています。 赤と白の砂岩の帯は、キャンディケイン(赤白の縞になった硬い杖の形のキャンディ)の縞模様に似ています。」<br /><br />*) 以下で説明します。<br />**) グリーン川はホワイト・リムの下約300 m を流れます。<br />

    グリーン・リバー・オーバールックから見える風景の説明板。
    説明文は写真を拡大すればお読み頂けると思いますが、画面が小さい方のために重要と思われる部分の和訳を以下に示します。
    feetやmileはmに変換してあります。( )内は英語表記もしくは著者の補足です。

    「ホワイト・リム砂岩(White Rim Sandstone)
    下の峡谷上にはっきりと見られる、縁を形成する白い砂岩の硬い層。 古代の沿岸の砂丘でできたホワイト・リム(「白い縁」の意)*) は、この地点から約400 m(現地のパンフレットでは1200 feet ≒ 365 m)下にあります。」

    「ホワイト・リム・ロード(White Rim Road)
    四駆車やマウンテンバイクを持っている公園の訪問者は、この160 kmのバックカントリーロードでキャニオンランズの荒野を体験できます。 推奨運転時間は2日です。 詳細については、ビジターセンターにお立ち寄りください。」

    「グリーン川(Green River)**)
    ワイオミング州のウインドリバー山脈(Wind River Range)で始まり、この地点より30 km下流でコロラド川に合流します。 グリーン川は、スカイ地区(Sky District、こちら側)の島とメイズ地区(Maze District)を分けています*)。」

    「メイズ(The Maze)
    グリーン川とコロラド川の西にあるキャニオンランズ国立公園の地区。292 km^2の迷路のメサ(絶壁で囲まれた上が平らな台地。主に米国西部の地形に使われる言葉で、語源はスペイン語の「テーブル」です。)、急勾配のビュート、細い塔で構成されています。 赤と白の砂岩の帯は、キャンディケイン(赤白の縞になった硬い杖の形のキャンディ)の縞模様に似ています。」

    *) 以下で説明します。
    **) グリーン川はホワイト・リムの下約300 m を流れます。

  • 南西方向の風景

    南西方向の風景

  • 南方の風景

    南方の風景

  • 西南西方向の風景

    西南西方向の風景

  • ちょっとのり出して、鉛直の絶壁だ。<br />柵なんてないからね。落ちたら自己責任だ。<br />

    ちょっとのり出して、鉛直の絶壁だ。
    柵なんてないからね。落ちたら自己責任だ。

  • 南方(左)から西南西方向のパノラマ写真。

    南方(左)から西南西方向のパノラマ写真。

  • グリーン川とホワイト・リムを中央にして。

    グリーン川とホワイト・リムを中央にして。

  • 縦長でもう一枚。

    縦長でもう一枚。

  • 南東方向に移動して、南方の風景。<br />絶壁は中生代三畳紀のモエンコピ層ですね。<br />中間の白い層は、シンバッド石灰岩と思います。<br />

    南東方向に移動して、南方の風景。
    絶壁は中生代三畳紀のモエンコピ層ですね。
    中間の白い層は、シンバッド石灰岩と思います。

  • 2つ上の写真の右(西)側。

    2つ上の写真の右(西)側。

  • こんなところで帰りますかねえ。<br />駐車場からの遊歩道と、来るときにも駐車場から見えた岩。<br />

    こんなところで帰りますかねえ。
    駐車場からの遊歩道と、来るときにも駐車場から見えた岩。

  • 黄色の花が咲いています。

    黄色の花が咲いています。

  • 黄色の花、接写。 <br />北米原産のStanleya pinnata(日本語名はわかりません)、Brassicaceae科、Stanleya 属です。<br />

    黄色の花、接写。 
    北米原産のStanleya pinnata(日本語名はわかりません)、Brassicaceae科、Stanleya 属です。

  • まだ時間がありそうなので、南東の崖の方へ。

    まだ時間がありそうなので、南東の崖の方へ。

  • あの溝から下を覗いてみよう。

    あの溝から下を覗いてみよう。

  • 崖下。 

    崖下。 

  • 2つ上の写真の左(東)側。<br />これでグリーン・リバー・オーバールックからの見学は終わりです。<br />

    2つ上の写真の左(東)側。
    これでグリーン・リバー・オーバールックからの見学は終わりです。

  • 駐車場に戻って来ました。<br />東方に見えた岩。<br /><br />この後US 191までもどり、アーチーズ国立公園(Arches National Park)に行きます。<br />

    駐車場に戻って来ました。
    東方に見えた岩。

    この後US 191までもどり、アーチーズ国立公園(Arches National Park)に行きます。

  • 駐車場からグリーン・リバー・オーバールック・ロードを13 km程戻った地点でみた東方の風景。

    駐車場からグリーン・リバー・オーバールック・ロードを13 km程戻った地点でみた東方の風景。

  • 途中グリーン・リバー・オーバールック・ロードからSR-313に入り、17 km程北上しました。<br />東に見えた、地層の侵食が進む比較的平坦な土地。<br />

    途中グリーン・リバー・オーバールック・ロードからSR-313に入り、17 km程北上しました。
    東に見えた、地層の侵食が進む比較的平坦な土地。

  • SR-313 からUS 191に入るT字路手前3 km程の所まで来ました。<br />東に見えた岩。<br /><br />この後はアーチーズ国立公園です。<br /><br />付録<br /><br />キャニオンランズ国立公園<br /><br />1.地理<br />

    SR-313 からUS 191に入るT字路手前3 km程の所まで来ました。
    東に見えた岩。

    この後はアーチーズ国立公園です。

    付録

    キャニオンランズ国立公園

    1.地理

  • この公園はユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州にまたがるグランドサークルユタ州内のコロラド高原(図の青線で囲んだ部分、https://4travel.jp/travelogue/11546130の付録1参照)にあって、ユタ州とコロラド州にまたがるパラドックス盆地(図の黄線で囲んだ部分)西部(図の緑色で塗りつぶした部分)に位置します。

    この公園はユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州にまたがるグランドサークルユタ州内のコロラド高原(図の青線で囲んだ部分、https://4travel.jp/travelogue/11546130の付録1参照)にあって、ユタ州とコロラド州にまたがるパラドックス盆地(図の黄線で囲んだ部分)西部(図の緑色で塗りつぶした部分)に位置します。

  • 公園の拡大図で、上が北です。緑色で囲まれた部分がキャニオンランズ国立公園ですが、この公園にはホースシュー・キャニオン・ユニット(Horseshoe Canyon Unit)と呼ばれる面積が十数平方キロメートルの小さな飛び地が図の上部、左外側にあり、総面積は1366 km^2です。赤字で示した場所については、この図および以下の図で説明します。図の公園部分は、右上から下(南)に流れるコロラド川と左上から下に流れてコロラド川に合流するグリーン川を境界として3つの部分に分けられ、北側のコロラド川とグリーン川の間をアイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)、コロラド川の南東側をニードルズ(The Needles)、グリーン川とコロラド川の西側をメイズ(The Maze)と呼んでいます。

    公園の拡大図で、上が北です。緑色で囲まれた部分がキャニオンランズ国立公園ですが、この公園にはホースシュー・キャニオン・ユニット(Horseshoe Canyon Unit)と呼ばれる面積が十数平方キロメートルの小さな飛び地が図の上部、左外側にあり、総面積は1366 km^2です。赤字で示した場所については、この図および以下の図で説明します。図の公園部分は、右上から下(南)に流れるコロラド川と左上から下に流れてコロラド川に合流するグリーン川を境界として3つの部分に分けられ、北側のコロラド川とグリーン川の間をアイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)、コロラド川の南東側をニードルズ(The Needles)、グリーン川とコロラド川の西側をメイズ(The Maze)と呼んでいます。

  • キャニオンランズ地域の地層<br />右上に厚さのスケールがありますが、地層の厚さは公園内の場所によって異なりますので、典型的な厚さと思ってください。<br /><br />キャニオンランズ地域の露出地質は複雑で多様です。ペンシルベニア紀(Pennsylvanian)から白亜紀(Cretaceous)までの期間にわたって形成された多くの地層が、キャニオンランズ国立公園で露出しています。最も古く、おそらく最も興味深いのは、海水の蒸発によって堆積した蒸発岩から作られたものです。様々な化石が豊富な石灰岩、砂岩、頁岩は、その後の古生代(Paleozoic)の大部分を通して暖かい浅い海の浸入(海進)と後退(海退)によって堆積しました。<br />近くの山脈からの浸食された堆積物は、後に沿岸砂丘と砂州堆積物と混合しました。古生代の終わりから中生代(Mesozoic)の始めには、最後の海が永久にこの地域を離れ始めました。落ち着いた地形は、氾濫平野と干潟に覆われていました。この時、はるか内陸は、三畳記(Triassic)の乾燥気候でした。広大な砂漠は、河川が砂丘とせめぎ合った一時期を除いて、北米の大部分を覆っていました。そして雨の気候が戻りました。<br />白亜紀後期から始まるロッキー山脈の隆起はキャニオンランズ地域に大きな影響を与えました。浸食率は増加し、さらに更新世(Pleistocene、新生代第四紀の260万年前~1万年前)の氷期の発症を速めました.現代では、侵食はよりゆっくりとした速度で起こっています。<br /><br />(1) 地層<br />・エルモサグループ(Hermosa Group)<br />ペンシルベニア紀の初期に広大な海がこの地域を覆っていました。パラドックス盆地(Paradox Basin、3つ上の図参照)と呼ばれる地域の盆地は陥没し、アンコンパーグレ山脈(Uncompahgre Mountains、アンコンパーグレ高原、Uncompahgre Plateau、2つ上の図参照)と呼ばれる山脈が東に隆起しました。陥没した盆地に大量の海水が閉じ込められ、水は暑くて乾燥した気候によってますます塩分濃度を増しました。千メートル以上におよぶ蒸発岩(無水石膏(CaSO4)、石膏(CaSo4・2H2O)、岩塩)がペンシルベニア紀中期に蓄積し始め、嵐は時折近くの山々から土砂を洗い流しました。新鮮な海水が定期的に補充されましたが、高塩分濃度の塩水を洗い流す事はできませんでした(実際に新しい水は、塩水の上に浮かかびました)。これらの湖底は後に岩石化されてパラドックス層(Paradox Formation)となり、エルモサグループの一部となっています。パラドックスの圧縮塩床は、その後のペンシルベニア紀後期に塑性的に流れ始め、おそらくジュラ紀(Jurassic)の終わりまで移動し続けました。衛星測定によると、塩と石膏の流れは現在も続き、上部堆積層の屈曲と欠陥を引き起こしています。<br />パラドックス層は場所によって最大1500 mの厚さがあり、公園では黒い頁岩が挿入した石膏としてカタラクト峡谷( Cataract Canyon、2つ上の図の左下、コロラド川沿い)の底に露出しています。パラドックス層の上向きの動きは、アップヒーヴァル・ドーム(Upheaval Dome、2つ上の図の上部)形成を説明することもできますが、パラドックス層のどれもドーム上に露出しておらず、現在この形成は、隕石が造ったクレーター説が有力です。<br />暖かい浅い海が再びペンシルベニア紀の終わり近くにこの地域に浸水し、石灰質の軟泥、砂、泥が塩で満たされた盆地の上に堆積しました。これらの堆積物は、化石に豊む石灰岩、砂岩、頁岩からなる灰色のオネイカー・トレイル層(Honaker Trail Formation)のとなりました。オネイカー・トレイル層の露出は、公園の深い峡谷の底近く、特にコロラド川沿いに見ることができます。<br />その後、浸食の期間が続き、不整合と呼ばれる地層の不連続境界が形成されました。<br /><br />・カトラーグループ(Cutler Group)<br />ペルム紀初期にはまた海進があり、ハルゲイト頁岩(Halgaito Shale)層が堆積しました。海退後、この地域は海岸低地に戻り、エレファント・キャニオン層(Elephant Canyon Formation)が形成されました。これらの地層は現在、カタラクト峡谷やエレファント峡谷(Elephant Canyon、2つ上の図の中央やや下、グリーン川合流地点右上のコロラド川沿い)で見ることができます。<br />この間、アンコンパーグレ山脈は広範囲に浸食されていました。大きな扇状地は、盆地の流域を埋め尽くしました。結果として生じるカトラーの赤い岩床は鉄が豊富なアルコース砂岩(arkose sandstone、花崗岩質砂岩)で作られています。海面下にある砂州や海岸の砂丘は、赤い岩床と混じり合い、後に白色の崖を形成するシーダー・メサ砂岩(Cedar Mesa Sandstone)になりました。今日、これらの2つの競合する岩のユニットは、公園全体で6~8 kmの広い帯状に露出し、ニードル(Needles)の南からメイズ(Maze)を通って、エレイタライト盆地(Elaterite Basin、2つ上の図の左中央やや下)に伸びています。<br />明るい色の酸化された泥は、シーダー・メサの上に堆積し、その色は赤~茶色になりました。これらの堆積物は、最終的に斜面を形成するオルガン・ロック頁岩(Organ Rock Shale)層となり、公園のスタンディング・ロックスの土地(Land of Standing Rocks、2つ上の図のコロラド川とグリーン川合流地点の右)部分で見ることができます。<br />沿岸の砂丘と海洋砂州が再び支配的になり、斜交層理の崖を形成するホワイト・リム砂岩(White Rim Sandstone)を作り出しました。それは、アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)の下365 mのホワイト・リム道路(White Rim Road、2つ上の図のアイランド・イン・ザ・スカイにおいて赤で示された道路を囲むように走る二重破線で示された道路)に沿った平坦地形として露出しました。アイランド・イン・ザ・スカイの名称は、このようにホワイト・リム道路から見たこの地が高い空の島に見えることから付けられたものです。ホワイト・クリフ砂岩で作られた化石化した沖合の砂州もエレイタライト盆地で露出しています。この盆地の名称は、エレイタライト(弾性瀝青(れきせい))と呼ばれるタール状の濃褐色オイルが染み出すことによって付けられてています。<br />約2億5千万年前にパンゲア超大陸の形成(https://4travel.jp/travelogue/11426175 付録1参照)と一致した大変動が始まり、この地域は一連の造山運動の影響を受け、それが北米西部を変形させ、大きな隆起を引き起こしました。これにより、古生代後期および中生代の多くの期間を通して海洋の堆積物が減少し、陸生堆積物が支配的になりました。<br />ペルム紀の海は後退し、土地は長期間の侵食にさらされたため、第2の不整合が生み出されました。<br /><br />・モエンコピ層とチンレ層(Moenkopi and Chinle formations)<br />三畳紀初めには、侵食された古生代の表面の浅瀬に砕屑性の赤い岩床が敷かれました。これらの堆積物は、西の海の方向にわずかに傾斜した広大な低地の河川によって氾濫平野上に堆積しました。泥は干潟に溜まり、モエンコピ層の泥岩になりました。化石化した波紋跡と泥亀裂を示すこの層は、公園の北部と西部で見ることができます。<br />別の浸食期間が戻り、第3の不整合を生み出しました。斜面形成のチンレ層の明るい色の頁岩は、この侵食された表面上に形成されました。チンレの石化された森のメンバーからの石化木材は、時にはチンレ斜面の基部に見られます。<br /><br />・グレン・キャニオン・グループ(Glen Canyon Group)<br />グレン・キャニオン・グループの地層は古い順から、ウィンゲート砂岩(Wingate Sandstone)、カイエンタ層(Kayenta Formation)とナバホ砂岩(Navajo Sandstone)*) が含まれています。これらの地層は、公園の西部と北部の地域で最も顕著に露出しています。<br />三畳紀は徐々に乾燥気候となり、乾燥した川床とその氾濫平野を埋める砂丘の形成を促しました。この砂は、数十メートルの高さの崖を形成する赤い色のウィンドゲート砂岩になりました。露出部は、途切れることがほとんどなく、数百キロメートル走る傾向があり、人間の通行に障害を引き起こします。<br />しばらくの間、気候は湿潤になり、河川は砂丘を通って川床を横切りました。シルト岩と頁岩が挿入された赤褐色~ラベンダー色の砂岩は、棚状の斜面を有するカイエンタ層を形成しました。<br />グレン・キャニオン・グループの最も若く一番上の層は、乾燥気候が戻った後に形成されました。現代のサハラ砂漠と同様な、広大で非常に乾燥した砂漠は、北米西部の400,000 km?を覆いました。斜交層理の砂丘は、特に近くのザイオン(Zion)とコロブ(Kolob)渓谷エリアで、大きな厚さに蓄積され、黄褐色~淡いオレンジ色のナバホ砂岩を形成します。ナバホの露出部は崖、寺院を形成し、特定の条件下で自然のアーチ(ミラード・キャニオン・アーチ、Millard Canyon Archなど)を地域によっては形成しています。<br />第4の不整合は、侵食の期間に形成されました。<br /><br />*) ナバホ砂岩はアンテロープ・キャニオンとホースシューベンドを構成する堆積岩です。詳細はhttps://4travel.jp/travelogue/11575583の付録1.に記載しましたので、ご興味のある方はご覧ください。<br /><br />・サン・ラファエル・グループ(San Rafael Group)<br />グレン・キャニオン・グループの侵食された表面上に発達した泥の平地は、カーメル層(Carmel Formation)を形成しました。巨大な崖を形成するエントラーダ砂岩(Entrada Sandstone)は、カーメル層の上に形成されました。長い侵食期間は、白亜紀に堆積した可能性のある地層と一緒に、その地域のサン・ラファエル・グループのほとんどの地層を取り除きました。<br /><br />(2) 隆起<br />8000万年前に始まり、新生代へと続いたララマイド造山運動(Laramide orogeny、https://4travel.jp/travelogue/11446239付録1参照)は、ロッキー山脈とキャニオン・ランズ地域を隆起させました。地層は数百メートル隆起していたにもかかわらず、ほとんど水平に保たれました。隆起に関連した割れ目が発生し、それ以来侵食パターンに影響を与えています。<br />地下水がパラドックス層の塩床に浸透したとき、それは石膏を残して、一番上のより可溶性の塩を運び去りました。このプロセスは「グラベンズ(The Grabens)」で非常に顕著だったので、上にある岩は塩が運び去られることによって残された空隙に崩壊しました。<br />更新世の氷期の降水量の増加は、峡谷の掘削速度を速めました。峡谷の拡幅と大深度化は、ロッキー山脈からの氷河溶解によって部分的に供給されたグリーン川とコロラド川の峡谷にとって特に急速でした。扇状地における地すべりや砂丘の移動も加速しました。これらのプロセスは、完新世(新生代第四紀、1万年前~現在)のキャニオンランズの風景を形作り続けていますが、乾燥が大きく進んでいるためにその速度は遅くなっています。<br />

    キャニオンランズ地域の地層
    右上に厚さのスケールがありますが、地層の厚さは公園内の場所によって異なりますので、典型的な厚さと思ってください。

    キャニオンランズ地域の露出地質は複雑で多様です。ペンシルベニア紀(Pennsylvanian)から白亜紀(Cretaceous)までの期間にわたって形成された多くの地層が、キャニオンランズ国立公園で露出しています。最も古く、おそらく最も興味深いのは、海水の蒸発によって堆積した蒸発岩から作られたものです。様々な化石が豊富な石灰岩、砂岩、頁岩は、その後の古生代(Paleozoic)の大部分を通して暖かい浅い海の浸入(海進)と後退(海退)によって堆積しました。
    近くの山脈からの浸食された堆積物は、後に沿岸砂丘と砂州堆積物と混合しました。古生代の終わりから中生代(Mesozoic)の始めには、最後の海が永久にこの地域を離れ始めました。落ち着いた地形は、氾濫平野と干潟に覆われていました。この時、はるか内陸は、三畳記(Triassic)の乾燥気候でした。広大な砂漠は、河川が砂丘とせめぎ合った一時期を除いて、北米の大部分を覆っていました。そして雨の気候が戻りました。
    白亜紀後期から始まるロッキー山脈の隆起はキャニオンランズ地域に大きな影響を与えました。浸食率は増加し、さらに更新世(Pleistocene、新生代第四紀の260万年前~1万年前)の氷期の発症を速めました.現代では、侵食はよりゆっくりとした速度で起こっています。

    (1) 地層
    ・エルモサグループ(Hermosa Group)
    ペンシルベニア紀の初期に広大な海がこの地域を覆っていました。パラドックス盆地(Paradox Basin、3つ上の図参照)と呼ばれる地域の盆地は陥没し、アンコンパーグレ山脈(Uncompahgre Mountains、アンコンパーグレ高原、Uncompahgre Plateau、2つ上の図参照)と呼ばれる山脈が東に隆起しました。陥没した盆地に大量の海水が閉じ込められ、水は暑くて乾燥した気候によってますます塩分濃度を増しました。千メートル以上におよぶ蒸発岩(無水石膏(CaSO4)、石膏(CaSo4・2H2O)、岩塩)がペンシルベニア紀中期に蓄積し始め、嵐は時折近くの山々から土砂を洗い流しました。新鮮な海水が定期的に補充されましたが、高塩分濃度の塩水を洗い流す事はできませんでした(実際に新しい水は、塩水の上に浮かかびました)。これらの湖底は後に岩石化されてパラドックス層(Paradox Formation)となり、エルモサグループの一部となっています。パラドックスの圧縮塩床は、その後のペンシルベニア紀後期に塑性的に流れ始め、おそらくジュラ紀(Jurassic)の終わりまで移動し続けました。衛星測定によると、塩と石膏の流れは現在も続き、上部堆積層の屈曲と欠陥を引き起こしています。
    パラドックス層は場所によって最大1500 mの厚さがあり、公園では黒い頁岩が挿入した石膏としてカタラクト峡谷( Cataract Canyon、2つ上の図の左下、コロラド川沿い)の底に露出しています。パラドックス層の上向きの動きは、アップヒーヴァル・ドーム(Upheaval Dome、2つ上の図の上部)形成を説明することもできますが、パラドックス層のどれもドーム上に露出しておらず、現在この形成は、隕石が造ったクレーター説が有力です。
    暖かい浅い海が再びペンシルベニア紀の終わり近くにこの地域に浸水し、石灰質の軟泥、砂、泥が塩で満たされた盆地の上に堆積しました。これらの堆積物は、化石に豊む石灰岩、砂岩、頁岩からなる灰色のオネイカー・トレイル層(Honaker Trail Formation)のとなりました。オネイカー・トレイル層の露出は、公園の深い峡谷の底近く、特にコロラド川沿いに見ることができます。
    その後、浸食の期間が続き、不整合と呼ばれる地層の不連続境界が形成されました。

    ・カトラーグループ(Cutler Group)
    ペルム紀初期にはまた海進があり、ハルゲイト頁岩(Halgaito Shale)層が堆積しました。海退後、この地域は海岸低地に戻り、エレファント・キャニオン層(Elephant Canyon Formation)が形成されました。これらの地層は現在、カタラクト峡谷やエレファント峡谷(Elephant Canyon、2つ上の図の中央やや下、グリーン川合流地点右上のコロラド川沿い)で見ることができます。
    この間、アンコンパーグレ山脈は広範囲に浸食されていました。大きな扇状地は、盆地の流域を埋め尽くしました。結果として生じるカトラーの赤い岩床は鉄が豊富なアルコース砂岩(arkose sandstone、花崗岩質砂岩)で作られています。海面下にある砂州や海岸の砂丘は、赤い岩床と混じり合い、後に白色の崖を形成するシーダー・メサ砂岩(Cedar Mesa Sandstone)になりました。今日、これらの2つの競合する岩のユニットは、公園全体で6~8 kmの広い帯状に露出し、ニードル(Needles)の南からメイズ(Maze)を通って、エレイタライト盆地(Elaterite Basin、2つ上の図の左中央やや下)に伸びています。
    明るい色の酸化された泥は、シーダー・メサの上に堆積し、その色は赤~茶色になりました。これらの堆積物は、最終的に斜面を形成するオルガン・ロック頁岩(Organ Rock Shale)層となり、公園のスタンディング・ロックスの土地(Land of Standing Rocks、2つ上の図のコロラド川とグリーン川合流地点の右)部分で見ることができます。
    沿岸の砂丘と海洋砂州が再び支配的になり、斜交層理の崖を形成するホワイト・リム砂岩(White Rim Sandstone)を作り出しました。それは、アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky)の下365 mのホワイト・リム道路(White Rim Road、2つ上の図のアイランド・イン・ザ・スカイにおいて赤で示された道路を囲むように走る二重破線で示された道路)に沿った平坦地形として露出しました。アイランド・イン・ザ・スカイの名称は、このようにホワイト・リム道路から見たこの地が高い空の島に見えることから付けられたものです。ホワイト・クリフ砂岩で作られた化石化した沖合の砂州もエレイタライト盆地で露出しています。この盆地の名称は、エレイタライト(弾性瀝青(れきせい))と呼ばれるタール状の濃褐色オイルが染み出すことによって付けられてています。
    約2億5千万年前にパンゲア超大陸の形成(https://4travel.jp/travelogue/11426175 付録1参照)と一致した大変動が始まり、この地域は一連の造山運動の影響を受け、それが北米西部を変形させ、大きな隆起を引き起こしました。これにより、古生代後期および中生代の多くの期間を通して海洋の堆積物が減少し、陸生堆積物が支配的になりました。
    ペルム紀の海は後退し、土地は長期間の侵食にさらされたため、第2の不整合が生み出されました。

    ・モエンコピ層とチンレ層(Moenkopi and Chinle formations)
    三畳紀初めには、侵食された古生代の表面の浅瀬に砕屑性の赤い岩床が敷かれました。これらの堆積物は、西の海の方向にわずかに傾斜した広大な低地の河川によって氾濫平野上に堆積しました。泥は干潟に溜まり、モエンコピ層の泥岩になりました。化石化した波紋跡と泥亀裂を示すこの層は、公園の北部と西部で見ることができます。
    別の浸食期間が戻り、第3の不整合を生み出しました。斜面形成のチンレ層の明るい色の頁岩は、この侵食された表面上に形成されました。チンレの石化された森のメンバーからの石化木材は、時にはチンレ斜面の基部に見られます。

    ・グレン・キャニオン・グループ(Glen Canyon Group)
    グレン・キャニオン・グループの地層は古い順から、ウィンゲート砂岩(Wingate Sandstone)、カイエンタ層(Kayenta Formation)とナバホ砂岩(Navajo Sandstone)*) が含まれています。これらの地層は、公園の西部と北部の地域で最も顕著に露出しています。
    三畳紀は徐々に乾燥気候となり、乾燥した川床とその氾濫平野を埋める砂丘の形成を促しました。この砂は、数十メートルの高さの崖を形成する赤い色のウィンドゲート砂岩になりました。露出部は、途切れることがほとんどなく、数百キロメートル走る傾向があり、人間の通行に障害を引き起こします。
    しばらくの間、気候は湿潤になり、河川は砂丘を通って川床を横切りました。シルト岩と頁岩が挿入された赤褐色~ラベンダー色の砂岩は、棚状の斜面を有するカイエンタ層を形成しました。
    グレン・キャニオン・グループの最も若く一番上の層は、乾燥気候が戻った後に形成されました。現代のサハラ砂漠と同様な、広大で非常に乾燥した砂漠は、北米西部の400,000 km?を覆いました。斜交層理の砂丘は、特に近くのザイオン(Zion)とコロブ(Kolob)渓谷エリアで、大きな厚さに蓄積され、黄褐色~淡いオレンジ色のナバホ砂岩を形成します。ナバホの露出部は崖、寺院を形成し、特定の条件下で自然のアーチ(ミラード・キャニオン・アーチ、Millard Canyon Archなど)を地域によっては形成しています。
    第4の不整合は、侵食の期間に形成されました。

    *) ナバホ砂岩はアンテロープ・キャニオンとホースシューベンドを構成する堆積岩です。詳細はhttps://4travel.jp/travelogue/11575583の付録1.に記載しましたので、ご興味のある方はご覧ください。

    ・サン・ラファエル・グループ(San Rafael Group)
    グレン・キャニオン・グループの侵食された表面上に発達した泥の平地は、カーメル層(Carmel Formation)を形成しました。巨大な崖を形成するエントラーダ砂岩(Entrada Sandstone)は、カーメル層の上に形成されました。長い侵食期間は、白亜紀に堆積した可能性のある地層と一緒に、その地域のサン・ラファエル・グループのほとんどの地層を取り除きました。

    (2) 隆起
    8000万年前に始まり、新生代へと続いたララマイド造山運動(Laramide orogeny、https://4travel.jp/travelogue/11446239付録1参照)は、ロッキー山脈とキャニオン・ランズ地域を隆起させました。地層は数百メートル隆起していたにもかかわらず、ほとんど水平に保たれました。隆起に関連した割れ目が発生し、それ以来侵食パターンに影響を与えています。
    地下水がパラドックス層の塩床に浸透したとき、それは石膏を残して、一番上のより可溶性の塩を運び去りました。このプロセスは「グラベンズ(The Grabens)」で非常に顕著だったので、上にある岩は塩が運び去られることによって残された空隙に崩壊しました。
    更新世の氷期の降水量の増加は、峡谷の掘削速度を速めました。峡谷の拡幅と大深度化は、ロッキー山脈からの氷河溶解によって部分的に供給されたグリーン川とコロラド川の峡谷にとって特に急速でした。扇状地における地すべりや砂丘の移動も加速しました。これらのプロセスは、完新世(新生代第四紀、1万年前~現在)のキャニオンランズの風景を形作り続けていますが、乾燥が大きく進んでいるためにその速度は遅くなっています。

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  • ヨコロコさん 2021/02/08 13:22:48
    グランドサークルいいですよね!
    bunbunさん、

    こんにちは。フォローといいね、ありがとうございます。

    bunbunさんは、アーチーズにもイエローストーンにも行かれたんですね。私のグランドサークルの旅では行けなかったのでうらやましいです!

    私は先にウェーブ、アンテロープ・キャニオン、ザイオン、ブライスに行ってから最後にグランドキャニオンに行ったら、どこも絶景で感動し、長年あの壮大な絶景を見たい!と思っていたグランドキャニオンはちょっと期待外れでした。

    まだまだ気になる旅行記たくさんあり読めていないので、また寄らせていただきますね。

    ヨコロコ

    bunbun

    bunbunさん からの返信 2021/02/09 10:32:40
    RE: グランドサークルいいですよね!
    ヨコロコさん、こんにちは。

    ご訪問、私の拙い旅行記への投票、フォローありがとうございます。

    私はこの旅行以前アメリカにはそれほど興味は無かったんですが、ただイエローストーンのカラフルな目玉だけはずっと見たいと思っておりました。そんな折、前年マダガスカルのツアーでお世話になったユーラシア旅行社さんから情報誌が届き、それを見ていた妻が「ほら、あんたが行きたがっていたイエローストーンのツアーが載ってるよ。」と教えてくれました。マダガスカルは最高に楽しかったので、この旅行社さんなら間違いないだろうと即申し込みました。このツアーは16日間の長丁場で、イエローストーン以外にも日本とは一味違う大陸ならではの豪快なスケールの絶景を堪能できました。アメリカの旅行記はあと8報予定していますが、これまでもそう思いながら結局半分くらいしか書けていませんでしたので、今度もどうやることやら、です。
    そうですね、グランドキャニオンはアメリカを代表する国立公園で地球を感じさせてくれる超有名な大公園ですが、美しさという点からすればいまいちかも知れないですね。そこへいくとヨセミテはそれほど期待していませんでしたが、予想以上に豪快で美しい公園で感激しました。

    ヨコロコさんのウェーブを拝読しましたが、あまりに素晴らしすぎて腰を抜かしました。私は岩が好きですが、特にあのような岩は大好きです。私のツアーにはアンテロープ・キャニオンもザイオンも含まれていましたが、その間にあるウェーブは抜けていました。私は知らなかったのですが、残念でなりません。

    素敵な旅行記をありがとうございました。

    これからもヨコロコさんの旅行記を楽しみにしております。

    PS
    私は皆様の新着旅行記をできるだけ拝読するようにしておりますが、自分が投稿した後はたくさんの投票を頂き、その方々の旅行記を過去分も含めて優先して投票を頂いた順番に拝読します。ただ投票が30/日に制限されておりますので、この期間はまことに残念ではありますがそれ以上拝読できません。ご容赦くださいませ。

    bunbun
  • ますひろさん 2021/01/07 11:36:01
    はじめまして
    bunbunさん

    はじめまして。
    フォローといいねありがとうございます。
    日本国内ではお目にかけないアメリカの大自然に魅入ってしまいました。
    今後とも宜しくお願い致します。

    ますひろ

    bunbun

    bunbunさん からの返信 2021/01/10 11:19:35
    RE: はじめまして
    ますひろさん、こんにちは。はじめまして。

    ご訪問、私の拙い旅行記への投票、フォローありがとうございます。

    私はこの旅行以前アメリカにはそれほど興味は無かったんですが、ただイエローストーンのカラフルな目玉だけはずっと見たいと思っておりました。そんな折、前年マダガスカルのツアーでお世話になったユーラシア旅行社さんから情報誌が届き、それを見ていた妻が「ほら、あんたが行きたがっていたイエローストーンのツアーが載ってるよ。」と教えてくれました。マダガスカルは最高に楽しかったので、この旅行社さんなら間違いないだろうと即申し込みました。このツアーは16日間の長丁場で、イエローストーン以外にもキャニオンランズ国立公園等見所満載で、日本とは一味違う大陸ならではの豪快なスケールの絶景を堪能できました。ユーラシア旅行社さんは、添乗員さん、現地ツアーガイドさんやバスの運転手さんも素晴らしく、添乗員さんは1日の観光が終わると、その日の行程や見学対象と情報をA41枚に纏めて翌朝渡してくれますし、現地ツアーガイドさんは博識でつっこんだ質問にも何でも答えてくれます。元々は海外の秘境を対象としていた旅行社さんと思いますが、このコロナ渦で持ちこたえられるか心配しています。

    私は札幌で14年程勤務して、5年程前に定年退職しました。最初の半年はつくばと掛け持ちで、毎週1回札幌に通っていましたが、雪まつりの時先輩方から「今雪まつりをやっているから見て行ったらどうですか」と勧められ、「移住したらいつでも見れますから」と返答したところ「住んじゃうとなかなか行かないもんですよ」と言われ、それもそうだ、と思って見学してきました。札幌ならではの冬の一大イベントで、自衛隊の作る大雪像も含めて毎年像が変わりますので、何回行っても飽きませんね。

    退職後は冬東京、夏札幌の二重生活ですので、雪まつりは長いことご無沙汰です。

    素敵な旅行記をありがとうございました。

    これからもますひろさんの旅行記を楽しみにしております。

    こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致します。

    bunbun

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