2020/09/26 - 2020/09/30
20位(同エリア151件中)
ottoさん
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伊万里焼きは幕藩体制の下密かに鍋島藩が進物外交用に有田焼を進化洗練させた磁器だという歴史的経緯を初めて知りました。里の出入り口には厳重な関所が設けられ朝鮮から連れてこられた陶工の墓が涙を誘います。
秘窯の里入口には焼物タイルが欄干に張り付けられた橋がかかっていました。生産現場というよりは展示販売の里というイメージでヨーロッパのウェッジウッドやマイセンを訪問した時の様子とは違っていました。別の場所で量産しているそうです。一軒だけ染付の工房を見学させてもらいましたが造形や焼成の様子は予約してなかったからか見られませんでした。
静かな隠れ里の「大川内山里」はひたすら磁器の美を追求した職能集団の里という印象で坂道沿いに個性豊かな店も出始めていました。古伊万里を焼いた窯場もあり、モダンなカフェつきの案内所もありました。マイカーなら自由ですが列車を利用する場合予め駅でシャトルバスの時刻などを確認したほうがいいようです。
問合せ
〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1806番地
伊万里鍋島焼会館 TEL 0955-23-7293 FAX 0955-23-7294
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー ANAグループ JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヒガンバナ咲く平戸を出発
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たびら平戸口駅から
たびら平戸口駅 駅
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松浦鉄道で
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佐賀県に移動します。
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車中で資料を見ていると現地のお土産はトビウオの干物「アゴ」や
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川内かまぼこ、
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ブランド物の鯵鯖など海産物だそうです。
荷物になるので買うタイミングが難しい。 -
列車が来ました。MR は松浦鉄道のことです。
たびら平戸口駅 駅
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嘗てこの地を領した旧肥前 松浦藩所縁の私鉄運営でしょう。
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青空と緑の沃野は心地よく
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「ツキノカワ」…変わった読み方のうちでもこれはまるで読めません。
鯵や鯖の水揚げ日本一…と謳われています。調川駅 駅
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この辺りから玄海灘の青い海がよく見えます。
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この海で揉まれて身の引き締まった魚が食膳を賑わしているのですね。
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右手は波荒い玄界灘に続きます。小島や入江の変化が楽しめます
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今日は穏やかな海
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空と海との境が白く輝いて見えます。
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小さな湾に寄り添う家々、お天気でよかった!
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ランチの代わりに車中で地元の銘菓を頂きました。
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長崎のお宿へ着いた時に食べそびれた
ナッツクッキーも美味しかった。 -
平戸で見た彼岸花に又出会えました。
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伊万里駅に着きましたよぉ~。
伊万里駅 駅
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既にシャトルバスが出た後でしたのでタクシーを頼みました。
伊万里・鍋島ギャラリーが2階にありますが時間がなくスルー。
駅前は広々しておしゃれです。 -
丘に咲き乱れるのはヒガンバナ・曼珠沙華とも言いますね。
道すがら堪能しました。、 -
秘窯 「大川内山の里」がいよいよ近くなりました。
関所の木札が立っています。大川内鍋島窯跡 名所・史跡
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関所の跡ならば厳しくも眩しい白壁です。
大川内山は佐賀鍋島藩が1675年ごろ、大川内山に御用窯を築いたのが始まりで、技術の粋を集め、将軍や諸大名への献上品「鍋島」を専門に製作。陶技を外部に漏らさないよう役所や関所を設け、陶工たちを厳しく管理したと言います。現在は山水画のような奇岩に囲まれた狭い谷間の石畳に34の窯元が軒を連ねている静かな山里。 -
鍋島藩は約350年前、ここに御用窯を築き、技術の粋を集め将軍や諸大名への献上品「鍋島」を専門に製作させました。技を外部に漏らさないよう役所や関所を設け、陶工たちを厳しく管理したと言います。
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秀吉が朝鮮派兵で連れて来て定住を強いられた陶工達、
墓地の中に朝鮮の陶工の遺骨がピラミッド状にして祀られています。 -
伊万里焼きの陶板画がはめ込まれた橋。
国指定の史跡に認定されただけあって風格があります。 -
左右に装飾されています。
伝統の技術を護ろうとする「特別な場所感」がありますね。 -
山里の全体図が焼き物でできています。
綺麗な染付ブルー。 -
地図を見ながら自由に巡りました。
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傾斜のきつい坂道を登って行きます。
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どっちに行こうかな?
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人出が少ないせいか静か~です。
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34軒ほどの窯元が店を構えておられるとか。
険しい渓谷にひっそりと集められ営々と技を磨いてきた秘窯の里
正面に見えるのは青螺山。
まるで山水画の雰囲気です。 -
此処でしばらく店内を見せてもらいました。
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ほとんど人と会いませんでした。
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大川内山は佐賀鍋島藩が1675年ごろ、大川内山に御用窯を築きました。技術の粋を集め、将軍や諸大名への献上品「鍋島」を専門に製作。陶技を外部に漏らさないよう役所や関所を設け、陶工たちを厳しく管理しました。
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壁に埋め込んだ陶片が面白い効果
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現代派女性陶工の店も冷やかしました。
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石畳の坂道は案外キツイですが山水画のような奇岩に囲まれた狭い谷間の石畳に34の窯元が軒を連ねているのです。
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現在、大半はこの里から少し離れた工場で量産されるのだと聞きました。
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それにしてもただ見学するだけというのは気が引けます。
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「青磁の長春」とあります。此処を上がると
窯跡や神社があるはずです。 -
登窯は年に数回焚かれる日があると聞きました。
市はこの場所の地権者の行方を捜索し合意を得るまで数年をかけて国の認定史跡となったのだそうです。 -
住宅地部分の雰囲気は落ち着いた豊かな暮らしの様子。
11:1~焼物祭が催される日はきっとたくさんの人出で賑わうことでしょう。 -
日も傾き始め 里の出入り口辺りへ戻ってきました。
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隈なく見学できたとは言えませんが疲れたのと帰りの時間も気になるし
伊万里鍋島焼会館あたりまで戻ってきました。伊万里鍋島焼会館 専門店
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伊万里・鍋島焼会館に立寄ってみました。
34軒ほどに及ぶ窯元の代表作の展示などの他 休憩コーナーもあります。
夕方になるとスタッフさんは帰ってしまうので要注意です。
正面1階にバス待合コーナーがあります。 -
江戸時代から400年歴史を持つ有田焼は、
「柿右衛門様式」「色鍋島様式」「古伊万里様式」の三様式に分けられます。
古伊万里様式は、元禄期(1688~1704)に生まれ生産されていました。
元禄から享保にかけてヨーロッパで人気を博し、大量に輸出されました。
伊万里の港で船積みされたことから、伊万里焼と呼ばれました。
古伊万里様式は、染付、金襴手が代表です。
濃い染付の藍色の素地に、赤や金の上絵の具を贅沢に使った作品や、
色絵の上に金泥や金粉で豪華な模様をあしらった作品が特徴です。
多様な絵模様と装飾性は、当時の元禄文化を反映して豪華絢爛なものです。
植物や動物、幾何学、唐草模様などが描かれています。
多様なモチーフで全面が埋め尽くされたものが多いです。
主に江戸時代末期までに作られた有田焼のうち、
色鍋島様式、柿右衛門様式に属さないものは、
古伊万里様式に分類されます。 -
店内の小さなカフェで磁器カップのコーヒーを味わいました。
よく歩いたせいで喉が渇き美味しさが五体に染み渡りました。 -
バス停から改めて眺めると全体に品のいい洗練された焼物です。
最終便に間に合わずタクシーを呼びました。 -
次の訪問地.唐津へ行くために松浦鉄道の伊万里駅ではなくJR上伊万里駅に送ってもらいました。
便数が少ないので夕闇迫る畑の中の駅で長い間待ちました。
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