北西九州を訪ねて…(7) 唐津の名勝・虹の松原に泊まる

2020/09/26 - 2020/09/30

伊万里を発って虹の松原駅に着いたのは日も傾き小さな駅は無人とて辺りに店らしきものもありません、前もって到着時刻を知らせてなかったので迎えの車も来てはいず困りました。こんなに真っ暗な駅にポツンといるのは初体験です。スマホは持たないのでIPadとか電池切れ切れのガラケーが頼りの身にはこたえました。
運良く娘さんを迎えに来ていたミセスが「ちょっと待って」と馴じみのタクシー会社を呼び出してくださったのです。
延々と続くの松原を通り松原内のシーサイドホテルに無事寛ぐことができました。夕食には期待していた刺し烏賊の活造りや佐賀牛などがお膳に並びました。翌日タクシーで鏡山に登り玄界灘を臨む唐津の城下町と松原の絶景を一望し大感激。佐用姫伝説を聞き古代ロマンに浸りました。
午後、博多に出てソラリア天神のホテルに投宿しました。

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

これから伊万里から唐津の虹の松原に参ります。
筑肥線から唐津線に乗り換えます。

充電のできないＪＲに乗っていたためPad が使えずスマホは持たない主義とて

JR唐津線 乗り物

虹の松原駅に着いてからが大変でした。
前日に到着時間を知らせてもないので公衆電話を探しましたが見当たりません。
それにしてもひどく小さな駅でした。

虹ノ松原駅 駅

駅舎の中はほとんど見えません。
不便さも旅の醍醐味！

駅の前には黒々と松並木が迫っています。
折りよくマイカーで娘さんを迎えにきていたミセスが助け舟を出してくれました。
地獄に仏です。

親切なミセスに呼んでもらったタクシーが暗い松原の中を走り出しました。
ネットでは駅近で徒歩数分て書いてなかったっけ？

ホテルリゾーツ佐賀唐津
〒847-0017 唐津市東唐津4-9-20
遅くにチェックインしたので早速夕食です。

メルキュール佐賀唐津リゾート 宿・ホテル

地酒の勢ぞろいする食事処へ

前菜として 三種盛を手始めに

烏賊の活造と新鮮な魚介が並び

サザエの揚げ物、鮪の釜塩焼きはボリュームありすぎで

烏賊焼売茶碗蒸しが供される頃
お腹がいっぱいになってきました。

折角の佐賀牛鉄板焼きは口惜しいけれど手をつけずに下げてもらいました。
釜飯も半分だけよそってもらい...お茶漬けで流し込んで、
デザートのゼリーは部屋に持って帰りました。

早朝のお風呂でサッパリしました。
朝も此処でお食事です
お城が見える食堂！

朝の海を眺めながら頂きました。

松原越しの海が輝いています。
沖の小島は 宝クジで有名な宝当神社が居ます高島
桟橋から2km のところにある島。

宝当神社 寺・神社・教会

バイキング形式のワンプレート
消化の良いお粥を頂きました。

食事を終えて窓に近寄り暫し景色を眺めます。

左手に唐津城が見えます。秀吉輩下だった武将が関ヶ原合戦て東軍に参加して外様大名に任ぜられた後は歴代 譜代大名が統治しました。
時の唐津藩当主は嘗て秀吉が朝鮮侵攻の為に築いた名護屋城の遺構廃材を建築資材とし各藩の協力を得て唐津城が完成したそうです。

唐津藩は歴代幕府親藩であったので城は明治維新後の廃藩置県で取り壊されました。
跡地は舞鶴城公園として整備されたものの後代、観光誘致の為に再建されたのだそうです。天守閣は模擬とも言われます。

唐津城 名所・史跡

中央に目を転じると白い船が波頭を蹴立てて出航中唐津湾は波穏やかです

右の方は東城下町

二里はあるかと思われる松原は藩が殖産と防風の目的で植えたものでしょう。
美しく見事です。松浦川を付け替えたり唐津藩の土木工事の技術は並外れたものだったそうです。東京駅を設計した建築家辰野金吾氏がこの地の出身というのも頷けます。

虹の松原 自然・景勝地

コーヒーで一服後 食堂を出ました。

もっと滞在していたい思いでお宿を後にタクシーの人となりました。

メルキュール佐賀唐津リゾート 宿・ホテル

宿を出て虹の松原のトンネルを通ります。

朝の木漏れ日がきれいです。
いろんな形をしているので名前が付けられている松もあるようです

朝日が差し込む様は昨夜の怖さが嘘のよう。

タイムスリップしたかのような道筋でした。

虹の松原 自然・景勝地

鏡山神社を車窓観光

鏡山に登ります。

鏡山 公園・植物園

玄界灘が広がって息を呑むよう！

空気がきれいで心地よい。

松原を左から右へと目を転じると…

展望台 中央部分

そして右端部分へと繋がっています。総距離は約2里だそうです。

ドライバーさんが記念にと、

10月桜がほんのりと咲き初め、

鏡山 公園・植物園

佐用姫伝説の矢印に沿ってゆきました。

壱岐の島と松浦の海の美しさを詠んだ歌

遠くに赴任した恋人を慕うあまりに石となった佐用姫伝説

大きな池です。

農業用の溜池でしょうか？

濁っています

鏡山を下って

道の駅にやってきました。

あまり人はいません

このタクシーに乗せてもらいました。

鏡山神社

鏡山 公園・植物園

昨夜は暗くてはっきり見えなかった虹の松原の駅です。

無人ですから切符は乗ってからですね。

一日の乗降客はどれくらいかな？

虹ノ松原駅 駅

名所案内の文字がかすれています。

電車がきました。

JR唐津線 乗り物

路線図を見ると博多まではそう遠くなさそうで、

ソラリアプラザに到着

ソラリアプラザ ショッピングモール

たくさんの店舗が並んでいて賑やかそう。

ご馳走が続いたので ランチ兼夕食はざるうどん

ホテルはこざっぱりしていました。

ソラリア西鉄ホテル福岡 宿・ホテル

洒落た木の小箱に細々と アメニティや紅茶セットが収められています。

街中とて窓外の景色は期待せしていません。

清潔で使い易いWC

明日は最後の訪問地 宗像大社へ予約した高速バスで行きます。
寝坊しないように早寝といたしました。

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2021/01/02 09:17:00

  虹ノ松原。。。

  ☆記憶を辿ると。。。ン十年前の大学時代、帰省列車を博多で途中下車して福岡の友の家を基点に虹ノ松原にいたboy friend(単なる級友)を尋ねたのが虹ノ松原！
  
  ☆当時から無人だったのかしら?迎えて貰ったのでそれ程辺鄙な感じはしませんでしたが、ボーリング場が近くにあった記憶～
  
  ☆いま考えればかなり図々しい押しかけ訪問で､九州電力つとめの合間に一緒に遊んでくれただけのご近所さん！その後、彼女を紹介して！なんて言われて。。。
  
  ☆若いときはがむしゃらに行動できたものです。虹ノ松原の美しさは何処へやら～

  ottoさん からの返信 2021/01/11 11:52:05

  RE: 虹ノ松原。。。

  寒中お見舞い申し上げます
  
  「虹ノ松原」が図らずもsalsaladyさんの青春の1ページを思い出させたなんて
  
  面白いですね。私にもたまにそんな経験があります。It's　remind me of…
  
  otto
  
  
  > ☆記憶を辿ると。。。ン十年前の大学時代、帰省列車を博多で途中下車して福岡の友の家を基点に虹ノ松原にいたboy friend(単なる級友)を尋ねたのが虹ノ松原！
  >
  > ☆当時から無人だったのかしら?迎えて貰ったのでそれ程辺鄙な感じはしませんでしたが、ボーリング場が近くにあった記憶?
  >
  > ☆いま考えればかなり図々しい押しかけ訪問で､九州電力つとめの合間に一緒に遊んでくれただけのご近所さん！その後、彼女を紹介して！なんて言われて。。。
  >
  > ☆若いときはがむしゃらに行動できたものです。虹ノ松原の美しさは何処へやら?