2020/11/01 - 2020/11/02
7位(同エリア820件中)
かっちんさん
明治初期に地元農民により発見された山奥の温泉は、数々の苦難を乗り越え、昭和58年(1983)標高2000mの高峰高原に秘湯の宿「高峰温泉」として開業し、平成6年(1994)現在の山小屋風ランプの宿となりました。
客室は全22室でウォッシュレットトイレを完備。源泉100%の温泉は野天風呂と内湯が3ヶ所。食事は信州の素材を使った料理が味わえます。
ランプは油を燃やすのではなく電気の光。昔ながらのランプの雰囲気を宿の中で楽しめます。
野天風呂からは、眼下に小諸市街・佐久市街、その先に車山、霧ヶ峰、美ヶ原、中央アルプスの山々など、素晴らしい絶景が眺められます。
宿では独自の体験プログラムが用意されており、池の平湿原を巡る「自然観察会」、夕方の「温泉療養講座」、「高峰温泉の歴史」の語り、「星の観望会」、早朝の「野鳥教室」など。
温泉をくみ上げる時に噴き出る天然ガスは、暖炉の燃料に使われています。
今日は軽井沢駅から「しなの鉄道」に乗り、小諸駅で降りて懐古園前の信州蕎麦「草笛」本店を訪れ昼食。
小諸駅前からはJRバスに乗り、黄金色に染まるカラマツ林を見ながら「チェリーパークライン」を通り、標高1200mの「高峰温泉」に到着。
秘湯の宿「高峰温泉」では、早速「雲上の野天風呂」に浸かり、絶景を見ながら仙人のような気分になります。
夕焼け、朝焼けは素晴らしく、山の幸、川の幸の食事にも満喫します。
普段は満室になることが多い人気の宿ですが、偶然にも空きがあり、前日に電話予約できました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・信州蕎麦「草笛」HP
・しなの鉄道HP
・小諸市HP「中央(東部)地区紹介」
・高峰温泉HP、資料
・人生ブンダバー「秘湯高峰温泉(3)スノーシューで高峰山へ」
・サントリー愛鳥活動、日本の鳥百科「キジバト」「コガラ」「ゴジュウカラ」「ヤマガラ」「ホシガラス」
・停車場ガーデンHP
・ウィキペディア「国鉄EF63形電気機関車」「国鉄115系電車」「車坂峠」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
しなの鉄道「軽井沢駅」
駅舎の建物は旧軽井沢駅舎を復活させたものです。 -
湘南色115系と電気機関車EF63-2(軽井沢駅)
しなの鉄道を走る国鉄時代の湘南色115系電車。日本全国で見られた湘南色です。
隣には信越本線横川~軽井沢間の碓氷峠を越えるため、補助機関車として活躍したEF63が保存されています。 -
新型車両「SR1系」(軽井沢駅)
2020年7月4日、しなの鉄道にデビューした車両は主に快速電車として運用されます。
青を基調とした外観デザインは、信州の「爽やかな風」「沿線の豊かな風景」を表現。
また、ロイヤルブルーとシャンパンゴールドは、旅の上質感と高級感を演出し、緑と水色のラインは、沿線の「山並み」と「清流」を表現しています。 -
「しなの鉄道」のきっぷ
軽井沢から小諸までの乗車券。
券面の地紋には「しなの鉄道」とシンボルマークの「S」。
シンボルマーク(社章)は、「しなの」の「し」を上部の立体感あるラインで表し、しなの鉄道の未来を(飛躍・拡がり・立ち昇る)イメージで表現しています。
シンボルマーク下部の動きのある円は、雄大な包容力のある「信濃の大地」を表し、しなの鉄道の使命である「安定した経営」「安全で人にやさしい輸送」」への願いを力強く表現しています。
では、小諸まで車窓の風景を紹介します。 -
沿線は秋の彩り(中軽井沢付近)
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浅間山山麓に広がる棚田(信濃追分付近)
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「稲わら干し」(平原付近)
最近、見かけなくなった風景です。 -
車掌車を利用した「平原駅(ひらはらえき)」(車窓)
待合室に利用されています。
北海道ではよく見かける車掌車ですが、本州では珍しいです。 -
小諸駅に到着
小諸駅は、しなの鉄道とJR小海線(小諸~小淵沢)が発着する駅です。 -
「しなてつカラー」の115系(小諸駅)
グレーに赤いラインの塗色は「しなてつカラー」と呼ばれ親しまれています。
平成8年(1996)のしなの鉄道発足とともに塗色されました。
では、小諸周辺を散策します。 -
C56-144(懐古園前)
小諸駅近くの懐古園前に保存・展示されています。
高原列車で有名な小海線(小諸~小淵沢)を走っていたSL。
昭和40年代まで、新宿から出発する八ヶ岳高原号や高原キャベツを積んだ貨物列車を、小海線内でけん引していました。 -
イチオシ
ポニーと呼ばれたC56(懐古園前)
紅葉の中を走ってるみたいです。 -
具だくさんの「藤村そば」(懐古園前)
懐古園前にある信州蕎麦「草笛」本店で昼食。
人気の店なので、30分ほど待ちました。
「藤村そば」は信州蕎麦に、かき揚げ天ぷら、山菜、りんご煮、りんご天、わかめ、ネギ、サラサラくるみ、大葉、トロロワサビなど具だくさん。
信州蕎麦やりんご天、りんご煮など、信州の味が満載です。 -
美しい彩りの「トウカエデ」(小諸駅前)
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鉄道施設「油庫」(小諸駅前)
明治42年建築のレンガ倉庫「油庫(あぶらこ)」は、小諸駅の鉄道施設として、ランプの灯油を保管しました。
明治時代の客車には電灯の設備がなく、車内の照明はランプのみ。
また信号機の照明もランプなので、燃料である灯油を主要駅に保管しておく必要があったのです。 -
高峰温泉行きバス(小諸駅)
高峰温泉へのバスは朝と午後の2本のみ。
これから乗るバスはバスタ新宿から佐久平駅を経由し、小諸駅前を13:45に出発。
高峰温泉は標高2000m。標高663mの小諸駅前から北に伸びる斜面を登っていきます。 -
りんご農園(車窓)
市街地を抜け、高原野菜、果樹園などの農地を通ります。 -
色付くカラマツ林(車窓)
標高1000mあたりから樹林帯に入り、山岳観光道路の「チェリーパークライン」を登ります。 -
カラマツ林の黄葉(車窓)
バスはジグザグの坂道を登っています。 -
イチオシ
大パノラマ(車窓)
頂上の車坂峠(高峰高原)からは、眼下に小諸市街、はるか遠くに八ヶ岳と蓼科山が見えます。
標高1973mの車坂峠は、長野県小諸市と群馬県吾妻郡嬬恋村との間にあります。 -
「山の神」神社(車窓)
車坂峠にある「山の神」神社。
御朱印は近くの「高峰高原ホテル」でいただけます。 -
高峰高原のスキー場(車窓)
車坂峠から「アサマ2000パーク」のゲレンデを横断し、高峰温泉へ向かいます。 -
雲上の野天風呂のある「高峰温泉」に到着
高峰温泉には14:28に着きます。 -
ロビーでチェックイン(高峰温泉)
Gotoキャンペーン対応スタンダードプラン(二食付、和室トイレ付)を予約しています。
2名利用の通常料金は16,500円/人。Goto適用後の料金は10,725円。 -
薪いらずの「天然ガス暖炉」(高峰温泉)
温泉をくみ上げる時に噴き出る天然ガスを燃料にしています。
青い炎の強い火力はロビー全体が温まります。 -
飲泉コーナー(高峰温泉)
2Fの休憩スペースに「飲泉コーナー」があり、登山用品も展示されています。
高峰温泉の湯は、胃腸をはじめ、糖尿病、痛風、便秘に効果があります。 -
野天風呂へ続くランプの道(高峰温泉)
屋外にある野天風呂は、宿の建物を出た50m先にあります。 -
野天風呂(高峰温泉)
男女別にある野天風呂は、浴槽に入れる人数が各々4人まで。
宿の出口に着替えを入れる籠が男女4ヶずつ置いてあり、この籠を持って野天風呂へ行くルールになっています。
つまり、籠が残っていれば野天風呂に入れます。 -
夕暮れの「野天風呂」(高峰温泉)
籠がたまたま1ヶ空いていたので、早速、野天風呂に浸かります。
夕陽と山の景色を見ながら「雲上の野天風呂」を楽しみます。 -
イチオシ
薄ピンク色に染まる夕焼け(宿の外)
夕焼けは宿近くの「湯の丸高峰林道」に少し入ったところから眺めます。
南西の方向には、平坦な台地状の美ヶ原高原とさらに遠くに、中央アルプスの御嶽山、鉢盛山まで見えます。 -
刻々と色の変わる夕焼け(宿の外)
オレンジ色になってきました。 -
夕陽を浴びる木々(宿の外)
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変化する夕焼け(宿の外)
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夕陽が山に沈んだ直後(宿の外)
燃えるような色の空になっています。 -
夕焼けの中を流れる雲(宿の外)
日が落ちると急に寒くなります。 -
明りの灯る玄関(高峰温泉)
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木まぐれ喫茶(高峰温泉)
1Fのお休み処「朝霧」にあります。 -
夕食(高峰温泉)
夕食は18:00から2Fのお食事処「雲表(うんぴょう)」で。雲表とは雲の上のこと。
食前酒は「朝鮮五味子」。アルコール度数45度もあります。
前菜はブロッコリー柚子味噌がけ、胡麻豆腐、花豆煮。
造りは信州サーモン。
酢の物はきのこ(平茸、舞茸、シメジ)サラダ。
煮物はかぶら、平茸。 -
岩魚の塩焼き(夕食)
食事の進み具合にあわせて、焼き立てを持ってきてくれます。 -
信州豚鍋(夕食)
-
季節野菜の天婦羅(夕食)
くり茸、シソ、菊花、さつまいも。
最後にご飯と味噌汁、野沢菜、デザートにふじりんご。
地元の山の幸、川の幸を十分味わうことができました。量はちょっと多すぎかも・・・ -
イチオシ
風情のあるランプ(高峰温泉)
就寝時には部屋の蛍光灯を消し、備え付けのランプを灯します。
電球のランプですが、明かりの調整ができるので、油のランプのような趣きがあります。 -
翌朝の野天風呂(高峰温泉)
6時過ぎの清掃時間帯に写真を撮りに行きます。 -
朝の眺望(宿の外)
昨日、夕陽を見たところから眺めています。 -
朝日の当たる山(宿の外)
遠くに分厚い雲海が漂っています。 -
朝日が広がります(宿の外)
-
昔のバス停(宿の前)
-
現在のバス停(宿の前)
-
スキー場のリフト(宿の前)
今の時期はまだ動いていません。 -
イチオシ
朝風呂に入ります(高峰温泉)
朝の野天風呂は7:00から。
お湯は昨夕よりやや熱めですが、外気が冷たいのでちょうどいいです。 -
「ツリバナ」(高峰温泉)
1Fのお休み処「朝霧」の窓からの眺め。
ここで7:30から野鳥教室が始まるので参加します。 -
お洒落な「キジバト」(野鳥教室)
餌場に来る「キジバト」。ブドウ色の体に、ウロコ模様の背中、首に青白黒のマフラーを巻いたような、お洒落な鳥。
飛んでくる野鳥を窓を通して眺めながら、スタッフが鳥の名前や特徴について説明してくれます。 -
餌をくわえる「コガラ」(野鳥教室)
頭は黒色、背は灰褐色で、頬と喉は白色、喉に小さな黒色の斑があります。 -
ツリバナにとまる「コガラ」(野鳥教室)
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目元が素敵な「ゴジュウカラ」(野鳥教室)
頭から背・尾は灰青色。顔から胸は白色。目を通る黒線がはっきりしています。
握力が強く、爪がしっかりしていることから、木の幹を下を向きながら下りることができます。 -
4色模様の「ヤマガラ」(野鳥教室)
背・翼の上面は灰色、腹は褐色。頭は黒色と白っぽい淡い褐色の模様です。
体の大きさに比較し頭でっかちで、尾は短め。 -
イチオシ
水を飲みに来た「ホシガラス」(野鳥教室)
全長35cm。
全身黒味の強い褐色で、白い斑点が沢山あります。
翼は短めで幅広なので、フワフワと直線的に飛行します。
普段はもっと高い位置にいるのですが、今日は水を飲みに来たようです。 -
「ホシガラス」(野鳥教室)
雑食性でハイマツの実、昆虫、鳥の卵や雛など、何でも食べます。
「ホシガラス」の名前は、白い斑点を星空に見立てたことに由来します。 -
朝食(高峰温泉)
8:00から和食の朝食です。
御飯と味噌汁はおかわりできます。 -
リュックとかんじき(高峰温泉)
山の生活道具が展示されています。 -
昔のスキー板(高峰温泉)
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JRバスの回数券(高峰温泉)
帰りのバスきっぷは、宿でお得な回数券をばら売りしてくれます。 -
カラマツ林と小諸市街(車窓)
高峰温泉9:35発のバスで小諸駅へ向かいます。
車坂峠に来ると、小諸の町が見えます。
これから「チェリーパークライン」を下ります。 -
「シラカバ」もあります(車窓)
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すくすく伸びる「カラマツ」(車窓)
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イチオシ
黄金色に染まる「カラマツ林」(車窓)
-
小諸駅に到着
駅近くに「停車場ガーデン」があります。
衰退が進む駅前に市民がつくり楽しむガーデン「停車場ガーデン」が平成21年(2009)にオープンしました。 -
カフェもある「停車場ガーデン」
寄り道したくなるところです。
これから懐古園の紅葉を見に行きます。
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