
2017/10/26 - 2017/10/26
273位(同エリア768件中)
まさとしさん
東チベットというエリアがある。チベットの中心都市ラサに対して東側に位置するエリアだ。このエリアもチベット文化が色濃く残っているのでずっと訪問したいと思っていた。そんな中、成都を拠点にした訪問が実現した。
10/20(金) 成田(2020)~成都(040) 成都/交通飯店
10/21(土) 成都 成都/交通飯店
10/22(日) 成都(710)~康定(1400) 康定/美味軒客房
10/23(月) 康定(700)~理瑭(1600) 理瑭的夏天青年旅舎
10/24(火) 理瑭(900)~甘孜(1630) 甘孜/郵電賓館
10/25(水) 甘孜(ラルンガルゴンパ) 甘孜/郵電賓館
10/26(木) 甘孜(アチェンガルゴンパ) 甘孜/郵電賓館
10/27(金) 甘孜(610)~成都(2200) 成都/交通飯店
10/28(土) 成都 成都/交通飯店
10/29(日) 成都(840)~重慶(1044) 重慶/莫泰168酒店
10/30(月) 重慶(1206)~ (列車)Z96硬臥
10/31(火) ~北京(1051) 北京兆龍青年旅舎
11/1(水) 北京(2050)~羽田(100)
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【10月26日(木)】
今日は遅めの出発だ。昨夜確認した通り、8時にアチェンガルゴンパ(亜青寺)行きのバスが出るようだ。その前に朝食だ。 -
朝食はいつも肉まんとおかゆだ。
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バスはすでに停まっていてわかりやすくていい。客は4人ほど。観光客はなし。定刻通りに出発した。
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アチェンガルゴンパ(亜青寺)までは3時間の予定だ。本来なら雪山の絶景を見ることができるのだが、今日の天気はいまいちで小雪が降る天候だ。
これからこの雪山を越えることになる。 -
徐々に高度を上げて雪山にむかう。
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4200メートル地点でトンネルが建設中で完成間近だから開通したら今後はさらに近くなるだろう。
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峠は積雪のためチェーン装着必至だ。チェーンを持っていない車が立ち往生している。ここまで峠への道は雪化粧しているが気温はプラスでチェーン無しでも走行可能だった。でもさすがに4500メートル位になると積雪量も多く路面が凍結している。
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峠の反対側(アチェン側)は雪が積もっていないようですれ違う車はチェーンなしでやってくるから驚きだ。ガンゼにむかうバスもチェーンなしだ。
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チェーンを装着して峠を目指す。反対車線の車はみんなチェーンなしで苦労している。
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ヘアピンカーブを描きながら走ってきた道路を見下ろす。
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4600メートルの峠を通過。今回の旅行で最高地点となる。
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4600メートルの峠を越えると天気が回復してそのまま雲こそ取れないが天候安定してきた。時折青空も見える。
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雪も少なくすぐにチェーンを外した。
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どんどん高度を下げる。
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トンネルアの出口。このトンネルが完成すれば4600メートルまで上る必要もなく、チェーンも必要なくなる。
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放牧されているヤクの群れ。
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青空が見えてきた。
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アチェンガルゴンパ(亜青寺)には12時過ぎに到着した。4600メートルの峠越えで降り積もった雪のため所要時間はガンゼから4時間と予想以上にかかった。
アチェンガルゴンパ(亜青寺)に到着後、天候は完全に回復した。まぶしい日差しが照りつける。
路上でバスを下ろされ、街の形を把握できず、唯一外国人の宿泊可能な幸福賓館に顔を出してみることにした。
外国人観光客は宿泊しておらず、大連出身の漢民族の観光客が宿泊しているだけだった。
幸福賓館に行ってもたいした情報はなく、ガンゼへの乗り合いは何時頃出るのか聞いたら「人が集まった場合に出発」というお決まりの答えだ。これは全く当てにならない。
おそらく乗り合いは人が集まらずガンゼに戻るのが遅くなるだろう。できれば明るいうちに甘孜に到着して明日の成都へのバスを予約しておきたい。車代は7人分の315元(5520円)を払えばいいようだ。ホテルの人が手配してくれるようでお願いすることになった。
とりあえず午後3時頃まで観光してここに戻ってくる約束をして宿を離れた。 -
アチェンガルゴンパ(亜青寺)はチベット人以外の観光客が少なめだ。なのでどことなくチベット人も我々観光客に友好的な感じがする。ラルンガルゴンパではあまりにも(中国人)観光客が多すぎて生活しているチベタンが殺気だっていることもあった。無理もないだろう。
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アチェンガルゴンパもラルンガルゴンパに匹敵するチベット圏でも最大規模のゴンパで、こちらは尼さんが圧倒的に多い。ゴンパ内は男性が入れない場所も多く存在する。
ラルンガルゴンパとと共にチベット有数の絶景を堪能することができる。 -
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アチェンガルゴンパは川を中心に町が広がっている。
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アチェンガルゴンパ(亜青寺)では見晴らしのいい丘に登って絶景を眺めるのが目的だ。
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チベット人巡礼客と。
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チベット人巡礼客と。
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チベット人巡礼客ばかりで観光客はほとんど見かけない。
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峠の手前で建設中のトンネルの入り口が開いていて勝手に入り込むことができた。
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アチェンガルゴンパ(亜青寺)の中心街に戻り、トゥクッパを食べることにした。
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トゥクッパはモモとチベット料理を二分する料理だ。しかし予想通り口に合わなかった。モモは肉まんなのでまだ食べられるがあれも毎日だと飽きてくる。チベットの中華は油が濃いめで胃に優しくないし、チベット滞在中ははっきり言って美味しいものにありつけなかった気がする。
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午後3時。幸福賓館に戻る頃には再び天候が不安的になってきた。小雪が降る中、幸福賓館に戻った。そして車を手配をお願いした。しばらくして車がやってきた。
宿にいた中国人観光客にもいろいろアドバイスしてもらい助かった。短い滞在だったが来てよかった。 -
途中で立ち寄った村にて。
3時半にアチェンガルゴンパを出発。車はチャーターとはいえ何人かの金のないチベット人が途中から乗り込んでくるのはいつものことだ。まぁ車内が騒がしくなって運転手と二人っきりよりは安心感がある。 -
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4600メートルの峠を越えてガンゼに戻ることになる。
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結果として1時間はかかる4600メートルの峠を一瞬で越えてしまった。
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ガンゼ側の天候は回復していて朝見ることができなかった名もなき6000メートル級の山々がそびえる絶景を見上げることができる。
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6000メートル級の山を眺めながらガンゼへ。
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途中から車に乗ってきたチベット僧の一人は運転手の友人だった。運転手がガンゼに行くことになったので僕のチャーターを利用してガンゼに遊びに行くらしい。
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チャーターなので自分の好きな場所で車を停めてもらうのも可能だ。猛スピードで山を下りガンゼに到着にしたのは5時半。トンネルを通過できたこともあるがアチェンガルゴンパから甘孜(ガンゼ)まで2時間で戻ってきたことになる。
5時半の甘孜(ガンゼ)は時間に対して日が進むのが遅いチベットではまだまだ昼間だ。昨日はあまり納得できなかったチャーターだが、今日のチャーターは結果として大成功となった。途中の景色も楽しめたのは早い時間に出発できたからだ。乗り合いタクシーなど利用していたらまだアチェンガルゴンパにいたかもしれない。
ホテルで延泊分を払い、成都へのバスの切符を買いに向かった。バスターミナルは少し遠いが歩いて向かった。 -
明日の成都行きのバスは朝6時に一本あるだけだった。このバスは夜10時に成都に到着するので夜行バスではない。日中ぶっ通しで走り続ける昼行バスだ。しかし明日の朝ガンゼを出発してしまうとガンゼ観光はできずじまいになってしまう。
甘孜(ガンゼ)観光は省略するしかない。今日はまだ明るいので今からでもガンゼ観光は可能だ。 -
そんなわけだ明日のバスを予約することにした。
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まずは夕暮れの白塔公園を見に行ってみた。この時間帯は雪山をバックにしたストゥーパの眺めがすばらしい。
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その後温泉街でひとっ風呂浴びることにした。ガンゼには巨大な温泉街がある。温泉街を見下ろす。
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どこも値段は同じようなので適当にゲートをくぐってみた。
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温泉は個室になっている。
まさか今日急いで温泉に行くことになるとは思わず、タオルを持ってこなかったためにタオル代が高くついた。温泉代は15元だったがタオル代が10元も取られた。夕食が食べられる値段だ。
お湯の泉質は硫黄の臭いがきつく、風呂から上がったあとも服に臭いが着くくらい強力な硫黄泉だ。群馬の万座温泉を思い出す。 -
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中心部へ戻った後、最後にチベット料理を食べておきたい。今日も朝から食欲がないのでまず串焼きの屋台で胃を動かしてから一昨日行った店でモモを食べることにした。今日のモモは一昨日と形が違って餃子みたいな形をしていた。これが本来のモモの形なのだろう。店の人はまた来てくれと言われたが残念ながら明日出発だ。
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日が暮れてしまったが、ゴンパ見学はもう別の場所で満足しているので甘孜(ガンゼ)で行く必要はないだろう。
なんやかんやで甘孜観光終了。最後まで慌ただしい。
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旅行記グループ 2017年 中国四川省・東チベットを巡る
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