2020秋　関西・大阪 京セラドーム大阪遠征記　〈第１幕〉【１日目：野球観戦編】

2020/10/24 - 2020/10/25

新型コロナウィルスの感染拡大がもたらした世間への影響が計り知れない、という事実はもはや言うまでもありませんが、それはプロ野球を始めとするプロスポーツリーグにおいても例外ではありませんでした。


３月のオープン戦は無観客試合、その後感染者数増加や緊急事態宣言を受け、３月下旬に開幕するはずだったプロ野球は開催が見送り、６月開幕まで時期がずれ込みました。
当初は無観客であったものの、その後規制が緩和され、人数を制限しての観客動員が可能となり、なんとか球場に足を運べるまでとなりました。しかし、「新しい応援スタイル」として、常時マスク着用、声を出したりフラッグを振ったりすることの禁止、などいくつもの規制を強いられ、正直不自由な状態での観戦がやむを得なくなっていることは否めません。


野球観戦が好きな私も当初はフラストレーションが溜まる一方でしたが、GoToキャンペーンが始まったこともあり、野球に関してはビジターチームのファンも入場できるということで、今年は京セラドーム大阪でオリックス戦の試合を観に行くことにしました。
いつもは同じロッテファン仲間６、７人と観に行くことが多いのですが、
「行きたい人、はい！！」
と声を掛けたところ、メンバーは都合が悪かったり遠方に行くことを遠慮したりしていたので、私が（勝手に）代表して１人で適地に乗り込むことにしました(笑)

当時ロッテはCS進出を賭けた順位にあり、残り試合を落とすことはできません。相手は最下位のオリックス。山本由伸が投げない限りまず勝てるだろうと踏んでいます。折角の遠征、やっぱり勝ち試合が見たいですよね！

というわけで、遠征で野球が見られることの喜びを噛みしめながら私は早朝の羽田空港へと向かうのでした・・・。



でもまあ、この旅行記グループのタイトルを見れば分かっちゃうんですがね・・・、



結論から言うと、この試合負けた(笑)

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ジャルパック

おはようございます。
午前７時５０分、羽田空港第１ターミナルです。２月に長崎に行って以来のひっさびさの飛行機でワクワクします。

いつにも増して保安検査待ちの列が。間隔を空けたり、検温や消毒などの措置も増えたため、時間がかかっているのでしょう。
自粛期間中は閑古鳥が鳴いていた羽田空港ですが、なかなかの人出です。

初めておサイフケータイ機能でチェックインしようとしましたが、一発でうまくいかなかった…
他にも交通系ICカードの機能とかも入れているせいでしょうか。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

サクララウンジで朝食。飲み物はあるので、食べるものだけ買えばいいわけです。
ラウンジ内も感染対策で、おかきは全て小分けのカレーせんべいで、トマトジュースと牛乳がありませんでした。

朝ごはんを食べたあとは、搭乗の時間までYouTubeで昔さんまのからくりテレビでやっていた『ファニエスト外語学院』のコーナーを見て大爆笑（声には出しませんよw）しながら待ちます。

羽田空港国内線ラウンジ 北ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ

搭乗の時間になり、飛行機に乗り込みます。
久々の雰囲気、JALの搭乗BGM『I wii be there with you』を聞いたときは、これから飛行機に乗るのだ、旅に出るんだという感じがして何だか嬉しかったですね。自粛期間は旅行に行きた過ぎてこれを目覚ましにしてたくらいですから(笑)


https://youtu.be/fMT5Z1iD6NM


予定ではモニター付きのB-787だったのですが、急遽777に変更に。楽しみにしていたのでちょっと残念…
帰りも一応787の予定だけど、変わらないといいな。

ドリンクサービスでは安定のキウイジュースを。東京2020の柄ですが、来年本当にオリンピックできるんかいな。

およそ１時間で伊丹空港に到着。大阪までだとやっぱり早いな。

これからなんやかんや鉄道網を乗り継ぎ、決戦の京セラドーム大阪まで向かいます。
まずはモノレールで蛍池へ。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

蛍池で阪急に乗り換えて、梅田へ。正確には大阪梅田、ですね。
途中、以前友人たちと甲子園遠征の際に立ち寄った森友学園がある庄内駅を通過し、あの頃を懐かしく思い出していました。
ったく森友学園を観光場所に選ぶセンスはどうかしてるぜ(笑)
あのとき最初に「森友学園行こう！！」って言ったの誰だよ・・・


はい、私でございます(^o^)丿


（その時の旅行記↓）
https://4travel.jp/travelogue/11640743

蛍池駅 駅

梅田から地下鉄を心斎橋で乗り換え、ドーム前千代崎駅へ。
京セラドームの最寄り駅です。
駅構内にあるローソンにはオリックスとコラボしているバッファローズポンタがいます。

ドーム前千代崎駅 (地下鉄) 駅

オリックスの選手たちのパネル。
先陣に立つのはバファローズの主砲、吉田正尚選手。侍ジャパンにも何度も選出されるほどの球界の長距離バッター。
こいつの１発には気をつけなきゃいけないなと思いながら、エスカレーターを上ります。

まあいくら僕が１発打たれるのを警戒しても意味ないんですがね(笑)

さあてやって来ました、京セラドーム大阪！
来るのは３回目ですが、ロッテ戦は初めてとなります。

京セラドーム大阪 名所・史跡

最初にグッズショップでお土産を買います。消毒を済ませて入店。
ハンカチ付きの飴ちゃんと吉田正尚の応援グッズであるダンベルを買いました。（←ロッテファンなのに敵チームの応援グッズ買っちゃう奴が約１名）
ダンベルは普段使う機会はないでしょうが、侍ジャパンの試合を見に行くことがあったら使うことにしましょう。

一旦外に出て、正装に着替えます。ロッテファンの甲斐性なのでしょうか、ビジター球場でユニフォームを着ているとなぜかいつも以上に気合が入る気がします。

バッチこい！

今日はレフトスタンドで観戦です。京セラドームの外野席は構造上天井が低いのでやや圧迫感を感じますね。

席についたら荷物を置き、昼食を買いに行きます。球場グルメにありつくのも観戦の楽しみですね。

イチロー。91年に愛工大名電高校からドラフト4位で当時のオリックスブルーウェーブに入団。入団当初はさほど目立っていた選手ではなかったものの、地道な努力を続けヒットを量産。2019年に引退するまでに築き上げたヒット数は日米通算で4367安打。引退会見で発した「後悔などあろうはずがない」という言葉は記憶に新しいのではないかと思います。
彼のキャリアの中で特に2009年のWBC決勝戦で放った決勝打は非常にドラマチックであり、とても興奮したものです。

考えてみれば、僕が物心ついた頃には既にプロ野球で活躍してましたし、自分が社会人になるまで現役でいたのは驚異的です。小学生の頃、ブルーウェーブの試合と日米野球の試合でイチローを見たことがありますが、彼が登場すると一段と歓声が上がったものです。しかしその人気は優れた実績によるものだけではなく、努力家であることや、どこかユーモアのある人間性によるものでしょう。

その後ブルーウェーブは近鉄バファローズと合併しましたが、イチローの渡米後に背番号51をつけた選手は１人もいません。通路に展示されているこのユニフォームとスパイクからは、どこか並々ならぬ神聖なものを感じ取りました。

売店で食べ物を買ってきて座席で食べます。
まずは唐揚げ。まるまるっとした肉からはジューシーな肉汁が溢れ、外の衣はカラッと揚がっていてまさに唐揚げの見本みたいな唐揚げです。
（ジューシー安倍なら間違いなく「とってもジューシーで」と言うでしょう）

メインはホルモン焼きうどん。
たっぷりの野菜とホルモンに甘辛の味噌でこってりと絡ませたうどんは、いかにも大阪の下町で親しまれていそうな食欲がそそるお味です。

デザートは、デザート…？ポテチはデザートなのか？まあ、いいや。
食後はノンアルコールとポテチのセットを。ジョーンズ選手の日米通算2000本安打達成記念のステッカー付きになっています。
本当はバファローズポンタのカード付きのやつもあったんですが、４枚揃わないと１つの絵にならないので、ビジター民の俺には無理ンゴと思ったのでこちらにしました。

塩気を若干抑えている代わりにブラックペッパーで味付けがされており、ドイツ風でいかにもビールに合うだろうなという味でした。

さすがどこにでも行くロッテファン。ライトスタンドより入ってるんじゃね(笑)？
この大変な世の中ですが、皆野球熱だけは忘れていません。

そしていよいよプレイボール！
１回の表に１番の藤原がヒットで出塁しましたが、無得点でチェンジ。

ロッテの先発は、プロ２年目、地元千葉出身の古谷拓郎投手。どうやら雨男のようで、これまでホームで先発が予定されていたものの３回くらい雨で流れてしまい、ようやく先発のマウンドに立ちます。ドームなら天気関係ないしな(笑)

彼にとってこれがプロ初先発。１回の裏はなんとか抑えたものの、２回裏に浪速の豪砲Ｔー岡田選手に特大のホームランを浴びてしまいました。まあしょうがない。

４回裏にコントロールが乱れ四球やワイルドピッチをしてしまいさらに失点。ちょっとバテてきたかな？
結局３回と3/1を２失点で降板。プロの洗礼を浴びましたが、将来性のあるピッチングも見ることができました。

・・・しかし、それにしても打線が打てない（泣）
まったく打ててない…

いかんせん天井が低いもんでオーロラビジョンが十分に見えましぇん。
途中リクエストとがあってリプレー検証に。
ダメだったけど(笑)

結局３ー０で負けました…
ひとつも見せ場がなかったなぁ。先発の古谷投手は制球が乱れた場面があったものの、いい投球をしている場面もあったので、まだまだ伸びしろがあると思いました。
とにかく打線がダメダメだったな…

はあ…夕陽が目に染みるぜ…
敗北の後の夕陽は哀愁が漂うものです。

でも試合は終わり。せっかく遠くに来てるのですから、おいしいものを食べないと！野球がダメだったらとにかく腹に入れるのが大事です。

というわけで、ひとまず泊まるホテルに向かいましょう。

心斎橋経由で、本町駅までやって来ました。
それにしても大阪の地下鉄の駅は入り組んでますね…
地下の中でも階段を上がったり下がったりだったので出口にたどり着くまでに５分以上は歩きました。

こうであれば最寄りの地上出口に出て外を歩いたほうが楽ですね。

本町駅 駅

徒歩５分ほどのシティルートホテルにチェックイン。
朝食付いてないと思ってたら付いてましたし、おまけに水ももらえて部屋もシングルからツインにアップデートしてくれました。ラッキーラッキー！

というわけで贅沢にも占領させてもらいます。
ツインルームの４人使用ではなく１人使用です。

手洗いうがいを済ませ、身軽になったところで夕食を食べに出掛けましょう。

シティルートホテル 宿・ホテル

やってきたのはなんばにある自由軒。ここのカレーが１度食べてみたかったんですよね～。大阪には何度も来たことがありますが、自由軒は初めてです。

午後６時頃、並ぶのを覚悟で来ましたが列は出来ておらず、すぐに入店できました。

店内はこんな感じ。周りに賑やかで新しい商業施設が立ち並ぶ難波の商店街の中でも、いかにも歴史を感じさせるレトロな洋食屋さんです。

名物カレーとミニサラダを注文。
自由軒といったらこのカレーですわね。ドライカレーではなく、ルーがご飯と混ざり合って真ん中には生卵がドーン。

食べてみると、思ってたよりもスパイスが効いててなかなかの辛口です。欧風ではなくアジア系の辛さですね。食べ始めるとすぐに汗が出始めました(笑)
生卵を崩して絡めると一気にマイルドに。おお、美味いな…
卵が乗っかっている理由も納得しました。

大阪の人はよくカレーに生卵をかけるという話がありますが、それはこの自由軒のカレーに由来するのでしょうか…？

自由軒 難波本店 グルメ・レストラン

カレーのさらなる食べ方のアレンジがあるようです。
ソースをかけるのか…

テーブルの指南書に素直に従い、ウスターソースを垂らします。
このソースは甘口で、辛いカレーとうまくマッチして別の美味しさを感じました。

店内は満席まではいかないものの、入れ代わり立ち代わりお客さんが出入りしていてなかなか繁盛しているようでした。さすがは人気店です。
他の洋食メニューもどれも美味しそうだったので、次は別のメニューを食べてみたいですね。

まだ早い時間帯だったので少し難波をぶらぶらしようかとも思いましたが、人手も多かったのでさっさとホテルのある本町まで戻ることにします。

本町まで戻り、コメダ珈琲で一服。ビジネス街なので人も少なくて落ち着きます。密も避けられますからね。

コーヒーとみかんのケーキのセットをつまみながら、フォートラの皆様の旅行記を拝見しておりました。

で、カフェで一息ついた後はもう特にすることはないのでホテルに戻り休むことにします。

最近のロッテはここに来て打線に精彩を欠きどうにも先行きが不安でなりませんが、果たしてCS出られるんですかねぇ…
（なんやかんや最終的にCSまで行きました(笑)）
主力のマーティンがケガで離脱しちゃったりして何とも不運に見舞われていますが、まあ、その、・・・頼むぞ！！！

明日は試合を見に行きませんが、時間の許す限り散策をして、あと食べてみたいものがあるのでお目当ての店に行ってみようと思います。


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〈第１幕〉【１日目：野球観戦編】　了
→〈第２幕〉【２日目：寺社巡り編】に続く
https://4travel.jp/travelogue/11660518

シティルートホテル 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （3）

• ひでじいさんさん 2021/01/07 08:46:19

  Fidelio 様　　　お邪魔します

  Fidelio 様はロッテファンですか、千葉人ですからね。私は神奈川人で横浜ファンです。
  私は野球好きで20代の頃は草野球をやっていて主にピッチャーで速球は90ｋｍ/ｈでした。
  野球好きな私はメジャーに行った野茂とイチローを追いかけてドジャースタジアム（3回）、セーフコフィールドにまで見に行きました。メジャーの球場は球場の雰囲気が楽しかったです。昼間に観光して夕方16時頃入り練習から見てました。
  練習中はボールをもらったり、サインをもらう予定でしたが一度も叶わずでした。
  （メジャーの球場は内野席が低くネットが無いので身近で選手に遭遇できます）
  
  Fidelio 様の京都編と京セラドーム編を見させてもらいました、文章が上手く簡潔で読みやすいですね、感心しました。
  
  ではまた。
  
  

  Fidelioさん からの返信 2021/01/07 21:31:03

  Re: Fidelio 様　　　お邪魔します

  ひでじいさん　様
  
  こんばんは。
  コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
  掲示板の件、お役に立てたようでなによりです(^^)
  
  大阪、京都の旅行記にたくさん投票下さり、ありがとうございました。
  ひでじいさんさんは横浜ファンでしたか！実は私は川崎の生まれで、生後まもなく千葉に越してきてそこでずっと育ちましたので、自分のアイデンティティーは千葉県民です(笑)
  ある日なんとなくロッテの試合を見に行ったその日から、圧倒的なライトスタンドの応援に魅了されて20年ほど経ちます。
  
  横浜スタジアムには交流戦やオープン戦で訪れたことがありますが、いずれもロッテの負け…。筒香選手にサヨナラホームランを打たれた時は頭の中が真っ白に(笑)
  
  オフシーズンには井納、梶谷両選手が巨人にFA移籍しましたね。「巨人め、またやりやがったな…」と思うのが他球団ファンから見ても正直な感想ですが、両選手とも横浜の主力選手だっただけに、ひでじいさんさんも複雑なご心境でしょうか。
  
  ちなみにサッカーにつきましては、サポーター歴はまだ浅いですがJリーグは川崎を応援していますw
  
  メジャーリーグを現地観戦されたのは羨ましいです！さそがし最高の雰囲気だったことでしょう。
  
  文章もお褒めいただき、本当にありがとうございます。自分自身文章を書くことが好きですし、私が旅行記を書くときは、いかにリアルタイム目線で伝わるか、単なる旅の記録だけでなく読んでて面白いと思えるか、という付加価値をつけることを意識していますので、やはりそのように仰っていただけると本当に嬉しいです！
  
  今後は、しばらく京都の続編をアップしていく予定ですので、またご覧いただければ幸いです。
  
  贔屓の球団は違えど同じ野球ファン同士、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  
  
  Fidelio

  ひでじいさんさん からの返信 2021/01/08 11:22:06

  Re: Fidelio 様　　　お邪魔します

  横浜はよそにみんな持って行かれますね。行きたいところに行く権利はありますが甘い言葉だったのでしょうね。筒香、梶谷、伊納、昔の谷重、内川と取られちゃった。ジャイアンツの目的は他球団を弱体化するために引き抜く作戦ですね、引き抜いても使われないケースもありました。
  
  私は野球好きですが高校野球が一番好きです、負けると泣いて喜怒哀楽があるからです。プロ野球選手は負けて泣かないですね、その違いです。
  
  ではまた。