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『最後の晩餐』は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書やヨハネによる福音書に記されているイエス・キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景が描かれている。 <br /><br />絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なものである。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。<br />「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、世界遺産に登録されている。<br />レオナルドは、遠近法、明暗法、解剖学の科学を駆使し、それまでとはまったく違った新しい芸術を生み出した。乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい絵画としても知ら<br /><br />レオナルドは12人の弟子を等しくテーブルの奥側に配置し、光背も描かなかった。代わりに、キリストの背後に明るい外部の景色と(建築上は不要な)リュネットを描き、ユダの手には銀貨を入れた袋を持たせ、顔に陰をいれることで区別が図られている。<br />20世紀末に行われた修復の結果、皿の上にあるのは魚料理であることが判明した。他に、丸型の食べ物と、レモンまたはオレンジと思われる果物が見られる。 <br /><br />レオナルドは完全に乾いた壁の上にテンペラ画の技法で描いた。テンペラは卵、ニカワ、植物性油などを溶剤として顔料を溶き描く技法であり、重ね塗り、書き直しも可能である。しかし温度や湿度の変化に弱いため、壁画には向いていない。 500年以上もの期間、この損傷を受けやすい絵画は失われずに残っている。19世紀までの修復は、あまり良い結果を生んでいない。 制作当時に奇跡の絵画と呼ばれたが、現在では存在自体が奇跡だと言われている。 <br /><br />1977年から1999年5月28日にかけて大規模な修復作業が行われた。作業は修復家一人で20年以上の歳月をかけて行なった。この修復は洗浄作業のみで、レオナルドのオリジナルの線と色彩がよみがえったが、オリジナルが全く残っていない箇所もかなりある。なお、この修復で新たに分かったことが何点かある。 <br />テーブルには魚料理が並んでいた。キリストの口が開いていた。<br />背景の左右の壁にある黒い部分には花模様のタペストリがかけられていた。<br /><br />1980年には、これを所蔵する教会とともにユネスコの世界遺産 (文化遺産) 登録された。その後は複数の扉によって外気との接触を減らし、観光も人数制限などして保存活動がされている。<br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />大塚国際美術館は大塚製薬グループが1998年(平成10年)に開館した美術館で、西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館である。 <br />延床面積は29,412m2。建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円。坂倉建築研究所が設計し、竹中工務店が施工した。 <br /><br />景観維持と自然公園法により、高さ13m以内とするために、一旦山を削り取り、地下5階分の構造物を含めた巨大な建物を造ったうえで、また埋め戻すという難工事を敢行している。 <br /><br />展示されている作品は、大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。<br />作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。 <br /><br />陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されている。 この特徴を生かし、大塚国際美術館では写真撮影が一定条件下で許可されていたり、直接手を触れられたり、一部作品を屋外に展示していたりする。屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。 <br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />主な展示作品<br />世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している (館内では「1,075点」と説明されている) <br /><br />B3F - システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など<br /><br />B2F - モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)<br /><br />B1F - ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)<br /><br />1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など)<br />2F - 現代系統展示<br />陶板画の写真撮影はフラッシュ及び三脚使用禁止という条件で許可される。<br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />大塚国際美術館 については・・<br />https://o-museum.or.jp/<br />

大塚国際美術館-5 『最後の晩餐』 レオナルド・ダ・ヴィンチ作 ☆修復の前後を対比させ

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2020/12/03 - 2020/12/03

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マキタン2

マキタン2さん

『最後の晩餐』は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。キリスト教の新約聖書のうちマタイによる福音書やヨハネによる福音書に記されているイエス・キリストと12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景が描かれている。

絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なものである。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。
「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、世界遺産に登録されている。
レオナルドは、遠近法、明暗法、解剖学の科学を駆使し、それまでとはまったく違った新しい芸術を生み出した。乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい絵画としても知ら

レオナルドは12人の弟子を等しくテーブルの奥側に配置し、光背も描かなかった。代わりに、キリストの背後に明るい外部の景色と(建築上は不要な)リュネットを描き、ユダの手には銀貨を入れた袋を持たせ、顔に陰をいれることで区別が図られている。
20世紀末に行われた修復の結果、皿の上にあるのは魚料理であることが判明した。他に、丸型の食べ物と、レモンまたはオレンジと思われる果物が見られる。

レオナルドは完全に乾いた壁の上にテンペラ画の技法で描いた。テンペラは卵、ニカワ、植物性油などを溶剤として顔料を溶き描く技法であり、重ね塗り、書き直しも可能である。しかし温度や湿度の変化に弱いため、壁画には向いていない。 500年以上もの期間、この損傷を受けやすい絵画は失われずに残っている。19世紀までの修復は、あまり良い結果を生んでいない。 制作当時に奇跡の絵画と呼ばれたが、現在では存在自体が奇跡だと言われている。

1977年から1999年5月28日にかけて大規模な修復作業が行われた。作業は修復家一人で20年以上の歳月をかけて行なった。この修復は洗浄作業のみで、レオナルドのオリジナルの線と色彩がよみがえったが、オリジナルが全く残っていない箇所もかなりある。なお、この修復で新たに分かったことが何点かある。
テーブルには魚料理が並んでいた。キリストの口が開いていた。
背景の左右の壁にある黒い部分には花模様のタペストリがかけられていた。

1980年には、これを所蔵する教会とともにユネスコの世界遺産 (文化遺産) 登録された。その後は複数の扉によって外気との接触を減らし、観光も人数制限などして保存活動がされている。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

大塚国際美術館は大塚製薬グループが1998年(平成10年)に開館した美術館で、西洋名画等をオリジナルと同じ大きさに複製し展示する陶板名画美術館である。
延床面積は29,412m2。建築費や各絵画の使用料(著作権料)などを含め、総工費400億円。坂倉建築研究所が設計し、竹中工務店が施工した。

景観維持と自然公園法により、高さ13m以内とするために、一旦山を削り取り、地下5階分の構造物を含めた巨大な建物を造ったうえで、また埋め戻すという難工事を敢行している。

展示されている作品は、大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。
作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。

陶板複製画は原画と違い、風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るので、これからの文化財の記録保存のあり方に大いに貢献すると期待されている。 この特徴を生かし、大塚国際美術館では写真撮影が一定条件下で許可されていたり、直接手を触れられたり、一部作品を屋外に展示していたりする。屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

主な展示作品
世界25ヶ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画1,000余点を、オリジナルと同じ大きさに複製し展示している (館内では「1,075点」と説明されている)

B3F - システィーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメールの部屋、聖マルタン聖堂壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナスの家、エル・グレコの部屋、ポンペイの「秘儀の間」など

B2F - モネの大睡蓮、バロック系統展示(レンブラント「夜警」など)、ルネサンス系統展示(ダ・ヴィンチ「モナリザ」「最後の晩餐」(修復前と修復後)・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」など)

B1F - ゴヤの家、バロック系統展示、近代系統展示(ゴッホ「ひまわり」・エドヴァルド・ムンク「叫び」・ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」・ジャン=フランソワ・ミレー「落穂拾い」など)

1F - 現代系統展示(パブロ・ピカソ「ゲルニカ」など)
2F - 現代系統展示
陶板画の写真撮影はフラッシュ及び三脚使用禁止という条件で許可される。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

大塚国際美術館 については・・
https://o-museum.or.jp/

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ
旅行の手配内容
個別手配

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