2020/11/16 - 2020/11/18
203位(同エリア406件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
宮城県の白石駅を起点に2泊3日の温泉巡りです。
1泊目の鎌先温泉「時音の宿湯主一條」は次泊の青根温泉「湯元不忘閣」と並び、登録有形文化財に指定されている伝統ある旅館です。
1428年に村人が岩角に湯気が立ち上るのを見て、持っていた鎌で突いたところ湯が噴き出したので「鎌先」という名になったという言い伝えがあります。
その鎌は宿の家宝になっているとも・・
昔から「傷に鎌先」といわれ、切り傷や火傷に特効のある薬湯です。
紅葉も丁度見頃で、源泉かけ流しのお湯と美味しいお料理を堪能しました。
古い建物を維持する努力は大変なことだと思いますが、いつまでも残していってほしい伝統です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
初日 2020/11/16(月) 晴れ
白石城や武家屋敷を見学し、ランチは開店と同時
11:00に「やまぶき亭」で「やまぶき彩りうーめん」を頂きました。やまぶき亭 グルメ・レストラン
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15:00に宿の無料送迎車も来ますが、そこに泊まる事が目的の旅では早めにチェックインするのがミソなんですよね。
13:35 白石駅前から市民バスの「きゃっするくん」に乗って200円、約20分。白石駅 (宮城県) 駅
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14:00少し前に鎌先温泉バス停に到着。
そこから歩いて5分くらい、時音の宿 湯主一條 宿・ホテル
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温泉街の奥まった坂道の上に今夜のお宿「時音の宿 湯主一條」は建っています。
この通路は宿泊棟と旧館(本館)を繋ぐ渡り廊下です。 -
木造三階建てで存在感を示す本館。
昔は湯治棟でしたが現在は個室料亭として使われている建物です。 -
本館は登録有形文化財になっています。
そういえばここのところ、このジャンルのお宿ばかりに泊まっているような・・(^^)
登録番号が 0123 ~ 0125号 ということは三つの建物が対象となっているんですね。 -
登録有形文化財のプレートは額やガラスケースに入って掲げられている宿が多い中、雨ざらしのこんな壁に無造作に貼り付いています。
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1時間前にはお部屋OKの宿もあるのですが、ここは意外とシビア。
荷物だけは預けて周辺の散策です。 -
玄関前の紅葉が見頃です。
刈り込まれたつつじも時季には綺麗でしょうね。 -
玄関前にある洞窟の入口。
大正時代に手彫りされたもので、現在は冷鉱泉が自然湧出し、二つ目の源泉となっているそうです。 -
宿の裏には自家製茶していたという跡も
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道すがら見た、日本秘湯を守る会の会員宿「最上屋旅館」も私好みのいい味出してます。
後に建っている鉄筋の「木村屋旅館」は元禄元年創業の老舗旅館でしたが、今年コロナ禍で廃業してしまいました。
明かりのつかない廃墟の旅館は哀れを誘います。 -
14:50 玄関で下足を預けます
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ロビー
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夜はバーにもなるラウンジでチェックイン
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近くに「弥治郎こけし村」もある土地柄なので宿にもこけしが沢山飾られていました
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浴衣は受付の際好みのサイズで。
Mにしたら丈が少し長目で足に絡まりそう。
女性なら大抵の方はSで良いかも・・ -
階段を上り下りして別館の奥の部屋に案内されました。
玄関でウォッシャブルの布スリッパを脱ぎます。
廊下が広縁まで続いています。 -
8畳の本畳の和室。
私、ベッドのお部屋より畳にお布団が好きです。 -
床の間方向を望みます。
空気清浄機もあり、畳の部屋も床暖房になっています。
Wi-Fiは全館繋がります。 -
広縁の左突き当りが
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トイレ
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右が洗面所
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洗面台は銅板で出来ています。
引き出しにはドライヤーもありました。 -
避難経路図。
ここは宿で一番安価なお部屋。
でも、一人だし十分過ぎるほどです。 -
玄関前の冷蔵庫の上のポットやコーヒーメーカーなど
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引き出しのお茶セットとお茶請けのお菓子
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冷蔵庫には予備の冷水ポット
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座布団はこんもりと盛り上がっていました。
京都の旅館で昔こんな座布団に座ったことあったな・・ -
お風呂場の行き帰り用にメッシュの手提げ袋が用意されていました。
バスタオルは一人に2枚です。 -
足袋ソックスと袢纏のほか、フリースの上着もありました。
部屋にも浴衣が一枚ありこちらは使いませんでした。 -
さあ、先ずは温泉です。
大浴場は私の部屋からは最も離れている西の端に有ります。
しかも男性用は二階なのに女性用は三階で遥か彼方。
この宿にはEVは無いので足腰の悪い方にはチト辛いものが有りますね。 -
脱衣所
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源泉掛け流しの内湯は無色透明
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シャワーは5本。
シャンプー類はポーラ。 -
内湯に続く露天風呂からは紅葉が綺麗に見えました
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大浴場からそのまま「薬湯(やくとう)」に向かいます。
こちらは比較的部屋から近く螺旋階段を下りて行きます。 -
脱衣所は狭いのでこの籠の人数が一度に来たらしっかり三密。
鍵付きのロッカー、貴重品入れがあります。 -
鎌先温泉に600年前から湧く温泉です。
シャワーと湯船が近いので、出来ればここで洗って欲しくはないなと個人的には思います。
隣の男性用は窓もある開放的な感じらしいのですが、朝夕で男女入替えはありません (u_u)
温泉は24 時間入浴可能です。
泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩泉。
源泉温度が低いので加温はしていますが、かけ流しなので入るとザブ~ンとお湯が溢れるのは気持ちいい。 -
いつもながら風呂上がりの至福の一杯です ^_^
そうこうしているうちに、 -
17:30 本館でお楽しみの夕食です。
予め希望した時間に電話が掛かってきて、係の人が部屋まで迎えに来てくれます。
17:00~も 18:00~もOK。
15:00前からチェックインしたとはいえ、ゆっくりお風呂に入っていたら結構時間が押していました。
18:00~にすれば良かった・・
暗くなってからチェックインした人達は尚更でしょうね。 -
本館と別館を繋ぐ渡り廊下の中はこんな感じになっていました
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本館入口の生け花
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一人でも個室対応です。
全く三密とは無縁の隔離と通気性。
こんな時代だからこそやっぱり古いモノって残して行く価値あるな~と思います。 -
食前酒は自家製ざくろ酒
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前菜
海老菊花寿司
平茸酒盗焼き
公魚南蛮漬け 黄身酢
まこもだけ黄身衣揚げ
菊花と野菜のお浸し
百合根煮凍り
サーモンタルタル
鶉卵柿見立て
蕪チーズ巻き -
お造り
勘八炙り はた 妻物一式
バジル・人参ドレッシング -
蓋物
蕪菊花煮 菊餡 青味 -
焼物はクロッシュ(今調べて初めて名前を知りました)を被せて運ばれて来ました。選択制で、
1 仙台黒毛和牛焼き 添え野菜
2 尾鯛のエリンギ茸包み焼
3 和牛ヒレステーキ 添え野菜 -
私は3の和牛ヒレステーキにしました
-
鍋物も三つの内から選びます
1 蔵王「フランス鴨」の鍋 仙台芹 蔵王大根他
2 吉次の塩ちゃんこスープ鍋 仙台芹 蔵王大根他
3 吉次の醤油スープ鍋 仙台芹 蔵王大根他 -
何だかよく分からなかったけれど私は1番にしました。
芹の根っこが混入していたので間違いかと思ったら「仙台芹」は根も食べられる芹とのことでした。 -
栗ご飯か白飯を選べます。
留め椀は芋煮汁。
少し甘めの醤油味で牛肉使用だから山形県流の芋煮汁ですね。 -
お代わりで白いご飯も頂きました。
一條菜園で収穫された自家栽培の新米でとても美味しかった。 -
デザート
ラ・フランスコンポート ソルベ添えベリーのソース
私、コンポートより生の果物の方がいいんだけれど・・ -
一見、メニューでは凄く沢山出てくるように見えますね。
基本のお料理だけでも丁度いいお腹具合なのですが、
「森の晩餐」と銘打たれた夕食で、建物と共にこの宿のウリとして期待して来たのですがイマイチ品数も量も物足りない気がしました。
「エッ!未だ出るの?」というくらいが一般的お宿の料理の定番なのでちょっと拍子抜けっていう感じもしました。 -
追加料理もいい値段です
-
渡り廊下から見た本館。
三階部分しか使われていないようです。
宿のHP映像では1階から3階までしっかり灯が入って風情ある佇まいだったのですが、まあ、現実的には満席は望めませんね。
でも、パフォーマンスでもいいからイルミのつもりで点灯はしておいて欲しい・・ -
敷き布団は分厚く、掛け布団はダウン70%でした
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2日目 2020/11/17(火)快晴
5:45 いつもながら旅先では朝ゆっくり寝ていられない貧乏性な私です。
よし、朝風呂行くぞ! -
やっぱり露天風呂ですよね。
外気を浴びながらの朝風呂は旅の醍醐味です。
6:30に上がるまで誰も来ませんでした。
皆さん普段は忙しいから旅先ではゆっくりしていたいんでしょうね。 -
部屋に戻ってお決まりの朝風呂後の一杯です (^^;
宿泊者のいる部屋の外には朝刊が配布されていました。
それを見る限り1/3くらいの稼働率でしょうか・・ -
7:30 一番早い時間で朝食開始です。
担当者から部屋に電話があり「昨日と同じ部屋なら勝手に行きます」と言ったのですが、焜炉への火入れ等準備の都合もあるので、結局担当者は待ち構えているようでした。
素直に部屋に迎えに来て貰った方がいいですね。 -
朝の個室食事処
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一揃いです
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完熟甘味トマトジュース
ぜんまい煮
焼き海苔
おしんこ -
出来たて豆腐 薬味 割り醤油
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玉子焼き 鮭・塩鯖の焼物
鉄瓶型の箸置きが面白い -
宮城県名産笹かまぼこ あしらえ
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宮城県産野菜サラダ ドレッシング
(レタス・紫玉ねぎ・ハム・レモン・
プチトマト・紫キャベツ)
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白石名産の温麺
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一條菜園で収穫した「みやぎのひとめぼれ」新米
大根の身と葉の味噌汁(仙台味噌) -
デザート一式
自家製ヨーグルト 宮城県産はちみつ添え
メロン ネーブル
コーヒー or 紅茶 or 日本茶
ずんだ餅はウェルカムのお茶の際出されていたものですがコロナの関係で朝食時の提供になったそうです。 -
夕食よりむしろ朝御飯の方が満足感高かった (^^;
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食後、本館を探検してみました。
2階に下ります。 -
二階のお部屋は今は使われておらず、こんな感じです。
でも畳はい草の本畳でした。 -
喫煙室
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一泊二食シングル利用(入湯税込)
25,450円 × 0.65 ≒ 16,490円
( ▲GoTo割引 ▲8,960円)
地域共通クーポン 4,000円分 -
10:00 同乗者9名、宿の送迎バスで白石駅に向かいます。
11:00がチェックアウト時間なのでその時の便もあります。 -
ランチはお城の北側の「うーめん番所」で吉永小百合気分で「葛かけうーめん」を頂きます。
今日は青根温泉「湯元不忘閣」泊です。うーめん番所 グルメ・レストラン
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